5.4.9
SET TRACE/RESET TRACE(トレース表示の開始と中止)
<この項の構成>
(1) SET TRACE(トレース表示の開始)
(2) RESET TRACE(トレース表示の中止)
(1)
SET TRACE
(
トレース表示の開始
)
プログラムの実行を追跡し,指定した単位で通過点を表示します。
形式
PROCEDURE | PARAGRAPH | STATEMENT
表示単位を指定します。
PROCEDURE:ソース単位の入口,出口を表示します。
PARAGRAPH:ソース単位の入口,出口および手続き名を表示します。
STATEMENT:ソース単位の入口,出口,手続き名および文を表示します。
INTERFACE
入口では引数を表示し,出口では終了コードを表示します。
FROMSTATEMENT(文番号指定)|FROMPARAGRAPH(手続き名指定)
表示を開始する位置を指定します。
TOSTATEMENT(文番号指定)|TOPARAGRAPH(手続き名指定)
表示を終了する位置を指定します。
TOSTEP(ステップ数)
表示を終了するステップ数を指定します。最初に表示したときのステップ数を1とします。指定できる範囲は,1~2,147,483,647の整数です。
PRINT
SET PRINTコマンドで指定した出力先に結果を表示します。
SET PRINTコマンドについては,「
5.4.35 SET PRINT/RESET PRINT(テスト結果蓄積先の設定と解除)
」の「
(1) SET PRINT(テスト結果蓄積先の設定)
」を参照してください。
注意事項
プログラムを再開始した場合,FROMSTATEMENTおよびFROMPARAGRAPHオペランドの指定がある場合はオペランドで指定した位置を通過したときに表示が開始されます。指定がない場合は,プログラム開始時に表示が開始されます。
FROMSTATEMENTオペランドの文番号指定に該当する文または手続き名がない場合は,指定した文番号以降の最も近い文または手続き名を仮定します。
また,TOSTATEMENTオペランドを指定した文番号に該当する文または手続き名がない場合は,指定した文番号以前の最も近い文または手続き名を仮定します。
FROMSTATEMENTおよびFROMPARAGRAPHオペランドとTOSTATEMENTおよびTOPARAGRAPHオペランドの指定がある場合は,開始する位置と終了する位置に同じ位置は指定できません。
(2)
RESET TRACE
(
トレース表示の中止
)
SET TRACEコマンドで開始したトレース表示を中止します。
形式