カウンタ変数は,TDコマンド群の実行回数を参照するための変数です。カウンタ変数を定義したTDコマンド群の中だけで参照できます。2進項目のデータとして扱われ,1から始まり,TDコマンド群が実行されるたびに1ずつ加算されます。最大値は2,147,483,647で,最大値を超えた場合は,最大値のまま更新されません。
カウンタ変数は,表示,代入,比較に使用できます。ただし,添字・部分参照には使用できません。
TDコマンド群が実行される場合,カウンタ変数と同じ名前のデータ名が参照範囲にあるときは,カウンタ変数が指定できるオペランドであれば,カウンタ変数とみなします。カウンタ変数が指定できないオペランドであれば,データ名とみなします。
SET QUALIFICATION (#PROG(給与計算))
SET BREAK ST(1350) COUNTER(CNT)
DO
IF C (CNT = 1)
DISPLAY DATA(合計) *> 一度目に実行される
ENDIF
IF C (CNT = 2)
DISPLAY DATA(総合計) *> 二度目に実行される
ENDIF
ENDDO