25.7.1 サービスルーチンの一覧

CGIプログラムの作成を支援するためにCOBOL2002が用意しているサービスルーチンの種類を,次に示します。

表25-4 サービスルーチンの種類

項番サービスルーチン機能
1CBLHTMLBEGINHTMLの先頭部分を出力する。
2CBLHTMLENDHTMLの終端部分を出力する。
3CBLDISPLAYTEXTテキスト文字列を出力する。
4CBLCONVERTTEXTテキスト文字列を実体参照形式に変換し,出力する。
5CBLPRINTENVCGI環境変数の値をHTML形式で出力する。
6CBLGETENV環境変数の値を取得する。
7CBLCGIINIT受け取ったフォーム情報からCGIリストを作成する。
8CBLCREATELISTCGIリストを新たに作成する。
9CBLDESTROYLISTCGIリストを削除し,領域を解放する。
10CBLADDPAIRCGIリストの最後に「名前」と「値」の対を追加する。
11CBLDELETEPAIRCGIリストの現在のポイント位置の「名前」と「値」の対を削除する。
12CBLFINDPAIRCGIリストの先頭ポイント位置から「名前」で検索し,「値」を取得する。
13CBLFINDNEXTPAIRCGIリストの,次のポイント位置から「名前」をキーにして検索し,「値」を取得する。
14CBLGETPAIRCGIリストの現在のポイント位置から「名前」と「値」の対を取得する。
15CBLGETPAIRNEXTCGIリストの現在のポイント位置から「名前」と「値」の対を取得し,ポイント位置を進める。
16CBLLISTCOUNTCGIリストから「名前」と「値」の対の数を取得する。
17CBLENDREPEATCGIリストにHTML拡張言語で使用する終端インジケータを追加する。
18CBLFILLTEMPLATEHTMLテンプレートをインタプリットし,動的なWebページを出力する。
19CBLPRINTLISTCGIリストの内容をHTML形式で出力する。
20CBLSENDERRORエラーメッセージをHTML形式で出力する。
21CBLCGITRACECGIプログラムの作成を支援するサービスルーチンのトレース情報をファイルに出力する。

なお,各サービスルーチンの戻り値は,ほかのサービスルーチンと同様にRETURN-CODE特殊レジスタで参照できます。詳細は,「29.2 戻り値の使い方」を参照してください。