COBOL2002 使用の手引 手引編
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-Compile,{CheckOnly|NoLink}
-noCompile
プログラムのコンパイル時,オブジェクトファイル(.o),および実行可能ファイルの生成を抑止します。
- -Compile,CheckOnly
- このオプションを指定すると,実行可能ファイルを生成しないため,コンパイル速度が向上します。単にエラーチェックだけをしたい場合に指定します。
- -Compile,NoLink
- オブジェクトファイルは出力しますが,実行可能ファイルは生成しません。出力したオブジェクトファイルは,あとでリンカを使用して実行可能ファイルにできます。
- -noCompile
- -Compileオプションの指定を打ち消します。
- -Compileオプションを指定した場合,-OutputFileオプションの指定は無効となります。
また,-Compile,CheckOnlyオプションを指定した場合,アプリケーションデバッグ機能に関連するオプション(-DebugInf,-DebugCompati,-DebugData,-TDInf,-CVInf,-DebugRange,または-TestCmdオプション)が指定されても,無効となります。
- -Compile,CheckOnlyオプションを指定した場合,-PICオプション,-Profileオプション,-IdentCallオプションが指定されても無効となります。
-OutputFile ファイル名
-noOutputFile
- -OutputFile ファイル名
- 生成する実行可能ファイルの名称を指定します。
- ファイル名には,生成する実行可能ファイルの名称を指定します。
- このオプションの指定がない場合,実行可能ファイルの名称は,a.outとなります。
- 実行可能ファイルをカレントディレクトリに出力する場合の指定例を,次に示します。
- (例)
ccbl2002 -OutputFile TEST1 -Main,System source.cbl
- 実行可能ファイルは,TEST1という名称で出力されます。
- 実行可能ファイルを任意のディレクトリに出力する場合の指定例を,次に示します。
- (例)
ccbl2002 -Main,System TEST1.cbl -OutputFile /usr/user1/TEST1.out
- 実行可能ファイルは,/usr/user1ディレクトリにTEST1.outという名称で出力されます。パスプレフィックスの指定が省略された場合,実行可能ファイルは,カレントディレクトリに出力されます。
- -OutputFileオプションと-Compileオプションを同時に指定した場合,-OutputFileオプションは,無効となります。
- -noOutputFile
- -OutputFileオプションの指定を打ち消します。
-Link オプションの並び
-noLink
- -Link オプションの並び
- リンカに渡すオプションの並びを指定します。オプションとオプションの間は,空白で区切ります。
- -noLink
- -Linkオプションの指定を打ち消します。
- -Linkオプション以降の文字は,ほかのオプション名,ファイル名なども含めすべてリンカに渡されます。したがって,このオプションは最後に指定してください。
- -Linkオプションは,-Detailsオプションでのコンパイラオプションの詳細情報表示の対象にはなりません。
- -Linkオプションに指定した文字列は,そのままccコマンドに渡されるため,指定するリンカオプションは,ccコマンドのオプションとなります。ただし,OSがAIX(32)またはAIX(64)でCコンパイラが組み込まれていない場合は,ldコマンドが直接起動されます。この場合,-Linkオプション以降の文字列には,ldコマンドのオプションを指定してください。
-DynamicLink,{Call|IdentCall}
-noDynamicLink
- -DynamicLink,Call
- プログラムを呼び出す場合,呼び出されるプログラムが静的にリンクされていない場合,動的なリンク(ダイナミックリンク)が設定されます。詳細は「18. プログラムの呼び出し」を参照してください。
- -DynamicLink,IdentCall
- 一意名指定のCALL文でプログラムを呼び出す場合,動的なリンク(ダイナミックリンク)を行います。定数指定のCALL文は,静的なリンク(スタティックリンク)となります。詳細は「18. プログラムの呼び出し」を参照してください。
- -noDynamicLink
- -DynamicLinkオプションの指定を打ち消します。
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