COBOL2002 使用の手引 手引編

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29.7.2 CBLUBIT

CBLUBITサービスルーチンは,ビットデータ論理演算するものです。

形式
CALL 'CBLUBIT' USING 引数1 引数2 引数3 引数4

引数
  • 引数1には,第一演算項のデータを1バイトの英数字項目で指定します。
  • 引数2には,第二演算項のデータを1バイトの英数字項目で指定します。
  • 引数3には,次の演算命令コードを指定します。
    A:AND(論理積)
    O:OR(論理和)
    X:XOR(排他的論理和)
  • 引数4には,演算結果が格納されます。

戻り値
0:正常終了した場合
-1:エラーが発生した場合

規則
引数1〜4が1バイト以上の長さの場合,先頭の1バイトだけが有効となります。

使用例
X'00'とX'FF'の論理積を求める場合の使用例を次に示します。
 
       IDENTIFICATION DIVISION.
       PROGRAM-ID. SAMPLE1.
            :
       DATA DIVISION.
       WORKING-STORAGE  SECTION.
       01 OP-1 PIC X(01) VALUE X'00'.
       01 OP-2 PIC X(01) VALUE X'FF'.
       01 OP-3 PIC X(01) VALUE 'A'.
       01 OP-4 PIC X(01).
           :
       PROCEDURE DIVISION.
           :
           CALL 'CBLUBIT' USING OP-1 OP-2 OP-3 OP-4.
           IF RETURN-CODE NOT = 0 THEN
               CBLUBITエラー処理
           END-IF.
           :