COBOL2002 使用の手引 手引編
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-UniObjGenオプションと-UniEndianオプションの関係を,次に示します。
表27-2 -UniObjGenオプションと-UniEndianオプションの関係
| -UniObjGenオプション指定 |
-UniEndianオプション指定 |
| -UniEndian,Little |
-UniEndian,Big |
指定なし(デフォルト) |
HP-UX(IPF)
AIX(32)
AIX(64) |
Linux(x86)
Linux(x64) |
| 指定あり |
日本語文字定数 |
UTF-16LEに変換 |
UTF-16BEに変換 |
UTF-16BEに変換 |
UTF-16LEに変換 |
| 英数字定数 |
UTF-8に変換(-UniEndianオプションの影響はない) |
| 指定なし※ |
無変換 |
該当しない |
- 注※
- Linux(x86),Linux(x64)の場合,-UniObjGenオプションを指定しなければなりません。指定がない場合はコンパイルエラーとなります。
-UniObjGenオプション指定時の注意事項を次に示します。
- -UniObjGenオプション指定の有無が異なるCOBOLプログラムを混在して実行することはできません。混在して実行した場合,動作は保証しません。
- 前提条件を満たしていない環境で-UniObjGenオプションを指定してコンパイルした場合,コンパイルエラーとなります。前提条件を満たしていない環境を次に示します。
- コード変換ライブラリがインストールされていない場合
- 使用するコード変換ライブラリが前提バージョンに満たない場合
- NATIVE指定以外の符号系名を,実行用計算機段落のPROGRAM COLLATING SEQUENCE句,またはSORT,MERGE文のCOLLATING SEQUENCE句に指定した場合,コンパイルエラーとなります。
- -Switch,EBCDIKオプションまたは-Switch,EBCDICオプションと-UniObjGenオプションを同時に指定した場合,コンパイルエラーとなります。
- コンパイル中にコード変換に失敗した場合,コンパイルエラーとなります。
- HP-UX(IPF),AIX(32),AIX(64)の場合,EUC環境下で-UniObjGenオプションを指定すると,コンパイルエラーとなります。
- Linux(x86),Linux(x64)の場合,-UniObjGenオプション指定時に環境変数CBLSRCENCODINGを指定していないと,コンパイルエラーとなります。
- Linux(x86),Linux(x64)の場合,UTF-8環境下で-UniObjGenオプションを指定していないと,コンパイルエラーとなります。
- -JPNオプション,-CompatiV3オプション,-V3Recオプションは指定できません。ただし,AIX(32),AIX(64),Linux(x86),Linux(x64)の場合,コンパイラ環境変数CBLV3UNICODEにYESを指定すると,-UniObjGenオプションと-CompatiV3または-V3Recオプションを同時に指定できます。コンパイラ環境変数CBLV3UNICODEについては,「32.6.3 コンパイラ環境変数の詳細」の「(16) CBLV3UNICODE(AIX(32),AIX(64),Linux(x86),Linux(x64)で有効)」を参照してください。
-UniEndianオプション指定時の注意事項を次に示します。
- -UniEndianオプション指定(Little/Big)の異なるCOBOLプログラムを混在して使用することはできません。混在して使用した場合,動作は保証しません。
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