COBOL2002 使用の手引 手引編
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(1) ACCEPT/REPLY文を使用する場合
ACCEPT/REPLY文でFIRST FIELD指定を使用する場合,次のような制限があります。
- -DebugCompatiオプションを指定しても,FIRST FIELD指定の一意名に対して添字はチェックされません。
- FIRST FIELD指定の直後には,IN NUMERIC MODE指定を記述できません。ただし,INを省略した場合は,IN NUMERIC MODE指定を記述できます。
(2) LETTER句を使用する場合(Solaris(SPARC)の場合)
画面節(WINDOW SECTION)でLETTER句(WIDE,LONG,DOUBLE)を記述しても,縦長や横長の文字は普通サイズで表示されます。LETTER句の記述を文字サイズに反映させて表示させたい場合は,アプリケーションリソースファイル(Cbl2002term)を修正してください。修正内容を次に示します。
ただし,この修正をすると画面節(WINDOW SECTION)の画面の初期表示に時間が掛かります。
- (修正内容)
![[図データ]](FIGURE/WU0B0100.GIF)
- LETTER句用のフォント(デフォルト)の先頭に「!」を付けてコメントにし,LETTER句用のフォント(正規サイズ)の先頭の「!」を削除して有効にします。
(3) olwnマネージャを使用する場合
olwnマネージャの画面でダブルクリックイベントを取得する場合は,「$HOME/.Xdefaults」ファイルを次に示すように変更してください。
- (修正内容)
- 変更前
OpenWindows.SetInput:select
- 変更後
OpenWindows.SetInput:followmouse
(4) Motifのキーボード操作,およびその標準値に関する注意事項
[F1]〜[F24]キーがMotifのキーボード操作,およびその標準値としても割り当てられている場合,Motifの標準値が優先されます。Motifのキーボード操作,およびその標準値については,システムのMotifについて記載されたマニュアルを参照してください。
(5) 指定したフィールドが画面(主画面のユーザ表示領域)に入りきらない場合
指定したフィールドが画面(主画面のユーザ表示領域)に入りきらない場合,実行時エラーとなります。次に示す対応を行い,画面に入るように調整してください。
(6) その他の注意事項
- COBOLでは,画面機能を使用する場合,次のシグナルを登録します。
COBOL以外のプログラムで上記プロセスを登録した場合や,子プロセスを生成した場合,画面機能の動作は保証しません。
- 画面節(WINDOW SECTION)による画面機能を使用する場合,setlocaleまたはsetlocale_r※システムコールを発行しないでください。発行した場合の結果は保証しません。
- 注※
- setlocale_rは,setlocaleのリエントラント対応関数です。
- 画面節(WINDOW SECTION)のプログラムを実行した場合に,何も応答がなくプロセスが終了することがあります。この場合,COBOL専用の画面(cbl2002term)の初期化に失敗している可能性があります。次の要因が考えられますので確認してください。
- X Window上で実行していない。
- 環境変数PATHの設定内容に誤りがある。
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