通信管理 XNF/AS 構成定義編

[目次][索引][前へ][次へ]

2.2.20 OSAS_APIアプリケーションプログラムインタフェース定義文

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 定義条件
(3) 書き方
(4) オペランド
(5) デフォルトAP識別子

(1) 機能

OSAS/APIを使用するAPの情報を設定します。

自局のPSAPアドレスは,基本的にはAPで指定するものですが,自局のPSAPアドレスを指定できないAPを使用するための,端末互換機能です。

(2) 定義条件

定義全体に対してOSAS_API文をconfiguration文のmax_AP_identification指定回数(デフォルトの設定内容を含む)記述できます。

OSAS/APIを使用するAPで,ENABLEマクロの要求種別に,“O_ACTR”または“O_PASI”を使用している場合に指定するAP識別子と,それに対応するPSAPアドレス情報を設定します。

ENABLEマクロについては,マニュアル「XNF/AS プログラマーズガイドOSI編」を参照してください。

(3) 書き方

[図データ]

(4) オペランド

(a) AP_identification

AP識別子 〜<英数字>((14文字以内))

実行されるすべてのAPに,それぞれ異なる名前を指定します。このオペランドは,AP_idと省略して指定することもできます。

(b) P_selector

Pセレクタ 〜<16進数>((2〜32けた))《使用しない》

AP識別子に対応するPセレクタを偶数けた(2〜32けた:1〜16バイト)で指定します。このオペランドは,P_selと省略して指定することもできます。

(c) S_selector

Sセレクタ 〜<16進数>((2〜32けた))《使用しない》

AP識別子に対応するSセレクタを偶数けた(2〜32けた:1〜16バイト)で指定します。このオペランドは,S_selと省略して指定することもできます。

(d) T_selector

Tセレクタ 〜<16進数>((2〜64けた))《00》

AP識別子に対応するTセレクタを偶数けた(2〜64けた:1〜32バイト)で指定します。このオペランドは,T_selと省略して指定することもできます。

(5) デフォルトAP識別子

表2-23に示す内容をデフォルト値として保持しています。このAP識別子が示すPセレクタ,Sセレクタ,およびTセレクタの値を修正したい場合は,記述方法に従って,修正するAP識別子と各項目を記述してください。

表2-23 デフォルト設定内容

AP識別子 項目 内容 備考
ISCL Pセレクタ 使用しない  
Sセレクタ 0001 4けた
Tセレクタ 0001 4けた
ISSV Pセレクタ 使用しない  
Sセレクタ 0001 4けた
Tセレクタ 0001 4けた