通信管理 XNF/AS 解説・運用編

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4.2.7 xnfgenXNF/ASをゼネレーションする

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) 実行者
(4) オプション
(5) 使用例

(1) 形式

 
/etc/xnfgen 〔-f 定義ファイル名称 〔-c〕〕
            〔-n ゼネレーション番号 〔-r〕〕 〔-d ゼネレーション番号〕
 

(2) 機能

XNF/ASの構成定義文に従って,XNF/ASをゼネレーションします。

xnfstartコマンド,またはxnfgenコマンド実行中は,次のxnfgenコマンドは実行できません。

(3) 実行者

スーパユーザ

(4) オプション

(a) -f 定義ファイル名称

XNF/ASの構成定義文法に従って作成された,定義ファイルの名称を指定します。

ゼネレーション時,および定義文法チェック時は必ず指定してください。

(b) -c

構成定義文の文法チェックだけを実行します。

定義文法誤りが検出された場合は訂正し,文法誤りがすべてなくなった時点で,ゼネレーションを実行(このオプションを指定しないでxnfgenコマンドを入力)してください。

(c) -n ゼネレーション番号

異なる定義文のゼネレーション環境を,20個まで同時に持つことができます。ゼネレーション環境は,01〜20までのゼネレーション番号で識別します。

このオプションに指定したゼネレーション番号の環境を,-fオプションで指定した定義ファイルの内容に従って作成(更新)します。このオプションを省略した場合,IPL時に起動したゼネレーション番号の環境を更新します。

このオプションだけを指定すると,指定したゼネレーション番号で最後にゼネレーションした定義ファイルの内容を標準出力に表示します。

(d) -r

-nオプションと合わせて指定し,指定したゼネレーション番号を再IPL時に起動する環境とします。新規インストール時は,01がIPL時に起動するゼネレーション番号になっています。

このオプションでIPL時に起動するゼネレーション番号を変更できます。最後に-rオプションで指定したゼネレーション番号がIPL時に起動する番号です。さらに,-fオプションをあわせて指定すると(-f,-n,-r同時指定),新しいファイルでゼネレーションをして,かつIPL時に起動するゼネレーション番号を変更できます。

(e) -d ゼネレーション番号

指定したゼネレーション番号のゼネレーション環境を削除します。

(f) 全オプション省略

ゼネレーション番号の使用状況一覧を標準出力に表示します。

(5) 使用例

(例1)
定義文法をチェックします。
 
/etc/xnfgen -f conf001 -c
 

(例2)
ゼネレーションを実行後,XNF/ASを開始します。
 
/etc/xnfgen -f conf001 
/etc/xnfstart 
 

(例3)
指定したゼネレーション番号の環境をゼネレーションします。
 
/etc/xnfgen -f conf002 -n 02
 
その後,指定したゼネレーション番号の環境でXNF/ASを開始します。
 
/etc/xnfstop 
/etc/xnfstart -n 02
 

(例4)
指定したゼネレーション番号の,XNF/AS開始に必要なプログラム構成がIPL時と異なるため,xnfstartコマンドが失敗しました。IPL時に起動するゼネレーション番号を変更後,再度XNF/ASを開始します。
 
/etc/xnfstart -n 03
KANC155-E XNF/AS program not loaded.
/etc/xnfgen -n 03 -r 
/etc/xnfstart 
 

(例5)
指定したゼネレーション番号に対応する定義文の内容を表示します。
 
/etc/xnfgen -n 01 
/**** TOKYO area network configuration ****/
configuration version 01 
     max_line 8
     :
 

(例6)
使わなくなったゼネレーション番号のゼネレーション環境を削除します。
 
/etc/xnfgen -d 07
 

(例7)
ゼネレーション番号の使用状況一覧を表示します。
 
/etc/xnfgen 
01:used(YY/MM/DD) 02:reserve        03:IPL (YY/MM/DD) 04:reserve 
05:reserve        06:reserve        07:used(YY/MM/DD) 08:used(YY/MM/DD) 
09:used(YY/MM/DD) 10:reserve        11:used(YY/MM/DD) 12:reserve 
13:reserve        14:used(YY/MM/DD) 15:reserve        16:reserve 
17:reserve        18:reserve        19:reserve        20:reserve 
 

[説明]

01〜20:
ゼネレーション番号

used:
使用中(ゼネレーション済みの番号)

reserve:
未使用(ゼネレーションされていない番号)

IPL:
IPL時に起動する番号

YY/MM/DD:
ゼネレーション日付(未ゼネレーションの番号に対しては表示しません)
日付は次の場合に更新されます。
  • xnfgen -f 定義ファイル名〔-n ゼネレーション番号〕コマンドでゼネレーションした場合
  • xnfgen -n ゼネレーション番号 -rコマンドでIPL時に起動するゼネレーション番号を変更した場合
  • インストール後,最初のxnfstart〔-n ゼネレーション番号〕コマンドでXNF/ASを開始した場合
それぞれのゼネレーション番号について,インストール後の最初のXNF/AS開始時に,XNF/ASが自動的にインストール前の定義でゼネレーションし直します。