通信管理 XNF/AS 解説・運用編

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4.1 運用コマンドの一覧

XNF/ASには,保守,運用をするための運用コマンドがあります。XNF/ASの運用コマンドを表4-1に示します。

表4-1 XNF/ASの運用コマンド

大分類 コマンド名 説明
スーパユーザ用 xnfact HNA1次局が管理するPU,またはSLUを運用状態にします。
xnfboot IPL時,またはPP組み込み後にXNF/ASを開始します。
xnfdelete XNF/AS稼働中に,リソースを削除します。
xnfdump XNF/AS稼働中に,回線アダプタのメモリダンプを取得または編集します。
xnfgen 定義文ファイルを解析して,ゼネレーションファイルを作成します。
xnfinact HNA1次局が管理するPU,またはSLUを非運用状態にします。
xnfoffline リソースをオフライン状態にします。
xnfonline リソースをオンライン状態にします。
xnfpwon パケット交換網に接続された,相手システムの電源を投入します。
xnfshutdown OS停止時にXNF/ASを終了します。
xnfsnap XNF/ASの障害情報を収集します。
xnfstandby リソースをスタンバイ状態にします。
xnfstart XNF/ASを開始します。
xnfstop XNF/ASを終了します。
xnftdump XNF/AS稼働中に,XNF/ASの内部テーブル,およびバッファのメモリダンプを取得または編集します。
xnftest XNF/AS稼働中に,回線や回線下のノードを追加した場合,または障害が発生した場合にテストします。
xnftpgwgen OSI拡張機能のゲートウェイ定義ファイルを解析し,OSI拡張機能のゲートウェイ定義として登録します。
xnftpprmgen OSI拡張機能のシステムパラメタ定義ファイルを解析し,OSI拡張機能の共通情報として登録します。
xnftpstart OSI拡張機能を開始します。
xnftpstop OSI拡張機能を停止します。
xnftrace トレースを採取します。
xnftrace2 トレースを出力するファイルを事前に割り当てます。または,トレースを出力するファイルを切り替えます。
xnftune XNF/AS内の統計情報を編集,表示します。
一般ユーザ用 comlog エラーメッセージを表示します。
xnfedit トレースを編集します。
xnfmonitor 回線の統計情報を表示します。
xnfshow AP,リンク,回線,回線アダプタなどの状態と構成を表示します。または,XNF/ASバッファ使用状況を表示します。

注意事項:
XNF/ASの運用コマンドは,AIXのTZ環境変数に従って時刻を表示します。このため,現地時刻などの出力を必要とする場合には,TZ環境変数を設定してください。
TZ環境変数については,AIXのマニュアルを参照してください。