通信管理 XNF/AS 解説・運用編

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3.7.1 系切り替え機能の運用

系切り替え用のシステム構成で実行中のシステム(実行系)に障害が発生した場合,HAモニタなどの系切り替え制御プログラムがXNF/ASの系切り替え機能を使用して,システムを自動的に実行系から待機系に切り替えます。

HAモニタの設定方法については,「3.10 系切り替え機能の環境設定」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 回線アダプタの場合

(1) 回線アダプタの場合

系切り替え機能を使用する場合,それぞれのシステムのLine_adapter文のinitial_statusオペランドを次のように指定します。

<サーバA側:現用系>
 
Line_adapter 
  name  LA01 
  initial_status  HAM 
  ;
 
  group文
    line文
      link文
        NL文
          :
 

<サーバB側:予備系>
 
Line_adapter 
  name  LA02
  initial_status  HAM 
  ;
 
  group文   ....................group文以下は,サーバA側と同じ定義
    line文
      link文
        NL文
          :
 

このように定義してXNF/ASを開始すると,両サーバとも回線アダプタがスタンバイ状態になります。

その後,系切り替え制御プログラムなどの指示で,サーバA側の回線アダプタをオンライン状態にして通信を開始します。