5.2.3 xnfedit(トレースを編集する)
(1) 形式
/etc/xnfedit -i 入力ファイル名称 〔-f 出力ファイル名称〕 〔-x キーワード〕 〔-t 編集開始時刻〕 〔-e 編集終了時刻〕 〔-u〕
(2) 機能
xnftraceコマンドで採取したトレースのファイルを基に,トレースを編集します。なお,xnftraceコマンドでトレースを終了してから使用します。
(3) 実行者
一般ユーザ
(4) オプション
(a) -i 入力ファイル名称
xnftraceコマンドで採取したトレースのファイル名称を指定します。このオプションは必ず指定してください。
(b) -f 出力ファイル名称
編集結果を出力するファイル名称を指定します。
指定したファイルがない場合,ファイルが作成されます。すでにある場合は,上書きされます。また,省略した場合,標準出力に出力されます。
(c) -x キーワード
特定のキーワードに対応するトレースだけを編集するときに指定します。
-xオプションを省略した場合,トレースファイルのすべてのトレースを編集します。
-xオプションで指定できるキーワードを次に示します。
- socket:
-
ソケット通信トレース
- tli:
-
APIトレース(XNF/LSの内部情報)
(d) -t 編集開始時刻
編集を開始するトレース中の,レコードを採取した時刻を指定します。
時刻はYY:MM:DD:hh:mm:ss,またはYY:MM:DD(YY:00〜99,MM:01〜12,DD:01〜31,hh:00〜23,mm:00〜59,ss:00〜59)で指定します。
省略した場合,最古のレコードから編集します。
(e) -e 編集終了時刻
編集を終了するトレース中の,レコードを採取した時刻を指定します。
時刻はYY:MM:DD:hh:mm:ss,またはYY:MM:DD(YY:00〜99,MM:01〜12,DD:01〜31,hh:00〜23,mm:00〜59,ss:00〜59)で指定します。
省略した場合,最新のレコードまで編集します。
-tオプションと同時に指定した場合,-tオプションで指定した時刻から-eオプションで指定した時刻までを編集します。
(f) -u
編集しない状態(16進数字ベタ打ち)で出力します。省略した場合,編集した状態で出力されます。
(5) 使用例
- (例1)
-
入力ファイル(file1)から出力ファイル(file2)へ編集して出力します。
/etc/xnfedit -i file1 -f file2
- (例2)
-
キーワードにtliを指定して編集します。
/etc/xnfedit -i file1 -x tli
- (例3)
-
2009年10月1日9時00分00秒以降のトレースを編集します。
/etc/xnfedit -i file1 -t 09:10:01:09:00:00
- (例4)
-
2009年10月1日9時00分00秒から2009年10月1日9時59分59秒までのトレースを編集します。
/etc/xnfedit -i file1 -t 09:10:01:09:00:00 -e 09:10:01:09:59:59