Hitachi

Linux(R),HP-UX 通信管理 XNF/LS 使用の手引


4.3.6 TPTCP_VC(OSI拡張高信頼化機能用仮想サーバ定義文)

〈この項の構成〉

(1) 機能

OSI拡張高信頼化機能で使用する仮想サーバ情報を定義します。

(2) 定義条件

OSI拡張高信頼化機能で仮想ホストと通信するときに定義できます。

configuration文のmax_TPTCP_VCオペランドで指定した数まで定義できます。

(3) 書き方

[図データ]

(4) オペランド

(a) name

仮想サーバ名称 〜<英数字>((14文字以内))

仮想サーバ名称には,定義文中で固有な値を指定します。

(b) VASS

仮想スロット番号 〜<10進数>((1〜900))

仮想スロット番号を任意に指定できます。仮想スロット番号には,ほかの定義文で指定する仮想スロット番号と同一の番号を指定できません。

(c) DTE_address

自局のDTEアドレス 〜<10進数>((先頭0以外の7けた))

このオペランドとnetwork_idオペランドを定義することで,INTAP(V1.0)アドレス体系実装規約のWAN形式2のNSAPアドレスを自動生成します。このオペランドは,DTE_addrと省略して指定することもできます。

次の点に注意して,自局DTEアドレスを設定してください。

  • 「DTE_addressオペランド+network_idオペランド」は,ほかの仮想サーバ定義文で指定している「DTE_addressオペランド+network_idオペランド」(NSAPアドレス)と異なるアドレスを指定してください。

  • DTEアドレスの先頭1けたは,0以外の値を指定してください。

(d) network_id

ネットワーク識別子 〜<10進数>((9000〜9999))

このオペランドとDTE_addressオペランドを定義することで,INTAP(V1.0)アドレス体系実装規約のWAN形式2のNSAPアドレスを自動生成します。このオペランドは,net_idとして省略して指定することもできます。

次の点に注意して,自局DTEアドレスを設定してください。

  • 「DTE_addressオペランド+network_idオペランド」は,ほかの仮想サーバ定義文で指定している「DTE_addressオペランド+network_idオペランド」(NSAPアドレス)と異なるアドレスを指定してください。

(e) initial_status { active | HAM }

XNF/LSを開始したときの仮想サーバの状態を指定します。このオペランドは,init_stと省略して指定することもできます。また,このオペランドの指定を省略した場合は,activeが仮定されます。

active:

現用の仮想サーバです。

HAM:

予備の仮想サーバです。