通信管理 XNF/AS プログラマーズガイド NLI編

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9.1 エラー番号一覧

提供関数が異常終了した場合,n_errnoにエラー番号が設定されます。エラー番号一覧を表9-1に示します。また,各提供関数が設定するエラー番号の一覧を表9-2〜表9-4に示します。

表9-1 エラー番号一覧

エラー番号 意味
NBADADDR 指定したプロトコルアドレスの形式が誤っています。
NBADDATA ユーザデータの量が,ネットワークプロバイダが許可する限界を超えました。
NBADF 指定したファイル記述子が示すネットワーク端点が不正です。
NBADFLAG 無効なフラグを指定しました。
NBADOPT 指定したプロトコルオプションの形式が誤っています。
NBADSEQ 無効なシーケンス番号を指定しました。
NBUFOVFLW 入ってくる引数値に対して,許可しているバイト数がその引数値を収めるのに十分な値ではありません。
NCOMERR ネットワークプロバイダに対する要求が異常終了しました。このとき,n_comerrにはその原因を示すコードが設定されます。
NEPARAM 指定したパラメタが不正です。
NFLOW ネットワークプロバイダがフロー制御中,または内部資源解放待ちであるが,非同期です。
NLOOK 該当するネットワーク端点で非同期のイベントが発生しているため,それに対してすぐに対応する必要があります。
NNODATA 非同期であり,現在処理できるデータがありません。
NNODIS 該当するネットワーク端点には,その時点で接続解除の指示がありません。
NNOERR 該当するネットワーク端点には,エラーが発生していません。
NNOTSUPPORT この関数はサポートされていません。
NOUTSTATE 関数の指定順序が正しくありません。
NOVRCON 接続指示数が,ネットワークプロバイダの限界を超えました。
NSTATECHNG ネットワークプロバイダが,状態を変えようとしています。
NSYSERR システムエラーが発生しました。グローバル変数errnoを参照してください。XNF/AS/NLIが設定する詳細エラー番号については,「表9-5 NLIが設定する詳細エラー番号」を参照してください。

表9-2 各提供関数が設定するエラー番号の一覧(1/3)

エラー番号 関数名称
n_accept n_alloc n_bind n_close n_connect n_error n_free n_getinfo n_rstrsp
NBADADDR            
NBADDATA                  
NBADF  
NBADFLAG                  
NBADOPT              
NBADSEQ                
NBUFOVFLW     ※1        
NCOMERR                
NEPARAM    
NFLOW                  
NLOOK              
NNODATA         ※2        
NNODIS                  
NNOERR                
NNOTSUPPORT                
NOUTSTATE          
NOVRCON                
NSTATECHNG     ※1      
NSYSERR  

(凡例)
○:該当するエラー番号を設定します。
空白:エラー番号を設定しません。

注※1
同期の場合に設定します。

注※2
非同期の場合に設定します。

表9-3 各提供関数が設定するエラー番号の一覧(2/3)

エラー番号 関数名称
n_getstate n_listen n_look n_open n_rcv n_rcvconnect n_rcvdis n_snd
NBADADDR              
NBADDATA                
NBADF  
NBADFLAG                
NBADOPT                
NBADSEQ                
NBUFOVFLW   ※1          
NCOMERR                
NEPARAM
NFLOW               ※2
NLOOK        
NNODATA   ※2     ※2    
NNODIS              
NNOERR                
NNOTSUPPORT                
NOUTSTATE      
NOVRCON                
NSTATECHNG           ※1
NSYSERR

(凡例)
○:該当するエラー番号を設定します。
空白:エラー番号を設定しません。

注※1
同期の場合に設定します。

注※2
非同期の場合に設定します。

表9-4 各提供関数が設定するエラー番号の一覧(3/3)

エラー番号 関数名称
n_snddis n_sync n_unbind n_sndrst n_rcvrst n_rcvint n_bind2 n_chglist
NBADADDR            
NBADDATA                
NBADF
NBADFLAG                
NBADOPT                
NBADSEQ              
NBUFOVFLW                
NCOMERR                
NEPARAM
NFLOW                
NLOOK          
NNODATA              
NNODIS                
NNOERR                
NNOTSUPPORT        
NOUTSTATE  
NOVRCON                
NSTATECHNG            
NSYSERR

(凡例)
○:該当するエラー番号を設定します。
空白:エラー番号を設定しません。