3.7.1 系切り替え機能の運用

系切り替え用のシステム構成で実行中のシステム(実行系)に障害が発生した場合,HAモニタなどの系切り替え制御プログラムがXNF/ASの系切り替え機能を使用して,システムを自動的に実行系から待機系に切り替えます。

<この項の構成>
(1) 回線アダプタの場合

(1) 回線アダプタの場合

系切り替え機能を使用する場合,それぞれのシステムのLine_adapter文のinitial_statusオペランドを次のように指定します。

<サーバA側:実行系>

Line_adapter
 name  LA01
 initial_status  HAM
 ;

 group文
   line文
     link文
       NL文
         :

<サーバB側:待機系>

Line_adapter
 name  LA02
 initial_status  HAM
 ;

 group文   ....................group文以下は,サーバA側と同じ定義
   line文
     link文
       NL文
         :

このように定義してXNF/ASを開始すると,両サーバとも回線アダプタがスタンバイ状態になります。

その後,系切り替え制御プログラムなどの指示で,サーバA側の回線アダプタをオンライン状態にして通信を開始します。