3.7.3 回線の異常

<この項の構成>
(1) 自動回復をする場合
(2) 回線テスト

(1) 自動回復をする場合

回線アダプタに接続された回線で障害が発生した場合,回復できる障害については一定間隔で自動的に回復処理をします。障害の原因を取り除く必要はありますが,xnfonlineコマンドを入力する必要はありません。回線の品質は,xnfmonitorコマンド,およびxnftestコマンドで確認できます。

(2) 回線テスト

回線アダプタに接続された回線で障害が発生した場合,障害の発生個所をxnftestコマンドで確認できます。また,構成を追加した場合も,回線が正常に接続されているかどうかをxnftestコマンドで確認できます。

(a) 回線テストをする個所

xnftestコマンドで回線をテスト(ループテスト)し,障害が発生している個所を確認できます。回線テストをする個所を図3-10に示します。

図3-10 回線テストをする個所

[図データ]

(凡例)
  1. 回線アダプタの内部ループテスト
  2. ローカルループテスト(自側のモデム),または手動ループテスト
  3. リモートループテスト(相手側のモデム),または手動ループテスト
  4. 相手端末ループテスト

テストする個所(テスト種別)は,xnftestコマンドの-tオプションで指定します。xnftestコマンドについては,「4.2.18 xnftest(回線をテストする)」を参照してください。

(b) 操作手順

回線テストの操作手順を次に示します。

  1. xnfshowコマンドで,対象の回線,またはリンクの状態を確認します。
  2. 対象の回線,またはリンクがオフライン状態でない場合,xnfofflineコマンドでオフライン状態にします。
  3. xnftestコマンド(-sオプション指定)で回線テストを開始します。
  4. xnftestコマンド(オプション指定なし)で,現在テストしている回線を調べます。
  5. xnftestコマンド(-eオプション指定)で回線テストを終了し,テスト結果を確認します。

テスト結果の詳細は,マニュアル「EP8000回線アダプタ 概説/解説書」の回線テスト機能を参照してください。