/etc/xnftrace〔-s|-e〕 〔-x キーワード 〔-a 内部名称〕|-n 名称〕 |
トレースを採取して,ファイルに出力します。
複数のリソースのトレースを同時に採取することもできます。このとき,出力先のファイルには,複数のリソースのトレース情報が出力されます。同時に複数の出力ファイルを設定することはできません。
スーパユーザ
トレースの採取を開始します。
-eオプションと同時には指定できません。
トレースの採取を終了します。
-x,および-nオプションを指定しない場合,すべてのトレースを終了します。-sオプションと同時には指定できません。
特定のキーワードに対応する,トレース採取を開始または終了するときに指定します。
-nオプションと同時には指定できません。
-xオプションで指定できるキーワードを次に示します。
このオプションは,-xオプションに,ncsb,hsc,またはhna1logを指定した場合だけ指定できます。
ncsb,またはhscの場合,回線を特定してトレース採取するときに使用し,内部名称には内部AP名称(回線名称)を指定します。
hna1logの場合,PUを特定してトレース採取するときに使用し,内部名称にはPU名称を指定します。
-xオプションでhscまたはncsbを指定した場合,このオプションは省略できません。
-xオプションでhna1logと指定し,-aオプションを省略すると,HNA1次局内の全内部トレースを取得します。
特定のリソース名称を指定して,トレース採取を開始または終了するときに指定します。
-xオプションと同時には指定できません。
リソース名称に指定できるリソース種別を次に示します。
トレースを出力するファイル名称を指定します。
このオプションは,最初のトレース開始時に必ず指定してください。トレース採取中に,異なるリソースのトレース採取を開始する場合は,このオプションは省略してください。-eオプションと同時には指定できません。
指定したファイルがない場合,ファイルが新規に作成されます。すでにある場合には上書きされます。
トレース採取中に,トレース出力ファイルを切り替えることができます。切り替え方法を次に示します。
ファイル切り替え時,-fオプションで現在使用している出力ファイルと同じファイルを指定すると,ファイルの切り替えはしません。また,ラップアラウンド長の変更もできません。
トレースファイルのラップアラウンド長を指定します。-fオプションを指定した場合,指定できます。ラップアラウンド長は,480KBを1単位とする整数値で,指定範囲は1~255です(例えば2を指定すると,480KB×2=960KBがファイル容量になります)。
このオプションを省略した場合,1が仮定されます。なお,1KB=1024バイトの計算値です。
回線アダプタが採取する,回線のハードウェアトレースを開始および終了する場合に指定します。
このオプションを指定しない場合,XNF/ASが採取するトレース(ソフトウェアトレース)が対象となります。
-Hオプションは,-nで回線アダプタに接続された回線名称を指定したときだけ有効となります。
採取するトレースを変更するために使用します。トレース採取対象によって機能が異なります。
トレース採取対象と-Oオプション指定値の組み合わせによって,次のトレースを採取できます。
0,1以外の値を指定した場合,0を指定したときと同じ扱いとなります。また,上記以外で-Oオプションを指定した場合は無視されます。
採取するソフトウェアトレースの回線トレースデータ長の最大値を指定します。回線トレースデータ長の指定範囲は3~1015(バイト)です。このオプションを省略した場合,1015が仮定されます。
-sオプションと-nオプションで,ハイレベル手順用の回線アダプタに接続された回線名称を指定した場合,有効になります。
-Hオプションまたは-Oオプションを指定した場合,指定した値は無効になります。
/etc/xnftrace -s -n LINE01 -f file1 ... LINE01のソフトウェアトレース採取, |
/etc/xnftrace -s -x osas -f file1 ... OSI通信機能のAPIトレース採取, |
/etc/xnftrace -s -n LA01 -f file1 .......... file1にトレース採取 |
/etc/xnftrace |
+------------------------------------------------------+ |
/etc/xnftrace |
/etc/xnftrace -s -x ncam -f file1 ... NCAM APIのトレース採取 |
/etc/xnftrace -s -x hna1 -f file1 .... HNA1次局のAPIのトレース採取 |
/etc/xnftrace -s -n LINE01 -f file1 -l 500 .... LINE01のソフトウェアトレース採取, |