XNF/ASの稼働中に発生する,障害に対する運用方法について説明します。
障害を検出した場合,XNF/ASは自動的に次の処理をします。
- 障害発生メッセージの記録(XNF/ASの内部メモリやsyslogファイルに採取)
- 障害回復の監視,および回復処理
XNF/ASの回復処理で回復しない場合,運用コマンドなどで回復処理をする必要があります。回復処理の手順を次に示します。
- 障害発生メッセージ(syslogファイルまたはcomlogを参照)から,障害が発生した個所を確認します。
- 障害発生メッセージ(syslogファイルまたはcomlogを参照)から障害の原因を特定します。特定できない場合,トレース情報の採取,および回線テストなどで調査します。
- 障害の原因を取り除きます。
- 運用コマンドで再起動します。
自動回復する障害の場合,運用コマンドは必要ありません
回復処理をする場合,障害の対象となっているリソースの状態をxnfshowコマンドで確認しながら,処理を進める必要があります。
チャネルアダプタで障害が発生した場合の対処については,AIX 5Lのマニュアルを参照してください。
- <この節の構成>
- 3.7.1 系切り替え機能の運用
- 3.7.2 回線アダプタの異常
- 3.7.3 回線の異常
- 3.7.4 チャネルアダプタの異常
- 3.7.5 そのほかの異常
- 3.7.6 障害情報の収集