HNA通信機能を使用するときに出力されるコードについて説明します。
HNA通信機能を使用するときに,XNF/ASが設定するエラーコード,エラー情報,理由コードについて説明します。
HNA1次局機能を使用したときのエラーコード,エラー情報,および理由コードを,表C-23~表C-25に示します。
HNA2次局機能では,汎用サーバ機能(SLUS)を使用したときのエラーコード,エラー情報,および理由コードを表C-26~表C-28に示します。また,560/20通信(NCAM)を使用したときのエラーコードおよび終了コードを表C-29,表C-30に示します。
表C-23 HNA1次局のエラーコード
コード名称 | 値 | 内容 | 対処 |
---|---|---|---|
ENOENT | 2 | 通信管理が組み込まれていません。 | 通信管理のPPを組み込み,再起動してください。 |
EINTR | 4 | シグナルを受信しました。 | 対処不要です。 |
ENXIO | 6 | 通信管理が閉塞中(xnfstopコマンドが入力された),またはHNA1次局が未定義です。 | 通信管理のログを採取してください。 |
EBADF | 9 | 指定したファイルディスクリプタが不正です。 | 上位プログラムを見直してください。 |
EFAULT | 14 | メモリフォルトが発生しました。 | |
EBUSY | 16 | 通信管理を初期化中です。 | 対処不要です。 |
ENODEV | 19 | 無効なシステムコールを発行しました。 | 上位プログラムを見直してください。 |
EMFILE | 24 | 一つのプロセスでオープンできるファイル数の上限を超えました(上限のデフォルトは100です)。 | 定義情報を見直してください。 |
表C-24 HNA1次局のエラー情報
コード名称 | 値 | 内容 | 対処 |
---|---|---|---|
H1BADFLAG | 1 | 無効な入力情報を指定しました。 | 上位プログラムを見直してください。 |
H1NOFD | 2 | 定義で指定した最大PLU数を超えているため,fdを割り当てられません。 | |
H1OUTSTATE | 3 | 関数を間違った順序で発行しました(該当関数を受け付けられる状態ではありません)。 | |
H1NVPLU | 4 | PLU名称の指定が不正です。 | |
H1PACCESS | 5 | 同一PLU名称をほかのAPが使用中です。 | |
H1INVSLUL | 6 | パラメタリスト(h1_slu構造体)の全体長が不正です。 | |
H1INVPUF | 7 | パラメタリスト(h1_slu構造体)のPU名称部の形式が不正です。 | |
H1INVPUG | 8 | パラメタリスト(h1_slu構造体)に指定したPU名称がHNA1の定義に指定されていません。 | |
H1INVSLUF | 9 | パラメタリスト(h1_slu構造体)のSLU名称部の形式が不正です。 | |
H1INVSLUG | 10 | パラメタリスト(h1_slu構造体)に指定したSLU名称が指定されていません。 | |
H1SACCESS | 11 | パラメタリスト(h1_slu構造体)に指定したPU名称,SLU名称は,すでにほかのAPに割り当てられています。 | |
H1LOOK | 12 | 非同期のイベントが発生したため,受け付けられません。 | 対処不要です。 |
H1NODATA | 13 | APに渡すデータがありません。 | 上位プログラムを見直してください。 |
H1INVSID | 14 | セションIDが不正です。 | |
H1BUSY | 15 | バッファビジー状態のため,受け付けられません。 | 対処不要です。 |
H1BADDATA | 16 | 送信データ量が多いため,バッファが確保できません。 | 定義情報を見直してください。 |
H1BADADR | 17 | 送信/受信データ領域のポインタが不正です。 | 上位プログラムを見直してください。 |
H1DATAERR | 18 | パラメタリスト(h1_pb構造体)の設定内容と送信データが不一致です。 | |
H1PDOUBLE | 19 | ほかのPU,SLU名称と,PLU名称が重複しています。 | |
H1INVOPT | 20 | オプションフラグの指定内容が不正です。 | |
H1PROTERR | 21 | 送信要求したデータはプロトコル上誤りです。 | |
H1SESSERR | 22 | SSCP-LUセションデータ透過指定ではないSLUに対して,SSCP-LUセションデータを送信要求しました。 | |
H1UNMATCH | 23 | 関数発行元のPLUは,SSCP-LUセションデータ透過指定されたPLUと異なるため,受け付けられません。 | |
H1BADVER | 24 | HNA1のバージョンが不正です。 | |
H1PARMERR | 25 | パラメタリスト(h1_pb構造体)のイベント名,または付加情報の組み合わせが不正です。 | |
H1USING | 26 | ほかのAPプロセスが,同一fdに対してライブラリ関数を実行中のため,受け付けられません。 | |
H1SYSERR | 27 | システムエラーが発生しました。 | 表C-23を参照してください。 |
H1PBUSY | 28 | ペーシングビジー状態のため,送信要求は受け付けられません。 | 対処不要です。 |
表C-25 HNA1次局の理由コード
コード | 意味 | 対処 |
---|---|---|
0x04420001 | ACTPU応答監視タイマがタイムアウトしました。 | 相手側の障害要因を調査してください。 |
0x04420003 | 相手局から下位層コネクションの終了要求を受信しているため,要求を拒否します。 | 障害要因を分析してください。 |
0x04420007 | HNA下位サブレイヤのプロトコル違反です。 | 障害要因を分析してください。 |
0x04420008 | PUは一時的に停止処理中です。 | 再試行してください。 |
0x04440001 | ACTLU応答監視タイマがタイムアウトしました。 | 障害要因を分析してください。 |
0x04620000 | xnfinact(非運用(PU停止))コマンドによる解放です。 | 対処不要です。 |
0x04620004 | HNA1のリソースが不足しています。 | 定義を見直してください。 |
0x0462000d | PUがオープン処理中状態です。 | 再試行してください。 |
0x0463**** | ACTPUに対して,-RSPを受信しました。****はシステムセンスコードを示します。 | -RSPの要因を分析してください。 |
0x04640000 | xnfinact(非運用(SLU停止))コマンドによる解放です。 | 対処不要です。 |
0x0465**** | ACTLUに対して,-RSPを受信しました。****はシステムセンスコードを示します。 | -RSPの要因を分析してください。 |
0x04820005 | 着信専用端末との間に経路が未確立です。 | 定義を見直してください。 |
0x04820006 | XIDによる相手端末の識別に失敗しました。 | |
0x04c20002 | PUが非運用状態です。 | xnfactコマンドで運用状態にしてください。 |
0x04c40002 | SLUが非運用状態です。 | xnfactコマンドで運用状態にしてください。 |
表C-26 HNA2次局(SLUS使用時)のエラーコード
コード名称 | 値 | 内容 | 対処 |
---|---|---|---|
EPERM | 1 | ファイル所有者またはスーパユーザではありません。 | 通信管理のPPが正しく組み込まれていないため,再組み込みをしてください。 |
ENOENT | 2 | 通信管理が組み込まれていません。 | |
ENXIO | 6 | 通信管理が閉塞しました。 | 通信管理のログを採取してください。 |
EBADF | 9 | 指定したファイルディスクリプタが不正です。 | 上位プログラムを見直してください。 |
EACCES | 13 | アクセス権のないファイルをオープンしようとしました。 | 通信管理のPPを組み込んで,再起動してください。 |
EFAULT | 14 | APが指定したバッファが不正で,メモリフォルトが発生しました。 | 上位プログラムを見直してください。 |
EBUSY | 16 | 通信管理が初期化中です。 | 対処不要です。 |
EMFILE | 24 | 1プロセスでオープンできるファイル数を超えてオープンしました。 | 定義情報を見直してください。 |
ETXTBSY | 26 | ハードウェア異常で通信管理再初期化中,または該当するスロットに対する下位層がオフライン状態です。 | 保守員に連絡してください。 |
表C-27 HNA2次局(SLUS使用時)のエラー情報
コード名称 | 値 | 内容 | 対処 |
---|---|---|---|
H2BADADDR | 1 | 指定したホスト識別IDまたは自局LU番号が不正です。 | 上位プログラムを見直してください。 |
H2BADOPT | 2 | 指定したオプション形式が不正です。 | |
H2ACCES | 3 | ほかのユーザが該当するSLUを使用中,またはシステムゼネレーション指定範囲外のアドレスを指定しました。 | |
H2OUTSTATE | 6 | マクロを誤った順序で発行しました。 | |
H2SYSERR | 8 | システムエラーです。 | 表C-26を参照してください。 |
H2LOOK | 9 | 非同期イベントが発生しました。 | 対処不要です。 |
H2BADDATA | 10 | 指定したデータ長が長過ぎます。 | 上位プログラムを見直してください。 |
H2BUFOVFLW | 11 | 情報を設定するための引数に割り当てられたバイト数が,引数の値を保存するのに不十分です。 | |
H2NODATA | 13 | 受信イベントがないときに,h2_rcvまたはh2_lookマクロの発行を受け付けました。 | |
H2BADFLAG | 16 | オープンフラグが不正です。 | |
H2NOTSUPPORT | 18 | 未サポートマクロまたは未サポートイベントを発行しました。 | |
H2DATAERR | 100 | データ形式が不正です。 | |
H2BADVER | 101 | パラメタリスト(h2_pb構造体)の初期化漏れなどです。 | |
H2BADSID | 102 | 指定したセション識別IDが不正です。 | |
H2NOFID | 103 | SLUSの通信エンドポイントが不足しました。 | 定義情報を見直してください。 |
H2BADSTATE | 104 | セション状態の不正などが発生しました。 | 上位プログラムを見直してください。 |
H2BUSY | 105 | ビジー制御のため,送信要求の受け付けができません。 | 対処不要です。 |
H2PBUSY | 106 | ペーシングビジーのため,送信要求の受け付けができません。 |
表C-28 HNA2次局(SLUS使用時)の理由コード
コード | 意味 | 対処 |
---|---|---|
044011** | ACTPU受信 | 障害要因を分析し,セション再設定をしてください。 |
044012** | ACTLU受信 | |
044013** | DACTLU受信 | |
044014** | DACTPU受信 | |
04402*** | 接続要求でタイムアウト発生 | |
044031** | セグメントエラー発生(SSCP-LUデータ受信) | |
044032** | セグメントエラー発生(LU-LUデータ受信) | |
044033** | セグメントエラー発生(SCコマンド受信) | |
044041** | HNA2内部リソース確保失敗 | |
04c04200 | HNA2内部リソース状態不正 | ほかの通信管理プログラムとの組み合わせ,および定義情報を見直してください。 |
044051** | DL/NLコネクション切断発生 | 障害要因を分析し,セション再設定をしてください。 |
04406100 | 再初期化発生,または該当するスロットに対する下位層がオフライン状態 | |
04e07100 | xnfstopの入力 | 対処不要です。 |
表C-29 HNA2次局(NCAM使用時)のエラーコード
名称 | 値 | 内容 |
---|---|---|
EINTR | 4 | 強制終了(SIGKILL,SIGTERM)を受けました。 |
EIO | 5 | openシステムコールで指定された通信用スペシャルファイルがopen済みです。 |
ENXIO | 6 | 次のどれかです。
|
EFAULT | 14 | メモリフォルトが発生しました。 |
EBUSY | 16 | 通信管理が初期化中です。 |
ETXTBSY | 26 | ハードウェア異常で通信管理再初期化中,または該当するスロットに対する下位層がオフライン状態です。 |
表C-30 HNA2次局(NCAM使用時)の終了コード
名称 | 値 | readシステムコールでの意味 | writeシステムコールでの意味 | ioctlシステムコールでの意味 |
---|---|---|---|---|
CC_NL | 0x0000 | データ受信(残りのデータなし) | 正常終了 | 正常終了 |
CC_DT | 0x0001 | データ受信(残りのデータあり) | 該当しません。 | 該当しません。 |
CC_BID | 0x0002 | BIDコマンド受信 | ||
CC_EOM | 0x0003 | 論理メッセージの終結 | ||
CC_SIG | 0x0004 | SIGNAL受信 | ||
CC_BIND | 0x0005 | セションパラメタ受信 | ||
CC_STAT | 0x0006 |
| ||
CC_PAC | 0x0007 | BIU受信でのペーシングカウントの変化(SLUタイプ1のときだけ) | ||
CC_ERLEN | 0x0100 | 受信バッファ長<セションパラメタ長 | ||
CC_ERFC | 0x0101 | 該当しません。 | ioctlで指定したrequest,または機能コード未サポート | |
CC_ERCA | 0x0200 | アダプタエラー発生 | 同左 | 同左 |
CC_ERDL | 0x0201 | HDLCエラー発生 | 同左 | 同左 |
CC_ERDDX | 0x0202 | NLエラー発生 | 同左 | 同左 |
CC_ERSEG | 0x0203 | セグメントエラー | 該当しません。 | 該当しません。 |
CC_ERHDX | 0x0300 | 該当しません。 | 送信権なしエラー | 同左 |
CC_NRSP | 0x0301 | HNAプロトコル上の否定応答受信 | 同左 | 同左 |
CC_ERHNA | 0x0302 | 該当しません。 |
| 同左 |
CC_ERSTAT | 0x0303 | 該当しません。 |
|
|
CC_0801 | 0x0801 | -RSP(0x0801)送信 | 該当しません。 | 該当しません。 |
CC_0805 | 0x0805 | -RSP(0x0805)送信 | ||
CC_0813 | 0x0813 | -RSP(0x0813)送信 | ||
CC_0815 | 0x0815 | -RSP(0x0815)送信 | ||
CC_081B | 0x081B | -RSP(0x081B)送信 | ||
CC_0821 | 0x0821 | -RSP(0x0821)送信 | ||
CC_1003 | 0x1003 | -RSP(0x1003)送信 | ||
CC_2001 | 0x2001 | -RSP(0x2001)送信 | ||
CC_2002 | 0x2002 | -RSP(0x2002)送信 | ||
CC_2003 | 0x2003 | -RSP(0x2003)送信 | ||
CC_2005 | 0x2005 | -RSP(0x2005)送信 | ||
CC_400F | 0x400F | -RSP(0x400F)送信 | ||
CC_8004 | 0x8004 | -RSP(0x8004)送信 | ||
CC_8005 | 0x8005 | -RSP(0x8005)送信 | ||
CC_8008 | 0x8008 | -RSP(0x8008)送信 | ||
CC_8009 | 0x8009 | -RSP(0x8009)送信 | ||
CC_800F | 0x800F | -RSP(0x800F)送信 |
HNA通信機能で相手システムに送信するHNAセンスコードを表C-31,表C-32に示します。
ネットワーク層,回線アダプタ制御の詳細エラーコードについては,表C-7~表C-15,および表C-17を参照してください。
表C-31 HNAセンスコード
センスコード | 名称 | 返送要因 | HNA1 | HNA2 |
---|---|---|---|---|
0x0801 | リソースなし | ペーシング不正のリクエストを受信しました。 | - | ○※1 |
0x0805 | セション制限超過 | 使用できるセション数を超えました。 | - | ○※2 |
0x0807 | リソース使用不可 | PLU名称が解析できませんでした。 | ○ | - |
0x0809 | モード不一致 | RQR応答送信前に再度RQRを受信しました。 | ○ | - |
0x080A | 実行不能(通知なし) | 上位未オープン状態でBINDを受信しました(自動ログオン未使用のとき)。 | - | ○ |
0x080C | 要求実行機能なし | SSCPメッセージの解釈ができません。 | ○ | - |
0x0813 | ブラケット開始拒否(RTRなし) | ブラケット開始要求に対して拒否されました。 | - | ○※2 |
0x0815 | 機能活性済み | LUセション活性済みの状態でBINDを受信しました。 | - | ○ |
0x081A | シーケンス誤り | SSCP/LUセションでのデータとLUセションのステータスが不正です。 | ○ | - |
0x081B | 競合状態 | データ送信処理中でのデータを受信しました。 | - | ○※2 |
0x0821 | セションパラメタ不正 | セションパラメタの内容が不正です。 | - | ○ |
0x0827 | 再試行要求 | INIT-SELF,またはログオン受信時に,該当するLUでの処理ができませんでした。 | ○ | - |
0x0831 | LU対応機能使用不可 | 電源断などで,該当するLUに対する処理実行ができなくりました。 | - | ○※2 |
0x0835 | パラメタ不正 | STSNコマンド,または応答のRUが不正です。 | ○※3 | - |
0x0845 | 実行不能(通知あり) | 上位未オープン状態でBINDを受信しました(自動ログオン使用のとき)。 | - | ○ |
0x1002 | RU長異常 | RU長が不正なデータを受信しました。 | ○ | ○※2 |
0x1003 | 未サポート機能 | サポートしていない機能を示すデータを受信しました。 | - | ○※4 |
0x1005 | パラメタ異常 | RQコードが不正です。また,RU長が規定の長さ未満です。 | ○ | - |
0x1007 | カテゴリ不可 | 使用できないカテゴリのデータを受信しました。 | ○ | ○※1 |
0x2001 | シーケンス異常 | リクエストのシーケンス番号の誤りです。 | ○ | ○ |
0x2002 | チェイン違反 | チェイン状態の違反です。 | - | ○※2 |
0x2003 | ブラケット違反 | ブラケット状態の違反です。 | - | ○※2 |
0x2005 | DT OFF | DTステータスがOFF状態です。 | ○ | ○ |
0x2007 | DT ON | DTステータスがON状態です。 | - | ○※1 |
0x4001 | RH異常 | RHの形式の誤りです。 | ○ | - |
0x4007 | RQD不可 | RQDができないセションで,RQDのリクエストを受信しました。 | - | ○※2 |
0x4008 | ペーシング不可 | ペーシング未使用のセションで,ペーシング要求付きのリクエストを受信しました。 | ○ | - |
0x400F | FI誤り | FI=YのFMデータを受信しました。 | - | ○※2 |
0x8004 | DAF不正 | DAFの値を認識できません。 | ○ | ○ |
0x8005 | セションなし | セション未確立状態でデータ受信をしました。 | ○ | ○※1 |
0x8007 | セグメント異常 | セグメント違反のデータ受信をしました。 | ○ | ○ |
0x8008 | PU非活性 | PU活性以前のデータ受信をしました。 | - | ○ |
0x8009 | LU非活性 | LU活性以前のデータ受信をしました。 | - | ○ |
0x800E | OAF認識不能 | OAFの値を認識できません。 | ○ | - |
0x800F | アドレス組み合わせ異常 | PUあてにSSCP以外からのデータ受信をしました。 | - | ○※2 |
表C-32 HNA2のセンスコードの意味,要因,および対処
センスコード | 意味,要因,および対処 |
---|---|
0x0801 | リソースなし(ペーシング不正のリクエストを受信)
|
0x080A | 実行不能(通知なし)(上位未オープン状態でのBIND受信(自動ログオン機能未使用のとき))
|
0x0813 | ブラケット開始拒否(RTRなし)(ブラケット開始要求に対して拒否)
|
0x0815 | 機能活性済み(LUセション活性済みでのBIND受信)
|
0x081B | 競合状態(データ送信処理中でのデータ受信)
|
0x0821 | セションパラメタ不正(セションパラメタの内容が不正)
|
0x0831 | LU対応機能使用不可(電源断などでLUに対する処理実行ができない)
|
0x0845 | 実行不能(通知あり)(上位未オープン状態でのBIND受信(自動ログオン機能使用のとき))
|
0x1002 | RU長異常(RU長が不正なデータ受信)
|
0x1003 | 未サポート機能(サポートしていない機能を示すデータ受信)
|
0x1007 | カテゴリ不可(FI=NのSCコマンドを受信)
|
0x2001 | シーケンス異常(リクエストのシーケンス番号の誤り)
|
0x2002 | チェイン違反(チェイン状態の違反)
|
0x2003 | ブラケット違反(ブラケット状態の違反)
|
0x2005 | DT OFF(DTステータスがOFF)
|
0x2007 | DT ON(DTステータスがON)
|
0x4007 | RQD不可(RQDができないセションでRQDのリクエストを受信)
|
0x400F | FI誤り(FI=YのFMデータを受信)
|
0x8004 | DAF不正(DAFの値を認識できません)
|
0x8005 | セションなし(セション未確立状態でのデータ受信)
|
0x8007 | セグメント異常(セグメント違反のデータ受信)
|
0x8008 | PU非活性(PU活性以前のデータ受信)
|
0x8009 | LU非活性(LU活性以前のデータ受信)
|
0x800F | アドレス組み合わせ異常(PUあてにSSCP以外からのデータ受信)
|
HNA2を使用する場合のBINDパラメタ形式およびBINDパラメタ不正コードについて説明します。
560_LUの場合のBINDパラメタ形式を表C-33に示します。
なお,次の形式でなければなりません。
表C-33 560_20LUの場合のBINDパラメタ形式
バイト位置 | 正解値 | マスク | チェック内容 |
---|---|---|---|
0 | 0x31 | 0xff | 全ビットチェック |
1 | 0x01 | 0xff | 全ビットチェック |
2 | 0x03 | 0xff | 全ビットチェック |
3 | 0x03 | 0xff | 全ビットチェック |
4 | 0x00 | 0x42 | 1ビット目と6ビット目をチェック |
5 | 0x00 | 0x42 | 1ビット目と6ビット目をチェック |
6 | 0x30 | 0x30 | 2ビット目と3ビット目をチェック |
7 | 0x80 | 0xb1 | 0,2,3ビット目と7ビット目をチェック |
14 | 0x0[1-3] | 0xff | 全ビットチェック |
SLUS_LUの場合のBINDパラメタ形式を表C-34に示します。
なお,次の形式でなければなりません。
表C-34 SLUS_LUの場合のBINDパラメタ形式
バイト位置 | 正解値 | マスク | チェック内容 |
---|---|---|---|
0 | 0x31 | 0xff | 全ビットチェック |
1 | 0x01 | 0xff | 全ビットチェック |
3 | 0x0[3-4] | 0xff | 全ビットチェック |
BINDパラメタ不正エラーコードを表C-35に示します。
表C-35 BINDパラメタ不正エラーコード
コード | 意味 |
---|---|
1 | BINDパラメタ長が規定より小さいです(LUタイプ1/2/3)。 |
2 | 次のどれかです。
|
3 | PLUプロトコル不正です。 |
5 | SLUプロトコル不正です。 |
6 | 共通プロトコル不正です。 |
14 | PLUプロトコルのOIC以外も送信しました。 |
15 | PLUプロトコルの即時要求モードを使用しません。 |
16 | PLUプロトコルのチェイン応答タイプが,例外応答要求だけ送信ではありません。 |
17 | PLUプロトコルの圧縮をします。 |
18 | SLUプロトコルのOIC以外も送信しました。 |
19 | SLUプロトコルの即時要求モードを使用しません。 |
20 | SLUプロトコルのチェイン応答タイプが,例外応答要求だけ送信ではありません。 |
21 | 共通プロトコルのFMHを使用します。 |
22 | 共通プロトコルのブラケットを使用します。 |
23 | 共通プロトコルの交代コードがB'0'ではありません。 |
24 | 共通プロトコルの通常フロー通信モードが全二重ではありません。 |
25 | PSプロファイルが0ではありません。 |
HNA2次局機能の汎用サーバ機能(SLUS)を使用した場合のAP判定情報(コネクション回復情報)を表C-36に示します。
表C-36 HNA2次局機能の汎用サーバ機能(SLUS)を使用した場合のAP判定情報(コネクション回復情報)
マクロ名 | 値 | 要因 | 意味 | リトライ可否 |
---|---|---|---|---|
H2_EROLDF | 0x00 | 通常のパラメタエラー,プロトコルエラー | APの独自基準で判定 | ○ |
H2_ERBUSY | 0x20 | 通信網の通信リソースが短期的にビジー状態 | 一定の時間間隔で複数回の再試行が望ましい | |
H2_ERPDST | 0x40 | プロトコルによって相手局要因で異常終了 | ||
H2_ERNRTY | 0x60 | 再試行が望ましいそのほかの要因 | ||
H2_ERHARD | 0x80 | ハードウェア障害によってアダプタが使用できないなどの恒久的要因(閉塞) | 再試行は無意味 | × |
H2_ERDEST | 0xa0 | 通信網の通信リソースが長期的にビジー状態 | 再試行にはオペレータの判断が必要 | |
H2_ERPSRC | 0xc0 | 自局のプロトコル上の要因で接続不可(自局要因) | ||
H2_ERHALT | 0xe0 | オペレータの判断が必要なそのほかの長期的要因 | ||
H2_EREROR | 0xff | 障害情報未発生 | APの独自基準で判定 |