4.3.3 comlogエラーメッセージを表示する

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) 実行者
(4) オプション
(5) 注意事項
(6) 使用例

(1) 形式

/etc/comlog

(2) 機能

XNF/ASが動作中に出力するメッセージは,syslogファイルや標準エラー出力に出力されますが,XNF/ASのメモリ内にもメッセージを蓄積しています。このコマンドを使用することで,付録Bに示すKANFで始まるメッセージを,標準出力に出力させることができます。

このコマンドは,XNF/AS停止後でも使用できます。

(3) 実行者

一般ユーザ

(4) オプション

ありません。

(5) 注意事項

  1. XNF/ASは,内部メモリに約400個のメッセージを蓄えられます。内部メモリは,ラップアラウンド形式で使用するため,古いメッセージはcomlogコマンドを入力しても参照できない場合があります。
  2. XNF/ASを開始後,システムのリブートや日立PPインストーラを起動してXNF/AS関連のPPを追加・更新・削除すると,XNF/ASの内部メモリがクリアされるため,以前のメッセージは参照できません。この場合,syslogファイルを参照してください。

(6) 使用例

KANFで始まるメッセージを標準出力に出力します。

入力形式:

/etc/comlog

出力形式:

(1)     (2)       (3)              (4)
mm/dd hh:mm:ss メッセージID メッセージテキスト

[説明]
  1. メッセージを出力した日付を示します。日付は設定されないこともあります。
  2. メッセージを出力した時刻を示します。時刻は設定されないこともあります。
  3. KANFで始まるメッセージIDを示します。
  4. メッセージテキストを示します。
出力例:

/etc/comlog

03/23  11:23:02  KANF22001-E  LINK(LINK02)  error.code=10-10024c01040001
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