3.4.3 回線アダプタの交換

XNF/AS稼働中に,ホットプラグで回線アダプタを交換する場合の運用手順について説明します。

<この項の構成>
(1) smitでの運用手順
(2) smitを使わないで直接コマンド入力をする運用手順

(1) smitでの運用手順

  1. "/etc/xnfshow -nアダプタ名称"で,交換する論理デバイス名称を確認します。
  2. "/etc/xnfoffline -nアダプタ名称"で,交換するアダプタをオフライン状態にします。
  3. "smit devdrpci"でsmitを起動します。
  4. 「デバイスの構成解除」を選択して,回線アダプタを定義済み状態にします。このとき,「データベースに定義を保持する」で「はい」を選択します。
  5. 「PCIホット・プラグ・アダプタの交換/取り外し」を選択すると,取り外しができるスロットの一覧が表示されるので,その中から1.で調べた論理デバイス名称のスロットを選択します。
  6. 「交換」を選択します。
  7. 回線アダプタを交換します。
    交換方法はシステム装置の資料を参照してください。
  8. 「IPL後追加されたデバイスのインストール/構成」を選択して,回線アダプタを使用できる状態にします。

交換したアダプタの構成を追加していない場合は,「3.3 構成の変更」を参照して,構成を追加してください。

(2) smitを使わないで直接コマンド入力をする運用手順

  1. /etc/xnfshow -nアダプタ名称
    (1) smitでの運用手順」の1.に対応しています。
  2. lsslot -c pci -l 論理デバイス名称(交換するスロットを調べる)
  3. /etc/xnfoffline -n アダプタ名称
    (1) smitでの運用手順」の2.に対応しています。
  4. rmdev -l 論理デバイス名称
    (1) smitでの運用手順」の4.に対応しています。
  5. drslot -c pci -R -s スロット
    (1) smitでの運用手順」の5.に対応しています。2.で調べたスロットをここで使用します。
  6. 回線アダプタを交換します。
    交換方法はシステム装置の資料を参照してください。
  7. cfgmgr
    (1) smitでの運用手順」の8.に対応しています。