4.2.18 xnftest回線をテストする

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) 実行者
(4) オプション
(5) 注意事項
(6) 使用例

(1) 形式

/etc/xnftest 〔-s|-e〕 〔-n 名称〔-t テスト種別〕〕〔-L テストデータ長〕

(2) 機能

回線アダプタに接続された回線をテストします。

テストする回線,およびリンクはオフライン状態である必要があります。

(3) 実行者

スーパユーザ

(4) オプション

(a) -s

テストを開始します。

-eオプションと同時には指定できません。

(b) -e

テストを終了して,結果を表示するときに指定します。

-sオプションと同時には指定できません。

(c) -n 名称

回線アダプタに接続された次の回線名称,またはリンク名称(テスト種別が相手端末テスト(t)のときだけ)を指定します。

-s,および-eオプションを指定する場合,必ず指定してください。

(d) -t テスト種別

テスト種別を指定します。

-sオプションを指定したときだけ指定できます。-tオプションを省略した場合,m(手動ループテスト)が仮定されます。

テスト種別は,次に示します。

m:
手動ループテストです。手動でモデムをループ状態に設定して,テストをします。
i:
内部ループテストです。回線アダプタの内部でループを設定して,テストをします。
l:
ローカルループテストです。自側のモデムをループ状態に設定して,テストをします。
r:
リモートループテストです。相手側のモデムをループ状態に設定して,テストをします。
t:
相手端末ループテストです。相手端末,または相手システムをループ状態に設定して,テストをします。このとき,-nオプションには,対応するリンク名称を指定します。
(e) -L テストデータ長

-sオプションを指定したときだけ,テストデータ長をバイト単位で指定します。

指定できる値は,64(べーシック手順回線のときだけ),256,1024,4096(ハイレベル手順回線のときだけ),または8160(ハイレベル手順回線のときだけ)です。

このオプションを省略した場合,256が仮定されます。

(5) 注意事項

  1. オプションを何も指定しなかった場合,現在テストしているリソース名称を表示します。
  2. テストを開始すると,-eオプションで終了するまでテストは継続されます。回線アダプタにむだなオーバーヘッドを掛けないために,必要な情報採取後はテスト開始状態にしないでください。
  3. テスト種別とテストデータ長の指定方法については,マニュアル「EP8000回線アダプタ 概説/解説書」の回線テスト機能を参照してください。
  4. ISDN(回線交換)に接続するハイレベル回線下のリンク名称は指定できません。

(6) 使用例

(例1)
回線(LINE01)のリモートループテストを開始します。

/etc/xnftest -s -n LINE01 -t r

(例2)
回線(LINE01)のテストを終了して,テスト結果を表示します。

/etc/xnftest -e -n LINE01

*** XNF/AS test result ***                            09/04/01 19:10:26
line-name:LINE01
 offset   +0+1+2+3 +4+5+6+7 +8+9+a+b +c+d+e+f
+---------+-----------------------------------+
0000(  0) XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX
0010( 16) XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX XXXXXXXX

(凡例)
XXXXXXXX:
テスト結果情報です。詳細については,マニュアル「EP8000回線アダプタ 概説/解説書」の回線テスト機能を参照してください。
(例3)
現在テストしている回線を表示します。

/etc/xnftest