/etc/xnfpwon 〔-r リトライ回数〕 〔-i リトライ間隔〕 〔-n〕 |
パケット交換網に接続された,相手システムの電源を投入します。このコマンドを入力すると,相手システムには電源投入指示を意味する応答制限付きCRパケットを,パケット交換網に送信します。相手システムはパケット交換網から,電源投入指示を意味するCNパケットを受信すると,システムの電源を投入し,電源投入完了時CQパケットで応答します。
コマンドの実行結果は,リターン値およびメッセージで報告します。
このコマンドで電源投入する相手システムは,遠隔電源制御装置や遠隔電源投入機構などの設備でなければなりません。
このコマンドを使用できる条件を次に示します。
このコマンドを使用する場合の網加入条件を次に示します。
スーパユーザ
電源投入したい相手システムのDTEアドレスを,2~15けたの半角数字で指定します。
電源投入指示をする自局の仮想スロット番号を,1~900(10進数半角数字)で指定します。
電源投入指示発行(CRパケット)のリトライ回数を,0~1000(半角数字)で指定します。
このオプションを省略した場合,リトライ回数は5回が仮定されます。このオプションを指定する場合,相手DTEアドレス,仮想スロット番号よりも前に指定してください。
電源投入指示発行のリトライ間隔(単位:秒)を,1~3600(半角数字)で指定します。
このオプションを省略した場合,リトライ間隔は40秒が仮定されます。
-rオプションで0を指定した場合は,このオプションを指定しても無視します。このオプションを指定する場合,相手DTEアドレス,仮想スロット番号よりも前に指定してください。
コマンドの実行結果をメッセージで表示するか,または簡略形で表示するかを指定します。このオプションを指定すると,簡略形で表示します。
このオプションを指定する場合,相手DTEアドレス,仮想スロット番号よりも前に指定してください。
-nオプションを省略した場合に表示されるメッセージと,-nオプションを指定した場合に表示される簡略形を次に示します。
表4-5 -nオプションを省略した場合の表示メッセージの一覧
メッセージ | 意味 | リターン値※2 |
---|---|---|
Normal end. | 電源投入成功/電源投入済み | 0 |
Abnormal end.※3 | 電源投入異常終了 | 1 |
Busy.※3 | ビジー発生 | 2 |
Invalid argument. | 引数不正 | 3 |
Service not available. | XNF/ASが開始していない | 4 |
Not superuser.※1 | スーパユーザ権限以外で起動 | 5 |
表4-6 -nオプションを指定した場合の出力形式の一覧
コマンドの実行結果 | 出力形式 | リターン値※ | 備考 |
---|---|---|---|
電源投入成功,または電源投入済み | 1234567:2:0:: | 0 | DTEアドレス=1234567,仮想スロット番号=2です。 |
電源投入異常終了 | 1234567:2:1:xx:yy | 1 | DTEアドレス=1234567,仮想スロット番号=2でCIパケットのcause,diagをxx,yyにセットして出力し,データリンク異常時は,cause=80,diag=60をxx,yyにセットします(xx,yyは16進数)。 |
ビジー発生 | 1234567:2:2:: | 2 | DTEアドレス=1234567,仮想スロット番号=2です。 |
引数不正 | ::3:: | 3 | リターン値だけセットします。 |
XNF/ASが開始していない | ::4:: | 4 |
/etc/xnfpwon 1234567 2 |
/etc/xnfpwon -n 1234567 2 |