デフォルトでは自システムのG/Wホストと他システムのG/Wホストは,各システムのScheduler Serverで設定しているポート番号(サービス名ikisaki)を使用して通信します。したがって,デフォルトの状態で自システムと他システム間でG/W通信をする場合,自システムで設定しているポート番号と,他システムで設定しているポート番号を同一にする必要があります。
ここでは,自システムと,他システムで設定しているポート番号が異なっている場合に,自システムと他システム間でG/W通信をする設定方法について述べます。
以下の手順では,システムAではポート番号を20013,システムBではポート番号を40000で運用している場合に,システムAとシステムBのG/W通信に関する設定について述べます。
システムAでの設定:
- 管理ツールから「管理データの取得」を選択してください。
- [オプション]-[DNSホスト名]メニューを選択してください。
- DNSホスト名入力エリアに,システムBのホスト名+「:」+40000を入力してください。
<例> HOSTB:40000
既にシステムBのホスト名を登録済みの場合は,システムBのホスト名を削除してから登録してください。
また,既にシステムAとシステムBのG/W通信に関する設定をしている場合,G/W通信に関する設定を削除してください。
- 以後の作業は「4.6.2 他システムと接続する場合(G/W通信をする場合)」に従って,設定してください。この時,管理ツールの「テーブルの登録・変更・参照」ウィンドウの「他システムG/Wホスト名」には,一覧から「HOSTB:40000」を選択してください。
システムBでの設定:
- 管理ツールから「管理データの取得」を選択してください。
- [オプション]-[DNSホスト名]メニューを選択してください。
- DNSホスト名入力エリアに,システムAのホスト名+「:」+20013を入力してください。
<例> HOSTA:20013
既にシステムAのホスト名を登録済みの場合は,システムAのホスト名を削除してから登録してください。
また,既にシステムAとシステムBのG/W通信に関する設定をしている場合,G/W通信に関する設定を削除してください。
- 以後の作業は「4.6.2 他システムと接続する場合(G/W通信をする場合)」に従って,設定してください。この時,管理ツールの「テーブルの登録・変更・参照」ウィンドウの「他システムG/Wホスト名」には,一覧から「HOSTA:20013」を選択してください。
同一ポート番号の運用を,異なるポート番号に変更して運用する場合,次の注意事項があります。
- これまでに他システムのユーザから受けた予約スケジュールは回答できません。ただし,設定変更後の予約スケジュールは,通常どおり回答できます。