付録H Assist連携時と「SFdatacp」実行時のエラーメッセージ

Assist連携時と「SFdatacp」実行時に出力するメッセージの一覧を次に示します。なお,フォーマットはすべて共通で以下のとおりとなります。

フォーマット

日付,時間,プロセスID,メッセージID,処理種別,メッセージ内容

日付
YYYY/MM/DDの形式(西暦)(10バイト)
時間
HH:MM:SSの形式(8バイト)
プロセスID
プロセスID(5バイト)
メッセージID
メッセージID(5バイト)
処理種別
  • I:通常のメッセージ
  • E:エラーメッセージ
  • W:警告メッセージ
メッセージ内容
(1)~(3)の表に主要なものを示します。なお,表中の「x」は,任意の名前,又は数字です。
<この節の構成>
(1) Assist連携時のメッセージ
(2) agtcoutのメッセージ
(3) 「SFdatacp」実行時のメッセージ

(1) Assist連携時のメッセージ

Assist連携機能のログファイルの格納場所は以下のとおりです。なお,SFagent.logはAssist連携処理が完了するまで出力されないため,Assist連携処理中の可能性がある場合は,ScheExec.logで結果を確認してください。

(2) agtcoutのメッセージ

agtcoutのログファイルの格納場所は以下のとおりです。Assist連携時と同じログファイルに出力されます。

(3) 「SFdatacp」実行時のメッセージ

SFdatacpの詳細ログファイルの格納場所は以下のとおりです。

<スケジュール格納ディレクトリ>/log/agent/[処理ID]/SFdatacp.log

なお,[処理ID]は,SFdatacpを実行したタイミングで割り振られた14桁のIDを示します。

項番メッセージ内容対処
1他の処理が動作中のため実行できませんAssist連携機能,又はagtcoutが実行中です。しばらく待ってから再実行してください。
2管理ツールサーバ起動確認・サーバ停止確認処理でエラーが発生しましたシステム内の管理ツールサーバが停止しているか,サーバが起動している可能性があります。
システム内の管理ツールが起動していることとサーバが停止していることを確認して再実行してください。
3管理ツールサーバの排他ロック設定処理でエラーが発生しました管理ツールサーバの排他ロック設定処理でエラーが発生しました。管理ツールサーバが起動していることを確認して再実行してください。
4ユーザのホームサーバ移動処理で続行不可能なエラーが発生しました移動者一覧ファイルの内容が不正な可能性があります。ログを参照してエラー詳細内容を確認してください。エラー原因を取り除いてから,取得したバックアップからデータをすべて元に戻しSFdatacpを再実行してください。
対処法の詳細は,「5.2(7)(a) すべて再実行する方法」を参照してください。
5ホームサーバ移動処理に失敗したユーザがいますログを参照してエラー詳細内容を確認してください。エラー原因を取り除いてから,SFdatacpを再実行してください。この場合は,失敗したユーザだけ再実行されます。
対処法の詳細は,「5.2(7)(b) エラーとなったユーザだけ再実行する方法」を参照してください。
6ユーザのホームサーバ更新処理で続行不可能なエラーが発生しましたログを参照してエラー詳細内容を確認してください。エラー原因を取り除いてから,取得したバックアップからデータをすべて元に戻しSFdatacpを再実行してください。
対処法の詳細は,「5.2(7)(a) すべて再実行する方法」を参照してください。
7ホームサーバ移動処理・ホームサーバ更新処理に成功したユーザはいませんでした移動者一覧ファイルにエントリしたユーザすべてでホームサーバ移動・更新処理に失敗しました。ログを参照してエラー原因を取り除いてから,SFdatacpを再実行してください。この場合は,失敗したユーザ,すなわち全ユーザについて再実行されます。
対処法の詳細は,「5.2(7)(b) エラーとなったユーザだけ再実行する方法」を参照してください。
8ホームサーバ更新処理に失敗したユーザがいますログを参照してエラー原因を取り除いてから,SFdatacpを再実行してください。この場合は,失敗したユーザだけ再実行されます。
対処法の詳細は,「5.2(7)(b) エラーとなったユーザだけ再実行する方法」を参照してください。
9子サーバの管理データの取得処理でエラーが発生しましたすべての子サーバで管理データの取得を実行した後,親サーバを含むすべてのサーバでgrpchgを実行してください。
10グループファイルの更新処理でエラーが発生しました親サーバを含むすべてのサーバでgrpchgを実行してください。
11管理データ取得・グループファイルの更新処理で何らかのエラーが発生しましたすべての子サーバで管理データの取得を実行した後,親サーバを含むすべてのサーバでgrpchgを実行してください。
12管理ツールサーバの排他ロック解除処理でエラーが発生しました親サーバでagtcoutを実行してください。
13親サーバコマンド実行処理失敗(XXXX)XXXXはコマンド名です。ScheExec.logを参照してエラー原因を取り除いてから再実行してください。
XXXXがgrpchgの場合,組織数が1プロセスがオープンできるファイル数の上限を超えている可能性があります。「7.8 「grpchg」について (4) 注意」を参照して親サーバで対策を実行し,再実行してください。
14子サーバでコマンド起動処理に失敗しました(XXXX)XXXXはコマンド名です。ScheExec.logを参照してエラー原因を取り除いてから再実行してください。
XXXXがgrpchgの場合,組織数が1プロセスがオープンできるファイル数の上限を超えている可能性があります。「7.8 「grpchg」について (4) 注意」を参照してエラーが発生した子サーバで対策を実行し,再実行してください。