7.11.6 作業手順

<この項の構成>
(1) 初回の設定
(2) 通常の運用時(レプリケーション(子サーバからの管理データ取得)を行う場合)
(3) 通常の運用時(レプリケーション(子サーバからの「管理データ取得」)を行わない場合)

(1) 初回の設定

この機能を初めて使用するときは次の作業を行います。

  1. サービスを停止してScheduler Serverを07-30にアップします。
    この機能は07-30以降でしか使うことができません。マルチサーバの場合にはすべてのScheduler Serverを07-30にアップしてください。
  2. AppoSV.iniに本機能を使用するための設定を行います。
    OrgGroupSecurity=ONなどを設定します。
  3. ORGGROUP.tblとORGGROFF.tblを作成します。
    Windowsマシン上で組織グループファイル(ORGGROUP.tbl)と特権ユーザ一覧ファイル(ORGGROFF.tbl)を作成します。その後,親サーバのScheduler Serverが使用していないディレクトリに,ftpのバイナリモードで転送してください。
  4. SCHogimpコマンドでORGGROUP.tblとORGGROFF.tblをチェックします。
    SCHogimpコマンドの/cオプションで確認することができます。
  5. ORGGROUP.tblとORGGROFF.tblの問題がなくなったら,SCHogimpコマンドで親サーバに登録します。
    SCHogimpコマンドの/iオプションで登録することができます。
  6. すべてのサーバで管理ツールサーバのサービスを起動します。
    「Groupmax Scheduler Server Tool」と「Groupmax Facilities Manager Tool」を起動します。
  7. すべての子サーバでコンフィギュレーションから「管理データ取得」を実行します。
  8. すべてのサーバでサービスを起動します。
    「Groupmax Scheduler Server」と「Groupmax Facilities Manager」を起動します。

(2) 通常の運用時(レプリケーション(子サーバからの管理データ取得)を行う場合)

組織グループに新しい組織を追加するなど組織グループを変更したり,特権ユーザを変更したりする場合に,この機能以外の情報も反映するのであれば,次の手順で作業します。

  1. ORGGROUP.tblとORGGROFF.tblを作成する。
    Windowsマシン上で組織グループファイル(ORGGROUP.tbl)と特権ユーザ一覧ファイル(ORGGROFF.tbl)を作成します。その後,親サーバのScheduler Serverが使用していないディレクトリに,ftpのバイナリモードで転送してください。
    組織グループ又は特権ユーザをすべて削除したい場合は0バイトのファイルを作成してください。
  2. SCHogimpコマンドでORGGROUP.tblとORGGROFF.tblをチェックします。
    SCHogimpコマンドの/cオプションで確認することができます。
  3. ORGGROUP.tblとORGGROFF.tblの問題がなくなったら,SCHogimpコマンドで親サーバに登録します。
    SCHogimpコマンドの/iオプションで登録することができます。
  4. すべてのサーバで管理ツールサーバのサービスを起動します。
    「Groupmax Scheduler Server Tool」と「Groupmax Facilities Manager Tool」を起動します。
  5. すべての子サーバでコンフィギュレーションから「管理データ取得」を実行します。
  6. 一定時間が経過したら自動的に内容が取り込まれます。

(3) 通常の運用時(レプリケーション(子サーバからの「管理データ取得」)を行わない場合)

組織グループに新しい組織を追加するなど組織グループを変更したり,特権ユーザを変更したりする場合に,この機能の情報だけを反映するのであれば,レプリケーション(子サーバからの「管理データ取得」)を行わずに次の手順で作業します。

  1. ORGGROUP.tblとORGGROFF.tblを作成する。
    Windowsマシン上で組織グループファイル(ORGGROUP.tbl)と特権ユーザ一覧ファイル(ORGGROFF.tbl)を作成します。その後,親サーバのScheduler Serverが使用していないディレクトリに,ftpのバイナリモードで転送してください。
    組織グループ又は特権ユーザをすべて削除したい場合は0バイトのファイルを作成してください。
  2. SCHogimpコマンドでORGGROUP.tblとORGGROFF.tblをチェックします。
    SCHogimpコマンドの/cオプションで確認することができます。
  3. ORGGROUP.tblとORGGROFF.tblの問題がなくなったらすべてのサーバにチェック済みファイルを転送します。
    子サーバのScheduler Serverが使用していないディレクトリに転送します。
  4. 親サーバも含めすべてのサーバでSCHogimpコマンドを実行して登録します。
    SCHogimpコマンドの/iオプションで登録することができます。
  5. 一定時間が経過したら自動的に内容が取り込まれます。