1.1 TCP/IPの接続確認

<この節の構成>
(1) TCP/IPの接続確認
(2) サービスのポート番号の設定

(1) TCP/IPの接続確認

サーバとなるマシンとクライアントとなるマシンにIPアドレスホスト名を登録し,TCP/IPによる接続確認(telnet,pingなど)をしてください。マルチサーバで運用する場合は,サーバ間の接続確認もしてください。マルチサーバ構成の場合,Scheduler Server及びFacilities ManagerをインストールしたすべてのマシンについてIPアドレスとホスト名を登録し,接続確認をしてください。

ただし,システム内でDNSの設定をしている場合は,ネームサーバ上でホスト名を登録してください。

(2) サービスのポート番号の設定

サーバ及びクライアントに,Scheduler ServerとFacilities Managerで使用するサービスのポート番号を,次に従ってservicesファイルに設定してください。

<設定するサービス及びサーバ・クライアント>

表1-1 ポート番号の設定(Scheduler Serverの場合)

設定するサービスポート番号/
プロトコル名
設定する
サーバ
設定するクライアント
ikisaki
(サーバプロセス用)
20013/tcp全サーバ全クライアント
appoman
(管理ツールプロセス用)
20014/tcp全サーバ管理ツールを使用するクライアントだけ

表1-2 ポート番号の設定(Facilities Managerの場合)

設定するサービスポート番号/
プロトコル名
設定する
サーバ
設定するクライアント
appoarea
(サーバプロセス用)
20102/tcp全サーバ全クライアント
roomman
(管理ツールプロセス用)
20103/tcp全サーバ管理ツールを使用するクライアントだけ
注意事項
ポート番号が他サービスのポート番号と重複する場合は,このポート番号を変更してください。変更する場合はできるだけ5,000番以上のポート番号を指定してください。ポート番号が重複している状態でサーバ又は管理ツールを起動すると,これらのポート番号を強制的に使用するため,ほかのアプリケーションが正常に動作しなくなる可能性があります。特に5,000番より下のポート番号を指定した場合,ほかのアプリケーションと重複する可能性が高いので注意してください。また,ポート番号を変更した場合は,クライアントも同一の番号に設定してください。