8.1 トラブルシューティング

このシステム運用時に発生する可能性のあるトラブルと原因,回復方法について示します。

<この節の構成>
(1) サーバ(SV)又は管理ツールサーバ(AppoMan)を起動できない
(2) クライアントからログインできない
(3) クライアントからログインできない(Address Server連動時)
(4) 管理ツールで,サーバから管理データを取得できない
(5) コンフィギュレーションからの手動実行コマンドが失敗する
(6) 「管理データの取得」に失敗する
(7) 「変更通知情報の取得」や「ユーザ情報の再作成」を実行すると失敗する,又は「GetAdAll」,「indxget」コマンドの実行に失敗する
(8) 「変更通知情報の取得」又は「indxget」コマンドを実行しても,Address Serverで登録した内容がScheduler Serverに反映されない
(9) 特定のユーザの特定の月に対して,データの更新ができない
(10) 親サーバのユーザ情報が,子サーバに反映されていない
(11) クライアントの「グループ」に登録済みのメンバ(ユーザ/施設)に対してスケジュール参照/予約/空き時間検索を実行するとエラーとなる
(12) クライアントで,ほかのメンバのスケジュールを参照できない。又はほかのメンバにスケジュールを予約できない
(13) システムログにメッセージID「60304」のメッセージが出力される
(14) 管理ツールで,サーバから管理データを取得時に「サーバで管理データを更新処理中のため,管理ツールサーバとの接続に失敗しました。」というメッセージが出力されて失敗する
(15) Scheduler Client(Facilities Manager Client)の環境設定で「ユーザ情報の保存」を「サーバ保存」にしているユーザで,Client終了時に,「「XXXXX」の登録に失敗しました。」というダイアログメッセージが表示される(「XXXXX」は任意のファイル名)
(16) すべてのメンバのスケジュール参照が参照拒否になる
(17) セキュリティの設定通りに他人のスケジュール参照,スケジュール予約ができない
(18) 管理ツールの汎用化データ設定で,「休日の設定が不正です。再登録してください。」又は「休日のデータが不正です。終了してよろしいですか。」というダイアログメッセージが表示される
(19) Scheduler ClientやWWW for Schedulerで,エラー番号が表示され,「システム管理者に連絡してください。」のメッセージが出力される
(20) Groupmax Scheduler Clientで[起動時にサーバから情報を取得する]チェックボックスのチェックを外したままホームサーバを変更した場合
(21) コンフィギュレーションの「手動実行」で「ユーザ情報再作成」や「変更通知情報取得」を実行した時に,「サーバで別の処理(xxxx)が実行中です。再実行してください。」というメッセージが表示されて失敗する
(22) 管理ツールで,サーバから管理データを取得時に「管理ツールサーバとの接続に失敗しました。」というメッセージが出力されて失敗する
(23) 管理ツールで,サーバに管理データを転送する時に「管理データの転送に失敗しました。」というメッセージが出力されて失敗する
(24) 管理ツールで管理データの取得,あるいは管理データの転送時に通信タイムアウトが発生し「エラーコード:2000」のメッセージが表示される

(1) サーバ(SV)又は管理ツールサーバ(AppoMan)を起動できない

原因

servicesファイルに,ポート番号が記述されていません。

回復方法

servicesファイルに,ポート番号を記述してください。詳細は,「1.1 TCP/IPの接続確認」を参照してください。

(2) クライアントからログインできない

原因1

サーバが起動されていません。

回復方法1

Scheduler Serverを起動します。詳細は,「3.2.1 Scheduler Serverの起動」又は「3.2.2 Facilities Managerの起動」を参照してください。

原因2

サーバとクライアント間をTCP/IPで通信できません。

回復方法2

ホスト名や通信環境を確認し,TCP/IPで通信できるようにします。詳細は,「1.1 TCP/IPの接続確認」を参照してください。

原因3

サーバとクライアントのサービスポート番号があっていません。

回復方法3

サーバとクライアントの「ikisaki」「appoarea」のポート番号を同一にしてください。

(3) クライアントからログインできない(Address Server連動時)

原因

Address Serverで登録した内容がScheduler Serverに反映されていません。

回復方法

管理ツールを用いて,ユーザが登録されていることを確認してください。詳細は,「4.4 管理データの取得」を参照してください。ユーザが登録されていない場合,「変更通知情報の取得」や「ユーザ情報の再作成」を実行します。詳細は,「4.1.3 Address Serverのユーザ情報取得方法」,「4.1.4 Address Serverの変更通知情報取得方法」を参照してください。

(4) 管理ツールで,サーバから管理データを取得できない

原因1

servicesファイルに,ポート番号が記述されていません。

回復方法1

サーバ及び,管理ツールを使用しているマシンのservicesファイルに,「appoman」,「roomman」のポート番号を記述してください。詳細は,「1.1 TCP/IPの接続確認」を参照してください。

原因2

管理ツールサーバが起動されていません。

回復方法2

サーバで,管理ツールサーバを起動します。詳細は,「3.2.1 Scheduler Serverの起動」又は「3.2.2 Facilities Managerの起動」を参照してください。

(5) コンフィギュレーションからの手動実行コマンドが失敗する

原因

管理ツールサーバが起動されていません。

回復方法

管理ツールサーバを起動します。詳細は,「3.2.1 Scheduler Serverの起動」又は「3.2.2 Facilities Managerの起動」を参照してください。

(6) 「管理データの取得」に失敗する

原因1

親サーバと子サーバの片方又は両方で管理ツールサーバが起動されていません。

回復方法1

親サーバと子サーバの片方又は両方で管理ツールサーバを起動します。詳細は,「3.2.1 Scheduler Serverの起動」又は「3.2.2 Facilities Managerの起動」を参照してください。

原因2

親サーバと子サーバ間をTCP/IPで通信できません。

回復方法2

ホスト名や通信環境を確認し,TCP/IPで通信できるようにします。詳細は,「1.1 TCP/IPの接続確認」を参照してください。

(7) 変更通知情報の取得」や「ユーザ情報の再作成」を実行すると失敗する,又は「GetAdAll」,「indxget」コマンドの実行に失敗する

原因

Address Serverが起動されていません。

回復方法

Address Serverを起動します。詳細は,「4.1.3 Address Serverのユーザ情報取得方法」,「4.1.4 Address Serverの変更通知情報取得方法」を参照してください。

(8) 変更通知情報の取得」又は「indxget」コマンドを実行しても,Address Serverで登録した内容がScheduler Serverに反映されない

原因1

Address Serverから変更通知情報が出力されていません。

回復方法1

変更通知情報は,Address Serverに登録してから1時間(デフォルト)後か,Address Serverの再起動によって出力されます。その後,「変更通知情報の取得」又は「indxget」コマンドを実行してください。コマンド実行後,管理ツールを用いて,ユーザが登録されていることを御確認ください。

原因2

Address Serverの「ホームサーバ名設定」に「Schedulerサーバ」のホスト名が設定されていません。

回復方法2

Address Serverの「ホームサーバ名設定」に「Schedulerサーバ」のホスト名を設定します。

(9) 特定のユーザの特定の月に対して,データの更新ができない

原因

ディスクの容量不足などによってスケジュールファイルの更新処理に失敗しています。

回復方法

スケジュールファイルの更新処理に失敗すると,/usr/GroupAppo/tmpに更新前のスケジュールファイル(バックアップファイル)が保存されます。また,これらのファイル名が記載されたbackupfile.logファイルが<スケジュール格納ディレクトリ>/logに出力されます。backupfile.logファイルに出力されるファイル名は,以下の例のとおりです。

ユーザIDが「user」,更新中ファイル名が「199801.nsd」の更新に失敗した場合,backupfile.logファイルに出力されるファイル名は「user_199801.nsd.bk」となります。このファイル名は,「コンフィギュレーション」の「1. スケジュール格納ディレクトリ」のディレクトリ下の「user」ディレクトリ下の「199801.nsd」ファイルの更新中にエラーが発生したことを示しています。

ユーザIDが「user」,環境ディレクトリが「env」,更新ファイル名が「youfile.dat」の更新に失敗した場合,backupfile.logファイルに出力されるファイル名は「user_env_youfile.dat.bk」となります。このファイル名は,「コンフィギュレーション」の「1. スケジュール格納ディレクトリ」のディレクトリ下の「user」ディレクトリ下の「env」ディレクトリ下の「youfile.dat」ファイルの更新中にエラーが発生したことを示しています。

上記ファイルを元のファイル名にリネームし,スケジュール格納ディレクトリの下の所定の位置に戻すと,エラーが発生した更新処理の前の状態に戻ります。ただし,上記ファイルのサイズが0バイトの場合,戻さずに0バイトのファイルを削除してください。

(10) 親サーバユーザ情報が,子サーバに反映されていない

原因

管理するユーザ数が数千人の規模でかつ環境ファイルの取得時に親サーバ側が高負荷の場合,親サーバでの処理に時間が掛かり,子サーバ側でタイムアウトが生じています。

回復方法

親サーバの/usr/GroupAppo/bin/AppoSV.iniファイルに以下の記述を追加してください(行末には改行コードを入力する必要があります)。

[Sockets]

ReplTimeOut2=延長するタイムアウトの時間(秒)

記述例

[Sockets]

ReplTimeOut2=60

注意

ReplTimeOut2で指定した時間+30(秒)が,タイムアウトの合計時間となります。上記の記述例では,60+30=90(秒)がタイムアウトの合計時間となります。以上のReplTimeOut2の記述がない場合,又はAppoSV.iniファイルがない場合は,デフォルトとしてReplTimeOut2=30として扱い,タイムアウトの合計時間は60秒となります。

(11) クライアントの「グループ」に登録済みのメンバ(ユーザ/施設)に対してスケジュール参照/予約/空き時間検索を実行するとエラーとなる

原因

クライアントでローカルグループに登録されたメンバのホスト名が変更されています。

回復方法

クライアント上でローカルグループを再作成してください。また,サーバ上で一括で変換する方法については,「7.3.2 変換コマンドの実行」の注意の6番目の説明を参照してください。

(12) クライアントで,ほかのメンバのスケジュールを参照できない。又はほかのメンバにスケジュールを予約できない

原因1

組織間セキュリティの初期設定ファイルparam.iniが存在しない,又はparam.iniの記述内容に不正があります。

回復方法1

すべてのサーバを停止後,親サーバの以下のファイルを置き換えてください。

置き換え先

 <スケジュール格納ディレクトリ>/etc/param.ini

置き換え元

組織によるセキュリティを使用しない場合:

 /usr/GroupAppo/bin/param0.ini

組織によるセキュリティの直系方式を使用する場合:

 /usr/GroupAppo/bin/param1.ini

組織によるセキュリティのユニット方式を使用する場合:

 /usr/GroupAppo/bin/param2.ini

置き換えた後,管理ツールサーバを起動し,マルチサーバ構成の場合は子サーバから管理データを取得し,サーバを起動してください。詳細は,「9.2 組織階層によるセキュリティ設定」を参照してください。

原因2

セキュリティランクの設定に誤りがあります。

回復方法2

セキュリティランクの設定を見直してください。詳細は,「4.9 セキュリティの設定」を参照してください。

(13) システムログにメッセージID「60304」のメッセージが出力される

出力されるメッセージを次に示します。

メッセージ
設定ファイルparam.iniが存在しない又は不正があります。

原因

組織間セキュリティの初期設定ファイルparam.iniが存在しない,又はparam.iniの記述内容に不正があります。

回復方法

すべてのサーバを停止後,親サーバの以下のファイルを置き換えてください。

置き換え先

 <スケジュール格納ディレクトリ>/etc/param.ini

置き換え元

組織によるセキュリティを使用しない場合:

 /usr/GroupAppo/bin/param0.ini

組織によるセキュリティの直系方式を使用する場合:

 /usr/GroupAppo/bin/param1.ini

組織によるセキュリティのユニット方式を使用する場合:

 /usr/GroupAppo/bin/param2.ini

置き換えた後,管理ツールサーバを起動し,マルチサーバ構成の場合は子サーバから管理データの取得をし,サーバを起動してください。詳細は,「9.2 組織階層によるセキュリティ設定」を参照してください。

(14) 管理ツールで,サーバから管理データを取得時に「サーバで管理データを更新処理中のため,管理ツールサーバとの接続に失敗しました。」というメッセージが出力されて失敗する

原因1

「コンフィギュレーション」の[手動実行]で[変更通知情報取得]や[ユーザ情報再作成]など管理データを更新する処理が実行中です。

回復方法1

しばらく待ってから,ほかの管理データ更新処理が終了したことを確認後,再実行してください。

原因2

前回の管理ツール使用時に管理ツールを正常終了できませんでした。

回復方法2

前回の管理ツールを使用した時刻から20分経過してから,再実行してください。同じメッセージが再表示される場合には,<スケジュール格納ディレクトリ>/log/Replicationフォルダがないかどうかを確認し,存在する場合は管理ツールサーバを再起動してください。その後20分経過してから管理ツールから管理データを取得してください。

(15) Scheduler Client(Facilities Manager Client)の環境設定で「ユーザ情報の保存」を「サーバ保存」にしているユーザで,Client終了時に,「「XXXXX」の登録に失敗しました。」というダイアログメッセージが表示される(「XXXXX」は任意のファイル名)

原因

環境設定ファイルの更新に失敗したため,ユーザ情報のバックアップファイルが存在します。

回復方法

(9) 特定のユーザの特定の月に対して,データの更新ができない」を御参照ください。

(16) すべてのメンバのスケジュール参照が参照拒否になる

原因

ORGGROUP.tblファイルの読み込みに失敗している可能性があります。システムログにメッセージID「45108」のログが出力されていて,その後にメッセージID「45105」のログが出力されていない場合が該当します。

回復方法

付録N システムログのメッセージ一覧」の「表N-1 サーバ(SV/RMSV)」に書かれているメッセージID「45108」の「内容/対処」を御参照ください。

(17) セキュリティの設定通りに他人のスケジュール参照,スケジュール予約ができない

原因

ORGGROFF.tblファイルの読み込みに失敗している可能性があります。システムログにメッセージID「45108」のログが出力されていて,その後にメッセージID「45105」のログが出力されていない場合が該当します。

回復方法

付録N システムログのメッセージ一覧」の「表N-1 サーバ(SV/RMSV)」に書かれているメッセージID「45108」の「内容/対処」を御参照ください。

(18) 管理ツールの汎用化データ設定で,「休日の設定が不正です。再登録してください。」又は「休日のデータが不正です。終了してよろしいですか。」というダイアログメッセージが表示される

原因

年が変わって初めての起動では,汎用化データにその年の休日設定がされていません。

回復方法

休日を設定し直してください。

(19) Scheduler ClientやWWW for Schedulerで,エラー番号が表示され,「システム管理者に連絡してください。」のメッセージが出力される

原因

通常は起こり得ないエラーです。

回復方法

サーバでの対処法を表8-1に示します。

表8-1 サーバでの対処法

項番Scheduler Clientのエラー番号WWW
for Schedulerのエラー番号
サーバでの対処方法
11KFCG5001
  1. Scheduler Server上にログインユーザが登録されていません。Address Serverで登録した内容がScheduler Serverに反映されていない可能性があります。「ユーザ情報再作成」を実施してください。
  2. 管理データが壊れている可能性があります。Address Serverと連動している場合は,「ユーザ情報再作成」を実施してください。Address Serverと連動していない場合は,管理ツールでユーザ情報を再作成してください。
  3. 既にScheduler Serverから削除されているメンバがシステムグループ,ローカルグループに登録されている可能性があります。削除されているメンバはグループから削除してください。
  4. クライアントからのアクセスが集中するなどScheduler Serverが高負荷な状態にあり,ユーザ情報を取得できませんでした。
22KFCG5002Facilities Manager上に施設が登録されていないか,Scheduler Server上に施設管理者が登録されていません。又は管理データが壊れている可能性があります。Address Serverと連動している場合は,「ユーザ情報再作成」を実施してください。Address Serverと連動していない場合,施設の場合は,管理ツールでユーザ,施設情報を再登録してください。
33,4KFCG5003,
KFCG5004
汎用化データファイルが存在していないか,内容が不正です。管理ツールで汎用化データの設定を見直してください。
45,6KFCG5005
KFCG5006
セキュリティファイルが存在していないか,内容が不正です。管理ツールでセキュリティの設定を見直してください。
57KFCG5007
  1. Scheduler Server上のユーザの管理データが壊れている可能性があります。Address Serverと連動している場合は,「ユーザ情報再作成」を実施してください。Address Serverと連動していない場合は,管理ツールでユーザ情報を再作成してください。
  2. クライアントからのアクセスが集中するなどScheduler Serverが高負荷な状態にあり,ユーザ情報を取得できませんでした。
68KFCG5008ディスクアクセスに失敗しました。サーバマシンの再起動で回復する場合があります。
79KFCG5009
  1. ディスクアクセスに失敗しました。サーバマシンの再起動で回復する場合があります。
  2. 1組織に登録されているユーザ・組織・セパレータの合計が500を超えている。1組織に登録されているユーザ・組織・セパレータの合計が500を超えないようにしてください。なお,クライアントの組織ツリーは,1組織に表示できるユーザ・組織は268個までです。
810KFCG5010
  1. 受信一覧表示後,その予約受信スケジュールを予約者が削除した可能性があります。復旧はできません。クライアントから予約処理を再実行してください。
  2. 不要スケジュール削除機能によって予約受信スケジュールが削除された場合があります。復旧はできません。クライアントから予約処理を再実行してください。
911KFCG5011
  1. 発信一覧表示後,秘書がその予約発信スケジュールを削除した可能性があります。復旧はできません。クライアントから予約処理を再実行してください。
  2. 不要スケジュール削除機能によって予約発信スケジュールが削除された可能性があります。復旧はできません。クライアントから予約処理を再実行してください。
1012KFCG5012
  1. 予約の発信者側で,予約スケジュールの控えのみを削除してあった可能性があります。復旧作業は必要ありません。
  2. 不要スケジュール削除機能によって,発信予約スケジュールが削除された可能性があります。復旧作業は必要ありません。
  3. 上司ユーザが発信一覧画面を表示している時に,秘書ユーザがその上司ユーザが発信した予約スケジュールを削除し,上司ユーザが同じ発信予約スケジュールを「予約したスケジュールをメンバ全員から削除。」を選択して削除しようとした可能性があります。復旧作業は必要ありません。
1113KFCG5013選択された予約データが不正になっている可能性があります。復旧はできません。クライアントから予約処理を再実行してください。
1217,18KFCG5017
KFCG5018
選択された予約データが不正になっている可能性があります。復旧はできません。クライアントから予約処理を再実行してください。
1316,19,21
22,24,25
26,27,28
29,32,33
67,68,69
74,79,82
83,87,89
KFCG5016
KFCG5019
KFCG5021
KFCG5022
KFCG5024
KFCG5025
KFCG5026
KFCG5027
KFCG5028
KFCG5029
KFCG5032
KFCG5033
KFCG5867
KFCG5868
KFCG5869
  1. 稼働中バックアップ機能を使用中です。バックアップ終了コマンドを実行した後に,クライアントから再実行してください。
  2. Assist連携機能実行中です。Assist連携機能の終了を待って,クライアントから再実行してください。
  3. Assist連携機能が何らかのエラーによって中断しています。回復方法は,「8.2.1(3) Assist連携時Assist Viewerでユーザ情報を変更した後,クライアントからスケジュールの更新ができない場合」の回復方法2を参照してください。回復後,クライアントから再実行してください。
  4. ディスクの容量不足などによってスケジュールファイルの更新処理に失敗しています。回復方法は,「8.1(9) 特定のユーザの特定の月に対して,データの更新ができない」を参照してください。回復後,クライアントから再実行してください。
1436KFCG5036メモリ確保に失敗しました。メモリ容量が十分足りているか確認してください。サーバマシンの再起動で回復する場合があります。
1538KFCG5038
  1. 親サーバと子サーバでログインユーザの管理情報が不一致になっている可能性があります。子サーバから「管理データ取得」を実行してください。
  2. ユーザの「Schedulerホームサーバ」に設定されているホスト名と,それに対応するIPアドレスのマッピングが,サーバ側とクライアント側で不一致になっている可能性があります。サーバとクライアントのHostsファイルを見直してください。
  3. クラスタ環境で発生する場合は,ユーザの「Schedulerホームサーバ」に設定されているホスト名が,正しいパッケージホスト名(パッケージIPアドレスに対応したホスト名)になっていない可能性があります。以下の点を見直してください。
    (1) 共有ディスク上に作成されているクラスタ環境ファイル(AppoSV.ini)の以下で設定しているパッケージホスト名が,ユーザの「Schedulerホームサーバ」に設定されているホスト名と一致していること。
     [Data]
     HAHostName=パッケージホスト名
     WriteThroughSV=ON
    (2) ユーザの「Schedulerホームサーバ」がリアルホスト名に書き換えられていないこと。
    Scheduler_Facilities管理ツールを使って,ユーザの「Schedulerホームサーバ」がリアルホスト名に書き換わっていないことを確認してください。もし,リアルホスト名に書き換わってしまっている場合は,「ユーザ情報再作成」を実行してください。
1654KFCG5054
  1. 親サーバと子サーバでログインユーザの管理情報が不一致になっている可能性があります。子サーバから「管理データ取得」を実行してください。
  2. ユーザの「Schedulerホームサーバ」に設定されているホスト名と,それに対応するIPアドレスのマッピングが,サーバ側とクライアント側で不一致になっている可能性があります。サーバとクライアントのHostsファイルを見直してください。
1755KFCG5855
  1. Facilities Manager上に施設が登録されていません。管理データが壊れている可能性があります。管理ツールで施設情報を再登録してください。
  2. 既にFacilities Manager上から削除された施設への予約スケジュールに対して更新処理をした可能性があります。そのようなデータに対しては更新処理はできません。
1857KFCG5857ログインユーザは,予約するメンバ,施設に対して予約不可の権限を設定されています。必要に応じてセキュリティランクの設定を見直してください。
1958KFCG5858ログインユーザは,参照するメンバ,施設に対して参照拒否権限を設定されています。必要に応じてセキュリティランクの設定を見直してください。
2061KFCG5061施設付属設備テーブルが,サーバに未登録です。管理ツールを使用して,施設付属設備を登録してください。
2170KFCG5870施設予約ルールのうち,「予約制限時間」の制限によるエラーです。施設予約ルールを修正する場合,その施設の施設管理者に変更を依頼してください。
2271KFCG5871施設予約ルールのうち,「予約可能期間」の制限によるエラーです。施設予約ルールを修正する場合,その施設の施設管理者に変更を依頼してください。
2372KFCG5872施設予約ツールのうち,「重複予約禁止」の制限によるエラーです。施設予約ルールを修正する場合,その施設の施設管理者に変更を依頼してください。
2473KFCG5873施設予約ルールのうち,「予約禁止時間帯」の制限によるエラーです。施設予約ルールを修正する場合,その施設の施設管理者に変更を依頼してください。
2580
  1. ログインユーザのタスクデータが不正になっている可能性があります。復旧はできません。クライアントから再度タスクを登録するなどで対応してください。
  2. クライアントでToDoリストを表示している状態の時に,別のクライアントからタスクを削除され,そのタスクの詳細情報を参照しようとした可能性があります。再度ToDoリストを表示してください。
2690メモリ確保に失敗しました。メモリ容量が十分足りているか確認してください。サーバマシンの再起動で回復する場合があります。
2785,91KFCG5085
KFCG5091
  1. Address Serverで登録したユーザ情報がScheduler Serverに反映されていない可能性があります。「ユーザ情報再作成」を実施してください。
  2. 管理データが壊れている可能性があります。Address Serverと連動している場合は,「ユーザ情報再作成」を実施してください。Address Serverと連動していない場合は,管理ツールでユーザ情報を再作成してください。
2892
  1. メモリ確保に失敗しました。メモリ容量が十分足りているか確認してください。サーバマシンの再起動で回復する場合があります。
  2. ディスクアクセスに失敗しました。サーバマシンの再起動で回復する場合があります。
29101拡張スケジュールを含めスケジュールデータが不正です。回復できないので,クライアントで同一スケジュールを再登録・予約し直してください。
30498,499
  1. メモリ確保に失敗しました。メモリ容量が十分足りているか確認してください。サーバマシンの再起動で回復する場合があります。
  2. ディスクアクセスに失敗しました。サーバマシンの再起動で回復する場合があります。
31501KFCG5501
  1. Scheduler Serverで認証され,なおかつパスワードが不正です。コンフィギュレーションの「10. Addressでの認証」を「使用する」にしてください。
  2. 登録されているパスワードの長さが9バイト以上(ロングパスワード)の状態で,ロングパスワードに未対応のクライアントからログインしようとした可能性があります。ロングパスワードに対応したクライアントを使用してください。
32505KFCG5505
  1. 自システムのG/Wサーバと他システムのG/Wサーバとの間で通信エラーが発生しました。ホスト名を用いてTCP/IPで通信できるようにしてください。
  2. 自システムと他システムで,「ikisaki」のポート番号が異なっています。この場合,管理ツールの「DNSホスト名」の設定で,他システムのホスト名の末尾に”:ポート番号”を付けてください。設定方法は,「付録J G/W通信を異なるポート番号で運用する場合」を参照してください。
33506,507KFCG5506
KFCG5507
  1. 自システムのユーザが他システムにアクセスするためのゲストIDが設定されていません。「4.6.2(2) 自システムゲストIDの設定」を参照して,設定してください。
  2. エラーが発生したユーザに他システムにアクセスするためのゲストIDが割り振られていません。「4.6.2(2) 自システムゲストIDの設定」を参照して,設定してください。
34509KFCG5509他システムにアクセスするために設定したゲストIDが,他システムで許可されていません。自システムで他システムアクセス用のゲストIDの設定が正しいことを確認してください。正しい場合は,他システムのシステム管理者に連絡し,ゲストIDを登録してもらってください。
35550KFCG5550
  1. Address Serverのホスト名/IPアドレスが設定されていない可能性があります。コンフィギュレーションで「11. Addressホスト名/IPアドレス」を設定してください。
  2. Address Serverのユーザ認証用ポート番号が設定されていない可能性があります。コンフィギュレーションで「12. ユーザ認証用ポート番号」を設定してください。
  3. コンフィギュレーションの「11. Addressホスト名/IPアドレス」に設定されたホスト名が解決できません。ホスト名とIPアドレスを登録してください。
36551KFCG5551
  1. Address Serverでの認証に失敗しました。
  2. Address Serverが起動していない可能性があります。起動していない場合,Address Serverを起動してください。
  3. コンフィギュレーションの「11.Addressホスト名/IPアドレス」または「12.ユーザ認証用ポート番号」の設定が誤っています。すべてのサーバで,設定を見直してください。
  4. コンフィギュレーションの「10.Addressでの認証」が「使用しない」になっています。「使用する」に設定してください。
37552KFCG5552
  1. Address Server上でパスワードの変更に失敗しました。
  2. Address Serverが起動していない可能性があります。起動していない場合,Address Serverを起動してください。
  3. コンフィギュレーションの「10.Addressでの認証」が「使用しない」になっています。「使用する」に設定してください。
38553KFCG5553パスワードの有効期限が切れています。ユーザにパスワードを変更してもらってください。又は,Address Server上で初期化してあげてください。
392000クライアントとサーバ間のデータの送受信時にタイムアウトが発生したことを意味します。
  1. 一時的に発生し,自然回復した場合は,サーバマシン又はネットワークのトラフィック増加の影響で発生している可能性が考えられます。
  2. 特定のユーザで恒久的に発生する場合は,Address Serverで設定した,該当ユーザの「Schedulerホームサーバ」の設定が間違っている可能性が考えられます。設定を見直してください。
402001KFCG5701クライアントからサーバ間に通信した際に,ソケットオープンエラーとなり通信ができなかったことを意味します。以下のようなケースが考えられます。
  1. エラーが発生するクライアントPCのHostsファイル,Servicesファイルの設定が間違っています。設定を見直してください。Scheduler Server がマルチサーバ構成の場合,Hostsファイルにはすべてのサーバのホスト名が正しく登録されている必要があります。
  2. ユーザのSchedulerホームサーバを移動した際に,すべてのScheduler Serverで「HOSTCHG」コマンドが実行されていない。
  3. すべての子サーバで「管理データ取得」を実行されていない。
  4. サーバが,多数のクライアントから同時に処理要求を受けているなどの理由で,使用可能なソケットがなくなった。
  5. 通信先サーバで,サービスが起動していない。
412003KFCG5703一覧画面のデータ件数が多いために,タイムアウトが発生しています。クライアント側のタイムアウト時間を拡張してください。
422087管理ツールで登録した他システム登録の「自システムのG/Wホスト名」の設定が間違えている可能性があります。設定を見直してください。
4312060,12061
  1. サーバ(SV,RMSV)が起動していない可能性があります。サーバ(SV,RMSV)を起動してください。
  2. クライアントからのアクセスが集中するなどScheduler Serverが高負荷な状態にあります。
  3. サービス番号が違っています。クライアントPCのServicesファイルに,Scheduler Serverのポート番号「ikisaki」,Facilities Managerのポート番号「appoarea」が正しく設定されていることを確認してください。Servicesファイル内の「ikisaki」及び「appoarea」のエントリ行の末尾には改行が入っている必要があります。
  4. Scheduler Serverのホスト名解決に失敗しています。DNSを使用していない場合は,クライアントPCのHostsファイルを見直してください。DNSを使用している場合は,DNSの設定を見直してください。Scheduler Serverがマルチサーバ構成の場合,すべてのScheduler Serverのホスト名をクライアントから解決できる必要があります。ホスト名のエントリ行の末尾に改行が入っていることも確認してください。
  5. ユーザのSchedulerホームサーバを移動した際に,すべてのScheduler Serverで「HOSTCHG」コマンドが実行されていません。
  6. ユーザのSchedulerホームサーバを移動したことがあり,Scheduler Clientの終了状態保存機能のデータに移動前の情報が残っています。「hostchg」コマンドを実行するか,Scheduler Clientの「環境設定」で「次回起動時の設定」を”初期設定から起動”に設定し,Scheduler Clientを再起動してください(その後,”終了状態で起動”等に設定を戻してください)。
4413001
13002
13003
13004
  1. サービス番号が違っています。クライアントPCのServicesファイルに,Scheduler Serverのポート番号「ikisaki」,Facilities Managerのポート番号「appoarea」が正しく設定されていることを確認してください。Servicesファイル内の「ikisaki」及び「appoarea」のエントリ行の末尾には改行が入っている必要があります。
  2. Scheduler Serverのホスト名解決に失敗しています。DNSを使用していない場合は,クライアントPCのHostsファイルを見直してください。DNSを使用している場合は,DNSの設定を見直してください。Scheduler Serverがマルチサーバ構成の場合,すべてのScheduler Serverのホスト名をクライアントから解決できる必要があります。ホスト名のエントリ行の末尾に改行が入っていることも確認してください。
  3. ネットワーク上で問題が発生していないことを確認してください。
  4. 現象が発生しているPCのTCP/IPの設定内容を見直してください。
  5. ダイアルアップなど,社外から接続する場合は,Groupmax統合セットアップで「アドレス解決をクライアントで行なう」チェックボックスがONになっていて,クラインアントPC側で,すべてのScheduler Serverのホスト名を解決できるようになっていることを確認してください。
  6. ダイアルアップ接続などの社外から接続しており,かつ,NATでIPアドレスの付け替えを行なっている環境の場合は,Groupmax統合セットアップで「アドレス解決をクライアントで行なう」チェックボックスがONになっていて,クラインアントPC側で,すべてのScheduler Serverのホスト名を解決できるようになっていることを確認してください。その場合の解決するIPアドレスは社外向けのIPアドレスであることを確認してください。
(凡例)
-:該当しないことを示します。

(20) Groupmax Scheduler Clientで[起動時にサーバから情報を取得する]チェックボックスのチェックを外したままホームサーバを変更した場合

Groupmax Scheduler Clientで[起動時にサーバから情報を取得する]チェックボックスのチェックを外したままホームサーバを変更した場合,ホームサーバが変更になったユーザに次のような現象が発生します。

原因

次に示す操作を両方実施しました。

  1. クライアントPCで,[スタート]-[Groupmax Clients]-[Scheduler setup]の[起動時にサーバから情報を取得する]チェックボックスをチェックしていない
  2. 1.のクライアントPCを利用しているユーザのホームサーバを変更した

回復方法

ユーザのホームサーバを変更した後,クライアントPCで次の操作を実施してください。

  1. Scheduler Clientを起動している場合は終了する
  2. 「スタート」-「Groupmax Clients」-「Scheduler setup」で「起動時にサーバから情報を取得する」チェックボックスをチェックする
  3. Scheduler Clientを起動する
  4. Scheduler Clientを終了する
  5. 「スタート」-「Groupmax Clients」-「Scheduler setup」で「起動時にサーバから情報を取得する」チェックボックスのチェックを外す
  6. Scheduler Clientを起動する

(21) コンフィギュレーションの「手動実行」で「ユーザ情報再作成」や「変更通知情報取得」を実行した時に,「サーバで別の処理(xxxx)が実行中です。再実行してください。」というメッセージが表示されて失敗する

原因1

管理データを更新する処理が実行中です。

管理データを更新する処理には,次のようなものがあります。

回復方法1

ほかの管理データ更新処理が終了したことを確認してから,再実行してください。

原因2

前回の「ユーザ情報再作成」や「変更通知情報取得」が正常終了できませんでした。

回復方法2

原因1で示した,ほかの管理データ更新処理が実行されていないことを確認してから,次のファイルを削除してください。

<インストールディレクトリ>/bin/AppoLock.dat

更に,メッセージのxxの部分が7の時には「ユーザ情報再作成」を実行し,処理を終了させてください。

メッセージのxxの部分が6か11の時には,次の手順で処理を終了させてください。

  1. <インストールディレクトリ>/log/etc_bk以下のすべてのファイルを<インストールディレクトリ>/etcに上書きする。
  2. 「変更通知情報取得」を実行する。

(22) 管理ツールで,サーバから管理データを取得時に「管理ツールサーバとの接続に失敗しました。」というメッセージが出力されて失敗する

原因

前回の管理ツール使用時に,管理データの転送を正常終了できませんでした。

回復方法

Scheduler Server,Facilities Managerの管理ツールサーバを両方停止させてから,再起動してください。

なお,再起動した後に,(14)の現象が発生する場合があります。その場合は「(14) 管理ツールで,サーバから管理データを取得時に「サーバで管理データを更新処理中のため,管理ツールサーバとの接続に失敗しました。」というメッセージが出力されて失敗する」の対処に従ってください。

(23) 管理ツールで,サーバに管理データを転送する時に「管理データの転送に失敗しました。」というメッセージが出力されて失敗する

原因

前回の管理ツール使用時に,管理データの転送を正常終了できませんでした。

回復方法

Scheduler Server,Facilities Managerの管理ツールサーバを両方停止させてから,再起動してください。

なお,再起動した後に,(14)の現象が発生する場合があります。その場合は「(14) 管理ツールで,サーバから管理データを取得時に「サーバで管理データを更新処理中のため,管理ツールサーバとの接続に失敗しました。」というメッセージが出力されて失敗する」の対処に従ってください。

(24) 管理ツールで管理データの取得,あるいは管理データの転送時に通信タイムアウトが発生し「エラーコード:2000」のメッセージが表示される

原因

登録されているメンバや組織が多いために,通信タイムアウトが発生しています。

回復方法

次に示すタイムアウト時間拡張の設定を行った後に,管理ツールを再起動し,再度,管理データの設定作業を行ってください。

<タイムアウト時間拡張手順>
管理ツールのインストールディレクトリ下の「bin」ディレクトリにある「SF32SYS.ini」ファイルに次のような記述を追加します。

*記述例
[sockets]
timeout=600

注意
  • この「timeout」パラメタに,秒で指定します(未指定の場合は60秒として動作します)。
  • 行の右端は,必ず改行してください。
  • 「SF32SYS.ini」ファイルの格納先は,OSのインストール先ドライブが「C」で,管理ツールをデフォルトインストールした場合,「C:/appomous/bin」になります。
  • 設定は,管理ツールの再起動で反映されます。