3.1.3 Facilities Managerの環境設定

サーバの環境を設定するには,Facilities Manager設定コマンドを使用します。実行ユーザ(デフォルトはroot)でログインし,以下のコマンドを入力してください。メッセージについては,「付録O 「aconsole」と「roomconsole」のエラーメッセージ」を参照してください。

コマンドの書式

roomconsole [ -s | -t | -u | -d | -i | -g ] [ -n ]

引数
  • 第1引数
    -s:サーバを停止します。
    -t:管理ツールサーバを停止します。
    -u:管理データを取得します。
    -d:不要スケジュールデータを削除します。
    -i:Address Serverの変更通知情報を取得します。
    -g:ユーザ情報を再作成します。
  • 第2引数
    -n:-sか-tを指定したときだけ有効で,問い合わせなしにコマンドを実行します。
引数を指定しない場合,対話形式で設定します。
リターンコード
  • 0:正常終了
  • 0以外:エラー
注意事項
「-u」,「-i」,「-g」オプション指定時に問い合わせなしにコマンドを実行する方法はaconsoleと同じです。

オプションなしで,roomconsoleを実行すると,次のメニュー画面が表示されます。

<<Groupmax Facilities Managerの設定>>
  1.コンフィギュレーション
  2.サーバの起動
  3.サーバの停止
  4.管理ツールサーバの起動
  5.管理ツールサーバの停止
  6.その他の手動実行
  e.終了
=>
<この項の構成>
(1) コンフィギュレーションの設定
(2) サーバの起動
(3) サーバの停止
(4) 管理ツールサーバの起動
(5) 管理ツールサーバの停止
(6) 手動実行

(1) コンフィギュレーションの設定

コンフィギュレーションの設定をするには,メニュー画面で1を入力してください。図3-6に示すコンフィギュレーション画面が表示されます。親サーバは全項目を設定してください。子サーバの場合は項番5で「共有する」と設定した場合(子サーバが親サーバの環境を共有する場合),項番6~10,12~16の設定は不要となります。

コンフィギュレーションを終了しメニュー画面に戻る場合は,eと入力してください。

注1
図3-6の設定項目に関して,シングルサーバ構成時では,項番1と2は設定必須項目です。マルチサーバ構成時では,親サーバは項番1と2,子サーバは項番1~5が設定必須項目です。必ず設定してください。また,設定内容を変更した場合は,管理ツールサーバである/usr/bin/RoomManを再起動してください。
注2
項番1~16の各設定内容については,「3.1.2(1) コンフィギュレーションの設定」を参照してください。

(2) サーバの起動

Facilities Managerを起動します。詳細は,「3.2 サーバ及び管理ツールサーバの起動」を参照してください。

(3) サーバの停止

Facilities Managerを停止します。

(4) 管理ツールサーバの起動

管理ツールサーバを起動します。詳細は,「3.2 サーバ及び管理ツールサーバの起動」を参照してください。

(5) 管理ツールサーバの停止

管理ツールサーバを停止します。

(6) 手動実行

3.1.2(6) 手動実行」を参照してください。

以下,このマニュアルでは,サーバのコンフィギュレーションについて説明している次の箇所を「コンフィギュレーション」と総称します。

読み替え方の例を次に示します。

<例1>
「コンフィギュレーション」の「10. Addressでの認証の設定」を参照してください。
読み替え内容:参照箇所は「3.1.2(1) コンフィギュレーションの設定」の「10. Addressでの認証の設定」となります。
<例2>
「コンフィギュレーション」の「手動実行」の「3. 変更通知情報の取得」を参照してください。
読み替え内容:参照箇所は「3.1.2(6) 手動実行」の「3. 変更通知情報の取得」となります。
<例3>
「コンフィギュレーション」からの実行を推奨します。
読み替え内容:「3.1.2(1) コンフィギュレーションの設定」若しくは「3.1.2(6) 手動実行」又は「3.1.3(1) コンフィギュレーションの設定」に記載の方法による実行を推奨するという意味です。