6.6 その他の注意事項

その他の注意事項を以下に示します。

  1. サーバのポート番号(ikisaki,appoman,appoarea,roommanの番号)を変更した場合,サーバ及び管理ツールサーバのSV,AppoMan,RMSV,RoomManを再起動してください。
  2. 2038年までスケジュール登録ができます。2039年以降の動作は保証しません。
  3. Scheduler Server,Facilities Manager Version 7と同一マシンに,Groupmaxのほかのアプリケーションをインストールして連動する場合には,Groupmaxのほかのアプリケーションは,Version 6以降をインストールしてください。
  4. Groupmax統合運転席機能を使用してGroupmaxサーバを運用管理している場合,Scheduler Server,Facilities Managerのインストールやバージョンアップは,該当するサーバマシン上のGroupmax System Agent - TCP/IPを停止した後にしてください。
  5. 不要スケジュールの削除時には,ユーザが一人も登録されていない場合,削除処理は実行されません。これは,システムが異常時に,誤ってユーザが一人もいないと判断し,全ユーザのスケジュールを削除するのを防止するためです。全ユーザのスケジュール削除を目的とする場合,スケジュール格納ディレクトリ下のディレクトリを手動で削除してください。
  6. 以下のディレクトリの下にはファイルを作成しないでください。
      <スケジュール格納ディレクトリ>/etc
      <スケジュール格納ディレクトリ>/log
      <スケジュール格納ディレクトリ>/room
    また,<スケジュール格納ディレクトリ>/logディレクトリは削除しないでください。削除すると,サーバは正常に動作しなくなります。もし,削除してしまった場合は,以下のディレクトリを作成してください。
      <スケジュール格納ディレクトリ>/log
      <スケジュール格納ディレクトリ>/log/tmp
      <スケジュール格納ディレクトリ>/log/agent
  7. クライアントの受信一覧画面で,「予約者」の表示方法について,次の選択ができます。
    設定1
    スケジュールの予約後,予約者の日本語名が変更された場合,一覧に表示する「予約者」に,変更後の日本語名を表示します。
    設定2
    スケジュールの予約後,予約者の日本語名が変更された場合,一覧に表示する「予約者」に,予約当時の日本語名を表示します。
    設定1の場合,表示するスケジュール数が多いと表示するまでの時間が長くなります。デフォルトは設定2です。設定を変更する場合は,/usr/GroupAppo/bin/AppoSV.iniファイル(存在しない場合は作成してください)に以下の記述を追加し,Scheduler Server,Facilities Managerを再起動してください(行末には改行コードを入力する必要があります)。
    設定1の場合
    [Rename]
    List=ON
    設定2の場合
    [Rename]
    List=OFF
    ただし,設定2の場合でも「予約発信詳細」画面では,変更後の日本語名を表示します。
  8. 運用中の稼働ログ及びエラーログは,<スケジュール格納ディレクトリ>/log以下のログファイルに出力されます。
  9. Scheduler Server,及びFacilities Managerをアンインストールした場合でも,<スケジュール格納ディレクトリ>以下のデータは削除されません。不要な場合,<スケジュール格納ディレクトリ>を手動で削除してください。
  10. Scheduler Server,Facilities Managerに登録できるデータの文字コードは,Shift-JISだけです。その他の文字コードを登録すると,クライアントの表示で文字化けが発生します。
  11. 不要スケジュール削除機能の手動実行又は自動実行で,以下の条件を満たす場合には,該当するユーザID(又は施設ID)のスケジュールは削除されません。
    • ユーザID(又は施設ID)とスケジュール格納ディレクトリ名の文字列が,アルファベットの大文字と小文字だけ異なる場合。
      以下に例を示します。
      例1:ユーザID(又は施設ID)が「abc」で,スケジュール格納ディレクトリが「ABC」の場合。
      例2:ユーザID(又は施設ID)が「Abc」で,スケジュール格納ディレクトリが「ABC」の場合。
    サーバマシンの移行などでディレクトリをコピーした場合に,大文字と小文字が変化することがありますので,注意してください。
  12. Scheduler Server又はFacilities Managerをアンインストールしても,<スケジュール格納ディレクトリ>は削除されません。不要な場合は,手動で削除してください。
  13. クライアントとしてWebブラウザを使用している運用環境で,「スケジュール」サービスの定義ファイルでユーザ名の「フルネーム」を「すべてを表示する」に設定にしている場合,ユーザ名が表示されない(空欄で表示される)ことがあります。これは,Scheduler Serverの環境ファイルが存在しないか,環境ファイルに不整合が発生しているためです。
    この現象が発生した場合は,「ユーザ情報再作成」を実行してください。
  14. telnetなどを用いてHOSTCHGなどのコマンドをほかのマシンからリモート実行する際,実行中にネットワークに障害が発生すると,メッセージが止まったまま処理が終了しないで,待機状態になるおそれがあります。このため,コマンドを実行する際は,次のように実行してください。
    • サーバをインストールしたマシン上でコマンドを実行する
    • ログファイル指定,又は「>」(リダイレクション)を用いて,標準出力に出力しないでコマンドを実行する
  15. Groupmax Scheduler Client - PDA Option Version 6を利用する場合,設定する同期期間は,Scheduler Serverの運用期間内(過去1年,今年,翌1年の計3年間)になるようにしてください。
  16. 区分数の拡張に未対応のクライアント製品で,11番目以降の区分が設定されているスケジュールを参照する場合,1番目の区分の名前及び色で表示されます。また,このスケジュールに対して,次の操作を行った場合には,1番目の区分で再登録されます。
    • スケジュールを変更する。
    • 予約スケジュールに回答する。
    • 未読スケジュールの詳細画面を表示する。
  17. GroupAppomouse Clientを使用する場合は,01-20以上の製品を使用してください。また,Groupmax Scheduler Client Version2.0を使用する場合は,02-31以上の製品を使用してください。
  18. システムに登録できるユーザ数は100,000人ですが,1サーバに登録するユーザ数は30,000人以下にしてください。また,Groupmax Facilities Managerを利用する場合は,1サーバに登録するユーザ数と施設数の合計を30,000人以下にしてください。
  19. 施設情報で「重複予約禁止」をONに設定しても,複数ユーザが同時に予約をすると,予約できてしまうことがあります。重複して予約できてしまった場合は,重複しているスケジュールのどちらか一方を,クライアントから手動で削除してください。
  20. 兼任ユーザを20人より多く登録していても,そのユーザはログインでき,またスケジュールのツリーにも表示されます。ただし,以下の機能を使用している場合には,そのユーザへのアクセス権は「参照拒否」として扱われる場合があります。
    • 組織階層によるセキュリティ設定機能
    • 組織グループによるセキュリティ設定機能
  21. 兼任ユーザを20人より多く登録していても,そのユーザはログインでき,またスケジュールのツリーにも表示されます。ただし,組織対施設のセキュリティ設定機能を使用している場合には,アクセス権を設定しても,ツリービューで施設が表示されません。