付録U.9 コマンドリファレンス

クラスタシステムで使用するコマンドを説明します。

SFpackage
Scheduler Server,Facilities Managerを起動,監視,又は停止します。
<この項の構成>
(1) SFpackage

(1) SFpackage

Scheduler Server,Facilities Managerを起動,監視,又は停止します。コマンドの格納場所は/usr/GroupAppo/binディレクトリです。

(a) 構文

SFpakage { -s | -r | -e } { SV | AppoMan | RMSV | RoomMan } [-t sec] [-ct sec]

(b) 引数とオプション
第1引数
  • -s:スケジューラ各サービスの開始
  • -r:スケジューラ各サービスの状態取得
  • -e:スケジューラ各サービスの停止
第2引数
  • SV:Scheduler サーバ
  • AppoMan:Scheduler管理ツールサーバ
  • RMSV:Facilities Manager サーバ
  • RoomMan:Facilities Manager 管理ツールサーバ
第3引数
-t sec:監視時間間隔
この引数は,HP-UXの場合で,サービスの状態取得時(第1引数に-rを指定したとき)だけ有効です。
監視スクリプトが各サーバの起動状態を監視するための時間間隔をsecに秒単位で指定します。secの指定範囲は1~7,200です。また,デフォルトは60秒です。
第4引数
-ct sec:通信タイムアウト時間
この引数は,サービスの状態取得時(第1引数に-rを指定した場合)だけ有効です。
監視スクリプトが各サーバとの通信時のタイムアウト時間をsecに秒単位で指定します。secの指定範囲は1~7,200です。また,デフォルトは5秒です。
(c) 戻り値
サービスの開始時(第1引数に-sを指定した場合)
  • 0:正常終了
  • 100:引数が不正
サービスの状態取得時(第1引数に-rを指定した場合)
  • 0:サービスが起動している
  • 1:サービスが停止している
  • 100:引数が不正
サービスの停止時(第1引数に-eを指定した場合)
  • 0:正常終了
  • 100:引数が不正
(d) メッセージ

SFpackage実行時のメッセージを次に示します。

項番メッセージ説明
1SFpakage : Invalid parameters.
Usage : SFpakage {-s/-r/-e} {SV/RMSV/AppoMan/RoomMan}
引数が不正
2サーバを停止しましたScheduler サーバ又はFacilities Manager サーバの停止
3管理ツールサーバを停止しましたScheduler 管理ツールサーバ又は Facilities Manager 管理ツールサーバの停止
4SFpakage : SV down!Scheduler サーバの状態取得でサービスが停止している
5SFpakage : RMSV down!Facilities Manager サーバの状態取得でサービスが停止している
6SFpakage : AppoMan down!Scheduler 管理ツールサーバの状態取得でサービスが停止している
7SFpakage : RoomMan down!Facilities Manager 管理ツールサーバの状態取得でサービスが停止している