Assist連携時と「SFdatacp」実行時に出力するメッセージの一覧を次に示します。なお,フォーマットはすべて共通で以下のとおりとなります。
日付,時間,プロセスID,メッセージID,処理種別,メッセージ内容 |
Assist連携機能のログファイルの格納場所は以下のとおりです。なお,SFagent.logはAssist連携処理が完了するまで出力されないため,Assist連携処理中の可能性がある場合は,ScheExec.logで結果を確認してください。
項番 | メッセージ内容 | 対処 |
---|---|---|
1 | 親サーバ設定でないため、Assist連携機能を実行できません | 「コンフィギュレーション」の設定で親サーバの設定を確かめてから,親サーバで以下のコマンド実行してください。コマンド実行後,再度ログファイルで実行結果を確認してください。 SFagent [/f logfile_name] |
2 | ホームサーバ一覧ファイルが存在しません | ホームサーバ一覧が存在しません。「4.5(2) Assist連携用ホームサーバ一覧作成」を参照してホームサーバ一覧を作成してから,以下のコマンド実行してください。コマンド実行後,再度ログファイルで実行結果を確認してください。 SFagent [/f logfile_name] |
3 | 親サーバの更新禁止設定処理でエラーが発生しました | 親サーバでほかの処理が実行中であるか,親サーバで管理ツールサーバが起動していない可能性があります。詳しくは,ログファイルを確認してください。 エラーとなる原因を取り除いたら,以下のコマンドを実行してください。コマンド実行後,再度ログファイルで実行結果を確認してください。 SFagent [/f logfile_name] |
4 | 親サーバの管理データ更新処理でエラーが発生しました | 親サーバの管理ツールサーバが起動していることを確認して,以下のコマンドを実行してください。コマンド実行後,再度ログファイルで実行結果を確認してください。 SFagent [/f logfile_name] |
5 | 管理ツールサーバ起動確認処理でエラーが発生しました | ホームサーバ一覧の内容に誤りがあるか,一覧に記載されたサーバの管理ツールサーバが起動していない可能性があります。 管理ツールでホームサーバ一覧の内容を確認し,すべての管理ツールサーバの起動も確認してから,以下のコマンドを実行してください。コマンド実行後,再度ログファイルで実行結果を確認してください。 SFagent [/f logfile_name] |
6 | 親サーバのホームサーバ リカバリ処理でエラーが発生しました | 以下のコマンドを実行してください。コマンド実行後,再度ログファイルで実行結果を確認してください。 SFagent.exe [/f logfile_name] |
7 | 子サーバの更新禁止設定処理でエラーが発生しました | 1.すべての管理ツールサーバが起動していることを確認してください。 2.親サーバから以下のコマンドを実行してください。 agtcout 3.すべての子サーバで管理データの取得を実行てください。 |
8 | 子サーバの管理データ取得処理でエラーが発生しました | 同上 |
9 | 子サーバの更新禁止解除処理でエラーが発生しました | すべての管理ツールサーバが起動していることを確認して,親サーバで以下のコマンドを実行してください。 agtcout |
10 | 親サーバの更新禁止解除処理でエラーが発生しました | 同上 |
11 | ユーザのホームサーバ移動が発生しました | ユーザのホームサーバ移動が発生しました。「5.1(6) 確認事項」を参照して移動者一覧ファイルの存在と内容を確認してください。 その後,「5.1(7) ユーザのホームサーバ移動時に実施する手順」を参照してスケジュールデータの移行をしてください。 |
12 | 復旧処理開始:xxxxxxxを元に戻します | エラーが発生したため,回復処理をしました。ログを参照してエラー原因を取り除いてから,以下のコマンド実行してください。コマンド実行後,再度ログファイルで実行結果を確認してください。 SFagent [/f logfile_name] |
agtcoutのログファイルの格納場所は以下のとおりです。Assist連携時と同じログファイルに出力されます。
項番 | メッセージ内容 | 対処 |
---|---|---|
1 | 親サーバ設定でないため、全サーバ更新設定解除コマンドを実行できません | コンフィギュレーションの設定で親サーバの設定を確かめてから,親サーバで再度agtcoutコマンドを実行してください。 |
2 | 親サーバで更新禁止解除に失敗しました | 親サーバで再度agtcoutコマンドを実行してください。 |
3 | 管理ツールサーバ起動確認処理に失敗しました | 子サーバで管理ツールサーバが起動していない可能性があります。すべての子サーバで管理ツールサーバが起動していることを確認して,再度agtcoutコマンドを実行してください。 |
4 | 子サーバで更新禁止解除に失敗しました | 更新禁止解除に失敗した子サーバがあります。出力されているログメッセージを参照して原因を排除した後,再度agtcoutコマンドを実行してください。 |
5 | Assist連携機能が動作中のため実行できません | Assist連携機能,又はSFdatacpが実行中です。しばらくたってから再度agtcoutを実行してください。 |
SFdatacpの詳細ログファイルの格納場所は以下のとおりです。
<スケジュール格納ディレクトリ>/log/agent/[処理ID]/SFdatacp.log
なお,[処理ID]は,SFdatacpを実行したタイミングで割り振られた14桁のIDを示します。
項番 | メッセージ内容 | 対処 |
---|---|---|
1 | 他の処理が動作中のため実行できません | Assist連携機能,又はagtcoutが実行中です。しばらく待ってから再実行してください。 |
2 | 管理ツールサーバ起動確認・サーバ停止確認処理でエラーが発生しました | システム内の管理ツールサーバが停止しているか,サーバが起動している可能性があります。 システム内の管理ツールが起動していることとサーバが停止していることを確認して再実行してください。 |
3 | 管理ツールサーバの排他ロック設定処理でエラーが発生しました | 管理ツールサーバの排他ロック設定処理でエラーが発生しました。管理ツールサーバが起動していることを確認して再実行してください。 |
4 | ユーザのホームサーバ移動処理で続行不可能なエラーが発生しました | 移動者一覧ファイルの内容が不正な可能性があります。ログを参照してエラー詳細内容を確認してください。エラー原因を取り除いてから,取得したバックアップからデータをすべて元に戻しSFdatacpを再実行してください。 対処法の詳細は,「5.2(7)(a) すべて再実行する方法」を参照してください。 |
5 | ホームサーバ移動処理に失敗したユーザがいます | ログを参照してエラー詳細内容を確認してください。エラー原因を取り除いてから,SFdatacpを再実行してください。この場合は,失敗したユーザだけ再実行されます。 対処法の詳細は,「5.2(7)(b) エラーとなったユーザだけ再実行する方法」を参照してください。 |
6 | ユーザのホームサーバ更新処理で続行不可能なエラーが発生しました | ログを参照してエラー詳細内容を確認してください。エラー原因を取り除いてから,取得したバックアップからデータをすべて元に戻しSFdatacpを再実行してください。 対処法の詳細は,「5.2(7)(a) すべて再実行する方法」を参照してください。 |
7 | ホームサーバ移動処理・ホームサーバ更新処理に成功したユーザはいませんでした | 移動者一覧ファイルにエントリしたユーザすべてでホームサーバ移動・更新処理に失敗しました。ログを参照してエラー原因を取り除いてから,SFdatacpを再実行してください。この場合は,失敗したユーザ,すなわち全ユーザについて再実行されます。 対処法の詳細は,「5.2(7)(b) エラーとなったユーザだけ再実行する方法」を参照してください。 |
8 | ホームサーバ更新処理に失敗したユーザがいます | ログを参照してエラー原因を取り除いてから,SFdatacpを再実行してください。この場合は,失敗したユーザだけ再実行されます。 対処法の詳細は,「5.2(7)(b) エラーとなったユーザだけ再実行する方法」を参照してください。 |
9 | 子サーバの管理データの取得処理でエラーが発生しました | すべての子サーバで管理データの取得を実行した後,親サーバを含むすべてのサーバでgrpchgを実行してください。 |
10 | グループファイルの更新処理でエラーが発生しました | 親サーバを含むすべてのサーバでgrpchgを実行してください。 |
11 | 管理データ取得・グループファイルの更新処理で何らかのエラーが発生しました | すべての子サーバで管理データの取得を実行した後,親サーバを含むすべてのサーバでgrpchgを実行してください。 |
12 | 管理ツールサーバの排他ロック解除処理でエラーが発生しました | 親サーバでagtcoutを実行してください。 |
13 | 親サーバコマンド実行処理失敗(XXXX) | XXXXはコマンド名です。ScheExec.logを参照してエラー原因を取り除いてから再実行してください。 XXXXがgrpchgの場合,組織数が1プロセスがオープンできるファイル数の上限を超えている可能性があります。「7.8 「grpchg」について (4) 注意」を参照して親サーバで対策を実行し,再実行してください。 |
14 | 子サーバでコマンド起動処理に失敗しました(XXXX) | XXXXはコマンド名です。ScheExec.logを参照してエラー原因を取り除いてから再実行してください。 XXXXがgrpchgの場合,組織数が1プロセスがオープンできるファイル数の上限を超えている可能性があります。「7.8 「grpchg」について (4) 注意」を参照してエラーが発生した子サーバで対策を実行し,再実行してください。 |