7.9.1 SFimportの機能

SFimportでサポートしている機能を表7-1に,サポートしていない機能を表7-2に示します。

表7-1 SFimportでサポートしている機能

項番サポートする機能
1部署テーブルの登録
2部署テーブルの「部署名」変更
3部署テーブルの削除
4ユーザの登録
5ユーザの「ユーザ名」変更
6ユーザの「セキュリティランク」変更
7ユーザの「E-Mailアドレス」登録
8ユーザの「E-Mailアドレス」変更
9ユーザの「E-Mailアドレス」削除
10ユーザの削除
11種別テーブルの登録
12種別テーブルの「種別名」変更
13種別テーブルの削除
14施設の登録
15施設の「施設名」変更
16施設の「セキュリティランク」変更
17施設の削除

表7-2 SFimportでサポートしていない機能

項番サポートしていない機能回避策
1部署テーブル,種別テーブルのテーブルIDの変更変更対象テーブルをいったん削除してから再登録してください。
登録レコードの並び順は,変更対象テーブル下位に登録されている部署テーブル(種別テーブル)やユーザ(施設)を先に削除するような並び順にしてください。再登録する並び順は,削除の順番と逆になります。
  • 部署テーブル(種別テーブル)を削除する場合,下位に部署テーブル(種別テーブル)やユーザ(施設)が登録されているとエラーとなり,削除できません。
2ユーザID,施設IDの変更CODECHGを利用してください。詳細については,「7.5 「CODECHG」について」を参照してください。
3ユーザ,施設のホームサーバ名の変更HOSTCHGを利用してください。詳細については,「7.3 「HOSTCHG」について」を参照してください。
4部署テーブル,種別テーブル,ユーザ,施設の移動変更対象テーブルやユーザ,施設をいったん削除してから再登録します。
部署テーブル(種別テーブル)を移動する場合,登録レコードの並び順は,変更対象テーブル下位に登録されている部署テーブル(種別テーブル)やユーザ(施設)を先に削除するような並び順にしてください。再登録する並び順は,削除の順番と逆になります。
  • Scheduler_Facilities管理ツールでの移動もできます。
  • 部署テーブル(種別テーブル)を削除する場合,下位に部署テーブル(種別テーブル)やユーザ(施設)が登録されているとエラーとなり,削除できません。
5その他の機能Scheduler_Facilities管理ツールで設定してください。
注意事項
  • Address Serverと連動している環境で,次の処理をする場合は,SFimportを使用しないで,Address Serverの一括登録ユティリティを使用してください。
    ・部署テーブルの登録
    ・部署テーブルの「部署名」変更
    ・部署テーブルの削除
    ・ユーザの登録
    ・ユーザの「ユーザ名」変更
    ・ユーザの「セキュリティランク」変更
    ・ユーザの削除
    また,Address Serverの一括登録ユティリティ実行後に,必ず「変更通知情報取得」又は「ユーザ情報再作成」を行ってください。Address Serverの一括登録ユティリティについては,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド ユティリティ編」を参照してください。
  • Address Serverと連動している環境で,E-Mailを対象とする処理をした場合,Address Serverには反映されません。Address Serverの設定を変更する場合は,Address Serverの一括登録ユティリティを使用してください。
  • Groupmax Scheduler Server 07-32では,SFimportの登録ファイルチェック機能を強化しています。これにより,以前から使用していたユーザや組織の変更,削除などでエラーが発生するおそれがあります。チェックを強化した項目を表7-3に示します。

    表7-3 Groupmax Scheduler Server 07-32で強化されたチェック機能

    項番登録ファイルの項目チェック内容
    1上位組織ID,所属組織ID組織種別が「G」で,処理区分「A」又は「D」の場合に,上位組織IDと所属組織IDに大文字,小文字が異なるだけの組織IDは使用できません。
    2日本語名,日本語組織名先頭の半角スペースは使用できません。
    3ユーザID先頭の”-(マイナス)“は使用できません。
    4セキュリティ半角スペースは使用できません。
    Groupmax Scheduler Server 07-32をご使用になる前から,表7-3に示したIDや名前,セキュリティを使っていた場合は,AppoSV.iniに以下の設定を行ってください。

     [SFimport]
     OldCheck=ON

    AppoSV.iniは,以下の場所にあります。存在しない場合には,新規に作成してください。

  /usr/GroupAppo/bin/AppoSV.ini