Facilities Manager使用時の注意事項を以下に示します。
- 既にFacilities Managerを運用している状態から,新規にScheduler Serverの運用を開始する場合,ユーザ管理情報は,Scheduler ServerとFacilities Managerとで共有されていますので,その情報がそのまま使用できます。
- Scheduler ServerとFacilities ManagerをAddress Serverとの連動で運用する場合,Address Serverのユーザ情報を取得するのは,「aconsole」又は「roomconsole」のどちらか一方でしてください。両方でする必要はありません。
- Scheduler Server上でユーザを施設として擬似的に扱い,施設管理をしている状態から,新規にFacilities Managerの運用を開始する場合,次に述べる方法によって,Scheduler Serverで運用していた予約データを引き続きFacilities Managerから利用できます。
- はじめに管理ツールを使用して,Scheduler Serverに登録されている(擬似的に施設として扱っていた)ユーザの情報を削除します。
- 次に管理ツールを使用して,同一ID,同一名称で施設情報として再登録します。
ただし,Scheduler Serverからの予約発信控えが残りますが,予約の削除や取り消しは実行できません。
- マルチサーバ構成のシステムで,Scheduler ServerとFacilities Managerの両方を運用する場合,すべてのサーバマシンで,Scheduler ServerとFacilities Managerの両方をインストールし,両方とも起動しておく必要があります。
- 登録する施設IDとして,以下の例に示すようなアルファベットの大文字と小文字だけが異なる施設IDは登録しないでください。登録すると,それらの施設は正常にクライアントから使用できなくなります。実際には,管理ツールでアルファベットの大文字と小文字が異なる施設を登録できるため御注意ください。
(例)abc123
ABC123
Abc123