4.8.3 組織ごとの汎用化データ設定

4.8.2 汎用化データのデフォルト設定」に加えて,組織ごとに汎用化データを設定できます。組織ごとの汎用化データを設定しない場合,この項の設定をする必要はありません。

組織ごとの汎用化データを設定すると,システム内の組織ごとに,別の休日,行先・区分,時間の区切り線を設定できます。例えば,同一システム内に休日が異なる組織が登録されている場合でも,それらの組織ごとに別の休日情報を設定できます。

管理データの転送をしないと,変更した管理データがシステムに反映されません。
<この項の構成>
(1) 前提条件
(2) 汎用化データテンプレートの作成
(3) 組織とテンプレートの対応づけ
(4) 注意事項

(1) 前提条件

(2) 汎用化データテンプレートの作成

組織ごとの汎用化データを設定するテンプレートは,以下の手順で作成します。

  1. [オプション]-[汎用化データ]-[組織用テンプレートの作成]メニューを選択してください。図4-24に示す「組織用テンプレートの作成」ウィンドウが表示されます。「テンプレート一覧」リストボックスに,既に登録されているテンプレートが表示されます。[閉じる]ボタンをクリックすると,メイン画面に戻ります。

    図4-24 「組織用テンプレートの作成」ウィンドウ

    [図データ]

  2. 新規作成する場合は,[新規テンプレート]ボタンをクリックしてください。図4-25に示す「新規テンプレート」ウィンドウが表示されます。テンプレート名には,半角英数字小文字が設定できます。最大8文字以内で設定してください。テンプレート名を入力して[OK]ボタンをクリックすると,新規にテンプレートが作成され,ウィンドウが閉じます。その後,「汎用化データの設定」ウィンドウが表示されるので,汎用化データの設定をしてください。設定方法は,項番4を参照してください。テンプレートの作成を取り消してウィンドウを閉じるには,[キャンセル]ボタンをクリックしてください。作成できるテンプレートは最大1,000件です。

    図4-25 「新規テンプレート」ウィンドウ

    [図データ]

  3. テンプレートを削除する場合は,「テンプレート一覧」リストボックスから削除したいテンプレートを選択し,[テンプレートの削除]ボタンをクリックしてください。削除の確認のメッセージが表示されるので,[はい]をクリックしてください。
    一度削除したテンプレートは,元に戻せません。誤って削除してしまった場合,再度登録してください。
  4. 汎用化データを設定するには,「テンプレート一覧」リストボックスから設定するテンプレートを選択して,[休日等の設定]ボタンをクリックするか,「テンプレート一覧」リストボックスからテンプレート名をダブルクリックしてください。図4-26に示す「汎用化データの設定」ウィンドウが表示されます。ウィンドウ内の「テンプレート名:」には,選択したテンプレート名が表示されます。汎用化データは,以下のように設定します。

    図4-26 「汎用化データの設定」ウィンドウ

    [図データ]

    • 休日の設定
      [休日の設定]ボタンをクリックすると,図4-27に示す「休日の設定(XXXX)」ウィンドウが表示されます。(XXXX)は選択したテンプレート名です。設定方法については,「4.8.2 汎用化データのデフォルト設定」の項番2と同様です。ただし,設定対象は選択したテンプレートです。

      図4-27 「休日の設定(xxxx)」ウィンドウ

      [図データ]

    • 行先区分の設定
      [行先・区分の設定]ボタンをクリックすると,図4-28に示す「行先・区分の表示順の設定(XXXX)」ウィンドウが表示されます。(XXXX)は選択したテンプレート名です。設定対象は選択したテンプレートです。区分名の操作を次に示します。これらの操作後に[OK]ボタンをクリックすると,設定内容が反映されます。
      区分名の追加
      ・[追加]ボタンをクリックすると「行先・区分名の追加/変更」ウィンドウが表示されるので,追加する区分名を入力し,[OK]ボタンをクリックします。
      区分名の変更
      ・変更する区分名を選択して[変更]ボタンをクリックすると「行先・区分名の追加/変更」ウィンドウが表示されるので,区分名を変更し,[OK]ボタンをクリックします。
      区分名の削除
      ・削除する区分名を選択して[削除]ボタンをクリックすると確認のメッセージが表示されるので,削除する場合は[はい]ボタンをクリックします。
      区分名の表示順の変更
      ・クライアントで表示する区分名の表示順を変更できます。変更したい区分名を選択して[上へ]又は[下へ]ボタンをクリックすると,一つ上又は下へ移動します(ただし,区分番号と区分名の対応は変わりません)。

      図4-28 「行先・区分の表示順の設定(xxxx)」ウィンドウ

      [図データ]

    • 時間の区切り線の設定
      [時間の区切り線の設定]ボタンをクリックすると,図4-29に示す「時間の区切り線の設定(XXXX)」ウィンドウが表示されます。(XXXX)は選択したテンプレート名です。設定方法については,「4.8.2 汎用化データのデフォルト設定」の項番4と同様です。ただし,設定対象は選択したテンプレートです。

      図4-29 「時間の区切り線の設定(xxxx)」ウィンドウ

      [図データ]

    • [戻る]ボタン
      [戻る]ボタンをクリックすると,「終了」ウィンドウが表示されます。
      ・[はい]ボタンをクリックすると,設定内容を登録して「組織用テンプレートの作成」ウィンドウに戻ります。
      ・[いいえ]ボタンをクリックすると,設定内容を登録しないで「組織用テンプレートの作成」ウィンドウに戻ります。
      ・[キャンセル]ボタンをクリックすると,「汎用化データの設定」ウィンドウに戻ります。

(3) 組織とテンプレートの対応づけ

作成した汎用化データのテンプレートは,以下の手順で組織と対応づけます。

  1. [オプション]-[汎用化データ]-[組織とテンプレートの対応付け]メニューを選択してください。「組織とテンプレートの対応付け」ウィンドウが表示されます。図4-30に示す「組織とテンプレートの対応付け」ウィンドウの中で,「●A社」が表示されているのが組織の階層表示欄です。上部の「事業所」と表示された欄には,組織の階層表示欄に表示している組織の上位の組織を表示します。[OK]ボタンをクリックすると変更内容が登録され,[キャンセル]ボタンをクリックすると変更内容を取り消してメイン画面に戻ります。

    図4-30 「組織とテンプレートの対応付け」ウィンドウ

    [図データ]

  2. 組織の階層表示欄から,汎用化データを個別に設定したい組織を選択します。組織名をダブルクリックすると,その組織の下位の組織が表示されます。先頭に名前が「↑..」と表示されたアイコンがあるとき,この「↑..」をダブルクリックすると,上位の組織を表示します。選択した組織にテンプレートが設定してある場合,「設定テンプレート」欄にテンプレート名が表示されます。上位にだけテンプレートが設定してある場合は,「継承(テンプレート名)」と表示され,上位のテンプレート名を表示します。また,対応づけられたテンプレート名のファイルが存在しない場合,「未登録テンプレート」と表示されます。それ以外の場合でテンプレートが設定されていないとき,「設定テンプレート」欄は空欄です。
  3. 「テンプレート一覧」から,テンプレートを選択します。選択したテンプレートと組織を対応づける場合は,[設定]ボタンをクリックしてください。対応づけを解除する場合は,テンプレートが対応づけられている組織を選択し,[解除]ボタンをクリックしてください。「未登録テンプレート」は解除できますが,「継承(テンプレート名)」は解除できません。

(4) 注意事項