7.8 グループファイル変換ツール「grpchg」について

このコマンドは,Address Server又は管理ツールで変更したユーザ情報(施設情報)をシステムグループ,ローカルグループに反映するコマンドです。ここでのシステムグループとは管理ツールで登録したグループを指します。ローカルグループとはクライアントで登録したグループを指します。ローカルグループを反映の対象とするためにはクライアントの「環境設定」で「ユーザ情報の保存」を「サーバで保存」に設定する必要があります。

<この節の構成>
(1) コマンドの書式
(2) 引数
(3) リターンコード
(4) 注意

(1) コマンドの書式

/usr/GroupAppo/bin/grpchg /d SchedulePath [/v] [/i] [/s | /l] [/f  logname]

(2) 引数

(3) リターンコード

(4) 注意

このコマンドが出力するメッセージの一覧を以下に示します。なお,表中の「x」は,任意の名前です。

項番条件メッセージ
1異常終了エラーが発生しました,上記のファイルが不正です
2異常終了エラーが発生しました,上記のディレクトリが不正です
3組織ファイルがオープンできないファイルxxxxxがオープンできません
4ユーザ情報の読み出しに失敗したxxxxxからxxxxxの情報の読み出しに失敗しました
5引数/v又は/iを指定,かつユーザ情報に相違がある(相違点をメッセージで表示)
6引数/iを指定,かつユーザ情報に相違がある更新しますか?(Y/N)
7システムグループファイルが見付からないシステムグループファイルxxxxxがみつかりません
8システム(ローカル)グループファイルがオープンできないファイルxxxxxがオープンできません
9システムグループのチェック&変換が完了したシステムグループのチェック&変換が完了しました
10システムグループのチェックが完了した(引数/vを指定)システムグループのチェックが完了しました
11ローカルグループ(人)のチェック&変換が完了したローカルグループ(人)のチェック&変換が完了しました
12ローカルグループ(人)のチェックが完了した(引数/vを指定)ローカルグループ(人)のチェックが完了しました
13ローカルグループ(施設)のチェック&変換が完了したローカルグループ(施設)のチェック&変換が完了しました
14ローカルグループ(施設)のチェックが完了した(引数/vを指定)ローカルグループ(施設)のチェックが完了しました
15スケジュール格納ディレクトリが存在しないスケジュール格納ディレクトリ xxxxx が存在しません
16IDINDX.idxが存在しないIDINDX.idxが存在しません
17引数の指定が不正引数の指定が不正です
18同じ引数を複数指定する同じ引数が複数指定されました
19入力したディレクトリ又はファイルのパスが不正エラーが発生しました,パスが不正です
20IDINDX.idxがオープンできないエラーが発生しました,IDINDX.idxが不正です
21指定したログファイルがオープンできないログファイル xxxxxがオープンできません
22正常終了正常終了しました
23引数が不正(Usageを表示)