付録U.5 Scheduler Server,Facilities Manager環境の作成

Scheduler Server,Facilities Managerの設定について説明します。

なお,Address Server との連携機能を使用する場合は,Address Serverの設定も行う必要があります。Address Serverの設定方法については,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド 基本操作編」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 新規に設定する
(2) 既存の環境を設定する
(3) Scheduler Server,Facilities Managerの環境設定

(1) 新規に設定する

新規にクラスタ環境を作成する手順を,OS別に説明します。

(a) HP-UXの場合

HP-UXの場合の,新規にクラスタ環境を作成する手順を次に示します。作業はrootユーザで行ってください。

なお,親サーバ・子サーバのどちらでも手順は同じです。ノード1での設定が終わってから,ノード2の設定を開始してください。

ノード1での設定
  1. Schedulerパッケージ用のマウントディレクトリを作成します。
    # mkdir /gmaxpkgd
  2. Schedulerパッケージ用のボリュームグループを活性化します。
    # vgchange -a e /dev/vg03
    注 上記は,既にcmrunclが実行されている場合のコマンド例です。
  3. Schedulerパッケージ用の論理ボリュームをマウントします。
    # mount /dev/vg03/lvol1 /gmaxpkgd
  4. スケジュール格納ディレクトリ用シンボリックリンク先ディレクトリを作成します。
    # mkdir /gmaxpkgd/iki
  5. スケジュール格納ディレクトリ用リンクファイルを作成します。
    # ln -s /gmaxpkgd/iki /usr/iki
  6. Scheduler Serverをインストールします。
    # /etc/hitachi_setup -i /dev/rmt/0m
    注 下線部は,マシン環境によって異なります。
  7. Facilities Managerをインストールします。
    Facilities Managerを使用しない場合は,この手順は不要です。
    # /etc/hitachi_setup -i /dev/rmt/0m
    注 下線部は,マシン環境によって異なります。
  8. Scheduler Server,Facilities Managerが参照する環境ファイルを共用ディスク上に移動し,リンクファイルを作成します。
    # cp /usr/bin/AppoMan.ini /usr/iki/log/AppoMan.ini
    # mv /usr/bin/AppoMan.ini /usr/bin/AppoMan.ini.bak
    # ln -s /usr/iki/log/AppoMan.ini /usr/bin/AppoMan.ini
  9. Scheduler Server,Facilities Managerが参照するクラスタ環境ファイルを共用ディスク上に作成します。
    # vi /usr/iki/log/AppoSV.ini
    クラスタ環境ファイルの内容は次のとおりです。行末には必ず改行コードを挿入してください。

    [Data]
    HAHostName=gmaxhost
    WriteThroughSV=ON

    注※
      パッケージ用ホスト名を記述してください。
      なお,MC/ServiceGuard上でScheduler Server,Facilities Managerを動作させる場合,この設定は必須です。
  10. クラスタ環境ファイル用のリンクファイルを作成します。
    # ln -s /usr/iki/log/AppoSV.ini /usr/GroupAppo/bin/AppoSV.ini
  11. Schedulerパッケージ用のボリュームグループを非活性化します。
    # cd /
    # umount /gmaxpkgd
    # vgchange -a n /dev/vg03
ノード2での設定
  1. Schedulerパッケージ用のマウントディレクトリを作成します。
    # mkdir /gmaxpkgd
  2. Schedulerパッケージ用のボリュームグループを活性化します。
    # vgchange -a e /dev/vg03
    注 上記は,既にcmrunclが実行されている場合のコマンド例です。
  3. Schedulerパッケージ用の論理ボリュームをマウントします。
    # mount /dev/vg03/lvol1 /gmaxpkgd
  4. スケジュール格納ディレクトリ用リンクファイルを作成します。
    # ln -s /gmaxpkgd/iki /usr/iki
  5. Scheduler Serverをインストールします。
    # /etc/hitachi_setup -i /dev/rmt/0m
    注 下線部は,マシン環境によって異なります。
  6. Facilities Managerをインストールします。
    Facilities Managerを使用しない場合は,この手順は不要です。
    # /etc/hitachi_setup -i /dev/rmt/0m
    注 下線部は,マシン環境によって異なります。
  7. Scheduler Server,Facilities Managerが参照する環境ファイルのリンクファイルを作成します。
    # mv /usr/bin/AppoMan.ini /usr/bin/AppoMan.ini.bak
    # ln -s /usr/iki/log/AppoMan.ini /usr/bin/AppoMan.ini
    # ln -s /usr/iki/log/AppoSV.ini /usr/GroupAppo/bin/AppoSV.ini
  8. Schedulerパッケージ用のボリュームグループを非活性化します。
    # cd /
    # umount /gmaxpkgd
    # vgchange -a n /dev/vg03
(b) AIXの場合

AIXの場合の,新規にクラスタ環境を作成する手順を次に示します。作業はrootユーザで行ってください。

なお,親サーバ・子サーバのどちらでも手順は同じです。ノード1での設定が終わってから,ノード2の設定を開始してください。

ノード1での設定
  1. 共用ディスクのファイル・システムをマウントするディレクトリを作成します。
    # mkdir /HACMPdata
  2. 共用ディスクのボリュームグループを活動化します。
    # varyonvg HACMPvg
  3. 共用ディスクのファイル・システムをマウントします。
    # mount /HACMPdata
  4. スケジュール格納ディレクトリ用シンボリックリンク先ディレクトリを作成します。
    # mkdir /HACMPdata/iki
  5. スケジュール格納ディレクトリ用リンクファイルを作成します。
    # ln -s /HACMPdata/iki /usr/iki
  6. Scheduler Serverをインストールします。
    # mount -r -v cdrfs /dev/cd0 /cdrom
    # /cdrom/aix/setup /cdrom
    注 下線部のデバイススペシャルファイル名及びCD-ROMファイルシステムのマウントディレクトリ名は,マシン環境によって異なります。
  7. Facilities Managerをインストールします。
    Facilities Managerを使用しない場合は,この手順は不要です。
    # mount -r -v cdrfs /dev/cd0 /cdrom
    # /cdrom/aix/setup /cdrom
    注 下線部のデバイススペシャルファイル名及びCD-ROMファイルシステムのマウントディレクトリ名は,マシン環境によって異なります。
  8. Scheduler Server,Facilities Managerが参照する環境ファイルを共用ディスク上に移動し,リンクファイルを作成します。
    # cp /usr/bin/AppoMan.ini /usr/iki/log/AppoMan.ini
    # mv /usr/bin/AppoMan.ini /usr/bin/AppoMan.ini.bak
    # ln -s /usr/iki/log/AppoMan.ini /usr/bin/AppoMan.ini
  9. Scheduler Server,Facilities Managerが参照するクラスタ環境ファイルを共用ディスク上に作成します。
    # vi /usr/iki/log/AppoSV.ini
    クラスタ環境ファイルの内容は次のとおりです。行末には必ず改行コードを挿入してください。

    [Data]
    HAHostName=hacmphost
    WriteThroughSV=ON

    注※
      クラスタで使用するサービスIPアドレスに対応するホスト名を記述してください。
      なお,MC/ServiceGuard上でScheduler Server,Facilities Managerを動作させる場合,この設定は必須です。
  10. クラスタ環境ファイル用のリンクファイルを作成します。
    # ln -s /usr/iki/log/AppoSV.ini /usr/GroupAppo/bin/AppoSV.ini
  11. 共用ディスクのファイル・システムをアンマウントします。
    # cd /
    # umount /HACMPdata
  12. 共用ディスクのボリュームグループを非活動化します。
    # varyoffvg HACMPvg
ノード2での設定
  1. 共用ディスクのファイル・システムをマウントするディレクトリを作成します。
    # mkdir /HACMPdata
  2. 共用ディスク用のボリューム・グループを活動化します。
    # varyonvg HACMPvg
  3. 共用ディスクのファイル・システムをマウントします。
    # mount /HACMPdata
  4. スケジュール格納ディレクトリ用リンクファイルを作成します。
    # ln -s /HACMPdata/iki /usr/iki
  5. Scheduler Serverをインストールします。
    # mount -r -v cdrfs /dev/cd0 /cdrom
    # /cdrom/aix/setup /cdrom
    注 下線部のデバイススペシャルファイル名及びCD-ROMファイルシステムのマウントディレクトリ名は,マシン環境によって異なります。
  6. Facilities Managerをインストールします。
    Facilities Managerを使用しない場合は,この手順は不要です。
    # mount -r -v cdrfs /dev/cd0 /cdrom
    # /cdrom/aix/setup /cdrom
    注 下線部のデバイススペシャルファイル名及びCD-ROMファイルシステムのマウントディレクトリ名は,マシン環境によって異なります。
  7. 共用ディスクのファイル・システムをアンマウントします。
    # cd /
    # umount /HACMPdata
  8. 共用ディスクのボリュームグループを非活動化します。
    # varyoffvg HACMPvg

(2) 既存の環境を設定する

既存の環境をクラスタ環境にする手順をOS別に説明します。

(a) HP-UXの場合

HP-UXの場合の,既存の環境をクラスタ環境にする手順について説明します。

クラスタ環境はScheduler Server,Facilities ManagerのVersion 5 05-00 以上で対応しています。このため,既存の環境がVersion 3 以前の場合は,あらかじめ Version 5以上にバージョンアップしておく必要があります。また,バージョンアップ後,非クラスタ環境で運用できる環境にしておく必要があります。

ここでは,既存の環境がノード1で構築されていて,ノード2は新規にScheduler Server,Facilities Managerをインストールする場合の手順を説明します。また,既存の環境であるノード1のスケジュール格納ディレクトリは,「/var/opt/iki」であるものとします。

手順を次に示します。

ノード1での設定
  1. Schedulerパッケージ用のマウントディレクトリを作成します。
    # mkdir /gmaxpkgd
  2. Schedulerパッケージ用のボリュームグループを活性化します。
    # vgchange -a e /dev/vg03
    注 上記は,既にcmrunclが実行されている場合のコマンド例です。
  3. Schedulerパッケージ用の論理ボリュームをマウントします。
    # mount /dev/vg03/lvol1 /gmaxpkgd
  4. スケジュール格納ディレクトリ用シンボリックリンク先ディレクトリを作成します。
    # mkdir /gmaxpkgd/iki
  5. 現在のスケジュール格納ディレクトリ下にある,すべてのファイル及びディレクトリを,/gmaxpkgd/iki下にコピーします。
    # cd /var/opt/iki
    # cp -pr * /gmaxpkgd/iki/
    注 下線部は,既存の環境のスケジュール格納ディレクトリを指定します。
  6. 手順5.でコピー元となった,既存の環境のスケジュール格納ディレクトリを削除します。
    ディレクトリを削除する前に,バックアップを取得しておくことをお勧めします。
    # rm -rf /var/opt/iki
  7. スケジュール格納ディレクトリ用リンクファイルを作成します。
    # ln -s /gmaxpkgd/iki /var/opt/iki
  8. Scheduler Server,Facilities Managerが参照する環境ファイルを共用ディスク上に移動し,リンクファイルを作成します。
    # cp /usr/bin/AppoMan.ini /var/opt/iki/log/AppoMan.ini
    # rm /usr/bin/AppoMan.ini
    # ln -s /var/opt/iki/log/AppoMan.ini /usr/bin/AppoMan.ini
  9. Scheduler Server,Facilities Managerが参照するクラスタ環境ファイルを共用ディスク上に作成又は編集します。
    # vi /var/opt/iki/log/AppoSV.ini
    クラスタ環境ファイルの内容は次のとおりです。行末には必ず改行コードを挿入してください。

    [Data]
    HAHostName=gmaxhost
    WriteThroughSV=ON

    注※
      パッケージ用ホスト名を記述してください。
      なお,MC/ServiceGuard上でScheduler Server,Facilities Managerを動作させる場合,この設定は必須です。
  10. クラスタ環境ファイル用のリンクファイルを作成します。
    # ln -s /var/opt/iki/log/AppoSV.ini /usr/GroupAppo/bin/AppoSV.ini
  11. Schedulerパッケージ用のボリュームグループを非活性化します。
    # cd /
    # umount /gmaxpkgd
    # vgchange -a n /dev/vg03
ノード2での設定
  1. Schedulerパッケージ用のマウントディレクトリを作成します。
    # mkdir /gmaxpkgd
  2. Schedulerパッケージ用のボリュームグループを活性化します。
    # vgchange -a e /dev/vg03
    注 上記は,既にcmrunclが実行されている場合のコマンド例です。
  3. Schedulerパッケージ用の論理ボリュームをマウントします。
    # mount /dev/vg03/lvol1 /gmaxpkgd
  4. スケジュール格納ディレクトリ用リンクファイルを作成します。
    # ln -s /gmaxpkgd/iki /var/opt/iki
  5. Scheduler Serverをインストールします。
    # /etc/hitachi_setup -i /dev/rmt/0m
    注 下線部は,マシン環境によって異なります。
  6. Facilities Managerをインストールします。
    Facilities Managerを使用しない場合は,この手順は不要です。
    # /etc/hitachi_setup -i /dev/rmt/0m
    注 下線部は,マシン環境によって異なります。
  7. Scheduler Server,Facilities Managerが参照する環境ファイルのリンクファイルを作成します。
    # mv /usr/bin/AppoMan.ini /usr/bin/AppoMan.ini.bak
    # ln -s /usr/iki/log/AppoMan.ini /usr/bin/AppoMan.ini
    # ln -s /usr/iki/log/AppoSV.ini /usr/GroupAppo/bin/AppoSV.ini
  8. Schedulerパッケージ用のボリュームグループを非活性化します。
    # cd /
    # umount /gmaxpkgd
    # vgchange -a n /dev/vg03
(b) AIXの場合

AIXの場合の,既存の環境をクラスタ環境にする手順について説明します。

クラスタ環境はScheduler Server,Facilities ManagerのVersion 6 06-02 以上で対応しています。このため,既存の環境がVersion 6 06-00の場合は,あらかじめ Version 6 06-02以上にバージョンアップしておく必要があります。また,バージョンアップ後,非クラスタ環境で運用できる環境にしておく必要があります。

ここでは,既存の環境がノード1で構築されていて,ノード2は新規にScheduler Server,Facilities Managerをインストールする場合の手順を説明します。また,既存の環境であるノード1のスケジュール格納ディレクトリは,「/var/opt/iki」であるものとします。

手順を次に示します。

ノード1での設定
  1. ホスト名をクラスタで使用するサービスIPアドレスに対応するホスト名に変更します。ホスト名の変更方法については「付録E サーバホスト名が変更された場合」を参照してください。
  2. 共用ディスクのファイル・システムをマウントするディレクトリを作成します。
    # mkdir /HACMPdata
  3. 共用ディスクのボリュームグループを活動化します。
    # varyonvg HACMPvg
  4. 共用ディスクのファイル・システムをマウントします。
    # mount /HACMPdata
  5. スケジュール格納ディレクトリ用シンボリックリンク先ディレクトリを作成します。
    # mkdir /HACMPdata/iki
  6. 現在のスケジュール格納ディレクトリ下にある,すべてのファイル及びディレクトリを,/gmaxpkgd/iki下にコピーします。
    # cd /var/opt/iki
    # cp -pr * /HACMPdata/iki/
    注 下線部は,既存の環境のスケジュール格納ディレクトリを指定します。
  7. 手順6.でコピー元となった,既存の環境のスケジュール格納ディレクトリを削除します。
    ディレクトリを削除する前に,バックアップを取得しておくことをお勧めします。
    # rm -rf /var/opt/iki
  8. スケジュール格納ディレクトリ用リンクファイルを作成します。
    # ln -s /HACMPdata/iki /usr/iki
  9. Scheduler Server,Facilities Managerが参照する環境ファイルを共用ディスク上に移動し,リンクファイルを作成します。
    # cp /usr/bin/AppoMan.ini /usr/iki/log/AppoMan.ini
    # mv /usr/bin/AppoMan.ini /usr/bin/AppoMan.ini.bak
    # ln -s /usr/iki/log/AppoMan.ini /usr/bin/AppoMan.ini
  10. Scheduler Server,Facilities Managerが参照するクラスタ環境ファイルを共用ディスク上に作成します。
    # vi /usr/iki/log/AppoSV.ini
    クラスタ環境ファイルの内容は次のとおりです。行末には必ず改行コードを挿入してください。

    [Data]
    HAHostName=hacmphost
    WriteThroughSV=ON

    注※
      クラスタで使用するサービスIPアドレスに対応するホスト名を記述してください。
      なお,MC/ServiceGuard上でScheduler Server,Facilities Managerを動作させる場合,この設定は必須です。
  11. クラスタ環境ファイル用のリンクファイルを作成します。
    # ln -s /usr/iki/log/AppoSV.ini /usr/GroupAppo/bin/AppoSV.ini
  12. 共用ディスクのファイル・システムをアンマウントします。
    # cd /
    # umount /HACMPdata
  13. 共用ディスクのボリュームグループを非活動化します。
    # varyoffvg HACMPvg
ノード2での設定
  1. 共用ディスクのファイル・システムをマウントするディレクトリを作成します。
    # mkdir /HACMPdata
  2. 共用ディスク用のボリューム・グループを活動化します。
    # varyonvg HACMPvg
  3. 共用ディスクのファイル・システムをマウントします。
    # mount /HACMPdata
  4. スケジュール格納ディレクトリ用リンクファイルを作成します。
    # ln -s /HACMPdata/iki /usr/iki
  5. Scheduler Serverをインストールします。
    # mount -r -v cdrfs /dev/cd0 /cdrom
    # /cdrom/aix/setup /cdrom
    注 下線部のデバイススペシャルファイル名及びCD-ROMファイルシステムのマウントディレクトリ名は,マシン環境によって異なります。
  6. Facilities Managerをインストールします。
    Facilities Managerを使用しない場合は,この手順は不要です。
    # mount -r -v cdrfs /dev/cd0 /cdrom
    # /cdrom/aix/setup /cdrom
    注 下線部のデバイススペシャルファイル名及びCD-ROMファイルシステムのマウントディレクトリ名は,マシン環境によって異なります。
  7. 共用ディスクのファイル・システムをアンマウントします。
    # cd /
    # umount /HACMPdata
  8. 共用ディスクのボリュームグループを非活動化します。
    # varyoffvg HACMPvg

(3) Scheduler Server,Facilities Managerの環境設定

クラスタ環境の構築後,ノード1及びノード2で,次の設定を確認してください。

  1. マルチサーバ構成の場合,hostsファイル(又はDNS定義)にすべてのホストが登録されていること。
  2. servicesファイルに以下のポート番号が設定されていること。
    • ikisaki
    • appoman
    • appoarea
    • roomman
  3. ノード1又はノード2のどちらかで,aconsole又はroomconsoleコマンドを使用して以下の設定を確認してください。なお,コマンドを実行するには,共有ディスクがアクティブになっている必要があります。
    • スケジュール格納ディレクトリ
      「(1) 新規に設定する」の手順に従ってクラスタ環境を作成した場合は,「/usr/iki」となっている必要があります。また,「(2) 既存の環境を設定する」の手順に従ってクラスタ環境を作成した場合は,「/var/opt/iki」となっている必要があります。
      なお,手順で記述しているものと異なるディレクトリをスケジュール格納ディレクトリに設定している場合,対応するディレクトリを指定してください。
    • Addressホスト名及びIPアドレス
      同一クラスタ環境にAddress Serverをインストールし,Address連携する場合は,パッケージIPアドレスに対応するホスト名を指定してください。
    • Assist連携
      Assist連携機能は使用できません。「使用しない」に設定してください。