4.14.4 環境設定
(1) Scheduler Client全般の環境設定
初期表示画面,メール,未読件数表示,日付の表示形式,休日表示選択,曜日表示言語,時間表示形式をユーザカスタマイズできます。これらを「環境設定」ウィンドウで設定します。[標準]ボタンをクリックすると,デフォルトの状態になります。
以下の手順で設定します。
(a) 全般の環境設定画面の表示
「環境設定」ウィンドウで,[全般]タブをクリックしてください。図4-54に示すScheduler Client全般の環境を設定する「全般」タブが表示されます。
図4-54 「全般」タブ(「環境設定」ウィンドウ)
![[図データ]](figure/zu045300.gif)
(b) 環境設定
- 次回起動状態の設定
Scheduler Clientを起動したときに表示する画面を設定します。設定は次の3種類の中から選択してください。デフォルトは「初期設定から起動」で,Todoリスト非表示です。
- 「終了状態で起動(保存する)」
クライアント終了時の状態を保存し,次回起動時には,前回終了時の状態で起動します。
- 「保存状態から起動(保存しない)」
上記「終了状態で起動(保存する)」で保存した状態から起動します(クライアント終了時の状態は保存しません)。
- 「初期設定から起動」
自分の週間スケジュールを表示しただけの状態から起動します。更に,自分の週間スケジュールに加え,Todoリストを表示した状態から起動するには,「Todoリスト」チェックボックスをオンにしてください。
- メンバ・カレンダ表示
チェックボックスをオンにすると,Scheduler Client起動時に,メインウィンドウにメンバ・カレンダ画面が表示されます。デフォルトは非表示です。
- 未読件数表示
チェックボックスをオンにすると,Scheduler Client起動時に,予約されたスケジュールの受信一覧が表示されます。デフォルトは非表示です。
- 日付・曜日表示言語
「日本語」か「英語」を選択してください。デフォルトは「英語」です。
- 描画方法
チェックボックスをオンにすると,ページを多数表示しているときの再描画時に最前面のページだけスケジュールデータを取得し表示します。デフォルトは,チェックオフで,開いているすべてのページのスケジュールデータを取得します。
- メール選択
使用するメールを設定します。Groupmax Mail,MS-Mailのうちインストールされているものが表示され選択できます。
- 時間表示形式
「12時間」表示か「24時間」表示を選択してください。デフォルトは
「24時間」です。
- 休日表示選択
休日の表示方法を選択します。「システム定義」にするとシステム休日になり,「ユーザ定義」にするとクライアントで設定された内容になります。デフォルトは「システム定義」です。
(2) スケジュールの環境設定
週間スケジュール・月間スケジュールの先頭日付,表示時間帯,メンバスケジュールの表示人数の増減又はズーム設定,当日での移動日付,時刻入力幅,表示形式,週・メンバスケジュールの見出しの表示をユーザカスタマイズできます。これらを「環境設定」ウィンドウで設定します。
以下の手順で設定します。
(a) スケジュールの環境設定画面の表示
「環境設定」ウィンドウで,[Schedule]タブをクリックしてください。図4-55に示す「Schedule」タブが表示されます。
図4-55 「Schedule」タブ(「環境設定」ウィンドウ)
![[図データ]](figure/zu045400.gif)
(b) 環境設定
- 週間スケジュールの先頭日付
週間スケジュールを表示する際に,先頭にしたい日付を選択してください。デフォルトは当日です。
- 月間スケジュールの先頭曜日
月間スケジュールを表示する際に,先頭にしたい曜日を選択してください。選択した曜日に従って,曜日表示部分,日付表示部分が表示されます。また,メンバ・カレンダ部分のカレンダの先頭曜日,日付も同様に表示されます。デフォルトは日曜です。
- 時刻入力幅
週間スケジュールや詳細スケジュールの時刻入力の際に表示される時刻ラベル時間幅を設定します。10・15・30分が選択できます。デフォルトは30分です。
- 表示時間帯
表示開始時間と終了時間を設定してください。ここで設定された時間帯は表示の際には反映されますが,登録の際には24時間登録できます。デフォルトは8:00~20:00です。「一日画面をスクロール表示する」チェックボックスをオンにすると,1日スケジュールでの時間表示幅が設定できます。時間表示幅は,表示時間帯で設定されている時間の範囲内で設定できます。表示時間帯を変更した際に,時間表示幅の値以下になった場合は,表示時間帯で指定された時間より1時間少ない値に自動変更します。なお,表示時間帯で設定した開始時間と終了時間の幅が1時間になった場合,チェックボックスはオフになります。
- メンバスケジュールのリサイズ
メンバスケジュール表示の際にリサイズした場合,「ボタンサイズを拡大」するか,「表示人数を増加」するかを設定してください。デフォルトは「ボタンサイズを拡大」になっています。
- スケジュール表示形式
自分のスケジュールの表示形式,メンバスケジュールの表示形式を設定します。「縦表示」,「横表示」から選択できます。デフォルトは縦表示です。更にイベント表示についてドロップダウンリストから,「表示しない」と表示する場合の表示幅(標準・標準の2倍・標準の3倍)を選択できます。デフォルトは標準です。
- 週,メンバスケジュールの見出し
週間スケジュール,又は1日のメンバスケジュールのときのグラフ上に表示する文字を設定します。略記・行先・用件・メモから選択できます。デフォルトは略記です。
- 重複予約の警告
ほかのスケジュールと重複して予約しようとした場合に,「警告をする」(警告メッセージを出力する)かどうかを設定します。デフォルトは警告しないです。
(3) Todoの環境設定
タスク一覧に表示する項目と,完了タスクを削除するまでの期間をカスタマイズできます。
以下の手順で設定します。
(a) Todoの環境設定画面の表示
「環境設定」ウィンドウで,[Todo]タブをクリックしてください。図4-56に示す「Todo」タブが表示されます。
図4-56 「Todo」タブ(「環境設定」ウィンドウ)
![[図データ]](figure/zu045500.gif)
(b) 環境設定
- 表示項目の設定
「Todoリスト」ウィンドウのタスク一覧及び完了タスク一覧に表示する項目を設定します。表示する場合は,チェックボックスをオンにしてください(「用件」は変更できません)。デフォルトは「用件」,「終了日」,「終了時間」,「重要度」,「緊急度」,「事前通知」,「メモ」がオンです。
- 完了タスクの削除
タスクが完了後,削除するまでの期間を設定します。入力エリアに日数を入力し,日数の単位を選択してください。単位は日・週・月が指定できます。デフォルトは99週です。
(4) 表示色の設定
表示色をカスタマイズできます。スケジュール画面の区分・日付の色,Todo機能の重要度・緊急度・期日超過の色が設定できます。
以下の手順で設定します。
(a) 表示色の環境設定画面の表示
「環境設定」ウィンドウで,[色の設定]タブをクリックしてください。図4-57に示す「色の設定」タブが表示されます。
図4-57 「色の設定」タブ(「環境設定」ウィンドウ)
![[図データ]](figure/zu045600.gif)
(b) 環境設定
- 表示色の設定対象の選択
表示色の設定対象を選択して,[変更]ボタンをクリックしてください。「色の設定」ウィンドウが表示されます。
- 色の選択
設定したい色を選択して,[OK]ボタンをクリックしてください。自分で好きな色を作成することもできます。
- 注1
- 平日,休日,記念日,当日が同一日になった場合,表示色の優先順位は,当日,記念日,休日,平日の順になります。
- 注2
- Todoリストの表示色は,タスクの期日が超過している場合,期日超過の色が最優先されます。超過していないときは,重要度と緊急度のレベルが高い方の色で表示されます。レベルが等しいときは,重要度が優先されます。
(5) アラームの設定
[ツール]-[アラーム機能を使用する]をチェックしたときに出力されるアラームの出力形式を設定します。
以下の手順で設定します。
(a) アラームの環境設定画面の表示
「環境設定」ウィンドウで,[アラーム]タブをクリックしてください。図4-58に示す「アラーム」タブが表示されます。
図4-58 「アラーム」タブ(「環境設定」ウィンドウ)
![[図データ]](figure/zu045700.gif)
(b) 環境設定
- アラーム出力方法
アラームの出力方法を選択してください。デフォルトは「ダイアログ表示」です。
- アラーム音設定
1で音を鳴らすとしたときに,デバイスを選択して,アラームの出力に使うファイルを指定してください。既存のファイルを参照するときは,[参照]ボタンをクリックしてください。デバイス選択のデフォルトは「WAVE」です。
(6) 他アプリケーションの設定
[ツール]-[他アプリケーション起動]を選択したときに起動するアプリケーションを設定します。
以下の手順で設定します。
(a) 他アプリケーション起動の境設定画面の表示
「環境設定」ウィンドウで,[他アプリケーション起動]タブをクリックしてください。図4-59に示す「他アプリケーション起動」タブが表示されます。
図4-59 「他アプリケーション起動」タブ(「環境設定」ウィンドウ)
![[図データ]](figure/zu045800.gif)
(b) 環境設定
- 実行ファイル
実行するファイル名を指定してください。既存のファイルを参照したいときは,[参照]ボタンをクリックしてください。
- 実行時ディレクトリ
アプリケーションを起動したときの実行時ディレクトリを設定してください。
(7) その他の設定
その他の設定項目として,アラーム機能の制御,ツールバーの表示制御,ステータスバーの表示制御,ツールバーのアイコンの表示制御ができます。
以下の手順で設定します。
(a) その他の環境設定画面の表示
「環境設定」ウィンドウで,[その他]タブをクリックしてください。図4-60に示す「その他」タブが表示されます。
図4-60 「その他」タブ(「環境設定」ウィンドウ)
![[図データ]](figure/zu045900.gif)
(b) 環境設定
この画面の設定項目は以下のとおりです。
- 「アラーム機能を使用する」
このチェックボックスをチェックすると,アラーム監視します。
- 「ツールバーを表示する」
このチェックボックスのチェックを外すと,ツールバーが非表示になります。
- 「ステータスバーを表示する」
このチェックボックスのチェックを外すと,ステータスバーが非表示になります。
- ツールバーのアイコンの表示について
- 「大きいアイコンで表示する」
このチェックボックスをチェックするとツールバーのアイコンの表示が大きくなります。
- 「文字付きアイコンで表示する」
このチェックボックスをチェックするとツールバーのアイコンの表示が文字付きになります。
- 詳細設定
- 「詳細画面でクリッカブルURLを使用する」
このチェックボックスをチェックすると,詳細スケジュール画面でクリッカブルURL機能を使用できます。
- 「詳細画面のチェックボックスの機能ガイダンスを表示する」
このチェックボックスをチェックすると,詳細スケジュール画面に含まれるチェックボックス上にマウスのカーソルを移動させた場合に,機能説明を表示します。この設定を有効にしたい場合には,Groupmax Scheduler ClientをVersion 6 06-50以降にする必要があります。
- 「区分のデフォルト表示」
ここで選択した区分名が,新規登録画面又は新規予約画面を開いた場合の「区分」のデフォルト値になります。コンボボックスには,システム設定の行先・区分が表示されます。
- 「スケジュールの内容をポップアップ表示する」
このチェックボックスをチェックすると,週間スケジュール画面,一日スケジュール画面,複数人一日画面,複数人複数日画面でスケジュール上にマウスのカーソルを移動した場合,スケジュール内容表示ラベルが表示されます。この設定を有効にしたい場合には,Groupmax Scheduler ClientをVersion 6 06-50以降にする必要があります。
- 「一日画面の表示スケジュールを一行表示にする」
このチェックボックスをチェックすると,一日スケジュール画面のスケジュール内容が一行で表示されます。この設定を有効にしたい場合には,Groupmax Scheduler ClientをVersion 6 06-50以降にする必要があります。
- 「よく使う組織フォルダを利用する」
このチェックボックスをチェックすると,よく使う組織の機能を利用できます。
- 詳細画面のデフォルト
- 「プライベートスケジュール」
このチェックボックスをチェックすると,詳細スケジュール画面の「プライベート」がデフォルトでチェックされます。この設定を有効にしたい場合には,Groupmax Scheduler ClientをVersion 6 06-50以降にする必要があります。
- 「自分のスケジュールに登録する」
このチェックボックスをチェックすると,詳細スケジュール画面の「自スケジュールに登録」がデフォルトでチェックされます。この設定を有効にしたい場合には,Groupmax Scheduler ClientをVersion 6 06-50以降にする必要があります。
- 「メールを送信する」
このチェックボックスをチェックすると,詳細スケジュール画面の「メールを送信」がデフォルトでチェックされます。この設定を有効にしたい場合には,Groupmax Scheduler ClientをVersion 6 06-50以降にする必要があります。
- 注1
- システム標準値の「行先・区分の登録」ウィンドウの「区分選択」や「環境設定」ウィンドウの[色の設定]タブの「区分」,[その他]タブの「区分のデフォルト表示」で表示される区分名には,「4.8.2 汎用化データのデフォルト設定」の「行先・区分の設定」で設定した区分名が表示されます。
- 注2
- 組織ごとの汎用化データの「行先・区分の設定」を「4.8.2 汎用化データのデフォルト設定」の「行先・区分の設定」とは異なる文字列で設定した場合,システム標準値の「環境設定」ウィンドウの[その他]タブの「区分のデフォルト表示」で表示される区分名と,クライアントの「環境設定」ウィンドウで[標準]ボタンをクリックしたときに[他アプリケーション起動/その他の設定]タブの「区分のデフォルト表示」に表示される区分名は異なる文字列になります。
(8) WWW for Schedulerの設定
WWW for Schedulerだけの設定項目として,空き時間の色の設定,スケジュールの並び順,重複表示行数,予約時の行先設定,本日の予定欄表示項目,受・発信一覧の取得期間が設定できます。
以下の手順で設定します。
(a) WWW for Schedulerの環境設定画面の表示
「環境設定」ウィンドウで,[WWW for Scheduler]タブをクリックしてください。図4-61に示す「WWW for Scheduler」タブが表示されます。
図4-61 「WWW for Scheduler」タブ(「環境設定」ウィンドウ)
![[図データ]](figure/zu046000.gif)
(b) 環境設定
- 空き時間の色の設定
[変更]ボタンをクリックしてください。「色の設定」ウィンドウが表示されます。設定したい色を選択して,[OK]ボタンをクリックしてください。自分で好きな色を作成することもできます。
- 予約時の行先設定
このチェックボックスをチェックすると,予約画面で施設を選択した場合,行先として施設名が自動で設定されます。あらかじめ行先が入力されている場合は設定されません。デフォルトは「施設名を表示する」がオフです。
- スケジュールの並び順
表示するスケジュールの並び順を設定します。「イベントを優先して表示する」,「スケジュールを優先して表示する」から選択できます。デフォルトは「イベントを優先して表示する」です。
- 重複表示行数
週間,グループスケジュール,一日スケジュール,空き時間の重複表示行数の最大値を設定します。
1~10が選択できます(空き時間の重複表示行数の場合は全件も選択できます)。デフォルトは10です。
重複が,この件数を超えた場合,超えたスケジュールを画面に表示されません。
- 本日以降の予定欄に表示するスケジュール
本日以降の予定欄に表示するスケジュールを設定できます。表示する場合は,チェックボックスをオンにしてください。デフォルトは「予約取り消し」,「非承認」がオンです。また,当日からの表示日数を1~7の範囲で設定できます。デフォルトは当日から1日間です。この設定を有効にしたい場合には,Groupmax World Wide Web Desktop for SchedulerをVersion 6 06-02以降にする必要があります。
- 受・発信一覧の取得期間
受・発信一覧のスケジュールの取得期間を設定します。「3年分(前年,当年,翌年)」,「期間指定」から選択できます。デフォルトは,「3年分(前年,当年,翌年)」です。「期間指定」を選択した場合,過去分,未来分に1~24か月分が選択できます。デフォルトは12か月分です。