組織の階層構造に応じ,自分が属する組織と参照・予約相手の属する組織の相対的な関係を利用したセキュリティ(以降,組織階層セキュリティと記述)を設定できます。このセキュリティの適用範囲は人だけです。施設には適用されません。また,組織階層セキュリティを使用しない場合はこの項の設定をする必要はありません。
組織階層セキュリティは対象が人のセキュリティであり,施設のセキュリティは設定することはできません。
組織階層セキュリティは,以下の2方式のうちどちらか一つを選択して運用します。
- 直系方式
- 自分の上位組織ユーザ(自分が属する組織の上位の組織に属するユーザ)及び下位組織ユーザ(自分が属する組織の下位の組織に属するユーザ)へのスケジュール参照・予約はセキュリティランクによって決定します。
- その他のユーザへのスケジュール参照・予約は参照拒否・予約不可となります。
直系方式の例を図9-3に示します。
図9-3 直系方式の例
![[図データ]](figure/zu030700.gif)
- ユニット方式
- 自分と同じ最上位組織以下のユーザは,ツリービューに表示します。また,ユーザへのスケジュール参照・予約はセキュリティランクによって決定します。
- その他のユーザは,ツリービューに表示しません。また,ユーザへのスケジュール参照・予約は参照拒否・予約不可となります。
ユニット方式の例を図9-4に示します。
図9-4 ユニット方式の例
![[図データ]](figure/zu030800.gif)