7.5.2 ユーザ(施設)管理情報ファイルの変換
このコマンドは,ユーザ(施設)ID変換ファイルの内容に従い,サーバマシンのスケジュール格納ディレクトリに登録されているユーザ(施設)管理情報ファイルの変換,また同時にスケジュール格納ディレクトリに登録されているスケジュールデータを変更する機能を提供します。このコマンドは,サーバマシン上で実行してください。
- <この項の構成>
- (1) コマンドの書式
- (2) 引数
- (3) リターンコード
- (4) 注意
(1) コマンドの書式
/usr/GroupAppo/bin/CODECHG filename SchedulePath [logname]
(2) 引数
- 第1引数
filename:ユーザ(施設)ID変換ファイルのファイル名
ユーザ(施設)ID変換ファイルのファイル名をフルパスで指定してください。
- 第2引数
SchedulePath:スケジュール格納ディレクトリ
スケジュール格納ディレクトリをフルパスで指定してください。
デフォルトでは/usr/ikiとなります。
「コンフィギュレーション」の設定で「1. スケジュール格納ディレクトリ」のパスを変更している場合,変更したパスを指定してください。
- 第3引数
logname:ログファイル名(省略可)
lognameを指定すると経過メッセージの出力先を画面から指定したファイルに変更します。既に同じファイル名が存在する場合は上書きされます。
- 注意事項
- codechg.logは実行結果の出力先として使用されるため,codechg.log以外のファイル名を指定してください。
(3) リターンコード
(4) 注意
- 第1引数の「ユーザ(施設)ID変換ファイルのファイル名」には(1)で作成したファイル名をフルパスで指定してください。
- 変換には多少時間が掛かりますが,処理を中断しないでください。処理を中断した場合,変換後のアプリケーションの動作は保証しません。
- ユーザ管理情報ファイルの変換以外の用途に使用しないでください。使用した場合,アプリケーションの動作は保証しません。
- 実行結果についてはプログラムを実行したディレクトリ上にあるcodechg.logを参照してください。
- ユーザ(施設)ID変換チェックツール「CODECHG」の変換テーブルの作成時,以下のようなフォーマットで変換テーブルを作成しないでください。環境データが不正になる恐れがあります。
- <例1>
- ユーザ(施設)IDが変換前と変換後の両方に指定されているフォーマット
- AAAAA BBBBB
- BBBBB CCCCC
- <例2>
- 変換前及び変換後に同一のユーザ(施設)IDが複数回指定されているフォーマット
- BBBBB CCCCC
- BBBBB DDDDD
- このコマンドを実行する前に必ずシステム内のすべてのサーバで<スケジュール格納ディレクトリ>以下すべてのデータのバックアップを取得してください。エラー発生時のリカバリに使用します。