9.3.2 設定情報

<この項の構成>
(1) AppoSV.iniファイル
(2) ORGGROUP.tblファイル
(3) ORGGROFF.tblファイル

(1) AppoSV.iniファイル

このファイルには組織グループの使用/未使用や,組織グループに入っていない組織の人の権限などを指定します。各パラメタは[Security]セクションに記述します。

  1. 対象ファイル
    /usr/GroupAppo/bin/AppoSV.ini
  2. 設定パラメタ
    セクション名,パラメタ名共に大文字・小文字の違いなく入力してください。
    • セクション名
      [Security]
    • OrgGroupSecurityパラメタ
      ON又はOFFを指定します。
       
      ON:組織グループによるセキュリティ機能を使用します
      OFF:組織グループによるセキュリティ機能を使用しません
      このパラメタが未設定のときは,設定値OFFの動作をします。
    • OutOrgGroupSecurityパラメタ
      0から4の数値を指定します。
      0:組織グループに入っていない組織の人の予定は参照不可であることを示す
      2:組織グループに入っていない組織の人の予定は参照不可,予約不可であることを示す
      3:組織グループに入っていない組織の人の予定は予約不可であることを示す
      4:組織グループに入っていない組織の人の予定は参照拒否であることを示す
      このパラメタが未設定のときは,設定値4の動作をします。
    • OrgGroupOmitMarkパラメタ
      ワイルドカードに使用できる文字を指定します。*以外の文字も指定可能です。このパラメタが未設定のときは,*が指定されたときと同じ動作をします。
      指定できる文字
      数字,英小文字,
      :,|,=,<,>,$,!,~(チルダ),.(ピリオド),@,(,),+,_,^(ハット),`(バッククォート),{,},*,¥,?,%,-(マイナス)
  3. 設定例
    AppoSV.iniファイルの設定例を示します。なお<改行>は改行コードのことです。
     
    [Security]<改行>
    OrgGroupSecurity=ON<改行>
    OutOrgGroupSecurity=2<改行>
    OrgGroupOmitMark=*<改行>
    • すべての行に改行が必要です。
    • セクション,セクション名,パラメタ名,値,=の記号の前後に空白を入力しないでください。空白を入力すると,値が認識されません。

(2) ORGGROUP.tblファイル

ORGGROUP.tblファイルの作成には,SCHogimpコマンドを使用してくださいSCHogimpコマンドの詳細については,「7.11 「SCHogimp」について」を参照してください。

(3) ORGGROFF.tblファイル

ORGGROFF.tblファイルの作成には,SCHogimpコマンドを使用してくださいSCHogimpコマンドの詳細については,「7.11 「SCHogimp」について」を参照してください。