Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド
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7.11.2 SCHogimp実行時の注意点
- コマンドの排他制御について
コマンドは同時に実行できません。同時に実行した場合,後から実行したコマンドがエラーとなります。また,ファイル登録時には,登録先のファイルのバックアップファイルを同ディレクトリに一時的に作成します。バックアップファイルが存在すると,実行したコマンドはエラーとなります。
- Ctrl+C,Ctrl+Break押下時の動作について
Ctrl+C,Ctrl+Break押下時には,メッセージを出力し終了します。バックアップファイルが存在している場合にはバックアップファイルを元に戻し,再実行してください。
- ファイル登録時のバックアップ処理について
ファイル登録前には,登録先ファイルと同じディレクトリに拡張子を.tblから.bakに変更したバックアップファイルを作成します。
組織グループファイルのバックアップファイル名:ORGGROUP.bak
特権ユーザ一覧ファイルのバックアップファイル名:ORGGROFF.bak
ファイルの登録に成功した場合,バックアップファイルを次のディレクトリに退避します。ディレクトリが存在しない場合は登録処理の前に作成します。ディレクトリを作成できない場合はエラーになります。
<インストールディレクトリ>\log\tmp_bk
- ORGGROUP.tblの中間ファイルの作成
ファイル登録時に,ORGGROUP.tblファイルのアクセス権の指定を補正した,中間ファイルを登録先ファイルと同じディレクトリに作成します。ファイル登録時には,中間ファイルをORGGROUP.tblに名前を変えて登録します。
組織グループファイルの中間ファイル名:ORGGROUP.tmp
図7-3 中間ファイルの作成イメージ
![[図データ]](FIGURE/ZU070B20.GIF)
- ワイルドカード変更時について
ワイルドカードの指定をデフォルト値から変更する場合,この設定でチェックする前にAppoSV.iniを設定してください。
- ファイル及びディレクトリのアクセス権について
第2引数及び第3引数で指定したファイルとディレクトリに読み書きができるアクセス権を設定してください。
- コマンド実行中にsignalを検知した場合
コマンド実行中にsignalを検知した場合は,処理を中断します。signalは次のとおりです。
| 項番 |
シグナル |
処理 |
| 1 |
SIGINT(2) |
Ctrl-C,Ctrl-Breakによる強制終了 |
| 2 |
SIGHUP(1) |
コンソールのクローズ |
| 3 |
SIGTERM(15) |
Killコマンド(引数なし)による強制終了 |
| 4 |
SIGDANGER(33) |
ページングスペースが不足(AIXだけ) |
- ログファイルにメッセージを書き込めない場合
次に示す場合には,SCHogimp.log(障害調査用のログファイル)にログファイルに書き込めないことを示すメッセージを出力します。
- 引数に指定したログファイルに書き込めない場合
- ログファイルのクローズに失敗した場合
なお,SCHogimp.logに書き込めない場合には,標準出力にSCHogimp.logに書き込めないことを示すメッセージを出力します。
- ORGGROUP.tbl及びORGGROFF.tblはWindowsマシン上で作成する必要があります。また,ORGGROUP.tbl,ORGGROFF.tblを作成したWindowsマシンからftpでファイル転送する場合は,バイナリモードを使用してください。
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