2.3.2 メール定義ファイルの設定内容

メール定義ファイルの1レコード(行)には,組織の場合18項目,ユーザの場合14項目設定する必要があります。メール定義ファイルの項目と設定する内容を次に示します。なお,項目の説明の先頭にある数字は項番を意味します。

注意
  • 定義タイプは登録する値の識別に使用するため,メール定義ファイル内でユニークである必要があります。
  • 文字列の先頭や最後に全角/半角スペースを設定しても,Address Serverへの登録では無視されます。
  • 値を設定しない項目や設定する必要がない項目には,半角スペースも含めて何も設定しないでください。
1 定義種別
登録するデータの種別を指定します。共用メールボックス容量の場合"G"を,ユーザメールボックス容量の場合"U"を指定します。"#"を指定した場合,そのレコード(行)はコメントレコードになります。
2 定義タイプ
登録する値を識別するための名称を任意に指定します。ユーザ登録ファイルでメールボックス容量を指定する場合,この定義タイプを指定します。
3 受信容量
受信メールの容量をMB単位で指定します。1MBは1024×1024バイトです。
4 受信警告開始容量
受信メールの警告開始容量をMB単位で指定します。1MBは1024×1024バイトです。
5 受信削除後容量
受信メールの削除後容量をMB単位で指定します。1MBは1024×1024バイトです。
6 受信蓄積数
受信メールの蓄積数を指定します。
7 受信警告開始蓄積数
受信メールの警告開始蓄積数を指定します。
8 受信削除後蓄積数
受信メールの削除後蓄積数を指定します。
9 送信容量
送信メールの容量をMB単位で指定します。1MBは1024×1024バイトです。
10 送信警告開始容量
送信メールの警告開始容量をMB単位で指定します。1MBは1024×1024バイトです。
11 送信削除後容量
送信メールの削除後容量をMB単位で指定します。1MBは1024×1024バイトです。
12 送信蓄積数
送信メールの蓄積数を指定します。
13 送信警告開始蓄積数
送信メールの警告開始蓄積数を指定します。
14 送信削除後蓄積数
送信メールの削除後蓄積数を指定します。
15 保留容量
保留メールの容量をMB単位で指定します。1MBは1024×1024バイトです。
16 保留警告開始容量
保留メールの警告開始容量をMB単位で指定します。1MBは1024×1024バイトです。
17 保留蓄積数
保留メールの蓄積数を指定します。
18 保留警告開始蓄積数
保留メールの警告開始蓄積数を指定します。

表2-1 メール定義ファイルの設定内容

項番設定項目組織設定条件ユーザ設定条件使用可能文字最大文字数
1定義種別GU"G","U",又は"#"1
2定義タイプ注※1の文字32※2
3受信容量半角数字3
4受信警告開始容量半角数字3
5受信削除後容量半角数字3
6受信蓄積数半角数字4
7受信警告開始蓄積数半角数字4
8受信削除後蓄積数半角数字4
9送信容量半角数字3
10送信警告開始容量半角数字3
11送信削除後容量半角数字3
12送信蓄積数半角数字4
13送信警告開始蓄積数半角数字4
14送信削除後蓄積数半角数字4
15保留容量半角数字3
16保留警告開始容量半角数字3
17保留蓄積数半角数字4
18保留警告開始蓄積数半角数字4
(凡例)
○:必ず設定しなければならないことを示します。
-:設定する必要がないことを示します。値を設定しないでください。
上記以外:表中の値を設定することを示します。
注※1
定義タイプに使用できる文字は,全角文字,数字,英小文字,英大文字,半角片仮名,及び次の半角記号です。ただし,空白文字だけを設定することはできません。また,数字と数字以外の文字を11回以上繰り返す文字列(例えば1a2b3c4d5e6f7g8h9i10j11kなど)も設定できません。
:,|,=,<,>,$,!,~(チルダ),",.(ピリオド),#,@,(,),+,,(コンマ),_,^(ハット),`(バッククォート),{,},[,],*,;,¥,半角スペース,?,/,%,。(句点),「,」,、(読点),・(中点),゛(濁点),゜(半濁点),-(マイナス),&
注※2
この文字数は半角文字の場合です。全角文字の場合16文字以内で指定します。