15.4.2 ユーザ任意情報の保存と回復の方法

ここでは,ユーザがクライアントから設定した見出しの値を保存する方法と,保存したデータを使用して見出しの値を回復する方法について説明します。

<この項の構成>
(1) 実行条件の確認
(2) ユーザ任意情報の保存方法
(3) ユーザ任意情報の回復方法
(4) 注意事項

(1) 実行条件の確認

見出しの値の保存と回復を実行する場合,次のすべての条件を満たしているか確認してください。

(2) ユーザ任意情報の保存方法

見出しの値を保存する場合,コマンドプロンプトを起動してadpdaexpコマンドを実行します。adpdaexpコマンドの詳細については「15.5 ユーザ任意情報のコマンドリファレンス」を参照してください。

次のように指定してください。

/opt/GroupMail/bin/adpdaexp -f ユーザ登録ファイル -eログファイル -p A 保存ファイル名
ユーザ登録ファイル:保存するユーザをgmaxexpコマンドで出力したファイルを指定します。
ログファイル:エラー時に作成されるログファイルの生成場所とファイル名を指定します。
保存ファイル名:見出しの値を保存するファイルを指定します。

例えば,保存するユーザのユーザ登録ファイルを/tmp/user.csvに出力し,ログファイルを/tmp/adpdaexp.logに出力し,ユーザ任意情報の設定値を/work/pdadataに保存する場合,次のようにコマンドを実行してください。

/opt/GroupMail/bin/adpdaexp  -f /tmp/user.csv  -e /tmp/adpdaexp.log  -p A  /work/pdadata

(3) ユーザ任意情報の回復方法

見出しの値を回復する場合,コマンドプロンプトを起動してadpdasetコマンドを実行します。adpdasetコマンドの詳細については「15.5 ユーザ任意情報のコマンドリファレンス」を参照してください。

次のように指定してください。

/opt/GroupMail/bin/adpdaset -f 保存ファイル名 -eログファイル
保存ファイル名:adpdaexpコマンドで見出しの値を保存したファイル名を指定します。
ログファイル:エラー時に作成されるログファイルの生成場所とファイル名を指定します。

例えば,adpdaexpコマンドで保存したユーザ任意情報の設定値保存ファイルが/work/pdadata,ログファイルを/tmp/adpdaset.logに出力する場合,次のようにコマンドを実行してください。

/opt/GroupMail/bin/adpdaset  -f /work/pdadata  -e /tmp/adpdaset.log

(4) 注意事項