15.2.4 登録内容のレプリケーション

マルチサーバ構成の場合,登録した見出しは,そのままではほかのサーバにレプリケーションされません。adpdheadコマンドを使用して,必ずほかのAddress Serverに登録内容をレプリケーションしてください。シングルサーバ構成の場合,この作業を行う必要はありません。

実行条件や指定方法などは「15.2.2 見出し定義ファイルの登録」と同じです。コマンドプロンプトを起動してadpdheadコマンドを次のように実行してくだい。

/opt/GroupMail/bin/adpdhead -d ドメイン名/ホスト名 -e ログファイル
ドメイン名/ホスト名:レプリケーションするAddress Serverのドメイン名又はホスト名を指定します。レプリケーションするAddress Serverが複数ある場合,コマンドを複数回実行してすべてのサーバにレプリケーションされるようにしてください。

レプリケーション実行が終了したら,nxsrepstatコマンドを実行して,正常にレプリケーションされたかを確認してください。nxsrepstatコマンドの詳細については「4.5 レプリケーション状態の確認 nxsrepstatコマンド」を参照してください。

注意
見出しの登録やアドレスサーバの追加などを実行した場合,adpdheadコマンドに-lオプションを指定して見出しのレプリケーションを必ず実行してください。見出しのレプリケーションを実行した場合は,見出しの値も同時にレプリケーションされますが,ユーザがクライアントから設定した見出しの値は随時自動的にレプリケーションされるため,定期的にこのコマンドを実行する必要はありません。