Excelなどの表計算ソフトやメモ帳などのテキストエディタを使ってグループ定義ファイルとグループデータファイルを作成する方法を説明します。
表計算ソフトとテキストエディタのどちらを使ってもグループ定義ファイルとグループデータファイルは作成できます。しかし,表計算ソフトを使った方がデータが見やすいため作成が容易です。
表計算ソフトで作成する場合,各レコード(行)のセルに項目の値を設定します。値を設定する必要がないセルには,データを入力しないでください。
表計算ソフトで作成したグループ定義ファイルとグループデータファイルを保存する場合,保存形式に「CSV形式(コンマ区切り形式)」を選択して保存します。
表計算ソフトで作成したグループ定義ファイルとグループデータファイルの例を次に示します。「課長グループ」という名称でグループを追加する場合の例です。グループのメンバとして,ユーザ用グループデータファイル(/tmp/udata.csv)でユーザを3人追加しています。なお,領域を確保するためにグループ定義ファイルの13番目,グループデータファイルの6番目のセルに,半角スペースを設定します。また,グループデータファイルの1レコード(行)目をコメントにしています。
グループ定義ファイルの例
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
T | A | katyou | 課長グループ | /tmp/udata.csv |
グループデータファイル(/tmp/udata.csv)の例
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
---|---|---|---|---|---|
# | |||||
A0111 | |||||
A0211 | |||||
A0221 |
メモ帳などのテキストエディタで作成する場合,各レコード(行)に各項目の値を,(コンマ)で区切って設定します。値を設定する必要がない場合は,コンマだけを設定します。
項目の値にコンマが含まれる場合は,項目の値全体を"(ダブルクォーテーション)で囲んで設定してください。
項目の値にダブルクォーテーションが含まれる場合は,ダブルクォーテーション1文字につきダブルクォーテーション2文字を設定した上で,項目の値全体をダブルクォーテーションで囲んで設定してください。
テキストエディタで作成したグループ定義ファイルとグループデータファイルの例を次に示します。表計算ソフトの例と同じ状況でのグループ定義ファイルとグループデータファイルです。
グループ定義ファイルの例
T,A,,,,,katyou,課長グループ,,/tmp/udata.csv,,,
グループデータファイル(/tmp/udata.csv)の例
,,,,A0111,
,,,,A0211,
,,,,A0221,