ユーザ登録ファイルに,処理区分M(移動)のレコード(行)が一つでもある場合は,SAVE_MB/LOAD_MBコマンドを実行する必要があります。処理区分Mでは,移動するユーザ,組織の全データをいったん削除した後でユーザ,組織を再登録するので,何もしなければメールボックスの送受信メールなどがすべてなくなります。これを防ぐために,削除の前にSAVE_MBコマンドで送受信メールなどを保存しておいて,再登録後にLOAD_MBコマンドで保存した情報を回復します。SAVE_MB/LOAD_MBコマンドは送受信メール以外にパスワードなども保存・回復するため,Groupmax Mailを使用していない環境でもSAVE_MB/LOAD_MBコマンドを実行してください。
処理区分Mのレコード(行)が一つもない場合,SAVE_MB/LOAD_MBコマンドを実行する必要はありません。また,移動処理で送受信メールなどを保存・回復しない場合には,メールボックスが閉塞されます。gmmopnmbコマンドを使用して閉塞を解除してください。gmmopnmbコマンドについては,「4.7 メールボックスの閉塞の強制解除 gmmopnmbコマンド」を参照してください。