マスタ管理サーバで一括登録実行ユティリティ(gmaxsetコマンド)を実行して,ユーザ登録ファイルの最上位組織,組織,ユーザの追加・移動・変更・削除をAddress Serverに登録します。gmaxsetコマンドの詳細は,「4.4 情報の登録 gmaxsetコマンド」を参照してください。
マルチサーバ構成の場合,登録した追加・移動・変更・削除は,マスタ管理サーバから各アドレスサーバに自動的にレプリケーションされます。
gmaxsetコマンドで登録できるのは,gmaxchkコマンドでのチェックが完了したユーザ登録ファイルの情報です。チェックが完了していないユーザ登録ファイルを指定した場合は,情報が登録されません。
また,gmaxsetコマンドがユーザ登録ファイルの情報を登録するときには,マスタ管理サーバに登録済みのデータとのチェックを実行して,正しい情報だけを登録します(gmaxchkコマンドはユーザ登録ファイル内のチェックだけしか行っていないため,ここで二重登録などのエラーが発生する可能性があります)。エラーがあった場合は,ユーザ登録ファイルの実行部処理結果欄が「×」になります。正常に登録された場合は「○」になります。
エラーがあった場合は,ユーザ登録ファイルを修正して,「3.1.3 gmaxchkコマンドの実行」から手順を繰り返してください。ただし,ユーザ登録ファイルを修正するときに,正常に登録されたレコード(行)を,ユーザ登録ファイルから削除する必要はありません。gmaxsetコマンドは,実行部処理結果欄が「○」のレコードを無視するため,同じデータが2度登録されることはありません。