Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド ユティリティ編
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(1) コマンド書式
- 構文
adpdhead -f 見出し定義ファイル名 | -l | -dドメイン名又はホスト名 [オプション]
- 引数とオプション
- -f 見出し定義ファイル名:
- 見出し定義ファイルのファイル名を指定します。ファイルの形式については「(2) 見出し定義ファイルの形式」を参照してください。
- -l:
- システム管理者が定義した見出しの一覧を表示します。次のように見出しIDと見出しがコンマで区切られて表示されます。
- 見出しID, 見出し
- -d ドメイン名又はホスト名:
- システム管理者が設定した見出しや,ユーザが設定した見出しの値を,指定したサーバに配信します。
- -e ログファイル:
- エラーが発生した場合に,標準出力に加えて指定したファイルにもメッセージを出力します。
- -s :
- エラーメッセージを標準出力に表示しないことを指定します。
- -h :
- コマンドのオプションに関するヘルプを標準出力に表示します。このオプションを指定すると,ほかのオプションは無視され,ヘルプの表示だけ行います。
(2) 見出し定義ファイルの形式
1行を1レコードとし,各レコードには最大3項目の値を設定します。値と値は,(コンマ)で区切るcsv形式で指定します。各項目の内容は次のように設定します。
第1項 種別 レコードの種別をA,C,D,#から指定します。Aは見出しの追加,Cは見出しの名称の変更,Dは見出しの削除,#はコメントを意味します。
第2項 見出しID 見出しを識別するIDを8バイト以内で指定します。
第3項 見出し クライアントに表示する見出しの名称を32バイト以内で指定します。
例えば,次の例では,第1レコードで見出し"社員番号"を見出しID"PDAID01"として追加します。第2レコードで登録済みの見出し"勤務地"(見出しID"PDAID02")を削除します。
A,PDAID01,社員番号
D,PDAID02
次の条件での性能を示します。
- CPU:PA-8000 180Mhz相当
- メモリ:128Mbytes
実行時間[秒]=0.01×Un
Un:全ユーザのユーザ任意情報の合計数
- 0
- 正常に処理を終了しました。又はヘルプを表示しました。
- 1
- コマンドラインの書き方に誤りがあります。
- 2
- メモリ不足が発生しました。
- 3
- ドメイン名又はホスト名に誤りがあります。
- 4
- [コントロール]+[C]による中止要求を受け付けました。
- 10
- 見出し定義ファイルの内容に誤りがあります。
- 11
- 見出し定義ファイルが見つかりません。
- 12
- 見出し定義ファイルの操作でエラーが発生しました。
- 20
- ログファイルのパス名に誤りがあります。
- 21
- ログファイルの操作でエラーが発生しました。
- 40
- システムでエラーが発生しました。
- 98
- システム情報の取得に失敗しました。
- 99
- 動作環境の設定に失敗しました。
- Usage:adpdhead {-f in_file | -l | -d domain_name} [-e error_file] [-s] [-h]
- 要因
- コマンドのオプションや引数指定に誤りがあります。
- 対処
- コマンドのオプションや引数を見直して再度実行してください
- エラー出力先ファイルにアクセスエラーが発生しました。
- 要因
- ログファイルの操作でエラーが発生しました。
- 対処
- コマンドを実行したときにログファイルにアクセスできるか見直して再実行してください。
- エラー出力先ファイルのパス名に誤りがあります。
- 要因
- 引数で指定したログファイルのパス名に誤りがあります。
- 対処
- ログファイルのパスが正しいか見直して再実行してください。
- 環境変数の設定に失敗しました(kind = XXX, exitcode = 99, ret = XX, errno = XX)。
- 要因
- 内部の環境変数設定に失敗しました。
- 対処
- 障害受付窓口に連絡してください。
- 管理サーバのドメイン名の取得に失敗しました(ret = XX,errno = XX)。
- 要因
- 内部のシステムファイルの操作に失敗しました。
- 対処
- システム管理者でログインしているか確認してください。問題がない場合は障害受付窓口に連絡してください。
- 処理の中止要求を受け付けました。
- 要因
- ユーザからの処理の中止要求[コントロール]+[C]を受け付けました。
- 対処
- 登録内容を確認して,必要ならば再実行してください。
- ドメイン名またはホスト名に誤りがあります。
- 要因
- 引数で指定したドメイン名又はホスト名に誤りがあります。
- 対処
- ドメイン名又はホスト名が正しいか見直して再実行してください。
- 見出し定義ファイルが見つかりません。
- 要因
- 引数で指定した見出し定義ファイルのパス名に誤りがあります。
- 対処
- 見出し定義ファイルのパスが正しいか見直して再実行してください。
- 見出し定義ファイルで指定した「見出し」が長すぎます(line=XX)。
- 要因
- 見出し定義ファイルのXXレコードの見出しに誤りがあります。
- 対処
- 括弧内に示されたレコードの見出しの長さを見直して再実行してください。
- 見出し定義ファイルで指定した「見出し」に誤りがあります(line=XX)。
- 要因
- 見出し定義ファイルのXXレコードの見出しに誤りがあります。
- 対処
- 括弧内に示されたレコードの見出しの文字を見直して再実行してください。
- 見出し定義ファイルで指定した「見出しID」が長すぎます(line=XX)。
- 要因
- 見出し定義ファイルのXXレコードの見出しIDに誤りがあります。
- 対処
- 括弧内に示されたレコードの見出しIDの長さを見直して再実行してください。
- 見出し定義ファイルで指定した「見出しID」に誤りがあります(line=XX)。
- 要因
- 見出し定義ファイルのXXレコードの見出しIDに誤りがあります。
- 対処
- 括弧内に示されたレコードの見出しIDの文字を見直して再実行してください。
- 見出し定義ファイルにアクセスエラーが発生しました(errno=XX)。
- 要因
- 見出し定義ファイルの操作でエラーが発生しました。
- 対処
- コマンドを実行したときに見出し定義ファイルにアクセスできるか見直して再実行してください。
- 見出し定義ファイルの行が長すぎます(line=XX)。
- 要因
- 見出し定義ファイルのXXレコードの長さが長過ぎます。
- 対処
- 括弧内に示されたレコードの設定内容を見直してください。
- 見出し定義ファイルの種別が「A」または「C」のとき「見出し」が必須です(line=XX)。
- 要因
- 見出し定義ファイルのXXレコードに見出しが設定されていません。
- 対処
- 括弧内に示されたレコードの見出しを設定して再実行してください。
- 見出し定義ファイルの種別に誤りがあります(line=XX)。
- 要因
- 見出し定義ファイルのXXレコードの種別に誤りがあります。
- 対処
- 括弧内に示されたレコードの種別を見直して再実行してください。
- メモリ不足が発生しました。
- 要因
- サーバの空きメモリが不足しています。
- 対処
- サーバのメモリを増設する,使用していないアプリケーションを終了して空きメモリを増やす,仮想記憶容量を増やすなどの方法でアプリケーションが使用できるメモリ容量を増やしてください。
- ユーザ任意情報の見出しの数が上限値に達しています(ID=XXXX)。
- 要因
- システムに登録できる見出しの上限を超えて登録しようとしています。
- 対処
- 登録できる見出しの最大数は8です。新規に見出しを追加する場合,最大数を超えないように,既存の見出しを削除してから登録してください。
上記以外のメッセージが表示された場合は,メッセージの内容を確認してください。不明な場合は障害受付窓口にご連絡ください。
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