Groupmax Address/Mail Version 7 システム管理者ガイド ユティリティ編
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ユーザのサーバ間移動のサンプルファイルは,/opt/GroupMail/sample/Masya.csvです。このファイルを基にユーザのサーバ間移動の例を説明します。
- <この節の構成>
- (1) サンプルの説明
- (2) データの移動手順
(1) サンプルの説明
サンプルファイルMasya.csvは,A株式会社の営業部営業2課の課員2名が営業1課に移動するため,ホームサーバを千葉サーバから神奈川サーバへ変更する例です。そのため,Masya.csvの所属組織IDやホームサーバは変更後の営業1課の値が指定されています。
ユーザ移動の場合,処理区分に必ずM(移動)を設定する必要があります。また,SAVE_MB/LOAD_MBコマンドの実行が必要になります。
(2) データの移動手順
データ移動の例として,サンプルファイルでデータを移動する手順を次に示します。
この例ではデータ退避先を/tmpに設定しています。
- 本社サーバ(マスタ管理サーバ)で/opt/GroupMail/binディレクトリにカレントディレクトリを変更します。
次のように実行してください。
cd /opt/GroupMail/bin
- 本社サーバ(マスタ管理サーバ)でgmaxchkコマンドを実行します。
Masya.csvをチェックします。次のように実行してください。
gmaxchk -v /opt/GroupMail/sample/Masya.csv
- Masya.csvを本社サーバ(マスタ管理サーバ)から千葉サーバと神奈川サーバへ転送します。
チェックが完了したMasya.csvを,千葉サーバと神奈川サーバの/opt/GroupMail/sampleに転送してください。
- 千葉サーバでSAVE_MBコマンドを実行します。
移動するユーザのメールボックスなどの情報をデータ退避先に保存します。カレントディレクトリを/opt/GroupMail/binにした後で,次のように実行してください。
SAVE_MB -v -i /opt/GroupMail/sample/Masya.csv /tmp
- SAVE_MBコマンドで保存したメールボックスの退避データをディレクトリごと,千葉サーバから神奈川サーバに転送します。
退避データのディレクトリ/tmp/ws159
- 本社サーバ(マスタ管理サーバ)でgmaxsetコマンドを実行します。
移動するユーザを削除した後,ホームサーバを神奈川サーバに変更して再登録します。次のように実行してください。
gmaxset -v m /opt/GroupMail/sample/Masya.csv
- 神奈川サーバでnxsrepstatコマンドを実行します。
ユーザの移動が神奈川サーバにレプリケーションされているかを確認します。次のように実行してください。
nxsrepstat -h ws157
- 神奈川サーバでLOAD_MBコマンドを実行します。
転送したメールボックスのデータを神奈川サーバで回復します。カレントディレクトリを/opt/GroupMail/binにした後で,次のように実行してください。
LOAD_MB -v /opt/GroupMail/sample/Masya.csv /tmp/ws159
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