付録A.2 サーバ混在時の制限事項
(1) V5アドレスサーバが混在する場合
アドレス管理ドメイン内にV2,V3アドレスサーバはないが,V5アドレスサーバが1台でもある場合の制限事項を次に示します。
- V6機能
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV6になるまで,V6でサポートした機能は使用できません。
- V7機能
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV7になるまで,V7でサポートした機能は使用できません。
- V6クライアントの接続
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV6になるまで,V6クライアントを使用しないでください。
- V7クライアントの接続
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV6になるまで,V7クライアントを使用しないでください。
- V5運転席からの操作
- マスタ管理サーバをV6またはV7にバージョンアップ後,V5運転席を起動しようとすると,「マスタ管理サーバと同じバージョン/レビジョンの運転席をご使用ください。」というメッセージが表示されます。運転席は起動しません。
(2) V3アドレスサーバが混在する場合
アドレス管理ドメイン内にV2アドレスサーバはないが,V3アドレスサーバが1台でもある場合の制限事項を次に示します。
- V5機能
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV5以降になるまで,V5でサポートした機能は使用できません。
- V6機能
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV6になるまで,V6でサポートした機能は使用できません。
- V7機能
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV7になるまで,V7でサポートした機能は使用できません。
- V5クライアントの接続
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV5以降になるまで,V5クライアントを使用しないでください。
- V6クライアントの接続
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV6になるまで,V6クライアントを使用しないでください。
- V7クライアントの接続
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV6になるまで,V7クライアントを使用しないでください。
- V3運転席からの操作
- マスタ管理サーバをV6またはV7にバージョンアップ後,V3運転席を起動しようとすると,「マスタ管理サーバと同じバージョン/レビジョンの運転席をご使用ください。」というメッセージが表示されます。運転席は起動しません。
(3) V2アドレスサーバが混在する場合
アドレス管理ドメイン内にV2アドレスサーバが1台でもある場合の制限事項を次に示します。
- V3機能
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV3以降になるまで,V3でサポートした機能は使用できません。
- V5機能
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV5以降になるまで,V5でサポートした機能は使用できません。
- V6機能
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV6になるまで,V6でサポートした機能は使用できません。
- V7機能
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV7になるまで,V7でサポートした機能は使用できません。
- V3クライアントの接続
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV3以降になるまで,V3クライアントを使用しないでください。
- V5クライアントの接続
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV5以降になるまで,V5クライアントを使用しないでください。
- V6クライアントの接続
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV6になるまで,V6クライアントを使用しないでください。
- V7クライアントの接続
- アドレス管理ドメイン内のすべてのサーバがV6になるまで,V7クライアントを使用しないでください。
- サーバ追加時の9文字以上のホスト名指定
- V2サーバ混在時は,長いホスト名又はドメイン名は使用できません。
- サーバのホスト名変更
- V2サーバ混在時は,サーバのホスト名は変更できません。
- V2サーバが起動状態での組織の移動(SAVE_MB, LOAD_MB)
- V2サーバは組織に対するメールボックスを閉塞していないため,移動できません。
- 半角7文字以上の郵便番号のレプリケーション
- 半角7文字以上の郵便番号はV2サーバにレプリケーションしません。運転席などで7文字以上に変更すると,V2アドレスサーバ上の値は文字列なし(NULL)になります。クライアントでは何も設定されていないように見えますが,アドレスサーバをV3以降にバージョンアップすることで反映されます。
- Workflow, Document Manager, Schedulerのホームサーバにドメイン名を指定
- すべてのアドレスサーバがV3以降になった後に,DNSに対応したドメイン名を指定してください。指定した場合は,ホームサーバのドメイン名に,先頭パートの先頭32バイトだけを格納します。
- 旧クライアント(03-00より前)に対する郵便番号の表示
- V3以降のアドレスサーバに設定された7けた以上の郵便番号を旧クライアントで参照すると******(アスタリスク6個)として表示されます。
- パスワード有効期間機能
- 運転席のシステムオプションでパスワード有効期間を設定しても,V2アドレスサーバでは動作しません。パスワード有効期間機能をサポートしていない旧クライアントでは有効期間を過ぎるとログインできません。このときに出力されるメッセージについては「付録A.6 その他」を参照してください。有効期間が切れた後にパスワードを変更する場合は,パスワード有効期間に対応したクライアントを使用してください。
- V2運転席からの操作※1
- マスタ管理サーバをV6またはV7にバージョンアップ後,V2運転席を起動しようとすると,「不正な要求が起こりました」というメッセージが表示されます。運転席は起動しません。
- V2サーバをホームサーバとするユーザのPOP3機能の使用
- ホームサーバをV3以降にバージョンアップ後,使用してください。
- 前パスワードと同じパスワードに変更することをガードする機能
- マスタ管理サーバをV3以降にバージョンアップすると,システムオプションの「パスワード変更時,パスワードのチェックをする」が自動的にチェックされます※2。このときV3以降のサーバをホームサーバとするユーザに対してはガードできますが,V2サーバをホームサーバとするユーザに対してはガードできません。
- V2サーバのIPアドレスの変更
- V2サーバのIPアドレスを変更する場合は,「19.2サーバのIPアドレスを変更する」で示した手順で作業した後,変更するサーバをホームサーバとする全組織と全ユーザを変更してください(例えば,一括登録ユティリティを使用して変更Cを実行します。)組織及びユーザ情報の内容を変更する必要はありません。
- 注※1
- 関連事項
- マスタ管理サーバがV2で,V3以降の運転席を使用すると「不正な要求が起こりました」というメッセージが表示されます。運転席は起動しません。
- 注※2
- V2と同じ運用にする場合は,システムオプションのチェックを外してください。