ここでは,公衆回線を使ってリモート機能を利用する方法について説明します。
リモート接続に必要なハードウェアとソフトウェアのセットアップ方法を,次に説明します。
ハードウェアをセットアップするためには,クライアントとなる端末とモデムをRS-232-Cケーブルで接続してから,モデムと電話回線(モジュラージャック式)を電話線で接続します。ハードウェアに必要な条件を次に示します。
通信用のソフトウェアに必要な条件を次に示します。
これらの機能に加えて,テキストの入力に既存のファイルを利用したり,画面に表示した内容をファイルとして保存したりできる機能を持ったプログラムをお勧めします。
ソフトウェア(通信プログラム)は,環境設定時に次の項目の値を設定する必要があります。これらの項目の値は,サーバ側に登録した値と同じ値を設定しなければなりません。事前にシステム管理者に確認してください。
公衆回線を使ってリモート機能を利用するときの作業の流れは,次のとおりです。
トップメニュー以降は,選択した項目ごとにサーバからのメッセージに応じながら作業します。選択した項目の作業が終了すると,トップメニューに戻ります。Groupmaxのメールの利用を終了するには,トップメニューの「終了」を選択して,サーバとの回線を切断します。
入力に使用できるキーは文字キー,数字キー,[Enter]キー,[Esc]キーです。それ以外のキーは使用できません。
各画面で入力できる文字数は,通常の(リモートでない)場合と同じです。また,各画面でメニュー又はコマンドを選択する場合は,番号を入力して[Enter]キーを押します。
サーバとの回線を接続すると,ログインメニューが表示されます。ログインメニューでは,Groupmaxのメールのバージョン情報に続いて,ユーザIDとパスワードを入力するためのメッセージが表示されます。次の操作に従って設定してください。
新規メールが届いています
画面に表示する最大行数を入力して下さい(改行のみ:24)
:
XMODEMの種別を指定して下さい
1:SUM(128) 2:CRC(128)
>
トップメニューでは,次のメッセージが表示されます。
トップメニューでは次の項目を選択できます。「終了」以外の各項目の作業中に,[Esc]キー又はEを押すとその作業の一つ前のメニューに戻ります。
トップメニューで1(メール送信)を選択すると,次の順にメッセージが表示されます。受信メールの返信の場合は,主題を入力するメッセージから表示されます。
宛先を指定して下さい(改行のみ:終了)
:
主題を入力して下さい
:
本文の作成方法を選択して下さい
1:ラインエディタ 2:アップロード(XMODEM-SUM)
3:アップロード(バイナリ) E:取消
>
先頭にTO:(又はCC:,BCC:)を入力し,続けてニックネーム又はE-Mailアドレス(完全O/R名の指定,簡略して指定,直接指定のどれか)を指定してから[Enter]キーを押します。すべての宛先を指定した後,[Enter]キーを押すと次に進みます。
TO:P.REMOTE
TO:/C=JP/A=smtpgw/P=smtpgw/OU1=smtpgw
/D=RFC-822;local_part@domain_part
TO:/D=local_part@domain_part
TO:local_part@domain_part
直接指定は,宛先オプションでYESを選択した場合だけ指定できます。宛先オプションについては,「(d) ユーティリティ」を参照してください。
主題を半角換算で80文字以内で入力します。主題の最後で[Enter]キーを押すと次に進みます。
本文の作成方法を選択します。
本文を入力して下さい(/E:終了)
::
1:アップロード開始 E:終了
>
アップロードを開始します。送信ファイルを準備して下さい
終了しました。改行キーを入力して下さい
暗号化した本文を送信したい場合には,3(アップロード(バイナリ))でアップロードし,主題を次の形式にしてください。
本文の作成方法までの操作が終了すると,次のような送信情報及び送信メニューが表示されます。
送信情報として,宛先,主題,添付ファイル,送信オプションの内容が表示されます。このとき,送信オプションにはデフォルト値が設定されています。送信情報の内容を確認して,送信メニューから作業を選択します。
返信要求 なし(1:あり 2:なし 3:宛先毎指定)
>
トップメニューで2(メール受信)を選択すると,次のような受信メール一覧画面及びメニューが表示されます。
受信したメールが,最新のものから一覧で表示されます。対象となるメールのNO.を入力してください。指定したメールが親展メールの場合,親展パスワードを問い合わせるメッセージが表示されます。「終了」以外の各作業中にEを押すと受信メール一覧に戻ります。複数メールを指定した場合にEを押すと,次のメールの処理をします。受信メール一覧に戻る場合は[Esc]キーを押してください。
On(nはメールのNO.)を入力した場合,指定したメールの内容が表示され,次のメニューが表示されます。
[改行のみ:次ページ P:前ページ D:削除 G:ダウンロード R:返信
E:終了]
>
Nを選択した場合,一度に表示できなかった一覧の次のページが表示されます。Pを選択した場合,一度に表示できなかった一覧の前のページが表示されます。
Dn(nはメールのNO.)を入力した場合,指定したメールの主題,受信日,送信者が表示された後,次のメニューが表示されます。
1:削除 E:終了
>
1を選択すると,メールが削除されます。
Gn(nはメールのNO.)を入力した場合,次のメニューが表示されます。
ダウンロード選択
1:本文・添付とも 2:本文のみ 3:添付のみ E:終了
>
1,2又は3を選択すると,次のメニューが表示されます。
1:ダウンロード開始 E:終了
>
1を選択すると,使用している通信プログラムからのメッセージが表示されます。通信プログラムのメッセージに従って,メールをダウンロードしてください。1分以内にダウンロードの準備をしないと,受信メール一覧画面に戻るので注意してください。
ダウンロードが終了したら,[Enter]キーを押してください。受信メール一覧画面に戻ります。
Sを選択した場合,次のメニューが表示されます。
検索条件選択
1:送信者 2:受信日 3:主題 4:未読 E:終了
>
トップメニューで3(送信状況表示)を選択すると,次のような送信メール一覧及びメニューが表示されます。
送信したメールが,最新のものから一覧で表示されます。作業及び対象となるメールのNO.を入力してください。「終了」以外の各作業中にEを押すと送信メール一覧に戻ります。複数メールを指定した場合にEを押すと,次のメールの処理をします。送信メール一覧に戻る場合は[Esc]キーを押してください。
On(nはメールのNO.)を入力した場合,指定したメールの詳細が表示された後,次のメニューが表示されます。
[改行のみ:次メール P:前ページ E:終了]
>
Nを選択した場合,一度に表示できなかった一覧の次のページが表示されます。Pを選択した場合,一度に表示できなかった一覧の前のページが表示されます。
Sを選択した場合,次のメニューが表示されます。
検索条件選択
1:宛先 2:送信日 3:主題 4:不達 E:終了
>
トップメニューで4(ユーティリティ)を選択すると,次のメニューが表示されます。
1:パスワード変更 2:親展パスワード変更 3:環境設定
4:宛先オプション E:終了
>
トップメニューで5(掲示板)を選択すると,掲示板一覧画面及びメニューが表示されます。
作業及び対象となる掲示板のNO.を入力してください。「終了」以外の各作業中にEを押すと掲示板一覧に戻ります。
On(nは掲示板NO.)を入力した場合,掲示板内の記事一覧画面とメニューが表示されます。
作業及び対象となる記事のNo.を入力してください。
検索条件選択
1:掲示者 2:掲示日 3:記事名 4:未読 E:終了
>
Uを入力した場合,現在の掲示板の上にある掲示板が一覧表示されます。
Dn(nは掲示板NO.)を入力した場合,選択した掲示板の下にある掲示板が一覧表示されます。
Nを選択した場合,一度に表示できなかった一覧の次のページが表示されます。Pを選択した場合,一度に表示できなかった一覧の前のページが表示されます。
トップメニューで6(個人・組織選択)を選択すると,利用するメールボックス(個人メール又は組織メールのどれか)を選択できます。