19.19 バックアップゲートウェイに自動的に再転送する

通常使用しているゲートウェイのあるサーバが障害等により停止した時に,インターネットアドレスで指定した宛先のメールを別のゲートウェイに自動的に再転送する場合は,バックアップゲートウェイを指定します。

バックアップゲートウェイを指定する場合は,次の点に注意してください。

バックアップゲートウェイは,通常使用するゲートウェイとは別のゲートウェイを指定します。通常使用するゲートウェイを確認する場合は,mlgwinfoコマンドを実行します。mlgwinfoコマンドの詳細は「16.25 mlgwinfo」を参照してください。バックアップゲートウェイは,各メールサーバに次の手順で設定します。

手順
  1. gmpublicinfoファイルに次の記述を追加します。

    BACKUP_GATEWAY=Y

  2. バックアップゲートウェイ指定ファイルを作成して,自動的に再転送する先のゲートウェイの国名,ADMD,PRMDを1行目にテキスト形式で記述します。
    バックアップゲートウェイ指定ファイル:
    /var/opt/GroupMail/x400/config/backupgw.txt
    記述形式:/C=<国名>/A=<ADMD>/P=<PRMD>
    記述例:/C=JP/A=smtpgw/P=smtpgw
    注意
    行末の半角スペースもゲートウェイ情報として認識しますので,余計な半角スペースを含めないでください。
  3. メールサーバを再起動します。