Address Server,Mail Serverの設定について説明します。手順の中ではObject Serverの設定について詳しく述べてはいませんが,すべてのノードにObject Serverをインストールしてください。そしてxodsetupコマンドで指定するディレクトリをすべてのノードで同じにしてください。
新規にクラスタ環境を作成する場合の手順を説明します。
マスタ管理サーバのAddress Server,Mail Serverのインストールとセットアップの手順を次に示します。作業はrootユーザで行ってください。項目の最後に(M)が記述されている手順は,Mail Serverを使用するときだけに必要です。なお,説明は2ノード構成でノード1をプライマリノード(運用サーバ),ノード2をスタンバイノード(待機サーバ)と想定して記述しています。
アドレスサーバのAddress Server,Mail Serverのインストールとセットアップの手順を次に示します。作業はrootユーザで行ってください。項目の最後に(M)が記述されている手順は,Mail Serverを使用するときだけ必要です。なお,説明は2ノード構成でノード1をプライマリノード(運用サーバ),ノード2をスタンバイノード(待機サーバ)と想定して記述しています。
既存の環境をクラスタ環境にする場合の手順を説明します。システム管理者がrootユーザである既存の環境だけ設定することが可能です。システム管理者がrootユーザでない既存の環境は,新規でクラスタ環境を作成してから既存の環境のデータを移行してください。移行時には以下のことを注意してください。
変更前と変更後の環境構成例を示します。なお,網掛けがデータが実際にあるディレクトリで,網掛けでないものはリンクファイル又はマウントディレクトリです。
/var/opt/GroupMailディレクトリ以下を共有ディスク上に移行することと,Groupmaxパッケージ用のパッケージIPアドレスに対応することが主な作業です。作業はrootユーザで行ってください。項目の最後に(M)が記述されている手順は,Mail Serverを使用するときだけ必要です。なお,説明は2ノード構成を想定し,既存のマシンをノード1と設定して記述しています。