POP3/IMAP4の設定方法を次に示します。この設定が終わると,アドレス管理ドメイン内のすべてのメールサーバで,POP3/IMAP4を使用できるようになります。
- アドレス管理ドメイン内のすべてのメールサーバの/etc/servicesファイルに次のポート番号を定義します。
popcfg 106/tcp
pop3 110/tcp
imap 143/tcp
- マスタ管理サーバのGM_SETUPコマンドを実行します。
- 「設定内容を変更しますか?」と聞かれたら,「2設定内容を変更します」を選択します。
- 「POP3/IMAP4を使用しますか?y/n設定値=n] : 」と聞かれたら,「y」を選択します。
- 優先するマッピング方法を決定し,「ニックネームマッピング(ニックネーム@ドメインパート)」又は「ユーザ属性のE-mailアドレスマッピング」を選択します。
- ニックネームマッピングで使用するドメインパートを入力します。
- 「環境構築を行います。よろしいですか? y/n :」と聞かれたら,「y」を選択します。
- マスタ管理サーバのアドレスサービスを起動します。
- アドレス管理ドメイン内のすべてのアドレスサーバのアドレスサービスを再起動します。
- 注意
- ニックネームマッピングで使用するドメインパートを変更すると,それまでインターネットクライアントにダウンロードされたメールの宛先は無効になります。
POP3/IMAP4サービス制御用のアプリケーションプログラム(ispdemon)を,サーバ単位で起動しないようにすることができます。起動しないようにするメールサーバの/var/opt/GroupMail/nxcdir/gmpublicinfoファイルに次のキーワードを記述してください。ただし,マスタ管理サーバのセットアップで,POP3/IMAP4を使用しない設定をした場合は,このキーワードは無視されます。
POP3=OFF