Address ServerとMail Serverでは,アドレス管理ドメイン内すべてのサーバに対して定期的にバックアップ処理を実施する必要があります。これを実施していないと障害によってデータが破損した場合,修復できません。
Address ServerとMail Serverのバックアップ及びリストア(復元)はサーバ単位に実行します。しかし,アドレスサーバ(メールサーバ)とマスタ管理サーバは同期を取った作業が必要です。
このマニュアルでは,Address ServerとMail Serverのバックアップ及びリストアについて,通常実行するバックアップ及びリストア,並びにユーザがMail Serverの一部の機能を利用できる状態で実行する,Mail Server固有のバックアップ及びリストアの2種類の方法を説明します。この章では,通常実行するバックアップ(以降,バックアップと呼びます)及びリストアの方法について説明します。ユーザがMail Serverの一部の機能を利用できる状態で実行する,Mail Server固有のバックアップ(以降,メールの稼働中バックアップと呼びます)及びリストアの方法については,「付録E メールの稼働中バックアップ」を参照してください。
データベースのバックアップ及びリストアについては,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」を参照してください。