ユーザ情報を設定するためには,次に示す名前データベース(ユーザ追加)ダイアログボックスを表示します。このダイアログボックスを表示する方法は,「9.1 名前データベースウィンドウの基本操作」を参照してください。
上記画面の組織階層の欄には,追加するユーザの組織が階層表示されます。
また,「ホームサーバ」の欄には,ホームサーバにするサーバのドメイン名又はホスト名が表示されます。
ユーザID,英語名,英語姓,及びニックネームは,必ず設定してください。一度設定したユーザIDは変更できません。各項目の入力条件については,「9.5 登録情報の設定項目と入力条件」を参照してください。
E-mailアドレスは「アドレスユーザ」とメール属性の「あり」を指定した場合にだけ設定できます。既にE-mailアドレスが設定されているメール属性ありのアドレスユーザからメール属性を解除した場合,そのユーザのE-mailアドレスは削除されます。また,メール属性なしからメール属性ありに変更する場合は,同時にE-mailアドレスの設定は行なわないでください。同時に変更する場合は,メール属性ありに変更し[了解]ボタンを選択した後,E-mailアドレスを設定してください。デフォルトの状態では,ユーザ情報の登録及び変更時にE-mailアドレスのユニークチェックが実行されます。ユニークチェックを実施しない場合,環境変数EMAIL_UNIQUE_CHECKをgmpublicinfoファイルに指定します。環境変数EMAIL_UNIQUE_CHECKの指定方法については,「5.8 gmpublicinfoファイルの設定」を参照してください。
ユーザのパスワードには,デフォルトでユーザIDと同じ値が設定されます。パスワードは,ユーザ自身がクライアントからログインしてパスワードを変更できます。入力が終了した後,[了解]ボタンを選択してください。正常に登録できた場合,ダイアログボックス内の入力したパラメタはすべて消去され,続けて登録できる状態になります。[取消]ボタンを選択すると,ダイアログボックスを閉じます。
正常に登録できなかった場合,「入力必須パラメタで指定していないものがあります。確認後,再登録して下さい。」というメッセージが表示されます。
既存の情報と重複した場合,「ユーザID(××××××)は既に登録されています。上書きしますか?」というメッセージが表示されます。上書きする場合,[了解]ボタンを選択します。上書きしない場合,[取消]ボタンを選択します。
「4.1.1 システム管理者のユーザアカウントの登録」で登録したシステム管理者のユーザ名をユーザIDとして持つ,ユーザを登録してください。このとき,アドレスユーザとして登録し,メール属性「あり」を指定してください。次に,名前データベース(ユーザ追加)ダイアログボックス下のボタンについて説明します。
[メール設定]ボタンを選択できるのは,メール属性「あり」のアドレスユーザとして登録する場合だけです。選択すると,次のメールボックス情報設定ダイアログボックスが表示されます。
MTA名については,[↓]ボタンで表示される一覧から選択します。
[了解]ボタンを選択すると,設定した情報を登録して,ダイアログボックスを閉じます。[取消]ボタンを選択すると,設定した情報を登録しないで,ダイアログボックスを閉じます。次に,[OR名詳細]ボタン及び[メールボックス容量]ボタンについて説明します。
次のOR名詳細情報設定ダイアログボックスが表示されます。
変更できる項目は,姓(/S=),及び名(/G=)です。必要な値の設定が終了したら,[了解]ボタンを選択してください。[取消]ボタンを選択すると設定された値を登録しないでダイアログボックスを閉じます。
次のメールボックス容量設定ダイアログボックスが表示されます。
受信メールボックス,及び送信メールボックスの容量を設定します。設定する項目とデフォルト値を,表9-2に示します。なお,保留メールボックスはユーザメールボックスにはありません。また,小数点は指定できません。
表9-2 ユーザメールボックス容量の設定項目と入力値
項目 | 送信 | 受信 | ||
---|---|---|---|---|
入力値 | デフォルト値 | 入力値 | デフォルト値 | |
容量 | 0~999 | 10 | 0~999 | 10 |
警告開始容量 | 0~999 | 8 | 0~999 | 8 |
削除後容量 | 0~999 | 8 | 0~999 | 8 |
蓄積数 | 0~9999 | 100 | 0~9999 | 100 |
警告開始蓄積数 | 0~9999 | 80 | 0~9999 | 80 |
削除後蓄積数 | 0~9999 | 80 | 0~9999 | 80 |
着信通知インタバル | 1~30 | 30 | 1~30 | 30 |
削除後容量,削除後蓄積数には,自動削除デーモンの動作時に,ここで指定した値(削除後容量,削除後蓄積数)までメールボックスに蓄積されたメールを削除するという値を指定します。着信通知インタバルは,メールの受信があったかどうかを知らせる間隔(分単位)です。着信監視がポーリング方式のときクライアントからの指定があった場合だけ有効です。
次の権利設定ダイアログボックスが表示されます。
ここでは,登録したユーザが権利を持つ組織を設定できます。権利を設定すると,設定した組織の共用メールボックスへアクセスできるようになります。
システムオプションの指定によって,ユーザが使用できる組織メールを制限できます。システムオプションの指定については,「8.1 システムオプションの設定」を参照してください。
[組織選択]ボタンを選択すると,ユーザ台帳ダイアログボックスが表示され,権利を設定したい組織を指定できます。ユーザ台帳ダイアログボックスの使用方法については,「9.1.2 登録情報の変更」を参照してください。
パスワードを初期化します。初期化すると,ログインパスワードと親展パスワードがユーザIDと同じになります。[パスワード設定]ボタンを選択すると,「パスワードの初期化を行ってよろしいですか?」というメッセージが表示されます。パスワードを初期化する場合,[はい]ボタンを選択してください。
アドレスユーザとして登録する場合は,Groupmaxアプリケーションのホームサーバ情報を設定します。次の手順に従ってください。
次の上長設定ダイアログボックスが表示されます。ここでは,ユーザの上長となるユーザを設定します。
次のGroupmax属性設定ダイアログボックスが表示されます。ここでは,Schedulerで使用するセキュリティランクを設定します。
英大文字(A~Z),1文字で指定します。
セキュリティランクについては,マニュアル「Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド」を参照してください。