17.3 delmail.logファイルに出力されるメッセージ

delmail.logファイルに出力されるメッセージについて説明します。

delmail.logファイルには,クライアントにより削除したメールの情報が出力されます。出力先は/var/opt/GroupMail/x400/runtime/journal/delmail/delmail.logです。delmail.logファイルの最大サイズは1Mバイトです。ファイルのサイズが最大サイズを超えた場合は,同じディレクトリにxxxxxxxx.old(xxxxxxxxは時刻から算出した英数文字列)という名前のファイルにバックアップされて,新しいdelmail.logファイルが作られます。バックアップファイルが5つを超えた場合は,古いバックアップファイルから削除されます。ファイルの最大サイズを変更する場合は,アドレスサービスの起動を行うGM_STARTコマンドを実行する前に次の環境変数を設定してください。

環境変数:SNX_LOG3_SIZEMAX_DELMAIL

値には最大サイズのバイト数を1~2147483647の範囲の数値で指定してください。最大ファイル数を変更する場合は,アドレスサービスの起動を行うGM_STARTコマンドを実行する前に次の環境変数を設定してください。

環境変数:SNX_LOG3_FILEMAX_DELMAIL

値には最大ファイル数を1~2147483647の範囲の数値で指定してください。delmail.logファイルやバックアップファイルはサービス停止時にファイルをコピーしてご利用ください。メールの情報は1通毎に1行のテキスト形式で,delmail.logファイルの最後に追加出力されます。行の中の各項目はタブ文字によって区切られます。次に,各項目の内容を項目順に示します。

<この節の構成>
(1) メール削除日時
(2) プロセスID
(3) メール種別
(4) O/R名ID
(5) 順序番号
(6) 主題
(7) O/R名
(8) 送信日時
(9) 受信日時
(10) 未既読状態
(11) 配信指定日時
(12) IPM-ID

(1) メール削除日時

メールを削除した日時です。日時の形式は“YYYYMMDDhhmmss”です。

(2) プロセスID

削除を実行したサーバプロセスのプロセスIDです。

(3) メール種別

受信メールであれば“RECEIVE”,送信メールであれば“SEND”です。

(4) O/R名ID

システム情報です。

(5) 順序番号

システム情報です。

(6) 主題

メールの主題です。文字コードはシフトJISコードです。

(7) O/R名

メールが格納されていたメールボックスのO/R名です。メールに記録されていたO/R名が出力されるため,メールボックスのO/R名を変更した場合は,変更前のO/R名が出力されることがあります。

(8) 送信日時

メールを送信した日時です。日時の形式は“YYYYMMDDhhmmss”です。

(9) 受信日時

メールが受信者のメールボックスに到着した日時です。日時の形式は“YYYYMMDDhhmmss”です。送信メールの場合は,値は出力されません。

(10) 未既読状態

受信メールの場合は,メールが未読であれば“0”,既読であれば“2”です。送信メールの場合は,値は出力されません。

(11) 配信指定日時

配信日時指定した送信メールの場合は,配信指定日時です。日時の形式は“YYYYMMDDhhmmss”です。受信メールの場合や,配信日時指定していない送信メールの場合は,値は出力されません。

(12) IPM-ID

システム情報です。

注意
メールの実体ファイルが存在しない不整合な状態の送信メールを削除した場合は,主題,O/R名,送信日時,配信指定日時及びIPM-IDの項目に,値は出力されません。