19.16.1 自動転送の設定

自動転送を行う送信者が所属する全てのサーバで,次に示す設定を行ってください。設定を行っていないサーバでは,自動転送は行われません。

設定の変更を行った場合は,サーバの再起動が必要です。

<この項の構成>
(1) 自動転送宛先の設定
(2) 自動転送オプションの設定
(3) 自動転送除外ユーザの設定

(1) 自動転送宛先の設定

gmpublicinfoファイルに,次の形式で自動転送宛先を設定します。

AUTO_FORWARD=<E-mailアドレス>
<例>
AUTO_FORWARD = user1@gmax.hitachi.co.jp

(2) 自動転送オプションの設定

/var/opt/GroupMail/x400/configディレクトリにaf_forward.cfg ファイルを作成します。

テキストエディタなどで,次に示す形式でオプションを設定します。

<オプション名>=<設定値>
オプション名設定値
FORWARD_GATEWAY自動転送されたメールが経由するゲートウェイの国名,ADMD,PRMDを次の形式で設定します。

/C=<国名>/A=<ADMD>/P=<PRMD>

<例>
FORWARD_GATEWAY=/C=JP/A=smtpgw/P=smtpgw
このオプションを省略すると,システムが自動的に決めたゲートウェイが使用されます。
注意
PRMD以降の半角スペースも設定値として認識されます。
INFODIR_PATH転送履歴の出力先ディレクトリのフルパス名を設定します。設定するディレクトリは既に存在している必要があります。
<例>
INFODIR_PATH=/GMAX/info
このオプションを省略すると,転送履歴は出力されません。
注意
半角スペースを含むパス名は設定できません。
DEST_CHECK自動転送宛先に直接送信しようとしたメールを送信エラーにする場合や,自動転送宛先に代行受信しようとしたメールを転送エラーにする場合は’Y’を指定します。
<例>
DEST_CHECK = Y
このオプションを省略すると,自動転送宛先に直接送信したメールや,自動転送宛先に代行受信したメールはエラーになりません。
注意
gmpublicinfoのAUTO_FORWARDが正しく設定されていない場合は,DEST_CHECK=Yの指定は無効になります。

全てのオプションを省略する場合は,af_forward.cfgファイルを作成する必要はありません。

(3) 自動転送除外ユーザの設定

次の条件のどれかに該当する場合は,自動転送除外ユーザの設定を行う必要があります。

  1. Document ManagerとAddress Serverの連携を行っていて,自動転送の設定を行うサーバにDocument Manager対応のユーザが存在する場合。
  2. Workflowのマルチサーバ機能を使用していて,自動転送の設定を行うサーバにWorkflowマルチサーバ機能で使用するユーザが存在する場合。

次に自動転送除外ユーザの設定方法を示します。

  1. /var/opt/GroupMail/x400/configにaf_blockuser.cfgファイルを作成します。
  2. テキストエディタなどで,1行に1つずつDocumentManager対応のユーザと,Workflowマルチサーバ機能で使用するユーザのユーザIDを入力します。