登録するためには,マスタ管理サーバにMail - X.400をインストールする必要があります。
登録済みのMTAに,相手先のX.400MHSと通信するための情報を登録します。
- この作業は,Groupmaxのメール以外のシステムのMTAと通信する場合,又はほかのマスタ管理サーバとその配下のMTAと通信する場合に必要です。
- 他X.400登録/詳細ダイアログボックスでは,すべての項目に値を入力します。これは,他システムのMHS情報をMail Serverで管理していないためです。他システムで定義済みのMHS情報に合わせて入力してください。
ルーティンググループ詳細ダイアログボックスのリストから,MTAを選択して,[他X.400登録]ボタンを選択します。
他X.400登録/詳細ダイアログボックスが表示されます。入力する各項目の入力条件については,「9.5 登録情報の設定項目と入力条件」を参照してください。
![[図データ]](figure/h4070110.gif)
- MTA名
- 選択したMTAの名称が表示されます。
- 他X.400MTA名
- 登録する他システムのMTAの名称を入力します。
- MTA名は,システム内で一意でなければなりません。
- ドメイン名/ホスト名
- 登録する他システムのMTAがあるマシンのドメイン名又はホスト名を入力します。
- ドメイン名又はホスト名の入力条件については,「9.5.4 ユーザ情報の設定項目と入力条件」の「ドメイン名/ホスト名/ホームサーバ名」を参照してください。文字列長が入力欄より長い場合,先頭側を表示しますので,隠れた部分を参照する場合は,カーソルを移動してください。OSI接続の場合は省略できます。
- なお,このドメイン名又はホスト名は,ダイアログボックスを開く前に選択したMTAがあるメールサーバの,hostsファイル又はDNSの定義ファイルに登録されていなければなりません。
- 国名
- 登録する他システムのMTAの国名を指定します。半角英大文字で2文字以内で指定してください。省略はできません。
- 日本国内で使用する場合は,「JP」を指定します。
- ADMD
- 登録する他システムのMTAの主官庁領域名(ADMD)を指定します。次の文字を使用して16バイト以内で指定します。文字はすべて半角で指定します。省略することもできます。
- 英大文字,数字,+,-
- PRMD
- 登録する他システムのMTAの私設領域名(PRMD)を指定します。次の文字を使用して16バイト以内で指定します。文字はすべて半角で指定します。省略することもできます。
- 英大文字,数字,+,-
- パスワード
- 登録する他システムのMTAのパスワードを指定します。次の文字を使用して32バイト以内で指定します。文字はすべて半角で指定します。省略することもできます。
- 英大文字,数字,△(スペース)
- 接続種別
- 登録する他システムのMTAの,X.400の接続種別を指定します。他のアドレス管理ドメインのGroupmaxと接続する場合は,「‘88X.400接続」を選択します。
- TCP/IP接続情報
- TCP/IPの接続情報を設定します。OSI接続情報を設定した場合は,設定できません。
- なお,次に示す,P,S,Tの各セレクタは,半角の16進数(0~9,A~F,a~f)で,32文字以内の偶数けたで指定してください。
- Pセレクタ
- 登録する他システムのMTAのPセレクタを指定します。省略することもできます。「‘84X.400接続」を選択した場合は,設定する必要はありません。
- Sセレクタ
- 登録する他システムのMTAのSセレクタを指定します。省略することもできます。
- Tセレクタ
- 登録する他システムのMTAのTセレクタを指定します。なお,省略はできません。
- エンコードセションID
- 登録する他システムのMTAのエンコードセションIDを指定します。半角の0又は1を指定できますが,Mail Serverでは0を使用します。省略はできません。
- OSI接続情報
- OSIの接続情報を設定します。この項目は,ほかのX.400MHSとOSIで接続するときだけ必要です。相手先システムでの設定値と同じ値を設定してください。TCP/IP接続情報を設定した場合は,設定できません。
- また,HP-UXサーバとWindows NTサーバとAIXサーバは,OSI接続を使用できません。
- なお,次に示す,P,S,Tの各セレクタは,半角の16進数(0~9,A~F,a~f)で,32文字以内の偶数けたで指定してください。
- Pセレクタ
- MTAのPセレクタを指定します。省略することもできます。
- Sセレクタ
- MTAのSセレクタを指定します。省略することもできます。
- Tセレクタ
- MTAのTセレクタを指定します。省略することもできます。
- エンコードセションID
- 登録する他システムのMTAのエンコードセションIDを指定します。半角の0又は1を指定できますが,Mail Serverでは0を使用します。省略はできません。
- ネットワークアドレス
- MTAのNSAPアドレスを指定します。半角の16進数(0~9,A~F,a~f)で,24文字以内の偶数けたで指定してください。また,LSB形式(エンコーディング形式)で記述してください。
- NSAPアドレスは,システム内で一意でなければなりません。また,省略はできません。
- トランスポートクラス
- MTAのトランスポートクラスを指定します。0,2,4のどれかを指定してください。省略はできません。
- [TCP/IP接続解除]ボタン
- TCP/IP接続情報を削除します。
- [OSI接続解除]ボタン
- OSI接続情報を削除します。
- [ルーティング設定]ボタン
- ルーティング設定ダイアログボックスを表示します。
![[図データ]](figure/h4070120.gif)
- 既に他X.400MHSとの接続が他X.400登録/詳細ダイアログボックスで設定されている場合,このダイアログボックスでルーティング情報を指定して[追加]ボタンを選択すれば,他X.400MHSのMTAと接続できます。
- ルーティング情報には接続先のMTAのO/R名を指定します。指定できるO/R名の要素は「国名」「ADMD名」「PRMD名」「組織名」「X.121アドレス」です。半角で258文字以内の英数字で指定します。同じO/R名の要素を含んだルーティング情報を設定する場合,要素数の多いものから登録してください。
値を入力して,[登録]ボタンを選択すると,他X.400が登録されます。[閉じる]ボタンを選択すると,登録しないで他X.400登録/詳細ダイアログボックスを閉じます。