5.3.1 各サーバのアドレスサービスの起動

Address Server及びMail Serverの各サーバのアドレスサービスの起動について説明します。アドレスサービスの起動はシステムの運用設定時だけでなく通常運用時にも必要です。UNIX版のアドレスサービスの起動は,/opt/GroupMail/bin/GM_STARTを実行することを意味します。サーバのアドレスサービスを起動するには,各サーバマシンで,順番に次の操作を実行します。マスタ管理サーバ,アドレスサーバ,及びメールサーバの起動方法は同じです。

  1. システム管理者のユーザアカウントによるログイン
  2. Object Serverの起動
  3. アドレスサービスの起動

Object Serverの起動方法については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」を参照してください。ここでは,アドレスサービスの起動方法について説明します。

<この項の構成>
(1) 運転席を起動するサーバでの前手順
(2) アドレスサービスを起動する

(1) 運転席を起動するサーバでの前手順

運転席を起動するサーバでは,初めてアドレスサービスを起動する前に,次の手順で日本語を入力できる環境を設定します。

  1. スーパーユーザでログインします。
  2. かんなサーバを起動します。次のコマンドを実行してください。

    # /usr/bin/canna/cannaserver

  3. rcシェル・スクリプトに次の内容を設定します。rcシェル・スクリプトの詳細については,HP-UXのマニュアルを参照してください。
    #
    if [ -f /usr/spool/canna/lock/.CANNALOCK]
    then
    rm -f /usr/spool/canna/lock/.CANNALOCK
    fi
    ##For Groupmaxかな漢字
    if [ -x /usr/bin/canna/cannaserver]
    then
    /usr/bin/canna/cannaserver
    fi
    #
  4. 設定したrcシェル・スクリプトに実行モードを定義します。詳細については,HP-UXのマニュアルを参照してください。

次回からのマシンブート時に,かんなサーバは自動的に起動します。

(2) アドレスサービスを起動する

  1. システム管理者のユーザアカウントでログインします。
  2. Object Serverを起動します。
    xodstartコマンドを実行してください。
  3. GM_STARTコマンドを実行します。
    $/opt/GroupMail/bin/GM_START