2.3.2 自動起動の設定
System Agent - TCP/IPの各デーモンを,システム起動時に自動的に起動するかどうかを設定します。設定するには,sysaautoコマンドを実行してください。sysaautoコマンドについては,「4.3 運用コマンドの文法」を参照してください。
- 注意事項
- sysaautoコマンドを実行するには,利用者はスーパーユーザの権限を持っていなければなりません。
- <この項の構成>
- (1) HI-UX/WE2の場合
- (2) HP-UXの場合
(1) HI-UX/WE2の場合
次の手順で設定します。
- コマンドプロンプト上で,カレントディレクトリを「/usr/GsAgt/tool」ディレクトリに移動する
- sysaautoコマンドを実行する
自動起動を設定する場合: sysaauto△on△(デーモン名)
自動起動を解除する場合(手動): sysaauto△off△(デーモン名)
(デーモン名)の設定方法については,「4.3 運用コマンドの文法」を参照してください。
(2) HP-UXの場合
次の手順で設定します。
- コマンドプロンプト上で,カレントディレクトリを「/opt/GsAgt/tool」ディレクトリに移動する
- sysaautoコマンドを実行する
自動起動を設定する場合: sysaauto△on△(デーモン名)
自動起動を解除する場合(手動): sysaauto△off△(デーモン名)
(デーモン名)の設定方法については,「4.3 運用コマンドの文法」を参照してください。
- ファイル名を「/sbin/init.d/GsAgt_start」とし,起動スクリプトを作成する
次に示すファイルを作成してください。起動スクリプトとは,システムが起動される時に自動的に起動されるコマンドのことです。このファイルは,利用者が作成する必要があります。
![[図データ]](figure/zu020301.gif)
- chmodを実行し,作成した起動スクリプトに,実行権限を与える
- 起動スクリプトを登録する
作成した起動スクリプトを登録します。登録方法は,シンボリックリンクで,スタートアップ・シーケンサー・ディレクトリにリンクをはります。
次に,登録例を示します。
- (例)
- ln△-s△/sbin/init.d/GsAgt_start△/sbin/rcN.d/S951GsAgt_start
- 注意事項
- rcN.dのNは,ファイル「/etc/inittab」のinitdefaultエントリのrstateの番号以下にしてください。ただし,rcN.dは,システム起動時に必ず実行されなければなりません。
- S951GsAgt_startは,起動スクリプトファイル名です。これは変更できますが,変更する場合は,OSの起動スクリプトファイル名の名称規則に従ってください。