2.3.1 servicesファイルの設定
System Agent - TCP/IPがインストールされているマシンの,servicesファイルに,使用するデーモン名とポート番号を設定します。設定するには,sysasetコマンドを実行してください。sysasetコマンドについては,「4.3 運用コマンドの文法」を参照してください。
次の手順で設定します。
- コマンドプロンプト上で,カレントディレクトリをHI-UX/WE2の場合は「/usr/GsAgt/tool」ディレクトリ,HP-UXの場合は「/opt/GsAgt/tool」ディレクトリに移動する
- sysasetコマンドを実行する
Setup End(Save succeeded)以外のメッセージが表示された場合は,何らかの原因で失敗している可能性があります。この場合は,servicesファイルの,次に示す項目を手動で設定してください。
- sysasetコマンドが追加するデーモン名とポート番号
smadmutil 20042/tcp
smgetras 20043/tcp
smbkupsche 20074/tcp
sysmngagt 20113/tcp
- 注意事項
- ポート番号を設定するとき,System Manager - TCP/IPノード上のservicesファイル内で設定されているポート番号と一致している必要があります。ポート番号は,ほかのポート番号と異なるポート番号を使用してください。
- sysasetコマンドを実行するには,利用者はスーパーユーザの権限を持っていなければなりません。
- 「Groupmax System Agent - TCP/IP」デーモンが停止していない場合は環境設定を変更できません。
- sysasetコマンドではservicesファイルの設定以外に計画運用実行間隔や計画運用最大設定数,HP-UXのMC/ServiceGuard連携時に必要な情報も設定します。