(1) エージェントやユーザに関する情報の参照と更新
一般ユーザがクライアントマシンから生成したエージェントに関する情報は,Agent Serverに登録されます。管理者は,障害が発生した場合に速やかに対処できるよう,誰がエージェントを登録しているか,各個人が何個エージェントを登録しているかなどといった情報を把握しておく必要があります。
Agent Server管理ツールでは,登録されたエージェントの詳細情報を参照したり,エージェントを登録したユーザ名を参照したりできます。また,特定のエージェントの活動を停止したり,不要になったエージェントを削除できます。
(2) 活動ログの参照
各エージェントの活動履歴は,活動ログから参照できます。活動ログには,エージェントが実行された結果,正常に終了したかどうか,どのような理由で正常に実行されなかったかが表示されます。このため,障害が発生した場合は,エージェントの活動ログの情報を障害原因を判断するための材料にできます。
Agent Clientにも活動ログを参照する機能がありますが,クライアント側で参照できない場合にはAgent Serverから参照できます。
Agent Server管理ツールでは,状況に応じて,活動ログをユーザごとに参照したり,すべてのエージェントについて参照したり,特定のエージェントについて参照したりできます。
(3) システムに関する情報の参照
Agent Serverが持つシステム環境には,クライアントが生成したエージェントの情報をどこに保存するか,メールには何を使うかなどの情報があります。また,Agent Serverでは,システム環境への負荷を考えて,登録できるエージェントの数や接続できるPPサーバの数を制限できます。
Agent Server管理ツールでは,このようなシステムに関する情報を参照できます。
なお,システムに関する情報を更新する場合は,環境設定ファイルの内容を変更してください。