5.8.1 バックアップ

障害が発生して環境を再構築する場合のために,バックアップを取得することをお勧めします。

  1. Agent Serverが起動中の場合は終了します。
  2. メインメニューの「Command:」の後に「4」を入力します。
    バックアップとリストアのメニューが表示されます。
  3. 「Command:」の後に「1」を入力します。
    「Archive name:」と表示されます。
  4. 「Archive name:」の後にバックアップを格納するファイル名を絶対パス名で入力してリターンキーを押します。
    「Total file size[バックアップするファイルの合計] Backup OK? y/n(default):」と表示されます。
  5. バックアップしてもよければ「y」を入力します。
    指定したファイルにバックアップが格納されます。
  6. 指定したファイルに格納されたのを確認したら,Agent Serverを起動します。

この操作によってバックアップを取得できるファイルを次に示します。

注意事項
  • Agent Serverを削除してから再インストールした後で,バックアップしたファイルをリストアする場合,Agent Serverがバックアップ取得時と同じ設定でないと,正常にリストアできない可能性があります。管理者は,「5.6 システム情報の参照・更新・初期化」で説明している次の設定について,常に最新の設定情報を把握している必要があります。
    ・Agent Serverのスケジューラに関する情報
    ・定義情報の上限値
    ・ディレクトリ情報
    ・メールに関する情報
  • Agent Serverの情報とPPサーバの情報との同期を取るために,PPサーバのバックアップも同時に取得することをお勧めします。PPサーバでは,Agent - Applicationのエージェント定義に関する情報をAgent Serverから取得してエージェントを処理します。Agent Serverに定義されている情報とPPサーバで取得している定義情報が一致していないエージェントは動作しません。PPサーバのバックアップについては,次の箇所を参照してください。
    Agent Server
     :「5.8 バックアップとリストア
    Workflow Agent
     :「6.8 バックアップとリストア
    Mail Agent
     :「7.6 バックアップとリストア
    Document Manager Agent
     :「8.6 バックアップとリストア

 

指定例を次に示します。

[図データ]