Agent Server管理ツールは,メニューによる対話形式で操作できます。Agent Server管理ツールの基本的な操作方法について説明します。
(1) 管理ツールの起動
(2) 管理ツールのメニューコマンド
管理ツールのメニューコマンドの一覧を表5-1に示します。
管理ツールにはAgent Serverを起動している場合にだけ使用できるコマンドと終了している場合にだけ使用できるコマンドがあります。
表5-1 Agent Server管理ツールのメニューコマンド
メインメニューのコマンド | メインメニューのコマンド選択時に開くメニューのコマンド | 機能 | 説明している箇所 | Agent Serverの状態と使用できるコマンド | |
---|---|---|---|---|---|
起動時 | 終了時 | ||||
(1)UserShow,AgentShow/Change,ActiveLog | (1)UserID show | 特定ユーザの登録したエージェントの一覧表示 | 5.4.1 | ○ | ○ |
(2)UserID list | エージェントを登録しているユーザの一覧表示 | 5.4.2 | ○ | ○ | |
(3)Agent list | 登録されている全エージェントの一覧表示 | 5.4.3 | ○ | ○ | |
(4)AgentNum list | 特定のエージェントのエージェント名,エージェント番号を表示 | 5.4.4 | ○ | ○ | |
(5)Agent detail | 特定のエージェントの詳細情報を表示 | 5.4.5 | ○ | ○ | |
(6)Agent active | エージェントを活動させる | 5.5.1 | ○ | × | |
(7)Agent inactive | エージェントを停止させる | 5.5.2 | ○ | × | |
(8)Agent delete | エージェントを削除する | 5.5.3 | ○ | × | |
(9)UserID ActLog | 特定ユーザの登録したエージェントの活動ログ表示 | 5.5.4 | ○ | ○ | |
(a)Agent ActLog | 登録されている全エージェントの活動ログ表示 | 5.5.5 | ○ | ○ | |
(b)AgentNum ActLog | 特定のエージェントの活動ログ表示 | 5.5.6 | ○ | ○ | |
(o)output control | 結果出力先の指定 | 5.9.1 | ○ | ○ | |
(x)editor control | 結果出力エディタの表示・非表示 | 5.9.2 | ○ | ○ | |
(e)end | メインメニューに戻る | - | ○ | ○ | |
(q)quit | 終了 | - | ○ | ○ | |
(2)System Information | (1)AgentScheduler | Agent Serverのスケジューラ情報の参照 | 5.6.1 | ○ | ○ |
(2)Definition | 定義情報の上限値の参照 | 5.6.2 | ○ | ○ | |
(3)Output path | ディレクトリ情報の参照 | 5.6.3 | ○ | ○ | |
(4)Mail | メール情報の参照 | 5.6.4 | ○ | ○ | |
(5)Initialize | システム情報の初期化 | 5.6.5 | × | ○ | |
(e)end | メインメニューに戻る | - | ○ | ○ | |
(q)quit | 終了 | - | ○ | ○ | |
(3)Dump | (1)Dump | ダンプファイルの出力 | 5.7 | × | ○ |
(e)end | メインメニューに戻る | - | ○ | ○ | |
(q)quit | 終了 | - | ○ | ○ | |
(4)Backup/Restore | (1)Backup | バックアップ | 5.8.1 | × | ○ |
(2)Restore | リストア | 5.8.2 | × | ○ | |
(e)end | メインメニューに戻る | - | ○ | ○ | |
(q)quit | 終了 | - | ○ | ○ | |
(o)output control | - | 結果出力先の変更 | 5.9.1 | ○ | ○ |
(q)quit | - | 終了 | - | ○ | ○ |
(凡例)-:該当しないことを示す。
○:使用できることを示す。
×:使用できないことを示す。
(3) コマンドの入力例
例えば,エージェントを登録したユーザを一覧表示させたい場合のコマンドの入力例について説明します。
メインメニューの「Command:」の後に「1」を入力すると,登録ユーザ,登録エージェント,活動ログに関するメニューが表示されます。
さらに,ここで「Command:」の後に「2」を入力すると,エージェントを登録したユーザが一覧表示されます。前の画面に戻る場合は「e」を,管理ツールを終了する場合は「q」を入力します。
(4) 環境設定ファイルの編集
環境設定ファイルは,/groupmax/agentserver/etc/configを開くことによって編集できます。環境設定ファイルの詳細は,「3.2.2(4) Agent Serverのシステム情報の設定」を参照してください。
(5) エージェント番号について
エージェント番号とは,登録されたエージェントに対してAgent Serverが割り当てる番号のことです。登録された各エージェントは,それぞれ固有のエージェント番号を持ちます。
Agent Server管理ツールでは,ある特定のエージェントの情報や活動ログなどを参照したい場合,エージェント番号を指定します。エージェント番号を参照する方法については,「5.4 エージェント情報の参照」で説明します。
(6) 情報の出力について
Agent Server管理ツールでは,参照する情報量が多い場合のために,エディタに出力する機能を提供しています。また,出力先の指定ではコンソール出力,ファイル出力が指定できます。これらの操作もメニューから選択します。