3.1.3 バージョンの混在

クライアント-サーバ間,及びサーバ-サーバ間でバージョンが異なる場合の接続について説明します。なお,同一マシンに,異なるバージョンのGroupmaxのプログラムを混在させることはできません。

<この項の構成>
(1) クライアント-サーバ間
(2) サーバ-サーバ間

(1) クライアント-サーバ間

クライアント-サーバ間でバージョンが異なる場合の接続について表3-1に示します。

表3-1 クライアント-サーバ間でバージョンが異なる場合の接続

クライアントAgent Server
Version2.0Version 3Version 5
Version2.0接続できる接続できる接続できる
Version 3接続できない接続できる接続できる
Version 5接続できない接続できない接続できる

注※ クライアントからサーバにログイン中に接続が切れたときなどに,クライアントのIPアドレスが変更されると,接続は保証されません。DNS/DHCPを使用している場合は,注意が必要です。


(2) サーバ-サーバ間

サーバ-サーバ間でバージョンが異なる場合の接続について表3-2に示します。

表3-2 サーバ-サーバ間でバージョンが異なる場合の接続

プラット
フォーム
プログラムバージョンAgent Server,Agent - Application (実行エンジン)
Windows NTUNIX
02-3103-00
03-10
05-00
02-31
03-00
03-10
05-00
Windows NTWorkflow Agent02-31,03-00
03-10,05-00
Mail Agent03-00,03-10
05-00
××
Document Manager Agent03-00,03-10
05-00
××
Agent Server
Mail Option
02-31
03-00,03-10
05-00
Agent -
Development Kit
02-31
03-00,03-10
05-00
UNIXWorkflow Agent02-31,03-00
03-10,05-00
Mail Agent03-10,05-00××
Document Manager Agent03-10,05-00××
Agent Server
Mail Option
02-31,03-00
03-10,05-00
Agent -
Development Kit
02-31
03-00
03-10,05-00

(凡例)

○:
使用できることを表します。ただし,プラットフォーム及びバージョンが異なる場合,サポートするエージェントが異なります。プラットフォーム及びバージョンごとにサポートしているエージェントの一覧は表3-3を参照してください。
△:
サポート機能の違いによって,使用できる機能が限られることを表します。エージェントが生存している間にサーバのIPアドレスが変更されると,エージェントの動作は保証されません。該当サーバがDNS/DHCPを使用している場合は,注意が必要です。
×:
使用できないことを表します。

 

プラットフォーム及びバージョンごとにサポートしているエージェントの一覧を表3-3に示します。

表3-3 プラットフォーム及びバージョンごとにサポートしているエージェントの一覧

エージェント名称02-3103-0003-1005-00
Windows NT,UNIXWindows NTUNIXWindows NTUNIXWindows NTUNIX
ユーザトレー内案件の一括新着監視(管理者用)
ユーザトレー内案件の着信監視
業務ロールトレー内案件の着信監視(管理者用)
ユーザトレー内案件の処期限監視(管理者用)
ユーザトレー内案件の処理期限監視
サーバ上業務プログラムの自動起動(管理者用)
ユーザトレー内案件の一括処理期限監視(管理者用)
個人メールの自動返信
個人メールの自動転送
個人メール監視によるユーザプログラムの自動起動
条件付きフォーム文書の自動削除(管理者用)
共用キャビネット内文書の自動削除(管理者用)
フォーム文書監視による業務プログラムの自動起動(管理者用)
共用キャビネット内の登録監視(管理者用)

(凡例) ○:サポートしていることを表します。

     -:サポートしていないことを表します。


複数サーバで,異なるバージョンのプログラムを使用した場合,サポートエージェントの違いによって,使用できる機能が限られます。