付録E.3 Workflow Agentのメッセージ

Workflow Agentがトレースファイル(/groupmax/WorkflowAgent/trace/WAitrc.txt)に出力する内容について説明します。

メッセージの形式

KDWAnnnnn-Y PPPP :メッセージテキスト

KDWAnnnnn
メッセージIDを表します。
Y
メッセージの種類を表します。
I:通常の情報
W:警告
E:エラー
PPPP
プロセス名を表します。
WAserver:WorkflowAgentメインプロセス
WAevtchk:イベント監視(アクション実行デーモン)
WAmalsnd:メール送信(アクション実行デーモン)
WAdiagsh:ダイアログ表示(アクション実行デーモン)
WAupexec:UP起動(アクション実行デーモン)
WAtrgger:トリガ管理デーモン
WAdtwath:サーバ間通信監視デーモン
WApretry:リトライ実行デーモン
WAsvdmon:WorkflowAgentサービスデーモン
WAengine:WorkflowAgent実行エンジン
WAstartsv:WorkflowAgent起動コマンド
WAstopsv:WorkflowAgent停止コマンド
WAmgrcmd:WorkflowAgent運用コマンド
GMAPWFCT:WorkflowAgent起動コマンド
GMSTPAPWFCT:WorkflowAgent停止コマンド
GMAPWFRS:WorkflowAgent RAS取得コマンド
GMAPWFST:WorkflowAgent 状態取得コマンド
メッセージテキスト
メッセージ文を表します。トレースファイルには日本語テキストで出力されます。

 

以降では,メッセージIDからメッセージテキストまでを示します。なお,メッセージ中の「xxx」及び「XXX」の部分は,該当する文字列が実際には表示されます。

 

KDWA00100-I xxx:Groupmax Agent - Workflow Serverを開始しました。

 

KDWA00101-I xxx:Groupmax Agent - Workflow Serverを終了しました。

 

KDWA00104-E xxx:イベントの監視中に障害が発生しました。 エージェントキー:XXX

要因
エージェントキーに対するイベントの監視中に障害が発生し,イベントを監視できませんでした。
なお,エージェントキーが不明なときは0を設定します。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除き,再度実行してください。

 

KDWA00105-E xxx:イベント監視の停止中に障害が発生しました。 エージェントキー:XXX

要因
エージェントキーに対するイベント監視の停止中に障害が発生し,イベント監視の停止を実施することができませんでした。
なお,エージェントキーが不明なときは0を設定します。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除き,再度実行してください。

 

KDWA00106-E xxx:アクションの実行中に障害が発生しました。 エージェントキー:XXX

要因
エージェントキーに対するアクションの実行中に障害が発生し,アクションの実行ができませんでした。
なお,エージェントキーが不明なときは0を設定します。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除き,再度実行してください。

 

KDWA00107-E xxx:Groupmax Agent Serverへの通知に失敗しました。

要因
エージェントサーバへの「イベント発生」又は,「アクション実行完了」通知は失敗しました。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除き,再度実行してください。

 

KDWA00108-E xxx:Groupmax Agent - Workflow Serverの開始に失敗しました。

要因
ワークフローエージェントの開始処理に失敗しました。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除き,再度実行してください。

 

KDWA00109-E xxx:エージェントの登録中に障害が発生しました。 エージェントキー:XXX

要因
エージェントキーに対するエージェントの登録中に障害が発生し,エージェントの登録ができませんでした。
なお,エージェントキーが不明なときは0を設定します。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除き,再度実行してください。

 

KDWA00113-E xxx:Groupmax Agent - Workflow Server終了中に障害が発生しました。

要因
ワークフローエージェントを終了しました。しかし,終了中に障害が発生しています。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除いてください。

 

KDWA00114-E xxx:Groupmax Agent - Workflow Serverは既に起動されています。

 

KDWA00115-E xxx:Groupmax Agent - Workflow Serverは開始中です。

 

KDWA00116-E xxx:Groupmax Agent - Workflow Serverは終了中です。

 

KDWA00117-E xxx:Groupmax Agent - Workflow Serverが起動されていません。

 

KDWA00118-E xxx:Groupmax Agent - Workflow Serverの起動を中断しました。

要因
ワークフローエージェントの終了コマンドが投入されたため,ワークフローエージェントの開始を中断しました。
対処
ワークフローエージェントを起動するときは,再度実行してください。

 

KDWA00119-E xxx:続行できない障害が発生したため,Groupmax Agent - Workflow Serverを異常終了します。

要因
続行できない障害が発生したため,ワークフローエージェントを異常終了します。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除き,再度実行してください。

 

KDWA00120-E xxx:プロセスを終了しました。

要因
続行できない障害が発生したため,プロセスを終了します。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除いてください。

 

KDWA00121-I xxx:プロセスを開始しました。

 

KDWA00122-E xxx:活動ログの出力に失敗しました。 エージェントキー:XXX

要因
エージェントキーに対するエージェントの活動ログの出力に失敗しました。
なお,エージェントキーが不明なときは0を設定します。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除いてください。

 

KDWA00123-I xxx:Groupmax Agent Serverへの通知のリトライ処理が成功しました。

 

KDWA00124-E xxx:Groupmax Agent Serverへの通知のリトライ処理を中断しました。

要因
エージェントサーバへの「イベント発生」又は「アクション実行完了」通知のリトライ処理を中断しました。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除いてください。

 

KDWA00125-E xxx:イベントの監視を中断しました。 エージェントキー:XXX

要因
エージェントキーに対するイベントの監視を中断しました。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除いてください。

 

KDWA00126-E xxx:エージェントの登録を中断しました。 エージェントキー:XXX

要因
エージェントキーに対するエージェントの登録を中断しました。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除いてください。

 

KDWA00127-E xxx:アクションの実行を中断しました。 エージェントキー:XXX

要因
エージェントキーに対するアクションの実行を中断しました。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除いてください。

 

KDWA00128-E xxx:Groupmax Agent - Workflow Serverのシステムファイルが更新されていません。

要因
Agent - Workflow Serverのシステムファイルのバージョンがプログラムのバージョンより古いため,Agent - Workflow Serverが起動できません。
対処
環境移行用コマンド(WAconv)でシステムファイルを更新した後,再起動してください。

 

KDWA00129-W xxx:以下のファイル内の宛先者に対して,メールの送信が失敗しました。 ファイル名:XXX

要因
あて先が複数ある場合に,一部のあて先に対して,メール送信が失敗しました。
対処
あて先を見直してください。

 

KDWA00130-W xxx:以下のファイル内の宛先者がユーザID・E-Mailアドレス対応表に登録されていません。 ファイル名:XXX

要因
E-Mail送信のあて先が,ユーザID・E-Mailアドレス対応表に登録されていません。
対処
あて先を登録してください。

 

KDWA00131-W xxx:以下のファイルの作成に失敗しました。 ファイル名:XXX

要因
ACT****.logまたはelist****.logファイルの作成に失敗しました。
対処
保守員に連絡してください。

 

KDWA00132-E xxx :システムエラーが発生しました。保守員に連絡してください。

要因
システムエラーが発生しました。
対処
保守員に連絡してください。

 

KDWA00133-E xxx :以下のファイルのOpen処理に失敗しました。 ファイル名:XXX 理由コード:XXX

要因
「ファイル名:」で示すファイルのオープンに失敗しました。
対処
保守員に連絡してください。

 

KDWA00134-E xxx :以下のファイルのマッピング処理に失敗しました。 ファイル名:XXX 理由コード:XXX

要因
「ファイル名:」で示すファイルのマッピングに失敗しました。
対処
保守員に連絡してください。

 

KDWA00135-E xxx :以下のファイルの内容が不正です。 ファイル名:xxx

要因
「ファイル名:」で示すファイルの内容が不正です。
対処
保守員に連絡してください。

 

KDWA00200-E WAengine:Groupmax Agent - Workflow Functionの処理を中断しました。 エージェントキー:XXX

要因
エージェントキーに対するエージェントの実行エンジンの処理を中断しました。
なお,エージェントキーが不明なときは0を設定します。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除き,再度実行してください。

 

KDWA00210-E WAengine:エージェント定義とGroupmax Agent - Workflow Functionのバージョンが不整合です。 バージョン:XXX

要因
エージェント定義は,ワークフローエージェント実行エンジンでは動作できないバージョンです。
バージョン:エージェント定義のバージョン
対処
エージェント定義が動作可能なバージョンの実行エンジンにバージョンアップして再度実行してください。

 

KDWA00232-E WAengine:データ送信用バッファの確保に失敗しました。

要因
データ送信用バッファの確保に失敗しました。
対処
保守員に連絡してください。

 

KDWA00300-E xxx:システムコールエラーが発生しました。 関数名:XXX 理由コード:XXX

要因
システムコールエラーが発生しました。
関数名:エラーの発生したUNIXの関数(システムコール)名称
理由コード:UNIXのエラー値(errno)
対処
UNIXの関数(システムコール)名称とエラー値(errno)について,マニュアル「HI-UX/WE2 リファレンス2」を参照し,障害の要因を取り除いてください。又は,保守員に連絡してください。

 

KDWA00301-E xxx:エージェントの定義の取得に失敗しました。 関数名:XXX 理由コード:XXX 詳細コード:XXX

要因
エージェント定義の取得に失敗しました。
関数名:エラーの発生したエージェントサーバの関数名称
理由コード:理由コード
詳細コード:実行エンジン起動要求コード
実行エンジン以外のプロセスの場合は0を設定します。
対処
エージェントサーバの関数名称と理由コードについて,マニュアル「Groupmax Agent Version 5 リファレンス」を参照し,障害の要因を取り除いてください。又は,保守員に連絡してください。

 

KDWA00302-E xxx:Groupmax Agent - Workflow Serverが起動されていません。

要因
ワークフローエージェントサーバが起動されていません。
対処
ワークフローエージェントサーバを起動してください。

 

KDWA00303-E xxx:通信エラーが発生しました。 関数名:XXX 理由コード:XXX 詳細コード:XXX

要因
エージェントサーバ又は,実行エンジンとワークフローエージェントサーバ間で通信エラーが発生しました。
関数名:エラーの発生したエージェントサーバの関数名称
理由コード:理由コード
詳細コード:理由コードがソケット関数エラーの場合はソケット関数のエラーコードを設定します。その他の場合は0を設定します。
対処
エージェントサーバの関数名称と理由コードについて,マニュアル「Groupmax Agent Version 5 リファレンス」を参照し,障害の要因を取り除いてください。又は,保守員に連絡してください。

 

KDWA00304-E xxx:メモリ不足が発生しました。

要因
メモリ不足が発生しました。
対処
メモリ所要量を見直してください。

 

KDWA00305-E xxx: "open" システムコールでエラーが発生しました。 ファイル名:XXX 理由コード:XXX

要因
ファイル名に示すファイルのオープンに失敗しました。
理由コード:UNIXのエラー値(errno)
対処
マニュアル「HI-UX/WE2 リファレンス2」を参照し,障害の要因を取り除いてください。又は,保守員に連絡してください。

 

KDWA00306-E xxx : "shl_load" システムコールでエラーが発生しました。 ライブラリ名:XXX 理由コード:XXX

要因
ライブラリ名に示すライブラリのロードに失敗しました。
理由コード:UNIXのエラー値(errno)
対処
マニュアル「HI-UX/WE2 リファレンス2」を参照し,障害の要因を取り除いてください。又は,保守員に連絡してください。

 

KDWA00307-E xxx: "shl_findsym" システムコールでエラーが発生しました。 関数名:XXX 理由コード:XXX

要因
関数名に示す関数の取得に失敗しました。
理由コード:UNIXのエラー値(errno)
対処
マニュアル「HI-UX/WE2 リファレンス2」を参照し,障害の要因を取り除いてください。又は,保守員に連絡してください。

 

KDWA00308-E xxx:実行権限がありません。

要因
スーパーユーザ以外のユーザでコマンドが実行されました。
対処
スーパーユーザで,再度実行してください。

 

KDWA00309-E xxx:不正なデータが指定されています。

要因
入力データが不正です。
対処
保守員に連絡してください。

 

KDWA00310-E xxx: "gethostbyaddr" システムコールでエラーが発生しました。 IPアドレス:XXX

要因
IPアドレスに示すIPアドレスよりホスト名の取得に失敗しました。
対処
/etc/hostsファイルにIPアドレス及びホスト名を登録してください。又は,保守員に連絡してください。

 

KDWA00311-E xxx:エージェント定義の内容に誤りがあります。 定義種別:XXX

要因
定義種別に示すエージェント定義の内容に誤りがあります。
対処
エージェント定義を見直してください。

 

KDWA00312-E xxx: "exec" システムコールでエラーが発生しました。 ファイル名:XXX 理由コード:XXX

要因
ファイル名に示すプログラムの実行に失敗しました。
理由コード:UNIXのエラー値(errno)
対処
マニュアル「HI-UX/WE2 リファレンス2」を参照し,障害の要因を取り除いてください。又は,保守員に連絡してください。

 

KDWA00313-E xxx:テーブルの割り当てに失敗しました。 テーブル名:XXX

要因
テーブル名に示すテーブル領域の割り当てに失敗しました。
対処
保守員に連絡してください。

 

KDWA00314-E xxx:Groupmax Agent Serverでエラーが発生しました。 関数名:XXX 詳細コード:XXX

要因
エージェントサーバでエラーが発生しました。
関数名:エラーの発生したエージェントサーバの関数名称
詳細コード:詳細情報
対処
エージェントサーバの関数名称と詳細コードについて,マニュアル「Groupmax Agent Version 5 リファレンス」を参照し,障害の要因を取り除いてください。又は,保守員に連絡してください。

 

KDWA00315-E xxx:Groupmax Agent Server Libraryが見つかりません。

要因
エージェントサーバライブラリがインストールされていないか,エージェントサーバの環境変数の設定が不正です。
対処
エージェントサーバの環境を見直してください。

 

KDWA00316-E xxx:エージェント定義とGroupmax Agent - Workflow Serverのバージョンが不整合です。 バージョン:XXX

要因
エージェント定義は,ワークフローエージェントでは動作できないバージョンです。
バージョン:エージェント定義のバージョン
対処
エージェント定義が動作可能なバージョンのワークフローエージェントにバージョンアップして再度実行してください。

 

KDWA00317-E xxx:システム情報の取得に失敗しました。 ファイル名:XXX

要因
ファイル名に格納しているシステム情報の取得に失敗しました。
対処
保守員に連絡してください。

 

KDWA00318-E xxx:Groupmax Workflow Serverとの接続に失敗しました。 詳細コード:XXX

要因
ワークフローサーバとの接続に失敗しました。
詳細コード:ワークフローAPIのエラーコード
対処
Workflow Clientのオンラインヘルプ「Groupmax Workflow Clientのエラーコード一覧」を参照し,詳細コードのエラー内容により障害の要因を取り除いてください。又は,保守員に連絡してください。

 

KDWA00319-E xxx:Groupmax Workflow Serverでエラーが発生しました。 関数名:XXX 詳細コード:XXX

要因
ワークフローサーバでエラーが発生しました。
関数名:エラーの発生したワークフローサーバの関数名称
詳細コード:ワークフローAPIのエラーコード
対処
Workflow Clientのオンラインヘルプ「Groupmax Workflow Clientのエラーコード一覧」を参照し,詳細コードのエラー内容により障害の要因を取り除いてください。又は,保守員に連絡してください。

 

KDWA00320-E xxx:Groupmax Agent Serverが起動されていません。

要因
エージェントサーバが起動されていません。
対処
エージェントサーバを起動してください。

 

KDWA00321-E xxx:Groupmax Workflow Serverが起動されていません。

要因
ワークフローサーバが起動されていません。
対処
ワークフローサーバを起動してください。

 

KDWA00322-W xxx:エージェント定義の宛先で指定したニックネームは当該サーバで登録されていません。 ニックネーム:XXX

要因
エージェント定義の宛先で指定したニックネームはアドレスサーバに登録されていません。
対処
表示されたニックネームをアドレスサーバに登録してください。又は,エージェント定義に使用するニックネームは,アドレスサーバに登録してあるニックネームを使用してください。

 

KDWA00323-E xxx:Groupmax Workflow Serverのバージョンが不正です。

要因
ワークフローサーバのバージョンが古いため,処理を続けることができません。
対処
ワークフローサーバを動作可能なバージョンにしてください。

 

KDWA00324-E xxx:通信環境の設定が不正です。

要因
通信環境(サービス名,ポート番号,IPアドレス)が未設定です。又は,通信環境の設定に誤りがあります。
対処
サービス名,ポート番号及びIPアドレスの設定を見直してください。

 

KDWA00325-E xxx:カーネルパラメタ識別子の生成に失敗しました。

要因
カーネルパラメタ識別子を生成しようとしましたが,システム制限値を超えたために失敗しました。
対処
カーネルパラメタの設定値を見直してください。

 

KDWA00410-E WAdtrecv:データ受信ライブラリの処理を中断しました。 エージェントキー:XXX

要因
エージェントキーに対するエージェントのデータ受信ライブラリの処理を中断しました。
なお,エージェントキーが不明なときは0を設定します。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除き,再度実行してください。

 

KDWA00412-E WAdtrecv:データ受信処理を中断しました。 エージェントキー:XXX

要因
エージェントキーに対するエージェントのデータ受信処理を中断しました。
なお,エージェントキーが不明なときは0を設定します。
対処
直前に出力されたメッセージの要因を取り除き,再度実行してください。