5.6.3 ディレクトリ情報を参照・更新する

Groupmax Agentを御使用の環境に応じて,幾つかのディレクトリを別の場所に格納できます。

<この項の構成>
(1) 参照
(2) 更新

(1) 参照

  1. メインメニューの「Command:」の後に「2」を入力します。
    システム情報を参照・更新するためのメニューが表示されます。
  2. 「Setup:」の後に「3」を入力します。
    次の内容が表示されます。
    User template file path
    クライアントがエージェント生成で使用するテンプレートを格納するディレクトリ(ユーザカスタマイズファイル用ディレクトリ)名が表示されます。
    User file transfer path
    ファイル転送APIを使用する場合のクライアント-サーバ間ファイル転送用ファイルを格納するディレクトリ名が表示されます。
    Definition file path(デフォルト:/groupmax/agentserver/definition)
    クライアントが生成して,Agent Serverに登録されているエージェントの情報を格納するディレクトリ名が表示されます。
    Logging file path(デフォルト:/groupmax/agentserver/log)
    活動ログを格納するディレクトリ名が表示されます。
    Memory file path(デフォルト:/groupmax/agentserver/memory)
    永続メモリを格納するディレクトリ名が表示されます。永続メモリとは,各エージェントの情報を格納しておくメモリのことです。

 

指定例を次に示します。

[図データ]

(2) 更新

(1)で参照した情報を変更する場合は,環境設定ファイルの項目を変更します。

(1)で参照した項目と環境設定ファイルの項目の対応を表5-4に示します。なお,環境設定ファイルの詳細は,「3.2.2(4) Agent Serverのシステム情報の設定」を参照してください。

表5-4 管理ツールで表示される項目と環境設定ファイルの項目の対応(ディレクトリ情報)

管理ツールで表示される項目環境設定ファイルの項目環境設定ファイルのデフォルト変更するパス名の文字数
User template file pathuser_template_path255文字まで
User file transfer pathuser_transfer_path
Definition file pathdefinition_path/groupmax/agentserver/definition
Logging file pathlog_path/groupmax/agentserver/log
Memory file pathmemory_path/groupmax/agentserver/memory

(凡例) -:デフォルトはないことを表します。