付録E.4 Mail Agentのメッセージ
Mail Agentがトレースファイル(「/groupmax/MailAgent/trace/MAitrc.txt」及び「/groupmax/MailAgentFunction/trace/MAitrc.txt」)に出力する内容について説明します。
- メッセージの形式
KDXXnnnnn-Y PPPP :メッセージテキスト
- KDXXnnnnn
- メッセージIDを表します。
- Y
- メッセージの種類を表します。
- I:通常の情報
- W:警告
- E:エラー
- PPPP
- プロセス名を表します。
- MAmgs:サービスデーモン(Mail Agent本体側)プロセス
- MAcms:通信監視(Mail Agent本体側)プロセス
- MAtrt:トリガ管理(Mail Agent本体側)プロセス
- MAeve:イベント監視プロセス
- MAact:アクション実行プロセス
- MAmgf:サービスデーモン(Mail Agent実行エンジン側)プロセス
- MAcmf:通信監視(Mail Agent実行エンジン側)プロセス
- MAtri:トリガ管理(Mail Agent実行エンジン側)プロセス
- MAfil:フィルタリングプロセス
- メッセージテキスト
- メッセージ文を表します。トレースファイルには日本語テキストで出力されます。
以降では,メッセージIDからメッセージテキストまでを示します。なお,メッセージ中の「xxx」及び「XXX」の部分は,該当する文字列が実際には表示されます。
KDAA01001-E 内部矛盾を検出しました。
- 要因
- エージェントで内部矛盾を検出しました。
- 対処
- 資料を採取して,保守員に連絡してください。
KDAA01002-E システムプロセスが終了しました。サービスを停止します。
- 要因
- エージェントシステム内で,障害が発生しています。
- 対処
- 資料を採取して,保守員に連絡してください。
KDAA01003-E メモリ不足が発生しました。
- 要因
- メモリ不足が発生しました。
- 対処
- メモリ所要量を見直してください。
KDAA01004-E ディスクがいっぱいです。
- 要因
- 空きディスク不足が発生しました。
- 対処
- ディスク所要量を見直してください。
KDAA01005-E 環境変数に指定しているパスが不正です。 環境変数名:XXX パス名:XXX 理由:XXX
- 要因
- 環境変数の指定が誤っています。
- 対処
- 「理由:」の内容に従って対処してください。
KDAA01006-E システムコールエラーが発生しました。 関数名称:XXX 理由コード:XXX
- 要因
- システムコールでエラーが発生しました。
- 関数名称:エラーの発生したシステムの関数名称
- 理由コード:システムコール失敗時のerrno
- 対処
- 「関数名:」に示す関数がシステムリソースの不足で失敗している可能性があります。理由コードを調べて,システムリソースが不足していないか,システム設定に誤りがないかを見直してください。又は,保守員に連絡してください。
KDAA01007-E Groupmax Agent Serverでエラーが発生しました。 関数名称:XXX 詳細:XXX
- 要因
- Agent Serverでエラーが発生しました。
- 関数名称:エラーの発生したAgent Serverの関数名称
- 詳細:エラー発生原因の詳細内容
- 対処
- 資料を採取して,保守員に連絡してください。
KDAA01008-E Groupmax Agent Serverから不正な要求を受け取りました。
- 要因
- Agent Serverから不正な要求を受け取りました。
- 対処
- クライアント,Agent Server,Mail Agent及びDocument Manager Agentのバージョンを見直してください。
KDAA01009-E エージェントの登録に失敗しました。 詳細メッセージ:XXX
- 要因
- 何らかの原因により,エージェントの登録に失敗しました。詳細な要因は詳細メッセージに表示されます。
- 詳細メッセージ:エラー原因の詳細
- 対処
- 保守員に連絡し,エラーの要因を取り除いてください。
KDAA01010-E エージェント定義が未サポートのバージョンのため,処理を中断しました。 未サポートバージョン:XXX
- 要因
- エージェントサーバで対応していないエージェント定義データが指定されました。
- 未サポートバージョン:エージェント定義データのバージョン値
- 対処
- サーバ,クライアントのバージョンが一致しているか確認してください。
KDAA01011-E 次のエージェント定義情報が不正なため処理を中断しました。 定義情報名称:XXX
- 要因
- エージェント定義情報の値に不正な内容が指定されました。
- 定義情報名称:不正な値が指定された名称
- 対処
- エージェント定義内容を見直し,エラーの要因を取り除いてください。
KDAA01012-E Groupmax Agent Serverへの通知が失敗しました。 失敗した通知:XXX
- 要因
- Agent Serverに対する要求が受け付けられませんでした。
- 失敗した通知:イベント発生,アクション実行完了
- 対処
- データの値をGroupmax Agent提供ヘッダのAGmgrapi.hで調べ,障害の要因を取り除いてください。
KDAA01013-E 活動ログの出力に失敗しました。 エージェントキー:XXX
- 要因
- エージェントキーに対するエージェントの活動ログの出力に失敗しました。なお,エージェントキーが不明なときは0を設定します。
- エージェントキー:エラーが発生したエージェントキー
- 対処
- 直前に出力されたメッセージの要因を取り除いてください。
KDAA01014-I Groupmax Agent Serverへの通知のリトライ処理が成功しました。
- 要因
- Agent Serverへの通知のリトライ処理が成功しました。
- 対処
- なし
KDAA01015-E Groupmax Agent Serverへの通知のリトライ処理を中断しました。
- 要因
- Agent Serverへの通知のリトライ処理中にエラーを検出しました。
- 対処
- 直前に出力されたメッセージの要因を取り除いてください。
KDAA01016-E 通信環境の設定が不正です。
- 要因
- 通信環境(サービス名・ポート番号・IPアドレス)が設定されていないか,通信環境の設定に誤りがあります。
- 対処
- サービス名・ポート番号・IPアドレスの設定を見直してください。
KDAA01017-E 通信中にタイムアウトが発生しました。
- 要因
- 通信中に接続タイムアウトが発生しました。ネットワークに負荷が掛かっている,又は,サーバに負荷が掛かっていると考えられます。
- 対処
- 通信環境を見直し,エラー要因を取り除いてください。又は,保守員に連絡してください。
KDAA01018-E Groupmax Agent Serverが起動されていません。
- 要因
- Agent Serverが起動されていません。
- 対処
- Agent Serverを起動してください。
KDMA02001-I Groupmax Agent - Mail Serverが起動されました。
- 要因
- Agent - Mail Serverが起動されました。
- 対処
- なし
KDMA02002-I Groupmax Agent - Mail Serverが停止されました。
- 要因
- Agent - Mail Serverが停止されました。
- 対処
- なし
KDMA02003-E Groupmax Agent - Mail Serverの起動に失敗しました。
- 要因
- Agent - Mail Serverの起動中にエラーが発生しました。
- 対処
- 資料を採取して,保守員に連絡してください。
KDMA02004-E Groupmax Agent - Mail Serverの停止に失敗しました。強制停止します。
- 要因
- Agent - Mail Serverの停止中にエラーが発生しました。サーバに負荷が掛かっているなどの原因によって,接続タイムアウトが発生していると考えられます。
- 対処
- Agent - Mail Serverの起動時に問題が発生する場合,保守員に連絡してください。
KDMA02005-E Groupmax Mail/Address Serverでエラーが発生しました。 関数名称:XXX 詳細:XXX
- 要因
- Mail Server又はAddress Serverでエラーが発生しました。
- 関数名称:エラーの発生したMail Server又はAddress Serverの関数名称
- 詳細:エラー発生原因の詳細内容
- 対処
- 資料を採取して,保守員に連絡してください。
KDMA02006-E Groupmax Agent - Mail Serverが起動されていません。
- 要因
- Agent - Mail Serverが起動されていません。
- 対処
- Agent - Mail Serverを起動してください。
KDMA02007-E Groupmax Agent - Mail ServerのためのMail Serverの環境設定が不正です。
- 要因
- Mail Serverの環境設定(例えば環境変数)が不正なため,サービスが起動できませんでした。
- 対処
- 環境設定について,「3.4.2 Mail Agentの環境設定」を参照し,障害の要因を取り除いてください。
KDMA02008-E トリガ発生の通知中に通信で障害が発生しました。(アドレス:XXX)1時間後にリトライを行います。
- 要因
- Agent - Mail Functionとの通信でエラーが発生しました。
- アドレス:通信障害が発生したエージェントサーバのアドレス
- 対処
- 直前に出力されたメッセージの要因を取り除いてください。
KDMA02009-E Groupmax Agent - Mail Serverは既に起動されています。
- 要因
- Agent - Mail Serverは既に起動されています。
- 対処
- なし
KDMA03001-I Groupmax Agent - Mail Functionが起動されました。
- 要因
- Agent - Mail Functionが起動されました。
- 対処
- なし
KDMA03002-I Groupmax Agent - Mail Functionが停止されました。
- 要因
- Agent - Mail Functionが停止されました。
- 対処
- なし
KDMA03003-E Groupmax Agent - Mail Functionの起動に失敗しました。
- 要因
- Agent - Mail Functionの起動中にエラーが発生しました。
- 対処
- 資料を採取して,保守員に連絡してください。
KDMA03004-E Groupmax Agent - Mail Functionの停止に失敗しました。強制停止します。
- 要因
- Agent - Mail Functionの停止中にエラーが発生しました。サーバに負荷が掛かっているなどの原因によって,接続タイムアウトが発生していると考えられます。
- 対処
- Agent - Mail Functionの起動時に問題が発生する場合,保守員に連絡してください。
KDMA03005-E Groupmax Agent - Mail Functionが起動されていません。
- 要因
- Agent - Mail Functionが起動されていません。
- 対処
- Agent - Mail Functionを起動してください。
KDMA03006-W サイトが起動されていない可能性があります。
- 要因
- サイトが起動されていませんでした。
- 対処
- サイトを起動してください。
KDAA03007-I Groupmax Agent - Mail Serverへの通知のリトライ処理が成功しました。
- 要因
- Agent - Mail Serverへの通知のリトライ処理が成功しました。
- 対処
- なし
KDAA03008-E Groupmax Agent - Mail Serverへの通知のリトライ処理を中断しました。
- 要因
- Agent - Mail Serverへの通知のリトライ処理中にエラーを検出しました。
- 対処
- 直前に出力されたメッセージの要因を取り除いてください。
KDMA03009-E Groupmax Agent - Mail Functionは既に起動されています。
- 要因
- Agent - Mail Functionは既に起動されています。
- 対処
- なし