Groupmax Agent Version 5 システム管理者ガイド
クライアント−サーバ間,及びサーバ−サーバ間でバージョンが異なる場合の接続について説明します。なお,同一マシンに,異なるバージョンのGroupmaxのプログラムを混在させることはできません。
- <この項の構成>
- (1) クライアント−サーバ間
- (2) サーバ−サーバ間
(1) クライアント−サーバ間
クライアント−サーバ間でバージョンが異なる場合の接続について表3-1に示します。
表3-1 クライアント−サーバ間でバージョンが異なる場合の接続
クライアント Agent Server Version2.0 Version 3 Version 5 Version2.0 接続できる 接続できる※ 接続できる※ Version 3 接続できない 接続できる 接続できる※ Version 5 接続できない 接続できない 接続できる 注※ クライアントからサーバにログイン中に接続が切れたときなどに,クライアントのIPアドレスが変更されると,接続は保証されません。DNS/DHCPを使用している場合は,注意が必要です。
(2) サーバ−サーバ間
サーバ−サーバ間でバージョンが異なる場合の接続について表3-2に示します。
プラット
フォームプログラム バージョン Agent Server,Agent - Application (実行エンジン) Windows NT UNIX 02-31 03-00
03-10
05-0002-31
03-0003-10
05-00Windows NT Workflow Agent 02-31,03-00
03-10,05-00○ ○ ○ ○ Mail Agent 03-00,03-10
05-00× ○ × ○ Document Manager Agent 03-00,03-10
05-00× ○ × ○ Agent Server
Mail Option02-31 ○ ○ ○ △ 03-00,03-10
05-00△ ○ △ ○ Agent -
Development Kit02-31 ○ △ ○ △ 03-00,03-10
05-00△ ○ △ ○ UNIX Workflow Agent 02-31,03-00
03-10,05-00○ ○ ○ ○ Mail Agent 03-10,05-00 × ○ × ○ Document Manager Agent 03-10,05-00 × ○ × ○ Agent Server
Mail Option02-31,03-00 ○ △ ○ △ 03-10,05-00 △ ○ △ ○ Agent -
Development Kit02-31 ○ △ ○ △ 03-00 ○ △ △ △ 03-10,05-00 △ ○ △ ○ (凡例)
- ○:
- 使用できることを表します。ただし,プラットフォーム及びバージョンが異なる場合,サポートするエージェントが異なります。プラットフォーム及びバージョンごとにサポートしているエージェントの一覧は表3-3を参照してください。
- △:
- サポート機能の違いによって,使用できる機能が限られることを表します。エージェントが生存している間にサーバのIPアドレスが変更されると,エージェントの動作は保証されません。該当サーバがDNS/DHCPを使用している場合は,注意が必要です。
- ×:
- 使用できないことを表します。
プラットフォーム及びバージョンごとにサポートしているエージェントの一覧を表3-3に示します。
表3-3 プラットフォーム及びバージョンごとにサポートしているエージェントの一覧
エージェント名称 02-31 03-00 03-10 05-00 Windows NT,UNIX Windows NT UNIX Windows NT UNIX Windows NT UNIX ユーザトレー内案件の一括新着監視(管理者用) − ○ − ○ ○ ○ ○ ユーザトレー内案件の着信監視 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 業務ロールトレー内案件の着信監視(管理者用) − ○ − ○ ○ ○ ○ ユーザトレー内案件の処期限監視(管理者用) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ユーザトレー内案件の処理期限監視 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ サーバ上業務プログラムの自動起動(管理者用) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ユーザトレー内案件の一括処理期限監視(管理者用) − − − ○ ○ ○ ○ 個人メールの自動返信 − ○ − ○ ○ ○ ○ 個人メールの自動転送 − ○ − ○ ○ ○ ○ 個人メール監視によるユーザプログラムの自動起動 − − − ○ ○ ○ ○ 条件付きフォーム文書の自動削除(管理者用) − ○ − ○ ○ ○ ○ 共用キャビネット内文書の自動削除(管理者用) − ○ − ○ ○ ○ ○ フォーム文書監視による業務プログラムの自動起動(管理者用) − − − ○ ○ ○ ○ 共用キャビネット内の登録監視(管理者用) − − − − − ○ ○ (凡例) ○:サポートしていることを表します。
−:サポートしていないことを表します。
複数サーバで,異なるバージョンのプログラムを使用した場合,サポートエージェントの違いによって,使用できる機能が限られます。
- 実行エンジンのバージョンが本体部分のバージョンより新しい場合
未サポートのエージェントのテンプレートもエージェント一覧に表示されます。エージェントを登録しようとした場合に,活動ログにエラーが設定され,エージェントの登録が失敗します。
また,本体部分が,Agent - Mail Server及びAgent Document Manager Serverのバージョン03-10以前の場合,活動ログに「エージェント定義データの取得に失敗しました。処理を中断します。」と表示され,トレースファイルに「KDAA01011-E 次のエージェント情報が不正なため処理を中断しました。定義情報名称:[不正な値が指定された名称]」が出力されます。
- 実行エンジンのバージョンが本体部分のバージョンより古い場合
未サポートのエージェントのテンプレートはエージェント一覧に表示されないため,これらのエージェントを操作できません。
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