ABC_TSCimpl(C++)

ABC_TSCimplは雛形クラスです。

ABC_TSCimplは,TSCユーザオブジェクトの実装クラスです。ユーザ定義IDLインタフェースに従って,トランザクションフレームジェネレータがABC_TSCimplを生成します。ユーザはこの雛形クラスに処理依存のコードを記述します。次にABC_TSCimplの特徴を示します。

ABC_TSCimplは,TPBrokerのサーバントクラスであるPOA_ABCも継承します。

ユーザ定義IDLインタフェースのマッピング

ユーザ定義IDLインタフェース内に定義されたオペレーションのC++言語へのマッピングは,TPBrokerと同じです。

形式

斜体で示している部分は,ユーザが実装のコードを記述する必要があるメソッドです。太字で示している部分は,引数の型および数を変更できるメソッドで,ユーザが実装のコードを記述する必要があります。

class ABC_TSCimpl : public ABC_TSCsk
{
public:
 ABC_TSCimpl(...);

 virtual ~ABC_TSCimpl();

 //ユーザ定義IDLインタフェース依存のメソッド群
 virtual ... xxx(...);
};

コンストラクタ

●ABC_TSCimpl(...)

引数の型や数を含めて,ユーザがコードを記述する必要があります。複数のコンストラクタを生成できます。

コールバックメソッド

●virtual ... xxx(...)

ユーザ定義IDLインタフェースのオペレーション定義に従ったメソッドです。ユーザがメソッドのコードを実装します。メソッドの引数・戻り値の型や数のマッピングは,TPBrokerと同じです。