tscidl2jトランザクションフレームの出力(Java)

形式

tscidl2j  [-h] | [-idl2java] [-template] [-TSCspxy]
         [-package パッケージ名] [-TSCroot_dir パス名]
         [-root_dir パス名] [-TSCno_proxy] [-TSCno_skel]
         [[-I ディレクトリ[:ディレクトリ...]]...]
         [-A] IDLファイル名称

機能

トランザクションフレームジェネレータです。ユーザ定義IDLインタフェース依存クラスなどのJavaソースを生成します。

オプション

●-h

ヘルプメッセージを出力します。ファイルの読み込みおよび生成はしません。

●-idl2java

内部でTPBrokerのコマンドを実行して,TPBrokerスタブおよびTPBrokerスケルトンを出力します。

●-template

雛形クラスのJavaソースを出力します。

●-TSCspxy

セション用TSCユーザプロキシを持つクライアント部分を生成します。-TSCspxyオプションを指定した場合は,通常のTSCユーザプロキシは生成されません。

●-package パッケージ名

~<文字列>

IDLファイルに定義したパッケージ名の前に,-packageオプションで指定したパッケージ名を付加します。指定したパッケージ名のディレクトリがない場合は,ディレクトリが作成されます。指定したパッケージ名のディレクトリがある場合は,そのディレクトリの内容が更新されます。なお,-packageオプションを指定しなくても,同一ユーザ定義IDLインタフェースの相手とは通信できます。

-idl2javaオプションを指定しないで-packageオプションを指定した場合は,idl2javaコマンドでも,-packageオプションの指定と同じパッケージ名を,同じIDLファイルに対して指定してください。

●-TSCroot_dir パス名

~<文字列>

ソースファイルを出力するディレクトリを指定します。指定したディレクトリがない場合は,ディレクトリを作成します。

●-root_dir パス名

~<文字列>

idl2javaコマンドで出力されるソースファイルを出力するディレクトリを指定します。

-idl2javaオプションを指定しない場合は,-root_dirオプションは無視されます。

●-TSCno_proxy

TSCユーザプロキシの生成をしません。

●-TSCno_skel

TSCユーザスケルトンおよびTSCアクセプタの生成をしません。

●-I ディレクトリ[:ディレクトリ...]

~<文字列>

インクルードファイルのサーチパスを指定します。複数指定する場合,UNIXの場合は:(コロン),Windowsの場合は;(セミコロン)で区切るか,または-Iオプションを複数回指定してください。-Iオプションと-idl2javaオプションを指定した場合,idl2javaコマンドにも同じサーチパスが使用されます。

●-A

内部でosagentを開始しません。ローカルホスト内ですでにosagentが開始されている場合に-Aオプションを指定してください。

コマンド引数

●IDLファイル名称

入力のIDLファイル名称を指定します。-hオプションを指定する場合だけ省略できます。IDLファイル名称は必ずコマンドラインの最後に指定してください。また,IDLファイル名称の拡張子は必ず".idl"にしてください。

戻り値

このコマンドは次に示す戻り値をシェルに返してから,処理を終了します。

戻り値意味
0正常終了しました。
メッセージKFOT70008-Iが出力された場合,および-hオプションを指定した場合も0が返ります。
0以外コマンド処理中にエラーが発生したために異常終了しました。
-idl2javaオプションを指定した場合は,idl2javaコマンド処理中にエラーが発生したときも0以外を返します。出力されたメッセージに従って対策したあと,再度,コマンドを入力してください。

実行条件

注意事項