ユーザはユーザ定義IDLインタフェースをIDLファイルに定義します。その後,IDLファイルをトランザクションフレームジェネレータで変換してトランザクションフレームを出力します。トランザクションフレームは,TSCユーザプロキシ,TSCユーザアクセプタ,TSCユーザスケルトンなどを含むプログラミングコードです。
各IDL定義をトランザクションフレームジェネレータで使用できるかどうかを表1-1に示します。さらに,ほかのIDLファイルに#include文で指定されるIDLファイルでIDL定義を使用できるかどうかを表1-2に,operation定義を使用できるかどうかを表1-3に示します。
表1-1 IDL定義の使用の可否
種別 | 使用の可否 |
---|---|
module定義 | ○ |
interface定義 | ○(継承定義は使用できません) |
operation定義 | ○(context指定は使用できません) |
typedef定義 | ○(arrayまたはsequenceだけ使用できます) |
struct定義 | ○ |
union定義 | ○ |
enum定義 | ○ |
constant定義 | × |
attribute定義 | × |
exception定義 | ○ |
表1-2 #include文で指定されるIDL定義の使用の可否
種別 | 使用の可否 |
---|---|
module定義 | ○ |
interface定義 | × |
operation定義 | × |
typedef定義 | ○(arrayまたはsequenceだけ使用できます) |
struct定義 | ○ |
union定義 | ○ |
enum定義 | ○ |
constant定義 | × |
attribute定義 | × |
exception定義 | ○ |
表1-3 operation定義の使用の可否
定義内容 | 使用の可否 |
---|---|
in引数 | ○ |
out引数 | ○ |
inout引数 | ○ |
リターン値 | ○(voidも使用できます) |
raises定義 | ○ |
context定義 | × |
oneway定義 | ○(セション呼び出しでは使用できません) |