2.1 アプリケーションプログラムの作成手順(C++)

C++でアプリケーションプログラムを作成する手順を次の図に示します。

図2-1 アプリケーションプログラムを作成する手順(C++)

[図データ]

注※1
トランザクションフレームジェネレータが生成するクラスの雛形(雛形クラス)です。クラスのシグネチャ,およびコードの一部はすでに記述されています。自動生成されたままの状態では利用できないクラスなので,ユーザはコードを追加する必要があります。
注※2
TPBrokerのIDLコンパイラが生成するクラス(TPBrokerクラス)です。
注※3
トランザクションフレームジェネレータが生成する基底クラス,およびそのまま使用できるクラス(ユーザ定義IDLインタフェース依存クラス)です。TPBrokerスタブクラスまたはTPBrokerスケルトンクラスと継承関係にあります。
注※4
システム提供クラスです。OTMの機能の中心となるクラスです。

図中の1.~5.の手順は次のとおりです。

  1. ユーザ定義IDLインタフェースを定義します。
  2. TPBrokerのIDLコンパイラを使用してTPBrokerクラスを生成します。
  3. トランザクションフレームジェネレータを使用してユーザ定義IDLインタフェース依存クラスおよび雛形クラスを生成します。
  4. 次に示すコードを記述してサーバアプリケーションを作成します。
    • TSCユーザオブジェクト(雛形クラスの編集)
    • TSCユーザオブジェクトファクトリ(雛形クラスの編集)
    • サービス登録処理
  5. 次に示すコードを記述してクライアントアプリケーションを作成します。
    • サービス利用処理
    • TSCユーザプロキシ呼び出し

次に,図中のオブジェクトについて説明します。