同期型呼び出しをするアプリケーションプログラムのC++での作成例を示します。これらのサンプルコードは製品で提供されています。

• ユーザ定義IDLインタフェースの例
  ユーザ定義IDLインタフェースの例を次に示します。
  

   
  //
  // "ABCfile.idl"
  //
   
  typedef sequence<octet> sampleOctetSeq;
   
  interface ABC
  {
    void call(in sampleOctetSeq in_data,
             out sampleOctetSeq out_data);
  };
   

• IDLコンパイラが生成するクラス
  TPBrokerのIDLコンパイラはユーザ定義IDLインタフェースから次のファイルを生成します。
  
  • ABCfile_c.hh
  • ABCfile_c.cc
  • ABCfile_s.hh
  • ABCfile_s.cc
• トランザクションフレームジェネレータが生成するクラス
  OTMのトランザクションフレームジェネレータは，ユーザ定義IDLインタフェースから次の表に示すクラスを生成します。
  

  表2-1　同期型呼び出しをするアプリケーションプログラムの作成時にトランザクションフレームジェネレータが生成するクラス（C++）

  分類	ファイル名	生成するクラス名（オブジェクト名）
  クライアントアプリケーション用のユーザ定義IDLインタフェース依存クラス	ABCfile_TSC_c.hh ABCfile_TSC_c.cc	ABC_TSCprxy（TSCユーザプロキシ）
  サーバアプリケーション用のユーザ定義IDLインタフェース依存クラス	ABCfile_TSC_s.hh ABCfile_TSC_s.cc	ABC_TSCsk（TSCユーザスケルトン） ABC_TSCacpt（TSCユーザアクセプタ）
  雛形クラス	ABCfile_TSC_t.hh ABCfile_TSC_t.cc	ABC_TSCimpl（TSCユーザオブジェクト） ABC_TSCfactimpl（TSCユーザオブジェクトファクトリ）

＜この節の構成＞

2.2.1　同期型呼び出しをするクライアントアプリケーションの例（C++）

2.2.2　同期型呼び出しをするサーバアプリケーションの例（C++）

2.2.3　同期型呼び出しをするアプリケーションプログラムの実行時の処理（C++）