4001 CALL_IN_HOLD
- 障害内容
- [オブジェクトのユーザメソッド]
- 該当するインタフェース名称,およびTSCアクセプタ名称のTSCユーザオブジェクトが提供するサービスが閉塞中です。または,サーバアプリケーションが異常終了しました。
- 開発時の対策
- [リトライ(閉塞解除ができる場合)]
- 再度,オブジェクトのユーザメソッドを呼び出してください。
- [処理の終了(閉塞解除ができない場合)]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,OTMの処理を終了してください。
- 運用時の対策
- 該当するインタフェース名称,およびTSCアクセプタ名称のTSCユーザオブジェクトが提供するサービスが閉塞中の場合は,それらのサービスを閉塞解除してから,再度,TSCユーザオブジェクトのユーザメソッドを呼び出してください。
- サーバアプリケーションが異常終了している場合は,必要に応じてサーバアプリケーションを再開始してから,再度,TSCユーザオブジェクトのユーザメソッドを呼び出してください。
4002 RT_ACPT_IS_ACTIVE
- 障害内容
- [TSCRootAcceptor::activate]
- TSCRootAcceptorはすでにactive状態です。
- 開発時の対策
- [TSCRootAcceptorの属性変更]
- TSCRootAcceptorの属性変更を反映させたい場合,一度,TSCRootAcceptor ::deactivateによってnon-active状態にしてから,再度,TSCRootAcceptor::activateを発行してください。
4005 SERV_CONN_IN_END
- 障害内容
- [TSCAdm::getTSCServer]
- TSCデーモンの終了処理中にTSCAdm::getTSCServerを発行しました。
- 開発時の対策
- [ほかのTSCデーモンに接続]
- ほかのTSCデーモンに対し,TSCAdm::getTSCServerの処理からやり直してください。
- [処理の終了]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,OTMの処理を終了してください。
- 運用時の対策
- [TSCデーモンの再開始]
- TSCデーモンを再開始したあと,TSCAdm::getTSCServerの処理からやり直してください。
4006 ACTIVATE_IN_END
- 障害内容
- [TSCRootAcceptor::activate]
- TSCデーモンの終了処理中にactivateを発行しました。
- 開発時の対策
- [ほかのTSCデーモンでの活性化(active状態への遷移)]
- ほかのTSCデーモンに対して,TSCAdm::getTSCServerの処理からやり直してください。
- [処理の終了]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,OTMの処理を終了してください。
- 運用時の対策
- [TSCデーモンの再開始]
- TSCデーモンを再開始したあと,TSCAdm::getTSCServerの処理からやり直してください。
4007 CLNT_CONN_IN_END
- 障害内容
- [TSCAdm::getTSCClient]
- TSCデーモンの終了処理中にTSCAdm::getTSCClientを発行しました。
- 開発時の対策
- [ほかのTSCデーモンでのリトライ]
- ほかのTSCデーモンに対し,TSCAdm::getTSCClientの処理からからやり直してください。
- [処理の終了]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,OTMの処理を終了してください。
- 運用時の対策
- [TSCデーモンの再開始]
- TSCデーモンを再開始したあと,TSCAdm::getTSCClientの処理からやり直してください。
4008 DIFF_THREAD_CALL
- 障害内容
- [TSCWatchTime::stop]
- 時間監視を開始したスレッドと異なるスレッドで呼び出されました。
- 開発時の対策
- スレッド制御が不正です。監視を開始したスレッドで呼び出してください。
4009 CALL_IN_END
- 障害内容
- [オブジェクトのユーザメソッド]
- TSCデーモンまたはサーバアプリケーションの終了処理中にオブジェクトを発行しました。オブジェクトのユーザメソッドの呼び出しは完了していません。
- 開発時の対策
- [ほかのTSCデーモンでのリトライ]
- ほかのTSCデーモンに対し,TSCAdm::getTSCClientの処理からやり直してください。
- [処理の終了]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,OTMの処理を終了してください。
- 運用時の対策
- [TSCデーモンの再開始]
- TSCデーモンを再開始したあと,TSCAdm::getTSCClientの処理からやり直してください。
- [サーバアプリケーションの確認]
- 該当するインタフェースおよびTSCアクセプタ名称のオブジェクトを提供するサーバアプリケーションプロセスが開始していることを確認したあと,再度クライアントアプリケーションを開始してください。
4010 ACPT_NOT_REGISTED
- 障害内容
- [TSCRootAcceptor::activate]
- TSCユーザアクセプタが登録されていない状態でactivateを発行しました。
- 開発時の対策
- [TSCユーザアクセプタの登録]
- TSCAcceptor::registerAcceptorによってTSCユーザアクセプタを登録してください。
4011 SERV_CONN_IN_START
- 障害内容
- [TSCAdm::getTSCServer]
- TSCデーモンの初期化処理中にTSCAdm::getTSCServerを発行しました。
- 開発時の対策
- [リトライ]
- 再度,TSCAdm::getTSCServerを発行してください。
- [処理の終了]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,OTMの処理を終了してください。
- 運用時の対策
- [TSCデーモンの開始待ち]
- TSCデーモンが開始したあと,TSCAdm::getTSCServerの処理からやり直してください。
4012 CLNT_CONN_IN_START
- 障害内容
- [TSCAdm::getTSCClient]
- TSCデーモンの初期化処理中にTSCAdm::getTSCClientを発行しました。
- 開発時の対策
- [リトライ]
- 再度,TSCAdm::getTSCClientを発行してください。
- [処理の終了]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,OTMの処理を終了してください。
- 運用時の対策
- [TSCデーモンの開始待ち]
- TSCデーモンが開始したあと,TSCAdm::getTSCClientの処理からやり直してください。
4013 TSCD_IS_NOT_MY_HOST
- 障害内容
- [TSCAdm::initClient]
- [TSCAdm::initServer]
- サーバアプリケーションまたはクライアントアプリケーションを管理元のTSCデーモンとは異なるホストで開始しました。
- OTMのクライアントアプリケーションを開始するときに自コンピュータ内にないTSCデーモンのTSCドメインおよびTSC識別子を指定しました。
- 運用時の対策
- [再開始]
- 管理元のTSCデーモンと同じホスト上でサーバアプリケーションを開始し直してください。
4014 OVER_ACPT_REGI
- 障害内容
- [TSCRootAcceptor::registerAcceptor]
- アクセプタの登録可能数の上限を超えました。
- 開発時の対策
- TSCユーザアクセプタの登録数を既定値以下にしてください。
4015 NOT_SUPPORTED
- 障害内容
- 機能をサポートしていません。
- [TSCAdm.initClient]
- OTMで,Javaアプレットの場合のTSCAdm.initClientを発行しました。
- [TSCAdm::getTSCClient]
- シングルスレッドライブラリを使用して,wayにTSCAdm::TSC_ADM_DIRECTを指定してTSCAdm::getTSCClientを発行しました。
- [TSCAdm::initServer]
- [TSCAdm::getTSCServer]
- [TSCAdm::serverMainloop]
- [TSCAdm::releaseTSCServer]
- [TSCAdm::endServer]
- [TSCAdm::shutdown]
- シングルスレッドライブラリを使用しています。またはOTM - Clientでサーバアプリケーションのメソッドを発行しました。
- 開発時の対策
- [リトライ(TSCAdm::getTSCClient)]
- wayにTSCAdm::TSC_ADM_REGULATORを指定して再度,TSCAdm::getTSCClientからやり直してください。
- [接続経路の確認(TSCAdm::getTSCClient)]
- 接続経路がTSCレギュレータ経由になっているかどうかを確認してください。
- [処理の終了(TSCAdm::getTSCClient以外)]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,OTMの処理を終了してください。
- 運用時の対策
- [CLASSPATHの確認(TSCAdm::initClient)]
- CLASSPATHで,次について参照するよう指定されているかどうかを確認してください。
- UNIXを使用する場合
"格納ディレクトリ/tsccl.jar",または"格納ディレクトリ/tscj2cl.jar"
- Windowsを使用する場合
"格納ディレクトリ¥tsccl.jar",または"格納ディレクトリ¥tscj2cl.jar"
- [リンケージライブラリの確認]
- [TSCAdm::initServer]
- [TSCAdm::getTSCServer]
- [TSCAdm::serverMainloop]
- [TSCAdm::releaseTSCServer]
- [TSCAdm::endServer]
- [TSCAdm::shutdown]
- 上記のメソッドはOTM - Clientまたはシングルスレッドライブラリを使用する環境では使用できません。
- 次に示すライブラリを使用する形でリンケージされているかどうかを確認してください。
- UNIXを使用する場合
libtscsv.slまたはlibtsccblsv.sl
- Windowsを使用する場合
tscsv.dll
- [上記以外]
- 機能をサポートしていません。保守コード1~4を取得して,システム管理者に連絡してください。
4016 ACTIVATE_IN_START
- 障害内容
- [TSCRootAcceptor::activate]
- TSCデーモンの初期化処理中にTSCRootAcceptor::acitvateを発行しました。
- 開発時の対策
- [リトライ]
- 再度,TSCRootAcceptor::activateを発行してください。
- [処理の終了]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,OTMの処理を終了してください。
- 運用時の対策
- [TSCデーモンの開始待ち]
- TSCデーモンが開始したあと,TSCAdm::getTSCServerの処理からやり直してください。
4018 DEACTIVATE_IN_END
- 障害内容
- [TSCRootAcceptor::deactivate]
- TSCデーモンの終了処理中にTSCRootAcceptor::deactivateを発行しました。
- 開発時の対策
- [処理の終了]
- TSCRootAcceptor::deactivateが受け付けられる前に,TSCデーモンが終了処理に入りました。OTMの処理を終了してください。
4020 CLNT_DISCONN_IN_END
- 障害内容
- [TSCAdm::releaseTSCClient]
- TSCデーモンの終了処理中にTSCAdm::releaseTSCClientを発行しました。
- 開発時の対策
- [処理の終了]
- TSCAdm::releaseTSCClientが受け付けられる前に,TSCデーモンが終了処理に入りました。OTMの処理を終了してください。
4022 ACTIVATE_WITH_DIFF_PROP
- 障害内容
- [TSCRootAcceptor::activate]
- すでに同じTSCルートアクセプタ登録名称でTSCRootAcceptorが登録されていて,該当するTSCRootAcceptorはすでに登録されているTSCRootAcceptorの提供できるサービスの種類(TSCサービス識別子の列)が違います。
- 開発時の対策
- [属性の変更]
- TSCRootAcceptor::registerAcceptor,またはTSCRootAcceptor::cancelAcceptorによって,TSCRootAcceptorに登録されているTSCAcceptorを調整し,提供できるサービスの種類(TSCサービス識別子の列)を一致させてください。
- [処理の終了]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,OTMの処理を終了してください。
- 運用時の対策
- 同じTSCルートアクセプタ登録名称を利用するときは,TSCRootAcceptorの提供できるサービスの種類(TSCサービス識別子の列)を一致するようにしてください。
4023 CLNT_INIT_IN_END
- 障害内容
- [TSCAdm::initClient]
- TSCデーモンの終了処理中にTSCAdm::initClientを発行しました。
- 開発時の対策
- [処理の終了]
- TSCAdm::initClientが受け付けられる前に,TSCデーモンが終了処理に入りました。OTMの処理を終了してください。
4024 SERV_INIT_IN_END
- 障害内容
- [TSCAdm::initServer]
- TSCデーモンの終了処理中にTSCAdm::initServerを発行しました。
- 開発時の対策
- [処理の終了]
- TSCAdm::initServerが受け付けられる前に,TSCデーモンが終了処理に入りました。OTMの処理を終了してください。
4025 CLNT_INIT_IN_START
- 障害内容
- [TSCAdm::initClient]
- TSCデーモンの初期化処理中にTSCAdm::initClientを発行しました。
- 開発時の対策
- [リトライ]
- 再度,TSCAdm::initClientを発行してください。
- [処理の終了]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,OTMの処理を終了してください。
- 運用時の対策
- [TSCデーモンの開始待ち]
- TSCデーモンが開始したあと,TSCAdm::initClientの処理からやり直してください。
4026 SERV_INIT_IN_START
- 障害内容
- [TSCAdm::initServer]
- TSCデーモンの初期化処理中にTSCAdm::initServerを発行しました。
- 開発時の対策
- [リトライ]
- 再度,TSCAdm::initServerを発行してください。
- [処理の終了]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,OTMの処理を終了してください。
- 運用時の対策
- [TSCデーモンの開始待ち]
- TSCデーモンが開始したあと,TSCAdm::initServerの処理からやり直してください。
4027 NOT_ACCEPT_OBJECT
- 障害内容
- [TSCRootAcceptor::activate]
- TSCユーザアクセプタからTSCObjectFactoryのcreateを呼び出しましたが,戻り値であるTSCユーザオブジェクトと,TSCユーザアクセプタのインタフェースが違います。
- 開発時の対策
- [処理の終了]
- TSCユーザオブジェクトファクトリをTSCユーザアクセプタのコンストラクタの引数に指定する場合,createの戻り値であるTSCユーザオブジェクトと,TSCユーザアクセプタのインタフェースを一致させてください。
4028 CLNT_COMMAND_START
- 障害内容
- [TSCAdm::initClient]
- tscstartprcコマンドから開始されたアプリケーションプログラムからTSCAdmクラスのinitClientメソッドを発行しました。
- 開発時の対策
- [処理の終了]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,アプリケーションプログラムの処理を終了してください。
- 運用時の対策
- クライアントアプリケーションを直接,手動で開始してください。
4029 WATCH_IS_STARTED
- 障害内容
- [TSCWatchTime::start]
- 時間監視中に,監視開始が要求されました。
- [TSCWatchTime::reset]
- 時間監視中に,監視時間のリセットが要求されました。
- 開発時の対策
- 時間監視を中断してから,メソッドを発行してください。
4030 WATCH_IS_STOPPED
- 障害内容
- [TSCWatchTime::stop]
- 時間監視終了または中断中に,監視中断が要求されました。
- 開発時の対策
- 時間監視を開始してから,監視中断を要求してください。
4031 SAME_APID_EXIST
- 障害内容
- [TSCAdm::initServer]
- 指定されたアプリケーション識別子を持つサーバアプリケーションがすでにTSCデーモンに登録されています。
- 開発時の対策
- [処理の終了]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,アプリケーションプログラムを終了してください。
- 運用時の対策
- 重複しないアプリケーション識別子を再度指定して,サーバアプリケーションを開始してください。
4032 FILE_ACCESS_FAILURE
- 障害内容
- [TSCAdm::initClient]
- [TSCAdm::initServer]
- アプリケーションプログラムの開始時にコマンドオプション引数-TSCRetryReferenceに指定した接続先情報ファイルがない,または何らかの理由によって開くことができません。
- [TSCORBコネクタの開始]
- TSCORBコネクタの開始時にコマンドオプション引数-TSCExceptConvertFileに指定した例外変換テーブルファイルがない,または何らかの理由によって開くことができません。
- 開発時の対策
- [処理の終了]
- 内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,アプリケーションプログラムを終了してください。
- 運用時の対策
- [接続先情報ファイルの確認]
- コマンドオプション引数-TSCRetryReferenceに指定した接続先情報ファイルがあるかどうかと,読み込み権限があるかどうかを確認してください。
- Javaアプレットの場合,コマンドオプション引数-TSCRetryReferenceに,URLでないローカルファイル,またはアプレットダウンロード元以外のファイルのURLを指定するときは,署名によってJavaアプレットのセキュリティの制限を解除されているかどうかを確認してください。
- [例外変換テーブルファイルの確認]
- コマンドオプション引数-TSCExceptConvertFileに指定した例外変換テーブルファイルがあるかどうかと,読み込み権限があるかどうかを確認してください。
4033 SESSION_IN_END
- 障害内容
- [オブジェクトのユーザメソッド]
- [TSCSessionProxy::_TSCStop]
- セションが確立されていません。またはセション情報が削除されました。
- 原因を次に示します。
- ・セション確立先のサーバアプリケーションが異常終了しました。
- ・セション呼び出しインターバル監視時間を経過しました。
- ・セション情報を管理しているTSCデーモンが異常終了しました。
- 開発時の対策
- [TSCSessionProxy::_TSCStartからのリトライ(オブジェクトのユーザメソッド)]
- TSCSessionProxyクラスの_TSCStopメソッドが発行されたか,またはセション呼び出しインターバル監視時間が過ぎたため,セションが解放された可能性があります。再度,セション呼び出しを行うには,TSCSessionProxyクラスの_Startメソッドの発行からやり直してください。
4034 SESSION_IN_CALL
- 障害内容
- [オブジェクトのユーザメソッド]
- [TSCSessionProxy::_TSCStop]
- セション呼び出し中です。
- 開発時の対策
- [セション呼び出しの確認]
- セション呼び出しが完了したあとで,オブジェクトのユーザメソッド発行およびTSCSessionProxyクラスの_TSCStopメソッドの処理からやり直してください。
4998 TPBROKER_NO_PERMISSION
- 障害内容
- [オブジェクトのユーザメソッド]
- クライアント側からTSCユーザプロキシを使用してTSCユーザオブジェクトのユーザメソッドを呼び出しましたが,CORBA::NO_PERMISSIONの例外通知を受けました。