6.2.4 同期型呼び出しをするアプリケーションプログラムの実行時の処理(COBOL)

同期型呼び出しをするアプリケーションプログラムを実行した場合の処理シーケンスを示します。

<この項の構成>
(1) クライアントアプリケーションの開始(COBOL)
(2) サーバアプリケーションの開始(COBOL)

(1) クライアントアプリケーションの開始(COBOL)

クライアントアプリケーションを開始すると,サービスの利用処理が実行されます。CBLClass_TSCprxyのメソッドを呼び出すと,CBLClass_TSCskを経由し,ユーザが実装したCBLClass_TSCimplのメソッドが呼び出されます。

クライアントアプリケーションの開始の流れを次の図に示します。

図6-2 同期型呼び出しをするクライアントアプリケーションの開始(COBOL)

[図データ]

  1. TSCユーザプロキシのメソッドが呼び出されます。
  2. スケジューリングおよびTPBrokerの通信が実行されます。
  3. TSCユーザオブジェクトのメソッドが呼び出されます。

(2) サーバアプリケーションの開始(COBOL)

サーバアプリケーションを開始すると,サービスの登録処理が実行されます。TSCRAcceptor-activate副プログラムを呼び出すと,CBLClass_TSCfactにCBLClass_TSCimplの生成依頼が発行されます。

サーバアプリケーションの開始の流れを次の図に示します。

図6-3 同期型呼び出しをするサーバアプリケーションの開始(COBOL)

[図データ]

  1. TSCユーザオブジェクトの活性化処理が実行されます。
  2. TSCユーザオブジェクトのインプリメンテーションが生成されます。
  3. TSCユーザオブジェクトが生成されます。