このマニュアルは,TPBroker Object Transaction Monitor,Cosminexus TPBroker Object Transaction Monitor,TPBroker Object Transaction Monitor - Client,およびTPBroker Object Transaction Monitor - Connector for Object Request Brokerを使用してアプリケーションプログラムを作成する方法について説明したものです。
なお,このマニュアルでは,TPBroker Object Transaction MonitorおよびCosminexus TPBroker Object Transaction MonitorをOTMと表記し,TPBroker Object Transaction Monitor - ClientをOTM - Clientと表記しています。また,TPBroker Object Transaction Monitor - Connector for Object Request BrokerをOTM - Connector for ORBと表記しています。これらすべてを総称するときは,TPBroker OTMと表記します。
対象読者
TPBroker OTMを使用するシステム管理者およびアプリケーションプログラマを対象としています。
マニュアルの構成
このマニュアルは,次に示す章と付録から構成されています。
関連マニュアル
このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。
読書手順
このマニュアルは,利用目的に合わせて直接章を選択して読むことができます。利用目的別に次の流れに従ってお読みいただくことをお勧めします。
図中で使用する記号
このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。
このマニュアルでの表記
このマニュアルで使用する製品名称の略称を次に示します。
名称 | 略称 |
---|---|
AIX 5L | AIX |
HP-UX 11.0 | HP-UX |
HP-UX 11i | |
HP-UX 11i V2 | |
HP-UX 11i V2 (IPF) | |
Itanium(R) Processor Family | IPF |
JavaTM | Java |
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operating System | Windows 2000 |
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server Operating System | |
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional Operating System | |
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server Operating System | |
Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version 4.0 | Windows NT |
Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version 4.0 | |
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Enterprise Edition | Windows Server 2003 |
Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003, Standard Edition | |
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Operating System | Windows XP |
このマニュアルで使用する英略語の一覧を示します。
英略語 | 英字での表記 |
---|---|
CORBA | Common Object Request Broker Architecture |
DLL | Dynamic Linking Library |
IDL | Interface Definition Language |
ORB | Object Request Broker |
OS | Operating System |
OTS | Object Transaction Service |
TPBroker | TPBroker for C++,またはTPBroker for Java |
TSC | TPBroker Schedule Control |
文法の記号
このマニュアルで使用する記号の意味を示します。
C++,Java,COBOLのインタフェースで次の表に示す記号を使用した場合,各言語の文法規則に従います。
文法記述記号 | 意味 |
---|---|
[ ] | この記号で囲まれている項目は省略してもよいことを示します。 (例)tscidl2cbl [-idl2cobol] これは,tscidl2cblと指定するか,またはtscidl2cbl -idl2cobolと指定することを示します。 |
... | この記号で示す直前の項目を繰り返し指定できることを示します。 (例)-I ディレクトリ[:ディレクトリ...] これは,-Iオプションに,ディレクトリを繰り返し指定できることを示します。 |
| | この記号で区切られた項目を選択できることを示します。 (例)-format 1|2 これは,-formatオプションに1か2のどちらかを指定できることを示します。 |
~ | この記号のあとにユーザ指定値の属性を示します。 |
《 》 | ユーザが指定を省略したときの省略値を示します。 |
< > | ユーザ指定値の構文要素を示します。 |
(( )) | ユーザ指定値の指定範囲を示します。 |
<英字> | アルファベット(A~Z,a~z)と_(アンダースコア) |
<英数字>※ | 英字と数字(0~9) |
<文字列> | 任意の文字の配列 |
<符号なし整数>※ | 数字(0~9) |
<2進数字> | 数字(0または1) |
常用漢字以外の漢字の使用について
このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次に示す用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。
個所(かしょ) 雛形(ひながた) 閉塞(へいそく)
謝辞
COBOL言語仕様は,CODASYL(the Conference on Data Systems Languages:データシステムズ言語協議会)によって,開発された。原開発者に対し謝意を表すとともに,CODASYLの要求に従って次の謝辞を掲げる。なお,この文章は,COBOLの原仕様書「CODASYL COBOL JOURNAL OF DEVELOPMENT 1984」の謝辞の一部を再掲するものである。
いかなる組識であっても,COBOLの原仕様書とその仕様の全体又は一部分を複製すること,マニュアルその他の資料のための土台として原仕様書のアイデアを利用することは自由である。ただし,その場合には,その刊行物のまえがきの一部として,次の謝辞を掲載しなければならない。書評などに短い文章を引用するときは,"COBOL"という名称を示せば謝辞全体を掲載する必要はない。
COBOLは産業界の言語であり,特定の団体や組識の所有物ではない。
CODASYL COBOL委員会又は仕様変更の提案者は,このプログラミングシステムと言語の正確さや機能について,いかなる保証も与えない。さらに,それに関連する責任も負わない。
次に示す著作権表示付資料の著作者及び著作権者
FLOW-MATIC(Sperry Rand Corporationの商標),Programming for the Univac(R) I and II,Data Automation Systems,Sperry Rand Corporation著作権表示1958年,1959年;
IBM Commercial Translator Form No.F 28-8013,IBM著作権表示1959年;
FACT,DSI 27A 5260-2760,Minneapolis-Honeywell著作権表示1960年
は,これらの全体又は一部分をCOBOLの原仕様書中に利用することを許可した。この許可は,COBOL原仕様書をプログラミングマニュアルや類似の刊行物に複製したり,利用したりする場合にまで拡張される。