付録D.8 内容コード8000~8999


8001 NO_SUCH_INTERF

障害内容
[オブジェクトのユーザメソッド]
クライアント側からTSCユーザプロキシを使用して,TSCユーザオブジェクトを呼び出しましたが,TSCユーザプロキシと同じインタフェース名称のTSCユーザオブジェクトが活性化されていません(active状態ではありません)。そのため,該当するTSCユーザオブジェクト呼び出しは成功しませんでした。
開発時の対策
[リトライ]
該当するインタフェース名称のTSCユーザオブジェクトをactive状態に遷移させたあと,再度,TSCユーザオブジェクトを呼び出してください。
[処理の終了]
内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,TSCユーザオブジェクト呼び出しの処理を終了してください。
運用時の対策
[TSCユーザオブジェクトの活性化(active状態への遷移)]
該当するインタフェース名称のTSCユーザオブジェクトをactive状態に遷移させたあと,再度,オブジェクトのユーザメソッドを呼び出す処理をしてください。
[環境設定の確認]
TSCドメインマネジャの環境設定に誤りがないかどうかを確認し,対策したあと,再度,TSCユーザオブジェクトを呼び出してください。次に示す環境設定に誤りがある可能性があります。
  • OSAGENT_PORT環境変数の指定値
  • コマンドオプション引数-TSCDomainの指定値
  • コマンドオプション引数-TSCPortの指定値
  • コマンドオプション引数-TSCSendIntervalの指定値

8002 NO_SUCH_ACPT

障害内容
[オブジェクトのユーザメソッド]
クライアント側からTSCユーザプロキシを使用して,TSCユーザオブジェクトを呼び出しましたが,TSCユーザプロキシと同じインタフェース名称で,かつ,同じTSCアクセプタ名称のTSCユーザオブジェクトが活性化されていません(active状態ではありません)。そのため,該当するTSCユーザオブジェクト呼び出しは成功しませんでした。
開発時の対策
[リトライ]
該当するインタフェース名称,TSCアクセプタ名称のTSCユーザオブジェクトをactive状態に遷移させたあと,再度,TSCユーザオブジェクトを呼び出してください。
[処理の終了]
内容コード,場所コード,完了状態,および保守コード1~4を取得し,TSCユーザオブジェクト呼び出しの処理を終了してください。
運用時の対策
該当するインタフェース名称,およびTSCアクセプタ名称のTSCユーザオブジェクトをactive状態に遷移させたあと,再度,オブジェクトのユーザメソッドを呼び出す処理を実行してください。

8998 TPBROKER_NO_IMPLEMENT

障害内容
[オブジェクトのユーザメソッド]
クライアント側からTSCユーザプロキシを使用して,TSCユーザオブジェクトのユーザメソッドを呼び出しましたが,CORBA::NO_IMPLEMENTの例外通知を受けました。