tscidl2j(トランザクションフレームの出力(Java))
形式
tscidl2j [-h] | [-idl2java] [-template] [-TSCspxy]
[-package パッケージ名] [-TSCroot_dir パス名]
[-root_dir パス名] [-TSCno_proxy] [-TSCno_skel]
[[-Iディレクトリ[:ディレクトリ...]]...]
[-A] [-vbj4] IDLファイル名称
機能
トランザクションフレームジェネレータです。ユーザ定義IDLインタフェース依存クラスなどのJavaソースを生成します。
オプション
●-h
ヘルプメッセージを出力します。ファイルの読み込みおよび生成はしません。
●-idl2java
内部でTPBrokerのコマンドを実行して,TPBrokerスタブおよびTPBrokerスケルトンを出力します。
PATH環境変数に設定するディレクトリは,-vbj4オプションの指定の有無によって異なります。-vbj4オプションを指定する場合は,Cosminexus TPBroker for JavaのORB Version 4のidl2javaが格納されているディレクトリを設定してください。-vbj4オプションを指定しない場合は,ORB Version 3のidl2javaが格納されているディレクトリを設定してください。
●-template
雛形クラスのJavaソースを出力します。
●-TSCspxy
セション用TSCユーザプロキシを持つクライアント部分を生成します。-TSCspxyオプションを指定した場合は,通常のTSCユーザプロキシは生成されません。
●-package パッケージ名
~<文字列>
IDLファイルに定義したパッケージ名の前に,-packageオプションで指定したパッケージ名を付加します。指定したパッケージ名のディレクトリがない場合は,ディレクトリが作成されます。指定したパッケージ名のディレクトリがある場合は,そのディレクトリの内容が更新されます。なお,-packageオプションを指定しなくても,同一ユーザ定義IDLインタフェースの相手とは通信できます。
-idl2javaオプションを指定しないで-packageオプションを指定した場合は,idl2javaコマンドでも,-packageオプションの指定と同じパッケージ名を,同じIDLファイルに対して指定してください。
●-TSCroot_dir パス名
~<文字列>
ソースファイルを出力するディレクトリを指定します。指定したディレクトリがない場合は,ディレクトリを作成します。
●-root_dir パス名
~<文字列>
idl2javaコマンドで出力されるソースファイルを出力するディレクトリを指定します。
-idl2javaオプションを指定しない場合は,-root_dirオプションは無視されます。
●-TSCno_proxy
TSCユーザプロキシの生成をしません。
●-TSCno_skel
TSCユーザスケルトンおよびTSCアクセプタの生成をしません。
●-I ディレクトリ[:ディレクトリ...]
~<文字列>
インクルードファイルのサーチパスを指定します。複数指定する場合,UNIXの場合は:(コロン),Windowsの場合は;(セミコロン)で区切るか,または-Iオプションを複数回指定してください。-Iオプションと-idl2javaオプションを指定した場合,idl2javaコマンドにも同じサーチパスが使用されます。
●-A
内部でosagentを開始しません。ローカルホスト内ですでにosagentが開始されている場合に-Aオプションを指定してください。
●-vbj4
Cosminexus TPBroker for JavaのORB Version 4に対応するトランザクションフレームを出力します。Cosminexus TPBroker for JavaのORB Version 4に対応するアプリケーションプログラムを作成する場合に指定してください。
-vbj4オプションを指定する場合は,PATH環境変数にCosminexus TPBroker for JavaのORB Version 4のosagentおよびirepが格納されているディレクトリを設定してください。
コマンド引数
●IDLファイル名称
入力のIDLファイル名称を指定します。-hオプションを指定する場合だけ省略できます。IDLファイル名称は必ずコマンドラインの最後に指定してください。また,IDLファイル名称の拡張子は必ず".idl"にしてください。
戻り値
このコマンドは次に示す戻り値をシェルに返してから,処理を終了します。
戻り値 | 意味 |
---|---|
0 | 正常終了しました。 メッセージKFOT70008-Iが出力された場合,および-hオプションを指定した場合も0が返ります。 |
0以外 | コマンド処理中にエラーが発生したために異常終了しました。 -idl2javaオプションを指定した場合は,idl2javaコマンド処理中にエラーが発生したときも0以外を返します。出力されたメッセージに従って対策したあと,再度,コマンドを入力してください。 |
実行条件
注意事項