package JP.co.Hitachi.soft.TPBroker.TSC;
 
public class TSCWatchTime
{
  public TSCWatchTime();
 
  public TSCWatchTime(int watch_time);
 
  public void start();
  public void stop();
  public void reset();
 
};

 
import JP.co.Hitachi.soft.TPBroker.TSC.TSCWatchTime;

●public TSCWatchTime()

項目	型・意味
例外	TSCBadInvOrderException TSCInternalException TSCNoMemoryException

TSCWatchTimeを生成します。

サーバアプリケーションの開始時にコマンドオプション引数-TSCWatchTimeで指定した監視時間（秒）が適用されます。

●public TSCWatchTime(int watch_time)

項目	型・意味（単位）
引数	int watch_time	監視時間（秒）
例外	TSCBadInvOrderException TSCBadParamException TSCInternalException TSCNoMemoryException

TSCWatchTimeを生成します。

引数に"0"を指定した場合，サーバアプリケーションの開始時にコマンドオプション引数-TSCWatchTimeで指定した監視時間（秒）が適用されます。

●public void start()

項目	型・意味（単位）
例外	TSCInternalException TSCNoPermissionException

時間監視を開始します。または，stop()で中断した時間監視を再開します。

●public void stop()

項目	型・意味（単位）
例外	TSCInternalException TSCNoPermissionException

時間監視を中断します。start()を発行したスレッドと異なるスレッドでは，stop()を発行できません。

●public void reset()

項目	型・意味（単位）
例外	TSCInternalException TSCNoPermissionException

監視時間をこのクラスの生成時に指定した値に戻します。start()の発行以降stop()の発行までの間は発行できません。

マルチスレッド環境で，TSCWatchTimeクラスのインスタンスのメソッドを呼び出す規則を次に示します。

メソッド	複数のスレッド上からの同時呼び出し
start	できます。
stop	できます。※
reset	できます。

注※

必ずstart()と同一のスレッドで発行してください。

• IDLファイルに記述したユーザメソッドの呼び出しからリターンまでの実行時間を監視する場合には，TSCWatchTimeクラスではなく，サーバアプリケーションの開始時に指定するコマンドオプション引数-TSCWatchMethodを使用してください。
• TSCAdm::initServer()の発行前，またはTSCAdm::endServer()の発行後には，TSCWatchTimeクラスのインスタンスを生成できません。
• stop()を発行する前にこのクラスのインスタンスへの参照を失うと，ガベージコレクションが実行されるまで，時間監視は終了しません。
• start()を発行したスレッドと異なるスレッドでは，stop()を呼び出せません。
• stop()を発行したあとにstart()によって処理を再開する場合には，前回経過した時間を監視時間から差し引いて処理をします。
  次に例を示します。
  

   
       TSCWatchTime wt = new TSCWatchTime(180);
           :
       wt.start();
           :                   //(1) 60秒経過
       wt.stop();
           :                   //(2)
       wt.start();
   

  例えば，180秒の監視時間を設定してクラスを生成した場合に，(1)で示す範囲で60秒が経過すると，stop()の発行後，次のstart()からstop()までの監視時間は120秒になります。180秒の時間監視を設定したい場合には(2)で示す範囲でreset()を発行してください。その場合，再発行したstart()からstop()までの監視時間は180秒になります。