ユーザ例外通知を利用するアプリケーションプログラムのC++での作成例を示します。これらのサンプルコードは製品で提供されています。

• ユーザ定義IDLインタフェースの例
  ユーザ定義IDLインタフェースの例を次に示します。
  

   
  //
  // "EEEfile.idl"
  //
   
  exception UserExcept {
    long value;
  };
   
  interface EEE
  {
    void call() raises (UserExcept);
  };
   

• IDLコンパイラが生成するクラス
  TPBrokerのIDLコンパイラはユーザ定義IDLインタフェースから次のファイルを生成します。
  
  • EEEfile_c.hh
  • EEEfile_c.cc
  • EEEfile_s.hh
  • EEEfile_s.cc
• トランザクションフレームジェネレータが生成するクラス
  OTMのトランザクションフレームジェネレータは，ユーザ定義IDLインタフェースから次の表に示すクラスを生成します。
  

  表2-4　ユーザ例外通知を利用するアプリケーションプログラムの作成時にトランザクションフレームジェネレータが生成するクラス（C++）

  分類	ファイル名	生成するクラス名（オブジェクト名）
  クライアントアプリケーション用のユーザ定義IDLインタフェース依存クラス	EEEfile_TSC_c.hh EEEfile_TSC_c.cc	EEE_TSCprxy（TSCユーザプロキシ）
  サーバアプリケーション用のユーザ定義IDLインタフェース依存クラス	EEEfile_TSC_s.hh EEEfile_TSC_s.cc	EEE_TSCsk（TSCユーザスケルトン） EEE_TSCacpt（TSCユーザアクセプタ）
  雛形クラス	EEEfile_TSC_t.hh EEEfile_TSC_t.cc	EEE_TSCimpl（TSCユーザオブジェクト） EEE_TSCfactimpl（TSCユーザオブジェクトファクトリ）

＜この節の構成＞

2.7.1　ユーザ例外通知を利用するクライアントアプリケーションの例（C++）

2.7.2　ユーザ例外通知を利用するサーバアプリケーションの例（C++）