サーバアプリケーションでは,時間監視の機能を提供しています。監視を終了する前に,監視時間が経過するとプロセスを異常終了させます。
- ユーザメソッドの呼び出しからリターンまでの実行時間の監視
IDLファイルに記述したユーザメソッドの呼び出しからリターンまでの実行時間を監視する場合は,tscstartprcコマンドの実行時,またはサーバアプリケーションの開始時に-TSCWatchMethodオプションで監視時間を指定してください。
- ユーザメソッド以外の実行時間の監視
ユーザメソッド以外の実行時間を監視する場合は,TSCWatchTimeクラスを使用してください。TSCWatchTimeクラスは,サーバアプリケーションでTSCWatchTimeクラスのstart()が発行されてからstop()が発行されるまでの時間を監視します。initServer()発行後からendServer()を発行するまでの間であれば,いつでも使用できます。
TSCWatchTimeクラスのコンストラクタに監視時間を指定するか,tscstartprcコマンドの実行時またはサーバアプリケーションの開始時の-TSCWatchTimeオプションに監視時間を指定します。