TPBroker OTMでは,次に示す時間を監視することで,アプリケーションプログラムの異常を素早く検知できます。このため,部分的な障害がシステム全体に影響するのを抑えられます。また,TPBrokerの運用管理機能と連携して,異常終了したアプリケーションプログラムを自動再起動することもできます。
- ユーザメソッドの実行時間の監視
サーバアプリケーションのユーザメソッドを開始してから終了するまでの実行時間を監視します。指定した時間を超えると,サーバアプリケーションプロセスが強制終了します。この監視機能は,アプリケーションプログラムがデッドロックしてしまった場合などに有効です。
- クライアントでの応答時間の監視
クライアントからサーバアプリケーションにリクエストを送信してから応答が返るまでの時間を監視します。指定した時間を超えると,リクエストを送信したメソッドに例外が返ります。