4.4 OTMとTPBrokerとの連携

OTMとTPBrokerの運用支援機能(プロセス監視機能)とを連携して,OTMが提供するシステムプロセス(TSCデーモン,TSCドメインマネジャ,およびTSCレギュレータ),サーバアプリケーションプロセス,およびTSCORBコネクタを監視できます。プロセス監視方法の詳細については,マニュアル「TPBroker ユーザーズガイド」,「TPBroker for C++ ユーザーズガイド」,「TPBroker for Java OTSガイド」,または「TPBroker for the Java TM Platform ユーザーズガイド」を参照してください。

TPBrokerの運用支援機能を使用してプロセス監視する場合,プロセス監視定義の定義ファイルを作成してください。プロセス監視定義に記述する項目を次の表に示します。

表4-2 プロセス監視定義に記述する項目

記述項目監視対象プロセス
TSCデーモンTSCドメインマネジャTSCレギュレータ1サーバアプリケーション2TSCORBコネクタ※3
間接起動方式間接起動方式直接起動方式直接起動方式間接起動方式間接起動方式
監視対象プロセスを正常開始させる場合のコマンド名tscstartコマンドtscdmstartコマンドtscregltdコマンド実行形式ファイル名称(Javaの場合はJavaインタプリタ名称)tscstartprcコマンドtscstartgwコマンド
監視対象プロセスのプロセスIDを取得するコマンド名tscgetpidコマンドtscgetpidコマンドtscgetpidコマンドtscgetpidコマンド
正常終了または強制終了させるコマンド名tscstopコマンドtscdmstopコマンドtscstopprcコマンドtscstopgwコマンド
(凡例)
-:該当しません。
注※1
TSCデーモンの開始時に-TSCRegStartオプションを指定してTSCレギュレータを開始する場合は,TSCレギュレータに関するプロセス監視定義を定義ファイルに記述する必要はありません。
注※2
サーバアプリケーションは,間接起動方式および直接起動方式のどちらでも開始できます。
注※3
TSCORBコネクタを使用する場合は,OTM - Connector for ORBが必要です。