Hitachi Multi Payment Network communications server 概説

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3.4 システム構築の概要

金融機関に通信サーバのシステムを構築する場合は,次の手順で構築します。

図3-6 システム構築の流れ(金融機関)

[図データ]

  1. 通信サーバ管理者の設定
    通信サーバfor Bankのシステムを構築する前に,通信サーバ管理者の設定をします。
  2. 前提ソフトウェアの環境設定
    通信サーバfor Bankの前提ソフトウェアのインストールおよび環境設定をします。通信サーバfor Bankの前提ソフトウェアは,次のとおりです。
    • OpenTP1
    • HiRDB
    • 共通ソフトウェア
    • 通信サーバBase
    • HAモニタ
  3. 通信サーバfor Bankのインストールと環境設定
    通信サーバfor Bankのインストールおよび環境設定をします。
    また,同時に次の設定をする必要があります。
    • 統合トレースの設定
    • ロウ論理ボリュームの作成
  4. システム定義
    次のソフトウェアの定義をします。
    • OpenTP1の定義
    • HiRDBの定義
    • 通信サーバシステム定義
    • HAモニタの定義
  5. DBへのテーブルの作成
    HiRDBにテーブルを作成します。作成するテーブルを次に示します。
    • 電文履歴格納用テーブル
    • 収納カウンタ情報格納用テーブル
    • 再送電文格納用テーブル
  6. ユーザーコールバックの作成
    ユーザーコールバックを使用する場合に,ユーザーコールバックを作成します。使用しない場合は,この手順は不要です。
    ユーザーコールバックを使用すると,通信サーバが送受信する電文を参照または編集できます。