Hitachi Multi Payment Network communications server 概説

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2.3.2 ファイル転送機能

ファイル転送機能は,金融機関と収納機関がファイルを送受信するための機能です。

<この項の構成>
(1) ファイルの送受信
(2) 送受信ファイル一覧の取得

(1) ファイルの送受信

通信サーバとMPNセンタとの間で,次のファイル(データ)を送受信できます。

一括消込データを金融機関と収納機関との間で送受信する流れを次に示します。なお,一括消込データは,金融機関がMPNの仕様に従って作成する必要があります。

一括消込の場合を例に,ファイルの送受信の流れを説明します。

  1. 金融機関が,一括消込データを送信します。
    ファイルの送信には,通信サーバBaseのファイル送信コマンドを使用します。送信したファイルは,MPNセンタを経由して,収納機関に送られます。
  2. 収納機関が,一括消込用データを受信します。
    ファイルは,共通ソフトウェアが自動で受信します。通信サーバBaseは,ファイルを受信しているかどうかを監視します。
    受信したファイルを基に,収納機関は消込処理をします。

    図2-2 ファイルの送受信

    [図データ]

(2) 送受信ファイル一覧の取得

MPNセンタとの間で送受信したファイルの一覧を取得します。送受信ファイル一覧の取得には,送受信ファイル一覧取得コマンドを使用します。

送受信ファイル一覧の取得の流れを次に示します。

図2-3 送受信ファイル一覧の取得

[図データ]