Hitachi Multi Payment Network communications server 概説

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1.6 MPNの今後の動向

MPNを利用すると,PC,携帯電話,ATMなどを使って,いつでも,どこでも,税金や公共料金の支払いができるようになります。これによって,これまでの請求書による支払いの煩わしさが解消されるため,MPNは,次世代の決済サービスとして広がっていくと考えられています。

MPNのサービスに対応している金融機関および収納機関も年々増加しています。その背景として,2004年3月からのe-Tax(国税電子申告・納税システム)の本格的な運用や,年金などの保険料の支払いでのPay-easy導入が挙げられます。

政府はe-Japan重点計画に続く政策でも,引き続き電子申請や電子納付などに力を入れていく方針で,各企業,団体にも大きな影響を与えています。その例として,インターネットを介して地方税を支払う「電子納税」の導入でも,MPNの利用が注目されています。

このように,さらなるMPNのサービスの普及が見込まれています。

注※
Pay-easy(ペイジー)は,MPNのサービスを利用した「簡単に支払えるシステム」の愛称です。