収納サービスとは，利用者が支払った税金，公共料金などの消込情報を即時に収納機関に通知するサービスです。税金，公共料金などの支払いには，金融機関が提供する各種支払いチャネルを利用できます。

収納サービスを利用すると，金融機関は，データの仕分け，収納済み通知などの事務負担を軽減できます。収納機関は，消込作業を自動化できます。また，利用者は，好きな時間に料金の支払いができるようになります。

収納サービスは，対象となる収納機関ごとに，次のような種類があります。

表1-1　収納サービスの分類

サービス名	対象となる収納機関
一般収納サービス	民間企業
国庫金収納サービス	官公庁
地公体収納サービス	地方公共団体

また，各収納サービスは，次のサービスで構成されます。

表1-2　収納サービスが提供するサービス

サービス名	説明
照会サービス	利用者が，収納機関からの収納情報を照会できるサービスです。
消込サービス	利用者が，収納機関から請求された金額を支払うためのサービスです。
取消サービス	利用者が公共料金や税金などを支払ったあとに，窓口から，消込済みの収納情報を消込前の状態（利用者が料金を支払う前の状態）に戻すためのサービスです。

収納サービスの構成を次に示します。

図1-1　収納サービスの構成

収納サービスについては，「1.3　MPNによる収納手続きの変化（収納サービス）」を参照してください。