通信サーバヘッダー部の位置コード，および要因コードで分類されるエラーを次に示します。通信サーバヘッダー部の位置コード，および要因コードについては，「付録C　通信サーバヘッダー部のフォーマット」を参照してください。

表D-1　位置コード，および要因コードで分類されるエラー

通信サーバヘッダー部		エラー内容		分類内容
位置コード	要因コード			MPN電文の送信前の論理チェックエラー	MPN電文の送信前に発生したエラー※1	MPN電文の送信後のエラー	MPN電文の送信が不明なエラー
−	−	出力エリア不足	19バイト未満	○	−	−	−
02	0001		69バイト＋通信サーバヘッダー制御部長未満	○	−	−	−
02	0002			○	−	−	−
05	0003		RPC応答電文受信長未満	−	−	○	−
06	0004		トータルサイズ未満	−	−	○	−
01	0011	仕向電文解析	通信サーバヘッダー部解析	○	−	−	−
01	0014		電文（ヘッダー部）解析	○	−	−	−
01	0016		電文（ビットマップ部）解析	○	−	−	−
01	0018		電文（データ部）解析	○	−	−	−
02	0019	電文内コード変換処理		○	−	−	−
06				−	−	○	−
01	0020	データチェック	チェックポリシーによるエラー	○	−	−	−
01	0021		消込期限年月日エラー	○	−	−	−
01	0030	日付取得エラー	仕向電文解析前	−	○	−	−
03			仕向電文送信前，または再送電文送信前	−	○	−	−
02	0101	仕向処理通番	通番が最大値の超過	○	−	−	−
02	0102		そのほかのエラー	−	○	−	−
02	0103		仕向処理年月日エラー	○	−	−	−
02	0201	トランザクション番号	使用できるトランザクション番号なし	○	−	−	−
03	0401	取引履歴DB障害	MPN仕向電文送信前	−	○	−	−
06	0402		MPN被仕向電文受信後	−	−	○	−
06	0403	再送取引格納DB障害	コマンド再送機能用に該当したテーブルにレコードの上書きで発生したエラー	−	−	○	−
04	0503	MPN接続処理	通信サーバSPP状態確認エラー	−	−	−	○
04	0504		MPN仕向電文送信エラー	−	−	−	○
04	0505		MPN被仕向電文受信エラー（タイムアウト以外）	−	−	−	○
04	0506		MPN被仕向電文受信エラー（タイムアウト）	−	−	−	○
03	0507		MPN仕向電文日跨りチェックエラー	○	−	−	−
04	0508		再送処理の中断	−	−	−	○
04	0509		そのほかのエラー	−	−	−	○
05	0510	被仕向電文解析	電文（ヘッダー部）解析エラー	−	−	○	−
05	0511		電文（ビットマップ部）解析エラー	−	−	○	−
05	0512		電文（データ部）解析エラー	−	−	○	−
01	0601	メモリ確保エラー	仕向電文解析	−	○	−	−
02			MPN電文送信前，およびコールバック前	−	○	−	−
			MPN電文送信前，およびコールバック後（電文解析）	−	○	−	−
06			MPN電文受信後，およびコールバック前	−	−	○	−
			MPN電文受信後，およびコールバック後（電文解析）	−	−	○	−
03			MPN仕向電文送信前	−	○	−	−
05			MPN被仕向電文解析	−	−	○	−
02	ユーザー任意※2	コールバック （MPN接続前）	エラーリターン	−	○	−	−
02	9999		リターンコード不正	−	○	−	−
02	9998		リターンデータ解析エラー	○	−	−	−
06	ユーザー任意※2	コールバック （MPN接続後）	エラーリターン	−	−	○	−
06	9999		リターンコード不正	−	−	○	−
06	9998		リターンデータ解析エラー	−	−	○	−
00	0000	エラーなし		−	−	−	−

（凡例）

○：分類できる

−：該当なし

注※1

論理チェックエラー以外のエラーです。

注※2

コールバックの戻り値を設定します。分類を明らかにするため，コールバックからの戻り値を必ず使い分けてください。

なお，これらのエラーの対処方法については，マニュアル「Hitachi Multi Payment Network communications serverメッセージ」を参照してください。