Hitachi Multi Payment Network communications server Base

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4.6 定義ファイルの記述例(HA構成の場合)

HA構成の場合の定義ファイルの記述例を示します。ここでは,次の図を基に構築するときの記述例を示します。また,構築するOSはHP-UXとします。ただし,HAモニタの定義のうち,各OSで記述方法が異なるLANの状態設定ファイルについては,AIX 5Lについても示します。

図4-2 HA構成の場合のシステム構築例(定義ファイルの記述例)

[図データ]

なお,受信ファイル格納ディレクトリ(C_FILE_DIR_NAME)は,共有ディスク上に作成することを推奨しています。この例でも,受信ファイル格納ディレクトリは,共有ディスク上に作成しています。

この記述例での前提条件を次に示します。

表4-9 セットアップディレクトリのパス

ソフトウェア名 記述例での値
共通ソフトウェア /var/mpncm
通信サーバBase /home/HMPN

表4-10 共通ソフトウェアに必要な設定項目

設定項目 記述例での値
ネットワーク設定 ホスト名 host_HMPN
エイリアスIPアドレス xxx.xxx.xxx.105
キューマネージャー用論理ボリューム /dev/vg01/MQHAlvl
キューマネージャー(ファイル転送用)のチャネル TO.F0000000000:TO.F9999900000
TO.F0000000001:TO.F9999900000

表4-11 通信サーバBaseに必要な設定項目

設定項目 記述例での値
ネットワーク設定 ホスト名 host_HMPNFT
エイリアスIPアドレス xxx.xxx.xxx.105
サーバプログラム名 /home/start_FT
サーバ識別名 mpnBASE
共有ディスクに確保されているボリュームグループ /dev/vg01
ボリュームグループに格納されているボリューム /dev/vg01/rHMPNFTST
/dev/vg01/rHMPNFTFL
/dev/vg01/lvlft01

表4-12 共有ディスク上に作成するボリューム

ソフトウェア名 ボリューム 記述例での値
共通ソフトウェア キューマネージャー用論理ボリューム /dev/vg01/MQHAlvl
通信サーバBase 状態管理ファイル用ロウ論理ボリューム /dev/vg01/rHMPNFTST
受信ファイルリスト用ロウ論理ボリューム /dev/vg01/rHMPNFTFL
受信ファイル格納ディレクトリ用論理ボリューム /dev/vg01/lvlft01
<この節の構成>
4.6.1 通信サーバシステム定義の記述例
4.6.2 HAモニタの定義の記述例
4.6.3 /etc/hostsファイルおよび/etc/servicesファイルの記述例