2.6.12 ローカル宛先に関する設定

ローカル検索に関する設定について説明します。この項で説明する項目を表2-18に示します。

表2-18 ローカル宛先に関する設定

項番内容ファイル名シンボル名
(1)ローカル宛先ファイルの最大ファイルサイズの指定configgml_maxfilesize
(2)ローカル宛先ファイルの格納先ディレクトリの指定configgml_pathname
(3)ローカル宛先ファイルのログアウト時の削除方法の指定configgml_deletemode
(4)コメント自動生成の指定configgml_ladrcomment_auto
(5)16ビット版ローカル宛先ファイルの指定configgml_ladrcnv16
(6)ローカル宛先台帳のグループの表示順の指定configgml_ladrgrplist_sort
(7)ローカル宛先台帳の宛先一覧の表示順の指定configgml_ladruserlist_sort
<この項の構成>
(1) ローカル宛先ファイルの最大ファイルサイズの指定
(2) ローカル宛先ファイルの格納先ディレクトリの指定
(3) ローカル宛先ファイルのログアウト時の削除方法の指定
(4) コメント自動生成の指定
(5) 16ビット版ローカル宛先ファイルの指定
(6) ローカル宛先台帳のグループの表示順の指定
(7) ローカル宛先台帳の宛先一覧の表示順の指定

(1) ローカル宛先ファイルの最大ファイルサイズの指定

ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config

シンボル名gml_maxfilesize

対応するサービス:メール

ローカル宛先ファイルのファイルサイズの最大値をキロバイト単位で指定します。300~9,999の間又は0の値を指定してください。

0を指定した場合,有効範囲外の数値を指定した場合,又は定義項目を省略した場合は,最大値は無制限となります。設定値を省略した場合,又は誤った指定をした場合は,Groupmax WWWのサービスを起動後,ユーザがGroupmax WWWを利用しようとしたときに次のエラーメッセージが表示され,Groupmax WWWを利用できません。

「KFCG1302-S:指定したconfigパラメタ("xxxxx")はフォーマットが誤っています。configパラメタを見直してください。」(xxxxx:パラメタ名)

(例)
gml_maxfilesize=0

(2) ローカル宛先ファイルの格納先ディレクトリの指定

ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config

シンボル名gml_pathname

対応するサービス:メール

ローカル宛先ファイルを格納する時の保存先ディレクトリを絶対パスで指定します。値は大文字で指定してください。

(例)
gml_pathname=/groupmax/gmaxwww/tmp/mail
注意事項
ローカル宛先ファイルの保存先の変更は,Groupmax WWWのサービスを停止してから実行してください。
運用開始後に,この項目を新たに指定する場合,又は指定内容を変更する場合は,以前に指定していたディレクトリ下に作成されたローカル宛先ファイル(指定を省略していた場合は,/groupmax/gmaxwww/tmp/mailディレクトリ下にあるファイル)を,新たに指定したディレクトリの下に複写する必要があります。
ただし,変更前の状態が指定を省略していた場合は,/groupmax/gmaxwww/tmp/mailディレクトリには,次のファイルが含まれています。
  • 外部宛先の組織表示順の情報ファイル:@xxxxxx.DIRLIST.DAT(xxxxxxはユーザID)
  • 署名ファイル:@xxxxxx.SIGNATORY.DAT(xxxxxxはユーザIDの16進表記)
これらのファイルは新たに指定したディレクトリの下に複写しないでください。

(3) ローカル宛先ファイルのログアウト時の削除方法の指定

ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config

シンボル名gml_deletemode

対応するサービス:メール

ローカル宛先ファイルをログアウト時にサーバから削除するかどうかを指定します。次のどちらかの値を指定してください。値は大文字で指定してください。

なお,次の場合は「NO」が仮定されます。

YES:
ローカル宛先ファイルをログアウト時に削除します。
NO :
ローカル宛先ファイルをサーバに保持します。
(例)
gml_deletemode=NO
注意事項
指定を「NO」から「YES」に切り替えた場合,切り替える前にログインしていたユーザのローカル宛先ファイルはgml_pathnameで指定したディレクトリに残ります。残ったローカル宛先ファイルが不要な場合は,削除対象となるファイルを残したユーザがログインしていないことを確認してから削除してください。

(4) コメント自動生成の指定

ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config

シンボル名gml_ladrcomment_auto

対応するサービス:メール

ローカル宛先編集で,システム宛先,又はシステム宛先グループから宛先を入力するとき,宛先指定画面に選択されている宛先の「日本語名」及び「組織名」を,自動的にローカル宛先編集の「コメント」に追加するかどうかを指定します。

次の値のどれかを指定してください。値は大文字で指定してください。

なお,次の場合は「NO」が仮定されます。

NO:
ローカル宛先編集の「コメント」には,「日本語名」も「組織名」も追加しません。
NAME:
「日本語名」をローカル宛先編集の「コメント」に追加します。
ORG:
「組織名」をローカル宛先編集の「コメント」に追加します。
ALL:
「日本語名」及び「組織名」を「,」(コンマ)で区切ってローカル宛先編集の「コメント」に追加します。
(例)
gml_ladrcomment_auto=NO

(5) 16ビット版ローカル宛先ファイルの指定

ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config

シンボル名gml_ladrcnv16

対応するサービス:メール

ローカル宛先ファイルから宛先を選択した場合,又はローカル宛先の編集時に16ビット版Mailクライアントのフォーマット(ただし,Macintosh版は除きます)のローカル宛先ファイルをアップロードした場合,既にあるファイルに登録内容を追加するかどうかを指定します。

次のどれかの値を指定してください。値は大文字で指定してください。

なお,次の場合は「CNV」が仮定されます。

CNV:
変換したファイルに置き換えます。
ADD:
既にあるファイルに追加します。
NO:
ローカル宛先ファイルから宛先を選択した場合,又はローカル宛先ファイルを編集している場合に16bit版Mailクライアントのフォーマットのローカル宛先ファイルをアップロードして使用できません。アップロードした場合は,次のエラーメッセージが表示されます。
「KFCG4709-S:16ビットクライアントのローカル宛先ファイルを変換中にエラーが発生しました。」
(例)
gml_ladrcnv16=CNV

(6) ローカル宛先台帳のグループの表示順の指定

ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config

シンボル名gml_ladrgrplist_sort

対応するサービス:メール

ローカル宛先台帳のグループの組織階層の表示順を指定します。次のどちらかの値を指定してください。値は大文字で指定してください。

なお,次の場合は「NAME」が仮定されます。

NAME:
日本語名順に表示します。
NOSORT:
ローカル宛先ファイルに登録されている順に表示します。
(例)
gml_ladrgrplist_sort=NAME

(7) ローカル宛先台帳の宛先一覧の表示順の指定

ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config

シンボル名gml_ladruserlist_sort

対応するサービス:メール

ローカル宛先台帳の宛先一覧の表示順を指定します。次のどちらかの値を指定してください。値は大文字で指定してください。

なお,次の場合は「NOSORT」が仮定されます。

NICKNAME:
宛先順に表示します。異なる種別の宛先が含まれている場合は,O/R名,InternetAddress,ニックネームの各種別でまとめて表示します。
NOSORT:
順不同で表示します。
(例)
gml_ladruserlist_sort=NOSORT