2.2 Groupmax WWWのインストール

Hitachi PP Installerを使用してインストールしてください。

Hitachi PP Installerは,Groupmax WWWの提供媒体の中に格納されています。このインストーラによって,Groupmax WWWのインストール,デリート及びバージョン情報の表示ができます。

ここでは,Hitachi PP Installerの起動方法及び使い方について説明します。

なお,このインストーラは,スーパユーザだけが実行できます。実行の際には,カレントディレクトリを「/」(ルートディレクトリ)に移動してください。

<この節の構成>
(1) Hitachi PP Installerの起動方法
(2) インストール方法
(3) デリート方法
(4) バージョン情報の表示

(1) Hitachi PP Installerの起動方法

CD-ROM媒体とテープ媒体では,Hitachi PP Installerの起動手順が異なります。

また,デバイススペシャルファイル名や,CD-ROMディレクトリは,御使用のOSやハードウェアによって異なりますので,マニュアルなどで御確認の上実行してください。

(a) CD-ROM媒体からの起動方法

CD-ROMセットアッププログラムによって,Hitachi PP Installer及び常駐起動プログラムがハードディスク上にインストールされ,Hitachi PP Installerが自動的に起動されます。画面上で次のように入力してください。

# mkdir /cdrom

# mount /dev/dsk/c1t2d0 /cdrom

# /cdrom/HPUX/SETUP /cdrom

注※
「dev/dsk/c1t2d0」の部分には,御使用になるCD-ROMデバイススペシャルファイル名を指定してください。
なお,既にCD-ROMセットアッププログラムを実行し,Hitachi PP Installerがハードディスク上にある場合は,直接Hitachi PP Installer(/etc/hitachi_setup)を起動してください。

(b) テープ媒体からの起動方法

テープ媒体の場合は,初めにHitachi PP Installerを取り出してからHitachi PP Installerを起動してください。

操作方法
  1. Groupmax WWWの提供用テープカセットをテープカセット装置にセットし,次のコマンドを実行します。
    # tar xvf /dev/rmt/0mn
    実行後,次の二つのファイルが取り出されます。
    /etc/hitachi_setup(Hitachi PP Installer)
    /etc/hitachi_start(常駐プロセス自動起動プログラム)
  2. 次のコマンドを実行します。
    # /etc/hitachi_setup -i /dev/rmt/0mn
注※
「/dev/rmt/0mn」の部分には,自動巻き戻し機能のないデバイススペシャルファイル名を指定してください。

(2) インストール方法

インストール方法を次に示します。

操作方法
  1. (1)の起動方法に従って,Hitachi PP Installerを起動します。
    図2-2に示す初期画面が表示されます。

    図2-2 初期画面

    [図データ]

  2. 初期画面で,「I」を入力します。
    インストールできるファイルセットの一覧が,図2-3のように表示されます。

    図2-3 インストールできるファイルセット一覧

    [図データ]

  3. インストールしたいファイルセットにカーソルを移動し,スペースバーで選択します。
    選択したファイルセットの先頭に,「<@>」が表示されます。
  4. 再び「I」を入力します。
    画面下に「Install PP? (y:install,n:cancel) ==>」が表示されます。
  5. 「Y」を入力します。
    先頭に「<@>」が表示されているファイルセットがインストールされます。
    インストールが完了すると,画面下に「Installation completed.」が表示されます。
  6. 「Q」を入力します。
    初期画面に戻ります。

(3) デリート方法

インストールされたファイルセットのデリート(削除)方法を説明します。

操作方法
  1. 図2-2の初期画面で「D」を入力します。
    デリートできるファイルセットの一覧が,図2-4のように表示されます。

    図2-4 デリートできるファイルセット一覧

    [図データ]

  2. デリートしたいファイルセットにカーソルを移動し,スペースバーで選択します。
    選択したファイルセットの先頭に,「<@>」が表示されます。
  3. 再び「D」を入力します。
    画面下に「Delete PP? (y:delete,n:cancel) ==>」が表示されます。
  4. 「Y」を入力します。
    先頭に「<@>」が表示されているファイルセットがデリートされます。
    デリートが完了すると,画面下に「Delete procedure completed.」が表示されます。
  5. 「Q」を入力します。
    図2-2で示す初期画面に戻ります。

(4) バージョン情報の表示

バージョン情報の表示方法について説明します。

操作方法
  1. 図2-2の初期画面で,「L」を入力します。
    インストール済みの日立製品のバージョンが,図2-5のように一覧表示されます。

    図2-5 インストール済みプログラムプロダクト一覧

    [図データ]

  2. 表示を確認し終えたら,「Q」 を入力します。
    図2-2で示す初期画面に戻ります。