ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gmax_open_file_security_level
対応するサービス:共通
ブラウザがInternet Explorerの場合,添付されたファイルにJavaScriptなどが記述されていると,WWWブラウザでファイルを開いたときに,その内容が実行されるというセキュリティホールがあります。このセキュリティホールを回避するためにGroupmaxコンテンツファイル以外の添付ファイルを開くときのセキュリティレベルを設定します。省略時は「low」が仮定されます。設定できるセキュリティレベルはlow,middle,highの3種類です。各レベルでの動作はブラウザによって異なります。
御利用になるWWWブラウザがInternet Explorer 4.xの場合は,この指定に関係なくWWWブラウザでファイルを開いてしまうセキュリティ上の問題がありますので,Internet Explorerはバージョン5以降の御利用を推奨します。
WWWブラウザがInternet Explorerの場合を,表2-3に示します。また,WWWブラウザがNetscape Communicatorの場合を,表2-4に示します。
表2-3 WWWブラウザがInternet Explorerの場合
gmax_open_file_security_level | gmax_document_attachmentに指定されていないファイルタイプ | gmax_document_attachmentに指定されているファイルタイプ |
---|---|---|
low | WWWブラウザでファイルを開く※1 | WWWブラウザ外でファイルを開く※1 |
middle | Groupmaxコンテンツ以外の[ファイル操作]ダイアログを表示し処理方法を問い合わせる※2※3 | |
high | WWWブラウザ外でファイルを開く※1 |
注※1 Internet Explorer 4.xではどちらの指定でもWWWブラウザでファイルを開いてしまいます。添付ファイルをディスクに保存するときは,対象ファイルのアンカーを右クリックして「対象をファイルに保存」を選んでください。
注※2 Internet Explorer 4.xでは選択したラジオボタンにかかわらずWWWブラウザでファイルを開いてしまいます。添付ファイルをディスクに保存するときは[キャンセル]アンカーで[ファイル操作]ダイアログを閉じ,対象ファイルのアンカーを右クリックして「対象をファイルに保存」を選んでください。
注※3 添付ファイルのアンカーを右クリックで保存した場合は,添付ファイルではなく,左クリック時に表示されるファイル操作(セキュリティ確認)画面のHTMLがダウンロードされます。また,Internet Explore 4.xを御使用の環境では,左クリックは必ず「ファイルを開く」操作となるため,添付ファイルを保存することができなくなります。Internet Explore 4.xを御使用の環境,及び右クリックでのファイルの保存をする場合は,middleを指定しないで,low又はhighを指定してください。
表2-4 WWWブラウザがNetscape Communicatorの場合
gmax_open_file_security_level | gmax_document_attachmentに指定されていないファイルタイプ | gmax_document_attachmentに指定されているファイルタイプ |
---|---|---|
low | WWWブラウザでファイルを開く※1 | WWWブラウザでファイルを開く(ただし,Content-DispositionのHTTPヘッダを付加する)※1 |
middle | Groupmaxコンテンツ以外の[ファイル操作]ダイアログを表示し処理方法を問い合わせる※2※3 | |
high | WWWブラウザでファイルを開く(ただし,gmax_document_attachmentが指定されている場合と同等のHTTPヘッダを付加する)※1 |
注※1 ブラウザの「アプリケーション」で設定された動作が実行されます。ファイルをディスクに保存するときは,対象ファイルのアンカーを右クリックして,「リンクを名前を付けて保存」を選んでください。
注※2 選択したラジオボタンにかかわらず,ブラウザの「アプリケーション」で設定された動作が実行されます。ファイルをディスクに保存するときは[キャンセル]アンカーで[ファイル操作]ダイアログを閉じ,対象ファイルのアンカーを右クリックして,「リンクを名前を付けて保存」を選んでください。
注※3 添付ファイルのアンカーを右クリックで保存した場合は,添付ファイルではなく,左クリック時に表示されるファイル操作(セキュリティ確認)画面のHTMLがダウンロードされます。このため,ブラウザの設定によっては,添付ファイルを保存することができなくなる場合があります。Netscape Communicatorを御使用の環境では,middleを指定しないで,low又はhighを指定してください。
Groupmaxコンテンツ以外の[ファイル操作]ダイアログを,図2-6に示します。
図2-6 Groupmaxコンテンツ以外の[ファイル操作]ダイアログ