外部ネットワークからの不正なアクセスや機密情報の漏洩などを防止するために,ファイアウォールを利用できます。ファイアウォールの設置位置は,システムの構成やセキュリティポリシーによって異なります。ファイアウォールの設置の例を,図1-3から図1-5に示します。
図1-3 ファイアウォールの設置例(その1)
図1-4 ファイアウォールの設置例(その2)
図1-5 ファイアウォールの設置例(その3)
これらの図を参考にして,ユーザのシステム構成やセキュリティポリシーに応じた適切な位置にファイアウォールを設置してください。
ファイアウォールの主な方式として,パケットフィルタリング方式とアプリケーションゲートウェイ方式があります。これらの方式について,図1-3から図1-5の設置例での使用可否を表1-2に示します。
表1-2 ファイアウォールの方式と使用可否
設置例 | パケットフィルタリング方式 | アプリケーションゲートウェイ方式 |
---|---|---|
その1 | ○ | ○ |
その2 | ○ | ○※ |
その3 | ○ | × |
(凡例)○:使用できます。 ×:使用できません。
注※ Groupmax WWWの機能をインターネットから利用できるように,HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルを中継できるように設定する必要があります。
パケットフィルタリング方式でのアクセスのアドレス制限,アプリケーションゲートウェイ方式でのログ収集,プロキシサーバ機能などについては,各情報システムのセキュリティポリシーに従って設定してください。