ドメイン間連携機能を使用する場合,次の三つの定義ファイルを作成します。
これらのファイルは/Flowmate/WFmc/confに格納します。
これらのファイルにはサンプルがあります。サンプルファイルは/Flowmate/WFmc/sampleに格納されています。
メールサーバ定義ファイル及び連携情報定義ファイルはCSV形式で作成します。
表2-3及び表2-4に,それぞれのCSVファイルに必要な項目と内容を示します。
表2-3 メールサーバ定義ファイルの定義項目と内容
項目 | 内容 | パラメタ指定 |
---|---|---|
E-Mailアドレス | ドメイン間連携機能が使用するメールボックスのE-Mailアドレスを指定します(最大63バイト)。 | ○ |
E-Mailアカウント | E-Mailアドレスに対応する受信メールサーバのPOP3アカウントを指定します(最大8バイト)。 | ○ |
E-Mailパスワード | E-MailアカウントのPOP3パスワードを指定します(最大63バイト)。 | ○ |
SMTPサーバ名 | 送信メールサーバ名を指定します(最大255バイト)。 | ○ |
POP3サーバ名 | 受信メールサーバ名を指定します(最大255バイト)。 | ○ |
接続リトライ間隔 | メールサーバとの接続に失敗した場合,再接続するまでの間隔を分単位で,1から1440までの値を指定します。デフォルトは1分です。 | △ |
接続リトライ回数 | メールサーバとの接続に失敗した場合,再接続する回数を0から1000までの値で指定します。デフォルトは60回です。0を指定した場合,無限にリトライします。 | △ |
不当メール格納ディレクトリ | ビジネスプロセス連携用メール以外のメールを受信した場合のメールファイル格納ディレクトリを指定します(最大255バイト)。 | △ |
表2-4 連携情報定義ファイルの定義項目と内容
項目 | 内容 | パラメタ指定 |
---|---|---|
窓口名 | 連携先を示す窓口名を指定します。ビジネスプロセス定義時にこの窓口を指定します(最大63バイト)。 | ○ |
E-Mailアドレス | 窓口名に対応するE-Mailアドレスを指定します(案件の宛先アドレス)(最大63バイト)。 | ○ |
契約ID | ドメイン間連携をするワークフローエンジン間で取り決めた契約IDを指定します(最大31バイト)。 | ○ |
ワークフローエンジン種別 | ワークフローエンジンの種別を指定します。 Groupmax Workflow:Groupmax Groupmax Workflow以外:OTHER | ○ |
ワークフローユーザID | 連携先ビジネスプロセスに案件を投入するためのユーザIDを指定します(最大8バイト)。 | △ |
ロール名 | 連携先ビジネスプロセスに案件を投入するときのロール名を指定します。連携先がGroupmaxの場合,この指定は無効になります(最大63バイト)。 | △ |
MIMEエンコード種別 | IF4メッセージのエンコード種別を指定します。 省略した場合は,BASE64が指定されます。このバージョンでは,BASE64だけ指定できます。 | △ |
キャラクタコードセット | 案件の転送先のシステムに合わせてキャラクタコードセットを指定します。 省略した場合は,SJISが指定されます。このバージョンではSJISだけ指定できます。 | △ |
送信メール制限サイズ | 1メール分の送信するメールサイズを制限します。送信できるメールの最大サイズをキロバイト単位で0~2,000,000の間で指定します。指定されたサイズを超過するメールは送信しません。 0を指定した場合,送信するメールサイズを制限しません。 省略した場合は,wfmcrcファイルのmail_send_limit_sizeバラメタの値が指定されます。 | △ |