Groupmax Workflowでは,02-10より前のバージョンのGroupmax Workflow Definerで登録したビジネスプロセス定義を対象とする場合,ワークフローログをGroupmax Object Serverのユーザジャーナルに取得しています。稼働状況解析機能は,このワークフローログを基に,業務を分析して改善するために有効な情報を取り出すための機能です。最終的には,Excelなどの表計算ソフトウェアを利用して,業務の改善に役立つ情報を生成することを目的としています。
稼働状況の解析は,次の三つの手順から成っています。
稼働状況解析機能の入出力の流れを,図A-1に示します。
図A-1 稼働状況解析機能の入出力の概要
なお,稼働状況を解析するためには,Groupmax Workflowの環境設定ファイルで「ワークフローログレベル(wf_log_level)」に1又は2を指定して,事前にワークフローログを取得しておく必要があります。ただし,1を指定した場合,ユーザの操作に関するログが取得されないため,機能に制限があります。2を指定して,すべての稼働状況解析機能を使用できるようにしておくことをお勧めします。環境設定ファイルの指定方法については,「2.4.3 Groupmax Workflowでの環境設定」を参照してください。