ここでは,システム構成の変更に関する注意事項を説明します。「(2) シングルサーバ構成からマルチサーバ構成への変更」から「(7) 各種配布サーバの追加・削除」は,マルチサーバ機能を使用する場合に参照してください。「(8) ドメイン間連携機能の連携先サーバの追加・削除」は,ドメイン間連携機能を使用する場合に注意してください。
Groupmax Object Serverの構成変更については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」を参照してください。Groupmax Address Serverの構成変更については,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド 基本操作編」を参照してください。
別オペレーティングシステムへの入れ替え(HI-UX/WE2,HP-UX又はAIXからWindows NTなど)はできません。システム初期構築時には注意してください。
シングルサーバ構成からマルチサーバ構成に変更する場合,既存のサーバがWorkflow管理サーバになります。新規サーバをWorkflow管理サーバにすることはできません。
なお,Groupmax Address Server及びGroupmax Mail Serverがマルチサーバ構成になっている必要があります。シングルサーバ構成の場合,サイトにサーバを追加してください。
Workflowサーバをマルチサーバ構成に変更するときの作業を,次に示します。
Workflow管理サーバに集約することはできますが,それ以外のサーバに集約することはできません。ビジネスプロセス定義の登録サーバ,ロールの登録サーバは削除できません。
登録サーバの変更については,「(6) 各種登録サーバの変更」を参照してください。各サーバを登録サーバとするビジネスプロセス定義の全案件が終了した後,それぞれのサーバを切り離してください。
マルチサーバ構成に新しくサーバを追加する場合,「(2) シングルサーバ構成からマルチサーバ構成への変更」と同様に作業します。この場合,ビジネスプロセス定義やロールは追加サーバに配布できます。詳細は,「(7) 各種配布サーバの追加・削除」を参照してください。
また,サーバを追加した場合は,Groupmaxの全サーバのすべてのプログラムを停止してください。その後,Groupmax Addressのマスタ管理サーバから順にGroupmaxのすべてのプログラムを起動してください。
マルチサーバ構成で運用していたサーバを削除する場合,次の手順で作業してください。
詳細については,「(7) 各種配布サーバの追加・削除」を参照してください。
ビジネスプロセス定義やロールの登録サーバになっているサーバは,削除できません。そのサーバを登録サーバとするビジネスプロセス定義の全案件が終了した後で,サーバを切り離してください。登録サーバの変更については,「(6) 各種登録サーバの変更」を参照してください。
なお,運用中にサーバの追加や削除をした場合,各サーバの各機能を再起動する必要があります。
Workflow管理サーバは変更できません。システム初期構築時には注意してください。
ビジネスプロセス定義及びロールには,それぞれ登録サーバが決められていて,登録サーバは,ビジネスプロセス定義やロールの管理情報を保持しています。また,ユーザにはホームサーバが決められていて,ホームサーバは,トレーに配布される案件を保持しています。
各種登録サーバを変更する場合の注意事項を次に示します。
ビジネスプロセス定義及びロールは,Workflow管理サーバから各サーバに配布することで,マルチサーバ構成全体で情報を共有します。またビジネスプロセス定義にはノードごとに処理アプリケーションを定義し,それを各サーバに配布します。
各種配布サーバを変更する場合の注意事項を次に示します。
ドメイン間連携機能では,サーバ環境定義とビジネスプロセス定義中の連携ノードの定義で連携先のサーバが決まります。連携先サーバを連携情報定義ファイルに追加した場合は,Groupmax Workflow Server - Connectionを再起動してください。また,連携情報定義ファイルから削除する場合は,該当する連携先サーバへ連携する案件が無くなったことを確認した後,削除してください。