Groupmax High-end Object Serverを使用している場合,データベースをジャーナルから最新状態に回復できます。ジャーナル回復を前提にシステムを構築する場合は,次のことに注意してください。
「3.6.1(1) Groupmax Workflow Serverのファイル」で挙げたファイルはジャーナル回復の対象ではありませんので,これらのファイルが破壊した場合,ジャーナル回復はできません。したがって,データベースとジャーナル回復対象外のファイルを格納するボリュームを分けることをお勧めします。この場合,データベース障害のときはジャーナル回復し,ファイル障害のときはデータベース及びファイルをバックアップから回復してください。また,信頼性を高めるためにミラーディスクの使用をお勧めします。
Groupmax Workflow Multi-Serverでは,Groupmax Mail Serverの機能によって案件を他のサーバに送付しています。このため,マルチサーバ機能の使用時にメール実体ファイルがディスク障害などで破壊された場合,ジャーナル回復をするとメールのデータベース情報と実体ファイルとが不整合になり,案件を送付できなくなることがあります。この場合,次の運用が必要です。
X400_MAIL_SYNCコマンドについては,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド 基本操作編」を参照してください。
Groupmax Workflow Server - Connectionでは,インターネットメールサーバの機能により案件を他サーバに送付しています。データベースが最新状態に回復できていてもメールが紛失している可能性がありますので,次の手順で確認,及び再送してください。