Groupmax Workflow Version 6 システム管理者ガイド
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(1) 組み込み方法
オペレーティングシステムの標準組み込み機能,又は日立PPインストーラを使用して,Groupmax Workflow Server,Groupmax Workflow Multi-Server,Groupmax Workflow Server - Connectionの順に組み込んでください。
Groupmax Workflow Server - Libraryを使用して業務処理プログラムを開発する場合は,Groupmax Workflow Server - Libraryを組み込んでください。また,Groupmax Workflow Server - Library Extensionを使用して業務管理プログラムを開発する場合は,Groupmax Workflow Server - Library Extensionを組み込んでください。組み込み方法については,マニュアル「Groupmax Workflow - Library Version 6 プログラミングガイド」を参照してください。
オペレーティングシステムごとに組み込み方法を説明します。
(a) HI-UX/WE2版の場合
オペレーティングシステムの標準組み込み機能によってインストールします。オペレーティングシステムの標準組み込み機能については,マニュアル「HI-UX/WE2 システム管理 導入・保守編」を参照してください。
(b) HP-UX版の場合(DAT)
次の手順に従って組み込みます。
- テープをDATドライブにセットする
- スーパーユーザでログインし,「tar xvf /dev/rmt/0mn」を実行する
下線部分は,環境によってデバイススペシャルファイル名が異なります。使用する環境に合わせてファイル名を変更してください。ただし,「/etc/hitachi_setup」コマンドが既にマシン上に展開されている場合は,この操作は不要です。
- 日立PPインストーラである「/etc/hitachi_setup -i /dev/rmt/0mn」を実行する
下線部分は,環境によってデバイススペシャルファイル名が異なります。使用する環境に合わせてファイル名を変更してください。また,自動巻き戻し機能のないデバイススペシャルファイル名を指定してください。
- 「I〉 Install Software」を入力する
- カーソルを移動させ,スペースキーで組み込むプログラムを選択し,「I〉 Install」を入力する
インストール処理が開始されます。
- インストール処理が完了したら,「Q〉 Quit」を入力して終了する
(c) HP-UX版の場合(CD-ROM)
次の手順に従って組み込みます。
- 「mkdir /cdrom」を実行してマウント用の/cdromディレクトリを作成する
既にマウント用ディレクトリを作成している場合は,この操作は不要です。
- プログラムのCD-ROMをCD-ROMドライブにセットする
- 「mount /dev/dsk/c1t2d0 /cdrom」を実行してCD-ROMドライブをマウントする
下線部分には,使用するCD-ROMデバイススペシャルファイル名を指定してください。
- スーパーユーザでログインし,日立PPインストーラである「/cdrom/HPUX/SETUP /cdrom」を実行する
なお,既にCD-ROMセットアッププログラムを実行し,日立PPインストーラがハードディスク上にある場合は,直接日立PPインストーラ(/etc/hitachi_setup)を起動し,「/etc/hitachi_setup -i /cdrom」を実行してください。下線部分には,使用するCD-ROMのマウントディレクトリ名を指定してください。
- 「I) Install Software」を入力する
- カーソルを移動させ,スペースキーで組み込むプログラムを選択し,「I) Install」を入力する
インストール処理が開始されます。
- インストール処理が完了したら,「Q) Quit」を入力して終了する
(d) AIX版の場合(CD-ROM)
次の手順に従って組み込みます。
- 「mkdir /cdrom」を実行してマウント用の/cdromディレクトリを作成する
既にマウント用ディレクトリを作成している場合は,この操作は不要です。
- プログラムのCD-ROMをCD-ROMドライブにセットする
- 「mount -r -v cdrfs /dev/cd0 /cdrom」を実行してCD-ROMドライブをマウントする
下線部分には,使用するCD-ROMデバイススペシャルファイル名を指定してください。
- 環境変数LANGにJa_JPを設定する
- Bシェルの場合
- LANG=Ja_JP;export LANG
- Cシェルの場合
- setenv LANG Ja_JP
なお,既に環境変数LANGにJa_JPが設定されている場合は,この操作は不要です。
- スーパーユーザでログインし,日立PPインストーラである「/cdrom/aix/setup /cdrom」を実行する
なお,既にCD-ROMセットアッププログラムを実行し,日立PPインストーラがハードディスク上にある場合は,直接日立PPインストーラ(/etc/hitachi_setup)を起動し,「/etc/hitachi_setup -i /cdrom」を実行してください。下線部分には,使用するCD-ROMのマウントディレクトリ名を指定してください。
- 「I) Install Software」を入力する
- カーソルを移動させ,スペースキーで「Groupmax Workflow Server」を選択し,「I) Install」を入力する
インストール処理が開始されます。
- インストール処理が完了したら,「Q) Quit」を入力して終了する
Groupmax Workflow Server,Groupmax Workflow Multi-Server及びGroupmax Workflow Server - Connectionの組み込みによって作成されるディレクトリ及びファイル(サンプルファイル)を図2-2に示します。これらのディレクトリ及びファイルの形式はすべてオペレーティングシステムファイルです。
また,HI-UX/WE2以外のオペレーティングシステムを使用している場合は,マニュアルの本文中で使用されているディレクトリ名/Flowmate/を,/opt/Flowmate/と置き換えてお読みください。
図2-2 サーバのディレクトリ構成
![[図データ]](FIGURE/ZU020201.GIF)
(3) 組み込み時の注意事項
Groupmax Workflow Server,及びGroupmax Workflow Multi-Serverを組み込む場合の注意事項を次に示します。
- 同一マシン内のプログラムプロダクトのバージョンアップは,同時に実施してください。
バージョンが一致していない場合は,動作不正が発生します。
- サーバとクライアントのバージョンアップは,できるだけ同時に実施してください。
同時に実施できない場合は,サーバを先にバージョンアップしてください。
また,サーバのバージョンアップでは,Workflow管理サーバをバージョンアップした後にその他のWorkflowサーバをバージョンアップしてください。
- Groupmax Workflow Server 06-00へのバージョンアップを実施すると,ワークフローデータベースの移行が必要です。WFconvertdbコマンドを最初に実行してください。ワークフローデータベースの移行については,「2.6ワークフローデータベースの移行」を参照してください。
- Groupmax Workflow Multi-Server 02-10より前のバージョンから06-00のバージョンにバージョンアップする場合は,Groupmax Workflow Multi-Serverが使用するメールユーザをWorkflowシステム組織下に移動する必要があります。このときの注意事項を次に示します。
- ユーザIDは変更しないでください。
- WFshowcqコマンドで転送データ一覧を取得して,サーバ間連携機能を使用しているすべてのサーバの転送データがなくなったことを確認した後,実行してください。このとき,ワークフローマネージャを停止して案件を遷移させないことをお勧めします。もし,この手順を省略した場合,転送されない案件や転送先でエラーとなる案件ができる場合があります。この場合,WFshowcqコマンドで転送データ一覧を取得して,転送されない案件,及びエラーとなった案件を取得して,WFretransコマンドで再送してください。
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