4.1.7 兼任ユーザについて
Scheduler ServerおよびFacilities Managerでは,Address Server上で定義した兼任ユーザを設定することができます。
ただし,一つの組織の中に主体ユーザと兼任ユーザ,または同じ主体ユーザを持つ複数の兼任ユーザを定義することはできません。(Address Server上では設定できます。)つまり,Address Server上で兼任ユーザに関する追加・削除・変更を行った場合,以下の注意事項があります。(ここでは,兼任ユーザに対し,実体となるユーザを主体ユーザと呼びます。)
- 注意
- Address Server上で,主体ユーザと兼任ユーザを同じ組織の中に定義した場合,主体ユーザだけが登録されます。
- 注意
- Address Server上で,1人の主体ユーザに対して複数の兼任ユーザを同じ組織の中に定義した場合,1人の兼任ユーザだけがその組織の中に登録されます。
- 注意
- Address Server上で,主体ユーザを兼任ユーザが存在する組織に移動した場合,主体ユーザが登録され,あらかじめ登録されていた兼任ユーザは削除されます。
- 注意
- Address Server上で,兼任ユーザを対応する主体ユーザまたは兼任ユーザが存在する組織に移動した場合,その兼任ユーザは削除されます。
- 注意
- Schedulerのユーザでない主体ユーザをAddress上にあらかじめ定義してある状態から,そのユーザをSchedulerのユーザに変更した場合,兼任ユーザはSchedulerのユーザとして登録されません。兼任ユーザをSchedulerのユーザとして登録する場合は,「コンフィギュレーション」の[手動実行]から[ユーザ情報再作成]を実行するか,あるいは「GetAdAll」コマンドでユーザ情報を再作成してください。(Facilities Managerも同様です。)
- 注意
- Address Server上で,あらかじめ主体ユーザと兼任ユーザが同じ組織の中に定義してある状態から,主体ユーザを他の組織に移動した場合, 元の組織には,主体ユーザが削除され,兼任ユーザも登録されない状態になります。主体ユーザと兼任ユーザを入れ替えた場合等は,「コンフィギュレーション」の[手動実行]から[ユーザ情報再作成]を実行するか,あるいは「GetAdAll」コマンドでユーザ情報を再作成してください。