4.1.5 ユーザソートについて
Address Serverと連動している場合,Address Server上で定義した役職順位,および個々のユーザの役職・日本語名・ID にしたがって,Schedulerクライアントのメンバのツリービューで表示されるユーザの並び順をソートすることができます。
ユーザソートには,下記の3種類のソートがあり,「コンフィギュレーション」の「15.Address情報取得オプション」の設定,または「GetAdAll」コマンドおよび「indxget」コマンドを引数指定で実行することによって使用できます。
詳細は,「7.1 「GetAdAll」について」,「7.2 「indxget」について」を参照してください。
- 注意
- Schedulerクライアントの上司,秘書,システムグループ,ローカルグループのツリービューで表示されるユーザの並び順はソートの対象にはなりません。
(a) 役職順ソート
役職順ソートの優先順位は,下記のとおりです。
- Address Server 上での役職レベル
- 役職名
- ユーザID
(b) 日本語名順ソート
日本語名順ソートの優先順位は,下記のとおりです。
- 日本語名
- ユーザID
(c) ID順ソート
ID順ソートの優先順位は,下記のとおりです。
- ユーザID
ユーザソート機能を使用するには,以下の注意事項があります。
- 他システムとG/W接続を行っていて,管理ツールで他システムのテーブルを登録している場合,その組織の並び順はソートされません。
- ソート処理を実行すると,Scheduler ServerおよびFacilities Managerに既に登録されているユーザ情報(<スケジュール格納ディレクトリ>/etcディレクトリの内容)は,<スケジュール格納ディレクトリ>/log/etc_bksディレクトリに退避されます。
- Schedulerのユーザの並び順と,Integrated Desktopの電子アドレス帳およびGroupmax WWWの「メール」サービス(以後 Groupmax WWW/メールと記述)におけるシステム宛先台帳のユーザの並び順を一致させるためには,それぞれ以下の設定を行ってください。
ソート種別 | Scheduler | Integrated Desktop*1 | Groupmax WWW/メール |
---|
ID順 | ユーザID順(/si)*2 | しない | NOSORT |
役職順 | 役職順(/s) | する(役職) | POSITION_NONAME |
日本語名順 | 日本語名順(/sj) | *3 | NAME |
- *1:Integrated Desktop で初期表示したときの状態を示します。
- *2:/siオプションはindxgetのみ使用できます。
- GetAdAllでは,引数の/s,/sjオプションを指定しないで実行した場合,ID順にソートされます。
- *3:リストビュー初期表示後,名前でソートしてください。
- Scheduler
「コンフィギュレーション」の「Address情報取得オプション」の設定,または「GetAdAll」コマンドおよび「indxget」コマンドの引数指定で実行してください。表中では,「Address情報取得オプション」の設定値(コマンドの引数)を示しています。
- Integrated Desktopの電子アドレス帳
「ツール」-「オプション」で,「リスト」タブから「リストのデフォルトソート」しない/する(役職)を選択してください。表中では,「リストのデフォルトソート」の選択項目を示しています。
- Groupmax WWW/メールのシステム宛先台帳
/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config(Windows版の場合,<Groupmax WWWのインストールディレクトリ>¥schema¥gmax¥etc¥config)のgml_userlist_sortの設定値(NAME/POSITION/POSITION_NONAME/NICKNAME/NOSORT)を変更し,Groupmax WWWを再起動してください(default:NOSORT)。表中では,gml_userlist_sortの設定値を示しています。(詳細は,「Groupmax World Wide Web Desktop Version 6 システム管理者ガイド」,Windows版の場合は,「Groupmax World Wide Web Desktop Version 6 システム管理者ガイド」を参照してください。)