7.5 「CODECHG」について
このコマンドは,ユーザ(施設)IDを変換するコマンドです。
- <この節の構成>
- (1) ユーザ(施設)ID変換ファイルの作成方法
- (2) ユーザ(施設)管理情報ファイルの変換
(1) ユーザ(施設)ID変換ファイルの作成方法
ファイル名
任意に指定可
フォーマット
変換前のユーザ(施設)ID<スペースまたはタブ>変換後のユーザID<改行> |
ユーザ(施設)ID変換ファイル作成時の注意事項
- 上記のフォーマットを1レコードとして,変換対象人数分レコードを作成してください。
- ユーザ(施設)IDは10文字以内の英数字で記述してください。
- 指定したフォーマット通りにユーザ(施設)ID変換ファイルを作成しなかった場合,変換後にアプリケーションが正常に動作しなくなる場合があります。
- Address Serverと連携している場合は使用しないでください。
(2) ユーザ(施設)管理情報ファイルの変換
このコマンドは,ユーザ(施設)ID変換ファイルの内容に従い,サーバマシンのスケジュール格納ディレクトリに登録されているユーザ(施設)管理情報ファイルの変換,また同時にスケジュール格納ディレクトリに登録されているスケジュールデータを変更する機能を提供します。この作業は,サーバマシンで行ってください。
コマンドの書式
/usr/GroupAppo/bin/CODECHG filename SchedulePath [logname]
引数
- 第1引数
filename・・・ユーザ(施設)ID変換ファイルのファイル名
ユーザ(施設)ID変換ファイルのファイル名をフルパスで指定してください。
- 第2引数
SchedulePath・・・スケジュール格納ディレクトリ
スケジュール格納ディレクトリをフルパスで指定してください。
デフォルトでは/usr/ikiとなります。
「コンフィギュレーション」の設定でスケジュール格納ディレクトリのパスを変更している場合,変更したパスを指定してください。
- 第3引数
logname・・・ログファイル名(省略可)
lognameを指定すると経過メッセージの出力先を画面から指定したファイルに変更します。既に同じファイル名が存在する場合は上書きされます。
- 注意
- codechg.logは実行結果の出力先として使用されるため,codechg.log以外のファイル名を指定してください。
リターンコード
0 ・・・ 正常終了
1 ・・・ 異常終了
注意
- 第1引数の「ユーザ(施設)ID変換ファイルのファイル名」には(1)で作成したファイル名をフルパスで指定してください。
- 変換には多少時間がかかりますが,処理を中断しないでください。処理を中断した場合,変換後のアプリケーションの動作は保証しません。
- ユーザ管理情報ファイルの変換以外の用途に使用しないでください。使用した場合,アプリケーションの動作は保証しません。
- 実行結果についてはプログラムを実行したディレクトリ上にあるcodechg.logを参照してください。
- ユーザ(施設)ID変換チェックツール「CODECHG」の変換テーブルの作成時,以下のようなフォーマットで変換テーブルを作成しないでください。環境データが不正になる恐れがあります。
<例>
ユーザ(施設)IDが変換前と変換後の両方に指定されているフォーマット
AAAAA BBBBB
BBBBB CCCCC
<例>
変換前および変換後において同一のユーザ(施設)IDが複数回指定されているフォーマット
BBBBB CCCCC
BBBBB DDDDD