(1) Assist連携時Assist Viewerや Address Server上の変更がSchedulerに反映されない
原因1
システム内すべて(ホームサーバ一覧に登録されたサーバ)の管理ツールサーバ(AppoMan,RoomMan)が起動していません。
回復方法1
システム内すべての管理ツールサーバ(AppoMan,RoomMan)を起動してください。(施設管理を使用していない場合,すなわちシステム内のサーバに Facilities Managerが1台もインストールされていない場合,RoomManを起動する必要はありません。)
その後,以下のコマンドを実行してください。しばらく待って,<スケジュール格納ディレクトリ>/log/agent/ScheExec.logの内容を確認してください。
コマンドの書式
/user/GroupAppo/bin/SFagent [/f logfile_name]
原因2
ホームサーバ一覧がありません。
回復方法2
「4.5 DNSホスト名の登録」の「(2) Assist連携用ホームサーバ一覧作成」を参照して管理ツールでホームサーバ一覧を作成した後,以下のコマンドを実行してください。しばらく待って,<スケジュール格納ディレクトリ>/log/agent/ScheExec.logの内容を確認してください。
コマンドの書式
/user/GroupAppo/bin/SFagent [/f logfile_name]
原因3
ユーザのSchedulerホームサーバ名に不正なサーバが指定されています。
回復方法3
Assist ViewerでSchedulerのホームサーバを選択し直してください。手入力する場合でも,Schedulerサーバ名のプルダウンメニューに表示されるサーバ名以外を入力しないでください。
原因4
親サーバと同一マシンのAddress Serverが停止しています。
回復方法4
Assist Viewerを再起動してください。(このとき,Address - Assistで大規模対応オプションを指定しないでください。詳細は,「Groupmax Address - Assist Version 6 システム管理者ガイド」を参照してください。)
Addressのレプリケーションを実行する旨のメッセージが出て,Assist Viewerはエラーとなりますが,その時点からSchedulerのAssist連携機能が起動されますのでそのまましばらく待って<スケジュール格納ディレクトリ>/log/agent/ScheExec.logの内容を確認してください。
原因5
コンフィギュレーションで「コンフィギュレーション」の「Assist連携」を「使用する」に設定されていない。既に,「使用する」に設定されている場合は,Address Serverを再起動していない可能性があります。
回復方法5
コンフィギュレーションで「コンフィギュレーション」の「Assist連携」で「使用する」に設定して,Address Serverを再起動してください。詳細は,「3.1 サーバ環境設定」を参照してください。
原因6
SFagent.iniファイルに「Exec=0」が指定されている。
回復方法6
/usr/GroupAppo/bin/SFagent.iniファイルの設定を確認して「Exec=0」を削除するか,「Exec=1」と書き換えてから以下のコマンドで再実行してください。しばらく待って,<スケジュール格納ディレクトリ>/log/agent/ScheExec.logの内容を確認してください。
コマンドの書式
/user/GroupAppo/bin/SFagent [/f logfile_name]
(2) Assist連携時Assist ViewerのSchedulerサーバ名コンボボックスにScheduler以外のサーバ名が表示される
原因
ホームサーバ一覧が作成されていません。
回復方法
「4.5 DNSホスト名の登録」の「(2) Assist連携用ホームサーバ一覧作成」を参照して管理ツールでホームサーバ一覧を作成した後,Assist Viewerを再起動してください。
(3) Assist連携時Assist Viewerでユーザ情報を変更した後,クライアントからスケジュールの更新ができない
原因1
Assist連携機能が処理中です。
回復方法1
しばらく待って,<スケジュール格納ディレクトリ>/log/agent/ScheExec.log
の内容を確認してください。処理終了時には「★★★ : Assist連携機能を終了します」と出力されます。
原因2
Assist連携機能が処理の途中で発生した障害によって中断した。
回復方法2
<スケジュール格納ディレクトリ>/log/agent/ScheExec.logの内容を確認してください。処理中断時には「★★★ : Assist連携機能を中断します」と出力されています。
このログを確認したら,以下の手順で回復してください。
(4) Assist連携時Assist Viewerでユーザ情報を変更した後,コンフィギュレーションで何らかの手動実行をした場合に「サーバで別の処理(13)が実行中です。再実行してください」というメッセージが出力され失敗する
原因
上記(3)と同じ原因です。
回復方法
上記(3)と同じ回復方法を実行してください。