6.5.3 E-mailアドレスの大文字と小文字を区別しないでアドレスマッピングを行う
Mail - SMTP をVersion 5以前からバージョンアップしている場合,デフォルトの設定でE-mailアドレスの大文字と小文字を区別する設定で動作しています。E-mailアドレスの大文字と小文字が区別されてマッピングが行われている場合,次の設定を行います。
前提条件:この設定はDBマッピングによってアドレスマッピングをしているユーザだけ有効です。
- smtpmngコマンドを起動します。
- 運用管理サブコマンド一覧から「edit_mapping(em):アドレスマッピングルールの設定変更」を選択します。
- 表示されたメニューから「DBマッピング時の大文字・小文字の扱い(filter_address)」を選択します。
- 設定値としてdomainpartまたはallを設定します。尚,domainpartを推奨いたします。
- 設定値を保存してsmtpmngコマンドを終了します。
- 注意
- allを設定する場合には,ローカルパートの大文字/小文字を区別しなくなりますので,大文字と小文字の違いしかないE-mailアドレスが登録されている場合にメールの送受信ができなくなります。運用の途中でfilter_addressを変更する場合にはE-mailアドレスが重複して登録されていないかを確認してください。