(1) 機能
オプションパラメタの設定内容を変更します。
(2) 説明
プロンプト「smtpmng>」にサブコマンドのedit_optionを入力すると,次のようなメニューメッセージが表示されて,プロンプトが「edit_option>」に変わります。メニュー番号「4」またはサブコマンドの省略系「eo」を入力しても同じ結果になります。
次にedit_optionの実行例を示します。
smtpmng> edit_option
設定する項目の番号を入力してください。
0.設定項目一覧の表示
1.現在の設定値表示
2.ゲートウェイの監視時間(gw_poll_time)
3.ログ出力パラメタ(log_parameter)
4.エラーログレベル(error_level)
5.送信プロセスのリトライ処理間隔(daemon_retry_interval)
6.送信プロセスのリトライ処理回数(daemon_retry_count)
7.送信処理時のSMTPコマンドのタイムアウト時間(daemon_alarm_intervel)
8.送信制限を行うメールのサイズと時間帯(send_body_size_limit)
99.edit_optionサブコマンドの終了
edit_option>
プロンプト「edit_option>」の状態でメニュー番号「2」から「8」のどれかを入力してください。メニュー番号を入力すると,現在の設定値を表示してから,変更値と確認(Yes/No)の入力を求めてきます。また,設定項目によっては続けて関連項目を設定します。
メニュー番号「2」を入力した場合を次に示します。
edit_option> 2 [ゲートウェイの監視時間]
現在の設定値(GW_POLL_TIME) -> 10
変更する値 (GW_POLL_TIME) -> 20
設定しますか?(Yes/No) y
edit_option>
プロンプト「edit_option>」に99を入力するとサブコマンドを終了し,プロンプトが「smtpmng>」に変わります。
(3) edit_optionで設定する値
edit_optionで設定できる値は次の7種類です。
Mail - SMTP運用時に発生したエラーメッセージをログファイルとエラーメッセージ専用の別ファイル(logdir下のerrlog)へ2度出力するときの出力レベルを指定します。この設定値をスペースで区切ると,複数指定できます。noneとほかの値を同時に指定した場合は,none以外の値が優先されます。デフォルトは,2重出力しない(none)です。
本設定は,ログファイルに出力されるエラーログについて個別に監視したい場合にだけlevel1~level3の設定を行います。保守情報の取得だけでよい場合には,本設定にはnoneを指定してください。
edit_option> 8
現在の設定値(SEND_BODY_SIZE_LIMIT) -> 0/0-24 (送信制限されていません)
設定する項目の番号を入力してください。
1.制限値の設定・変更
2.送信制限の解除
99.送信制限の設定の終了
edit_option>
(a) 送信制限を行う場合は,次のように設定します。
edit_option> 1
'制限サイズ/送信制限開始時間-送信制限終了時間'
の形式で設定してください。
制限サイズはキロバイト単位で設定してください。
設定例)8:00時から20:00時までの間,ボディサイズ 1000Kバイトを
越えるメールを送信制限する場合 -> 1000/8-20
変更する値 (SEND_BODY_SIZE_LIMIT) ->
のプロンプトが表示されますので,次の内容を設定します。
変更する値 (SEND_BODY_SIZE_LIMIT) ->1000/8-17
8:00時から17:00時まで,1000Kバイトを越えるメールを
送信制限します。
設定後の送信制限スケジュールは次のようになります。
8:00時から17:00時まで1000Kバイトを越えるメールは
送信制限されます。
設定しますか?(Yes/No) y
(b) 時間帯によって異なる制限サイズを設定したい場合は,次のように設定します。
変更する値 (SEND_BODY_SIZE_LIMIT) -> 1000/8-15
8:00時から15:00時まで,1000Kバイトを越えるメールを
送信制限します。
設定後の送信制限スケジュールは次のようになります。
8:00時から17:00時まで1000Kバイトを越えるメールは
送信制限されます。
設定しますか?(Yes/No) y
続けて送信制限の設定を行いますか?(Yes/No)y
'制限サイズ/送信制限開始時間-送信制限終了時間'
の形式で設定してください。
制限サイズはキロバイト単位で設定してください。
設定例)8:00時から20:00時までの間,ボディサイズ
1000Kバイトを越えるメールを
送信制限する場合 -> 1000/8-20
変更する値 (SEND_BODY_SIZE_LIMIT) -> 2000/15-20
15:00時から20:00時まで,2000Kバイトを越えるメールを
送信制限します。
設定後の送信制限スケジュールは次のようになります。
8:00時から15:00時まで1000Kバイトを越えるメールは
送信制限されます。
15:00時から20:00時まで2000Kバイトを越えるメールは
送信制限されます。
設定しますか?(Yes/No) y
(c) 深夜0時を越えて時間帯を設定したい場合は,次のように設定します。
X時から24:00時までの設定,および0時からY時までの設定を行います。
(d) 設定したスケジュールを時間帯を指定して解除する場合は,制限サイズを0にして,制限解除する時間帯を設定します。