6.5.13 インターネットとのメールを送受信するユーザを制限したい
インターネットとメールを送受信できるGroupmax Mail ユーザと,できないGroupmax Mailユーザが管理できる運用を行ないたい場合の設定方法について説明しています。
前提:本運用を行う場合には,POP3/IMAP4クライアントの使用をしないという運用規則が必要です。POP3/IMAP4クライアントから送信されるメールは,Mail - SMTPを経由せず,直接Sendmailサーバにメールが送信されるため,Mail - SMTPで送信制限を行なうことができません。
送信も受信も制限するGroupmaxユーザを管理する場合)MAPPING_MODEにDBを選択します。この場合,インターネットとメールが送受信できるか否かの管理を,Groupmax Address Serverに登録されているメールユーザにE-mailアドレスが登録されているか,いないかで管理することができます。この時,E-mailアドレスが登録されているGroupmaxユーザは,インターネットとのメールが送受信できますが,登録されていないユーザはメールを送受信することができません。
送信はできないが受信はできるGroupmaxユーザを管理する場合)PERMISSION_MODEにsend_denyを選択します。この場合,Groupmax Address Serverに登録されているメールユーザにE-mailアドレスが登録されているか,いないかで送信できるGroupmaxユーザを管理することができます。
- MAPPING_MODEおよびPERMISSION_MODEは,以下の手順で設定を行ないます。
- smtpmngコマンドを起動します。
- 運用管理サブコマンド一覧から「edit_mapping(em):アドレスマッピングルールの設定変更」を選択します。
- 表示されたメニューから「アドレスマッピングルール(mapping_mode)」を選択します。
- 設定値としてdb等を設定します。
- 設定値としてdbを入力した場合,自動的にPERMISSION_MODEには,send_recv_deny(E-mailアドレスを登録していないと送信も受信も制限する)が設定されます。
- 設定値としてdb以外を入力した場合,テーブルマッピングを使用するかどうかの設定の後,PERMISSION_MODEの設定となります。PERMISSION_MODEにはsend_deny(E-mailアドレスを登録していないと送信を制限する)またはsend_recv_deny(E-mailアドレスを登録していないと送信も受信も制限する)を設定します。
- 設定値を保存してsmtpmngコマンドを終了します。
- 注意
- 本運用を行なう場合,GroupmaxユーザにE-mailアドレスを設定する必要があります。
- E-mailアドレスがGroupmax Address Serverに登録されていないGroupmaxユーザがメールを受信する場合には,ニックネームマッピング,テーブルマッピング,ユーザIDマッピングのいづれかを使用します。