2.4.2 dbmapの仕様
次にdbmapコマンドの仕様について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 起動方法
- (2) 機能
- (3) オプション
- (4) 注意事項
(1) 起動方法
dbmapはコマンドの構文を次に示します。
# dbmap
起動するとGroupmax Address Serverのユーザ情報として登録されているE-mailアドレスなどを取得し,取得した情報からDBマッピングファイルを作成します
(2) 機能
Groupmax Address Serverからユーザ情報(E-mailアドレス,ニックネーム,O/R名)を取得してDBマッピングファイルを作成します。
(3) オプション
なし
(4) 注意事項
dbmapコマンドを使用する場合には,以下の点に注意してください。
- dbmapコマンドを起動するときは,Groupmax Object Server,Groupmax Address Serverを起動させてから実行してください。Groupmax Object Server,Groupmax Address Serverが起動していない場合,Smtpgw147のエラーが発生し,E-mailアドレス情報の取り込み処理を実行することができません。
- dbmapコマンドを起動するときは,Mail - SMTPを終了させてから実行してください。Mail - SMTPが起動している場合,dbmapコマンドを実行できません。
- 同時に複数のdbmapコマンドは実行できません。
- dbmapコマンドを<Ctrl>+<C>,<Ctrl>+<Break>などによる割り込みで強制終了させた場合,DBマッピングファイルは正常に作成されません。この場合は,再度dbmapコマンドを実行してDBマッピングファイルを作成してください。
- コンフィグレーションファイルの設定項目「modifying_dbfile」が「manual」に設定されている場合,DBマッピングファイルは自動的に更新されません。したがって,次のようなユーザ情報の変更があった場合はdbmapコマンドを起動してDBマッピングファイルを作成してください。
- ユーザが追加,削除または移動された場合
- ユーザ情報のうちニックネーム,E-mailアドレスが変更された場合
- サーバ側でバックアップ処理が行われている場合は,dbmapコマンドを実行しないでください。
- 重複しているE-mailアドレスを登録した場合には,E-mailアドレスが重複しているGroupmax Mailユーザはインターネットとのメールの送受信ができません。この場合,Groupmax Address Serverで重複しているE-mailアドレスをすべて変更してから,再度dbmapコマンドを実行してください。
- Groupmax Address Serverのユーザ登録において,E-mailの送受信を行うユーザを登録する場合は以下の文字だけを使用してO/R名を登録するようにしてください。
- dbmapコマンド終了後,logfile.dbmapを参照しエラーログが出力されていないか確認してください。ニックネームに日本語が登録されている場合など,コマンドライン上に出力されていないエラーが発生している場合があります。
- システム管理者(rootユーザ)だけがdbmapコマンドを使用して設定の変更ができます。
- ニックネームに以下の文字が使用されているユーザについては,ニックネームマッピングは適用されません。
全角文字,半角片仮名,半角スペース,@,<,>,(,),,(コンマ),[,],;,¥,!