5.1 Mail - SMTPの起動

Mail - SMTPを使用するには,実行環境を設定してから,Mail - SMTPの運用プログラムを実行します。実行する運用プログラムには次の三つがあります。

上記のプログラムで,smtp_gwがMail - SMTPの主な処理を実行します。smtp_daemonはMail - SMTPからインターネットへ送信するメールをSendmailに送信します。mhs_mailerはSendmailからのメールを受信しメッセージのキューイング処理を実行します。ユーザが起動する必要があるのはsmtp_gwとsmtp_daemonです。mhs_mailerはSMTPメッセージ受信時に,Sendmailによって自動的に起動および終了されます。

この章では,smtp_gwとsmtp_daemonの起動および終了の方法について説明します。なお,mhs_mailerについては,「3. Sendmailの環境設定」を参照してください。

<この節の構成>
5.1.1 smtp_gwの起動