ISgrpcrt(文書配布対象グループの操作ユティリティ)
形式
ISgrpcrt
{-l|-h 配布先サーバ一覧を表示する文書配布対象グループ名称|
-H 配布先サーバ一覧を表示する文書配布対象グループID}|
{-g 作成する文書配布対象グループ名称
〔-s 配布先サーバの識別子を指定したファイル名〕}|
{-e 削除する文書配布対象グループ名称|
-E 削除する文書配布対象グループID}
機能
文書配布機能で使用する文書配布対象グループと関連情報を一覧表示します。また,文書配布対象グループを作成したり,既に作成されている文書配布対象グループを削除します。
オプション
文書配布対象グループの一覧表示系,作成系及び削除系のオプションが指定できます。一回のコマンドの実行に対して,どれか一つのオプションを指定できます。
- 一覧表示系のオプション
- 文書配布対象グループに関する情報を一覧表示するオプションです。次に示すオプションのうち,一度に指定できるのは一つだけです。
- -l
- 作成されているすべての文書配布対象グループの名称と文書配布対象グループIDをコンソールに出力します。
- -h 配布先サーバ一覧を表示する文書配布対象グループ名称
- 指定した文書配布対象グループに設定されている配布先サーバのサーバ識別子一覧をコンソールに出力します。
- -H 配布先サーバ一覧を表示する文書配布対象グループID
- 指定した文書配布対象グループIDに対応する文書配布対象グループに設定されている配布先サーバのサーバ識別子一覧をコンソールに出力します。
- 作成系のオプション
- 文書配布対象グループを作成するときに指定するオプションです。
- -g 作成する文書配布対象グループ名称
- 作成する文書配布対象グループの名称を指定します。名称は,63バイト以内で指定してください。
- -s 配布先サーバの識別子を指定したファイル名
- 配布先サーバの識別子を記述したファイルの名称を指定します。ファイル名は,絶対パスで指定してください。このオプションの指定を省略した場合は,配布先サーバは設定されません。
- また,配布先サーバの識別子を指定するファイルは,次の形式で記述してください。
-
配布先サーバのサーバ識別子a←
配布先サーバのサーバ識別子b←
:
配布先サーバのサーバ識別子n←
- (凡例)←:改行
- なお,ファイルに記述する配布先サーバの識別子は,連携サーバ設定ファイルの内容に合わせてください。
- 削除系のオプション
- 文書配布対象グループを削除するときに指定するオプションです。
- -e 削除する文書配布対象グループ名称
- 削除する文書配布対象グループの名称を指定します。同じ名称の文書配布対象グループが複数ある場合は,最初に作成された文書配布対象グループが削除されます。
- -E 削除する文書配布対象グループID
- 指定した文書配布対象グループIDに対応する文書配布対象グループを削除します。
文書配布対象グループに関する情報の出力形式
一覧表示系のオプションを指定したときに出力される文書配布対象グループに関する情報の出力形式について説明します。
- -lオプション指定時の文書配布対象グループ情報の出力形式
一つの文書配布対象グループに対して,一行表示します。表示形式は次のとおりです。
- 出力形式
- 文書配布対象グループ名△△△文書配布対象グループID
- 文書配布対象グループ名
- 先頭から60バイトまで出力されます。文書配布対象グループ名が60バイト以下の場合は,残りの部分には空白が挿入されます。
- △△△
- 半角の空白が三つ挿入されます。
- 文書配布対象グループID
- 文書配布対象グループID(16バイト)が出力されます。
- 出力例
- 文書配布対象グループ1 C000000000000001
- -h,-Hオプション指定時の文書配布対象グループ情報の出力形式
-lオプションを指定したときに出力される文書配布対象グループ情報を一行目に出力します。二行目以降に,指定した文書配布対象グループに設定されている配布先サーバのサーバ識別子をすべて出力します。
- 出力形式
- 文書配布対象グループ名△△△文書配布対象グループのID
- △△△配布先サーバのサーバ識別子,…
- 文書配布対象グループ名
- 先頭から60バイトまで出力されます。文書配布対象グループ名が60バイト以下の場合は,残りの部分には半角の空白が挿入されます。
- △△△
- 半角の空白が三つ挿入されます。
- 文書配布対象グループID
- 文書配布対象グループID(16バイト)が出力されます。
- △△△
- 二行目の先頭に半角の空白が三つ挿入されます。
- サーバ名,…
- 指定した文書配布対象グループに設定されている配布先サーバのサーバ識別子をすべて出力します。サーバ識別子が8バイト以下の場合は,残りの部分には半角の空白が挿入されます。サーバ識別子は「,」で区切られます。
- 出力例
- 文書配布対象グループ1 C000000000000001
- server01,server02,server03,server04
注意事項
- このコマンドを実行できるのは,スーパーユーザだけです。
- このコマンドを実行する前に,オブジェクトサーバ,Groupmax Addressサーバ(Groupmax Addressと連携している場合),及びDocument Managerサーバを起動しておいてください。
- -sオプションで指定するファイル名に記述する配布先サーバのサーバ識別子は,連携サーバ設定ファイルのサーバ名にも記述しておいてください。