ここでは,文書配布対象グループの作成,削除及び配布について説明します。なお,操作方法の詳細については,「8.16 文書配布対象の追加又は削除(ISadddoc)」及び「8.13 文書配布対象グループの一覧表示,作成又は削除(ISgrpcrt)」を参照してください。
(1) 文書配布グループの作成
文書配布対象グループは,文書配布対象グループ操作ユティリティを使用して作成します。文書配布対象グループの作成方法については「8.13 文書配布対象グループの一覧表示,作成又は削除(ISgrpcrt)」を参照してください。
(2) 文書の配布
文書配布対象グループを作成した後,配布文書追加・削除ユティリティを使用して文書配布対象グループとしてサーバに配布する文書を追加します。また,既存の文書配布対象グループの文書は必要に応じて,更新したり削除したりできます。メールシステムと連携していれば,配布文書追加・削除ユティリティの実行後,すぐに配布されます。また,文書配布対象グループとして定義した文書が,配布元で更新された場合も,配布文書追加・削除ユティリティを実行すれば再配布されます。なお,オペレーティングシステムのスケジューリング機能を利用して配布文書追加・削除ユティリティを実行すると,定期的に特定のフォルダ,一般文書データベース,分類に登録されている文書を配布できます。文書配布対象グループへの文書の追加及び削除については「8.16 文書配布対象の追加又は削除(ISadddoc)」を参照してください。
また,文書配布対象グループだけ定義して,サーバの送信デーモンを起動していなければ,文書情報(エクスポートファイル)だけが作成されます。この,エクスポートファイルを,FTPやCMTを使用して,各サーバに配布することもできます。
ただし,配付先サーバにバージョンが02-10以前のサーバがある場合は,データを圧縮したエクスポートファイルは配布しないでください。データを圧縮したエクスポートファイルを配布すると,02-10以前のサーバでは取り込めません。したがって,配布した文書は配付先で参照できません。
(3) 配布先サーバの追加・削除
文書配布対象グループに配布先サーバを追加又は削除する場合には,配布先サーバ追加・削除ユティリティを使用します。配布先サーバを追加すると,追加したサーバには文書配布グループ文書内のすべての文書が配布されます。配布先サーバを削除する場合,オプション指定によって既に配布された文書を削除することができます。次回の文書配布時からそのサーバに文書は配布されません。文書配布対象グループの配布先サーバの追加又は削除については,「8.15 配布先サーバの追加又は削除(ISaddsrv)」を参照してください。
(4) 文書配布対象グループ情報の表示
文書配布対象グループに登録された文書や配布先サーバを一覧で表示することができます。また,文書の更新状態や配布回数の情報を表示することができます。文書配布対象グループ情報の表示については「8.14 文書配布対象グループ情報の表示(ISgrpinf)」を参照してください。
(5) 配布状態の確認
メールシステムと連携している場合は,配布状態を確認できます。配布した文書の状態を表示するには,配布状態表示ユティリティを使います。文書の配布状態表示ユティリティについては,「8.17 文書の配布状態表示(ISrpstat)」を参照してください。
また,配布先でエラーが発生した場合に,エラー要因を取り除いた後の再配布には,文書再配布ユティリティを使います。文書再配布ユティリティについては,「8.18 文書の再配布機能(ISrprsnd)」を参照してください。
環境設定ファイルについては,「5.7 Document Managerでの環境設定」を参照してください。
(6) 文書配布対象グループの削除
文書配布対象グループは文書配布対象グループ作成・削除ユティリティを使用して削除できます。文書配布対象グループ内の文書を削除する場合は,配布文書追加・削除ユティリティを使用します。なお,文書配布対象グループを削除しても配布先の配布文書は削除されません。配布先の不要な配布文書は,配布先サーバ追加・削除ユティリティの機能を使用するか,又はGroupmax Integrated Desktop,Document Manager Clientから削除するようにしてください。配布先サーバ追加・削除ユティリティについては,「8.15 配布先サーバの追加又は削除(ISaddsrv)」を参照してください。
(7) Document Manager Clientから文書配布機能を利用する
Document Manager Clientから文書配布対象グループを作成したり,削除したりできます。詳細については,マニュアル「Windows 3.1 Groupmax Document Manager Version2.0 ユーザーズガイド」を参照してください。