5.7.1 Document Managerの使用環境の設定

ここでは,Document Managerの使用環境の設定について説明します。

<この項の構成>
(1) 環境設定ファイルの作成

(1) 環境設定ファイルの作成

(a) 環境設定ファイルとは

Document Managerを使用する環境を定義するファイルを,環境設定ファイル(/usr/infoshare/etc/config)といいます。システム管理者は,Document Managerを使用する環境の定義を環境設定ファイルに記述します。

環境設定ファイルはサンプルファイル(/usr/infoshare/sample/config)が提供されていますので,コピーして使用してください。

(b) 環境設定ファイルの記述形式

環境設定ファイルの記述形式を,次に示します。

形式

FileSharing=nouse
[UserConfirmation=Local|GroupAddress
[System_Administrator=Document Manager管理者ユーザ名]
[SessionTimeOut=セションのタイムアウト時間]
[TransportTimeOut=ファイル転送中のセグメント受信監視時間]
[DocCreatorName=LoginName|NickName|JapaneseName]
[account_log=use|nouse
[account_log_file_size=アクセスログファイルサイズ]
[bib_ts=BIB|BIB2|nouse
[max_version=最大バージョン数]
[access_check=use|nouse]
[MailConnection=GroupMail|nouse
[MailUserID=メールID]
[Replica_TS_regist=auto|manual
[replica_log_file_size=文書配布ログファイルのサイズ]
[doc_owner_perm=文書の所有者アクセス権の初期値|nouse
[doc_group_perm=文書のグループアクセス権の初期値|nouse
[doc_everyone_perm=文書の全ユーザアクセス権の初期値|nouse
[doc_access_option=use|nouse
[TsCheck=use|nouse
[ViewCreatePerm=Administrator|Everyone
[InheritMVILink=Inherit|Ignore|Custom]
[DocCompress=use|nouse
[ReplicaCompressSend=use|nouse
[UtilityCertification=yes|no]
[LoginUserLimit=多重ログイン数]
[ServerDef=File|GroupAddress]
[FsckDbBothCheck=use|nouse
[FreezeFolderAdmin=改変禁止フォルダ管理者ユーザid]
[ServerID=サーバ識別子]
[SyncWrite=use|nouse
[ReplicaDeliveryManage=use|nouse
[ExportFileDelete=use|nouse
[MultiGrpAccessCtl=use|nouse
[AppNotification=use|nouse
[TextAutoExtract=use|nouse
[DocumentNameExtensionOption=use|nouse
[MoveDocInherit=use|nouse
[Bib2tsExtrnlLibOption=use|nouse
[TextAutoExtractTimeOut=テキスト自動抽出のタイムアウト時間
[ImportInherit=use|nouse]
[ExportReplicaDoc=use|nouse
[UtilityTSRegist=manual|auto]
[ReplicaInherit=nouse|attr]

オペランド
FileSharing=nouse
LAN上でのファイル共用の方法を記述します。「nouse」を指定してください。
UserConfirmation=Local|GroupAddress
ユーザ情報の管理方法を記述します。
  • Local
    UNIXのファイル(/etc/passwd及び/etc/group)のユーザ情報を利用する場合に記述します。
  • GroupAddress
    Groupmax Addressで一元管理している,Groupmax共通のユーザ情報を利用する場合に記述します。
System_Administrator=Document Manager管理者ユーザ名
Document Manager管理者のユーザ名を指定します。System_Administrator句を省略した場合は,「system」が仮定されます。なお,指定するユーザ名は,利用するユーザ情報の種類に応じて次のどちらかに設定されていなければなりません。
  • Groupmax Addressのユーザ情報
    Groupmax共通のユーザ情報を利用する場合に記述します。
  • /etc/passwdファイル
    UNIXのユーザ情報を利用する場合に記述します。
SessionTimeOut=セションのタイムアウト時間
ログインユーザが一定時間操作しない場合にセションをキャンセルする監視時間を分単位で記述します。時間は10~120の符号なし整数で指定します。時間を省略した場合は,時間監視をしません。
TransportTimeOut=ファイル転送中のセグメント受信監視時間
クライアントからファイル転送中の後続セグメントの送受信を受け付けなかった場合にセションを強制的にキャンセルする監視時間を秒単位で指定します。指定できる範囲は60~600です。省略した場合は,60が仮定されます。
DocCreatorName=LoginName|NickName|JapaneseName
オブジェクトを作成した場合に,作成者として登録される情報を記述します。ただしこの指定は,UserConfirmation=GroupAddressの場合だけ有効です。
  • LoginName
    オブジェクトの作成者をログインユーザ名にする場合に記述します。
  • NickName
    オブジェクトの作成者をニックネームにする場合に記述します。
  • JapaneseName
    オブジェクトの作成者を日本語名にする場合に記述します。
account_log=use|nouse
アクセスログの取得の有無を記述します。
  • use
アクセスログを取得する場合に記述します。
  • nouse
    アクセスログを取得しない場合に記述します。
account_log_file_size=アクセスログファイルサイズ
アクセスログを出力するファイルのサイズをメガバイト単位で指定します。出力先のファイルは次のとおりです。
  • /usr/infoshare/spool/aclog
  • /usr/infoshare/spool/aclog.bak
サイズは1~99の符号なし整数で指定します。サイズを省略した場合は,1が仮定されます。ただし,この指定は,account_log=useの場合だけ有効です。
bib_ts=BIB|BIB2|nouse
Document Managerと全文検索サーバを連携した,全文検索の使用の有無を記述します。
  • BIB
    全文検索サーバとしてBibliotheca/TSと連携して,全文検索をする場合に記述します。また,Document Manager Version2.0以前で,既にbib_ts=useと記述している場合はbib_ts=BIBと同じ意味になります。
  • BIB2
    全文検索サーバとしてBibliotheca2 TextSearchと連携して,全文検索をする場合に記述します。
  • nouse
全文検索サーバを連携しない場合に記述します。
max_version=最大バージョン数
サーバで管理する一般文書のバージョンの数を記述します。
  • 最大バージョン数
    一般文書及び文書ひな形一つ当たりのバージョンの最大値を指定します。最大バージョン数は0,又は2から99まで記述できます。最大バージョン数を省略した場合及び1を指定した場合は,2が仮定されます。また,0を指定した場合は,システム環境が許すかぎりバージョン数は制限されません。
access_check=use|nouse
オブジェクトを操作するとき,クライアントで設定したアクセス権を有効にするか無効にするかを記述します。ただし,ログイン時のユーザIDの認証は対象になりません。
  • use
    クライアントで設定したアクセス権を有効にします。
  • nouse
    クライアントで設定したアクセス権をすべて無効にします。したがってnouseと記述すると,アクセス権の有無に関係なくオブジェクトを操作できます。
MailConnection=GroupMail|nouse
文書配布機能を使用してエクスポートファイルを配布先サーバに配布するときに,Groupmax Mailを使用するかどうかを記述します。MailConnection句は,配布元及び配布先の両方のサーバで設定します。
  • GroupMail
    エクスポートファイルの配布にGroupmax Mailを使用する場合に記述します。
  • nouse
    文書配布機能を使用しない場合,又はメールシステムを使用しないでエクスポートファイルを配布する場合に記述します。
    なお,この指定をした場合,文書配布対象グループに設定されている配布先サーバの情報は,すべて無効になります。
MailUserID=メールID
文書配布機能を使用してGroupmax Mailによって一般文書を配布する場合,文書配布送受信デーモンがGroupmax MailにログインするときのユーザIDを指定します。ユーザIDには,必ず文書配布機能専用のIDを指定してください(ここで指定したIDに対する,文書配布関連以外のメール文書はすべて削除されます)。
指定するユーザIDは,Groupmax Mailに登録されていなければなりません。また,ユーザIDとして’_’は,使用できません。
MailConnection=GroupMailの場合,MailUserID句は,配布元及び配布先の両方のサーバで必ず指定しなければなりません。
Replica_TS_regist=auto|manual
文書配布機能を使用して一般文書と一緒にテキストファイルを配布する場合に,配布先サーバでのテキストファイルの登録方法を記述します。Replica_TS_regist句は,配布先サーバで設定します。
  • auto
    テキストファイルを自動的に全文検索サーバへ登録する場合に記述します。テキストファイルの登録先は,TS管理ファイル(/usr/infoshare/etc/bibts.config)の先頭に記述されているテキストデータベースになります。
    なお,この指定をした場合,文書配布機能で配布されたテキストファイルだけではなく,全文検索サーバに未登録のテキストファイルがすべて登録されるので注意してください。
  • manual
    テキストファイルを自動的に全文検索サーバへ登録しない場合に記述します。
replica_log_file_size=文書配布ログファイルのサイズ
文書配布機能によって一般文書を配布したときにログが出力される,文書配布ログファイルのサイズをメガバイト単位で指定します。指定できる範囲は,1から99までです。省略した場合は,1が仮定されます。
replica_log_file_size句は,配布元及び配布先の両方のサーバで設定します。
doc_owner_perm=文書の所有者アクセス権の初期値|nouse
一般文書を作成したときに,一般文書の所有者アクセス権の初期値をどのように設定するかを記述します。
  • 文書の所有者アクセス権の初期値
    一般文書の所有者アクセス権を,一般文書が属するフォルダから継承しない場合に,アクセス権の初期値を指定します。アクセス権の初期値は,次に示す半角の<英小文字>を並べて記述します。
     r:初期値として,読み出し権を与えます。
     w:初期値として,書き込み権を与えます。
     e:初期値として,削除権を与えます。
     n:初期値として,アクセス権を与えません。この指定は,単独で記述します。ほかのアクセス権の指定と並べて記述することはできません。
     
(例)一般文書の所有者アクセス権の初期値として,読み出し権及び書き込み権を設定する場合

 doc_owner_perm=rw

  • nouse
    一般文書の所有者アクセス権を,一般文書が属するフォルダから継承する場合に記述します。
doc_group_perm=文書のグループアクセス権の初期値|nouse
一般文書を作成したときに,一般文書のグループアクセス権の初期値をどのように設定するかを記述します。
  • 文書のグループアクセス権の初期値
    一般文書のグループアクセス権を,一般文書が属するフォルダから継承しない場合に,アクセス権の初期値を指定します。ただし,一般文書が属するフォルダにグループアクセス権が設定されていない場合は,この指定は無効です。アクセス権の初期値は,次に示す半角の<英小文字>を並べて記述します。
     r:初期値として,読み出し権を与えます。
     w:初期値として,書き込み権を与えます。
     e:初期値として,削除権を与えます。
     n:初期値として,アクセス権を与えません。この指定は,単独で記述します。ほかのアクセス権の指定と並べて記述することはできません。
     
(例)一般文書のグループアクセス権の初期値として,読み出し権及び書き込み権を設定する場合

 doc_group_perm=rw

  • nouse
    一般文書のグループアクセス権を,一般文書が属するフォルダから継承する場合に記述します。
doc_everyone_perm=文書の全ユーザアクセス権の初期値|nouse
一般文書を作成したときに,一般文書の全ユーザアクセス権の初期値をどのように設定するかを記述します。
  • 文書の全ユーザアクセス権の初期値
    一般文書の全ユーザアクセス権を,一般文書が属するフォルダから継承しない場合に,アクセス権の初期値を指定します。アクセス権の初期値は,次に示す半角の<英小文字>を並べて記述します。
     r:初期値として,読み出し権を与えます。
     w:初期値として,書き込み権を与えます。
     e:初期値として,削除権を与えます。
     n:初期値として,アクセス権を与えません。この指定は,単独で記述します。ほかのアクセス権の指定と並べて記述することはできません。
     
(例)一般文書の全ユーザアクセス権の初期値として,読み出し権及び書き込み権を設定する場合

 doc_everyone_perm=rw

  • nouse
    一般文書の全ユーザアクセス権を,一般文書が属するフォルダから継承する場合に記述します。
doc_access_option=use|nouse
分類索引検索時に,拡張文書参照モードで一般文書を検索するかどうかを記述します。
  • use
    分類索引検索時に,拡張文書参照モードで一般文書を検索します。
  • nouse
分類索引検索時に,拡張文書参照モードで一般文書を検索しません。
TsCheck=use|nouse
全文検索をするときに一般文書データベースの属性の全文検索情報をチェックする場合に指定します。
  • use
    全文検索情報が設定されていない一般文書データベースがある場合は,全文検索時にエラーとする場合に指定します。
  • nouse
    全文検索情報が設定されていない一般文書データベースがあっても,全文検索を続行する場合に指定します。なお,デフォルトは「nouse」です。nouseを指定して,検索対象のすべての一般文書データベースに全文検索情報が設定されていない場合,検索結果の件数は0件になります。
ViewCreatePerm=Administrator|Everyone
最上位分類を作成できるユーザの種類を指定します。
  • Administrator
    最上位分類を作成するユーザをDocument Manager管理者だけに限定する場合に指定します。
  • Everyone
    すべてのユーザに最上位分類を作成できる権限を与える場合に指定します。
InheritMVILink=Inherit|Ignore|Custom
文書を複写するときに分類索引へのリンクを複写するかどうかを指定します。
  • Inherit
    文書を複写するときに,分類索引へのリンクを複写します。
  • Ignore
    文書を複写するときに,分類索引へのリンクを複写しません。
  • Custom
    文書を複写するときに,分類索引へのリンクを複写するかどうかはクライアントの設定に依存します。
DocCompress=use|nouse
文書ファイルを圧縮するかどうかを指定します。
  • use
    文書ファイルを圧縮します。
  • nouse
    文書ファイルを圧縮しません。
ReplicaCompressSend=use|nouse
文書配布時に,文書ファイルを圧縮するかどうかを指定します。
  • use
    文書配布時に,文書ファイルを圧縮します。
  • nouse
    文書配布時に,文書ファイルを圧縮しません。
UtilityCertification=yes|no
ユティリティ実行時にDocument Manager管理者のパスワードチェックの入力を必要とするかどうかを指定します。
  • yes
    ユティリティ実行時にDocument Manager管理者のパスワードチェックの入力を必要とします。
  • no
    ユティリティ実行時にDocument Manager管理者のパスワードチェックの入力を必要としません。
LoginUserLimit=多重ログイン数
サーバで管理する同一ユーザのログインできる数を記述します。
多重ログイン数
同一ユーザがログインできる数を指定します。多重ログイン数は1から10まで記述できます。多重ログイン数を省略した場合,ログインの数は制限されません。なお,Document Manager管理者及びゲストログインの場合は,ログインの数は制限されません。
ServerDef=File|GroupAddress
文書配布機能使用時に,連携するサーバの情報をGroupmax Addressでの定義を利用するか連携サーバ設定ファイルを使用するかどうかを指定します。
  • File
    連携サーバ設定ファイルを定義して連携するサーバの情報を使用します。
  • GroupAddress
    Groupmax AddressのDocument Managerサーバ情報を定義して,連携するサーバの情報を使用します。
FsckDbBothCheck=use|nouse
ファイル整合性ユティリティで,文書実体ファイルとオブジェクトサーバとの整合をとるときの実行モードを指定します。
  • use
    「オブジェクトサーバ上に属性がなく,文書実体ファイルはある不整合のチェック」及び「文書実体ファイルが存在しないのに,属性がオブジェクトサーバ上に存在する不整合のチェック」をします。
  • nouse
    「オブジェクトサーバ上に属性がなく,文書実体ファイルはある不整合のチェック」だけをします。
FreezeFolderAdmin=改変禁止フォルダ管理者ユーザid
改変禁止フォルダの管理者を指定します。
ServerID=サーバ識別子
文書配布元サーバを識別するID又は文書配布元サーバのホスト名を8バイト以内で指定します。設定されていない場合はホスト名が使用されます。
SyncWrite=use|nouse
Document Managerのデータ更新時に,データを格納するディスクに同期書き込みを行うかどうかを指定します。同期書き込みを行うと,データ更新時の信頼性が高くなります。
  • use
    同期書き込みを行います。
  • nouse
    同期書き込みを行いません。
ReplicaDeliveryManage=use|nouse
文書の配布状態管理機能を使用するかどうかを指定します。文書の配布状態管理機能を使用すると,文書の配布状態表示ユティリティによる配布状態の表示,文書の配布状態表示ユティリティによる文書の再配布,及びExportFileDeleteオプションの指定によるエクスポートファイルの自動削除を行うことができます。なお,文書の配布状態管理機能を使用する場合には,メール連携を行う必要があります。
  • use
    文書の配布状態管理機能を使用します。
  • nouse
    文書の配布状態管理機能を使用しません。
ExportFileDelete=use|nouse
文書の配布状態管理機能を使用する場合に,正常に配布が完了したエクスポートファイルを自動で削除するかどうかを指定します。エクスポートファイルの自動削除機能を使用すると,ディスクの圧迫を抑止することができます。
  • use
    エクスポートファイルの自動削除機能を使用します。
  • nouse
    エクスポートファイルの自動削除機能を使用しません。
MultiGrpAccessCtl=use|nouse
アクセス権管理方法を複数グループアクセス権で行うかどうかを指定する。
  • use
    アクセス権管理方法を複数グループアクセス権で運用する。
  • nouse
    アクセス権管理方法を従来のアクセス権で運用する。
AppNotification=use|nouse
イベント通知機能を使用するかどうかを指定する。
  • use
    イベント通知機能を使用する。
  • nouse
    イベント通知機能を使用しない。
TextAutoExtract=use|nouse
テキストの自動抽出機能を使用するかどうかを指定する。
  • use
    テキストの自動抽出機能を使用する。
  • nouse
    テキストの自動抽出機能を使用しない。
DocumentNameExtensionOption=use|nouse
Document Managerに文書を登録するとき,文書名称の長さを63バイトから80バイトに拡張して使用するかどうか指定します。
  • use
    文書名称長を80バイトに拡張して使用する。
  • nouse
    文書名称長を80バイトに拡張しません。
MoveDocInherit=use|nouse
文書移動時に,移動元の文書の更新日時,更新者名の属性値を移動先文書に引き継ぐかどうかを指定します。
  • use
    移動先文書に引き継ぎます。
  • nouse
    移動先文書に引き継ぎません。
Bib2tsExtrnlLibOption=use|nouse
全文検索でOCR拡張辞書を使用するかどうかを指定します。
  • use
    OCR拡張辞書を使用します。
  • nouse
    OCR拡張辞書を使用しません。
TextAutoExtractTimeOut=テキスト自動抽出のタイムアウト時間
テキスト自動抽出時のタイムアウト時間を秒単位で指定します。指定できる範囲は5~3600です。省略した場合はテキスト自動抽出時のタイムアウトを行いません。
ImportInherit=use|nouse
エクスポートユティリティで抽出した文書をサーバに取り込む場合,作成日時,更新日時,更新者の属性値を抽出元から抽出先に引き継ぐかどうかを指定します。
  • use
    属性値を引き継ぎます。
  • nouse
    属性値を引き継ぎません。
ExportReplicaDoc=use|nouse
フォルダ単位のエクスポート時に配布された文書を抽出対象とするかどうかを指定します。
本指定は抽出元サーバで指定します。
  • use
    配布された文書を抽出対象とします。この場合,抽出された配布文書はインポート時には配布文書としては登録されず,ローカル文書として登録されます。このため,本機能を 配布文書のバックアップ取得等の目的で使用することはできません。
  • nouse
    配布された文書は抽出対象外とします。
UtilityTSRegist=manual|auto
配布文書又は抽出した文書をサーバに取り込む(ISimport)場合に,テキストファイルを全文検索サーバに登録するかどうかを指定します。なお,配布文書又は抽出した文書をサーバに取り込む(ISimport)場合にテキストファイルを全文検索サーバに登録するとき,テキストファイルを文書関連ファイルとして抽出元サーバに格納しておく必要があります。
  • manual
    テキストファイルを全文検索サーバに登録しません。
  • auto
    テキストファイルを全文検索サーバに登録します。
ReplicaInherit=nouse|attr
配布文書の登録時に,配布元文書の作成日時,更新日時,更新者名の属性値を引き継ぐかどうかを指定します。
  • nouse
    配布元文書の作成日時,更新日時,更新者名の属性値を引き継ぎません。
  • attr
    配布元文書の作成日時,更新日時,更新者名の属性値を引き継ぎます。既に配布済み文書については,配布元文書が更新されて再配布された時に引き継がれます。また,全文検索機能を使用して「UtilityTSRegist」に「manual」を指定している場合,ユティリティ(IStssync)を使用してテキストファイルを登録すると,配布文書の更新日時及び更新者名はユティリティ実行日時及びDocument Manager管理者ユーザ名になります。このため,全文検索機能を使用して配布元文書の更新日時及び更新者名を引き継ぐ場合は,「UtilityTSRegist」に「auto」を指定してください。

(c) 記述例

FileSharing=nouse …1
bib_ts=use        …2
max_version=2     …3

  1. LAN上でのファイル共用の方法を設定する
  2. 全文検索サーバを連携して全文検索をする
  3. サーバで管理される一般文書のバージョン数を2に設定する