9.5.1 Document Managerサーバの環境設定時に障害が発生した場合
ここでは,Document Managerの環境設定をしているときに障害が発生した場合の対処について説明します。
環境設定を次の各段階に分けて,それぞれの場合について説明します。
- オブジェクトサーバのデータベースの初期設定
- オブジェクトサーバの起動
- Document Managerの初期設定
- オブジェクトサーバの再起動
- Document Managerの起動
- Document Manager文書配布送受信デーモンの起動(文書配布機能を使用する場合)
- <この項の構成>
- (1) オブジェクトサーバのデータベース初期設定時に障害が発生した場合
- (2) オブジェクトサーバの起動時に障害が発生した場合
- (3) Document Managerの初期設定時に障害が発生した場合
- (4) オブジェクトサーバを再起動するときに障害が発生した場合
- (5) Document Managerの起動時に障害が発生した場合
- (6) Document Manager文書配布送受信デーモンの起動時に障害が発生した場合
(1) オブジェクトサーバのデータベース初期設定時に障害が発生した場合
次の手順で対処してください。
- オブジェクトサーバの初期設定パラメタを見直してください。
- オブジェクトサーバの初期設定が正常に終了すると,初期設定パラメタで指定したファイルが既に作成されています。オブジェクトサーバのデータベースを再度初期設定する場合は,これらのファイルをすべて削除してください。
- オブジェクトサーバのデータベースの初期設定を再実行してください。
(2) オブジェクトサーバの起動時に障害が発生した場合
出力されたメッセージを基に,障害の要因を取り除いて,再起動してください。
なお,初期設定後,最初にオブジェクトサーバを起動するときに,データベース常駐指定の警告メッセージが出力されます。このメッセージは異常を知らせるものではありませんので,そのまま環境設定を続けてください。
(3) Document Managerの初期設定時に障害が発生した場合
次の手順で対処してください。
- 出力されたメッセージを基に,障害の要因を取り除いてください。
- Document Managerの初期設定で次のディレクトリが既に作成されている場合は,ディレクトリを削除してください。
- 文書実体ファイル格納ディレクトリ
/usr/infoshare/doc/*
- 作業領域ディレクトリ
/usr/infoshare/export/users/*
- 文書配布ディレクトリ
/usr/infoshare/replica
注意 上記ディレクトリを外付けディスクなどにシンボリック・リンクしている場合,lost+foundが存在している可能性があります。この場合,lost+foundは削除しないでください。
- 障害の要因を基に,オブジェクトサーバのデータベースの初期設定又はオブジェクトサーバの起動からやり直してください。
(4) オブジェクトサーバを再起動するときに障害が発生した場合
オブジェクトサーバのシステム共通定義ファイルを見直してください。詳細については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」を参照してください。
(5) Document Managerの起動時に障害が発生した場合
出力されたメッセージを基に,「付録I メッセージ」を参照して,障害の要因を取り除いてください。
(6) Document Manager文書配布送受信デーモンの起動時に障害が発生した場合
出力されたメッセージを基に,「付録I メッセージ」を参照して,障害の要因を取り除いてください。