ユーザが対処できない障害が発生した場合は,システム管理者に連絡する必要があります。「付録I メッセージ」を参照して「システム管理者に連絡してください」とある場合は,システム管理者に連絡してください。
システム管理者に連絡する場合は,障害が発生した時点の障害情報を採取しておく必要があります。
次に,採取しておく必要がある情報の内容と採取方法について説明します。
(1) 採取しておく情報の種類
採取しておく必要がある情報を次に示します。
(2) 採取方法
それぞれの情報の採取方法について説明します。
(a) 操作手順の記録
障害が発生するまでの詳細な操作手順を記録して,どのような状況で発生した障害かを明確にしておく必要があります。
障害が発生した画面のハードコピーや,操作内容の詳細なメモなどを取るようにしてください。
(b) メッセージ
障害が発生したときに出力されたDocument Manager及びオブジェクトサーバのメッセージを採取します。採取する内容は,障害の要因によって異なりますので,メッセージの要因から次のどちらを採取するかを判断してください。
(c) アクセスログ
環境設定で,アクセスログを出力する設定をしている場合は,次の三つのファイルを取得してください。
(d) 文書配布ログ
文書配布機能を使用している場合は,次の四つのファイルを取得してください。
(e) 文書配布エラーメッセージファイル
文書配布機能を使用している場合は,次のファイルを取得してください。
(f) 配布先の文書配布エラーメッセージファイル
文書配布機能を使用している場合に,文書の配布状態管理機能を合わせて使用しているときには,次のファイルを取得してください。
(g) 環境設定ファイル
次のファイルを取得してください。
/usr/infoshare/etc/config
(h) AP情報ファイル
次のファイルを取得してください。
/usr/infoshare/etc/ap.config
(i) TS情報管理ファイル
全文検索機能を使用している場合は,次のファイルを取得してください。
/usr/infoshare/etc/bibts.config
(j) 連携サーバ管理ファイル
次の四つのファイルを取得してください。
(k) サーバ情報管理ファイル
次のファイルを取得してください。
/usr/infoshare/adm/isinit
(l) トレースファイル
トレースファイルはメモリ内で管理していますので,サーバ異常終了時に出力されるcoreファイルを取得してください。
/usr/infoshare/core
(m) ローカルグループファイル
ローカルグループファイルを使用して運用している場合は,次のファイルを取得してください。
/usr/infoshare/etc/localgrp
(n) イベント通知リストファイル
イベント通知機能を使用している場合は,次のファイルを取得してください。
/usr/infoshare/etc/apnotify.txt