形式
ISdefmga〔-v| -u〕〔-o 出力ファイル名称〕〔-i 入力ファイル名称〕
機能
データベースに複数グループアクセス権管理機能で使用する情報を追加定義します。(タイプ定義,属性定義,拡張関連の設定を行います。)
また,環境設定ファイルで複数グループアクセス権を使用する設定をした場合に,設定済みの複数グループアクセス権の情報をファイルに出力したり,更新したりします。
オプション
省略
複数グループアクセス権管理機能で使用する情報(タイプ定義,属性定義,拡張関連)をデータベースに追加定義します。複数グループアクセス権限を使用する環境を初めて定義したときに,オプションを省略してこのコマンドを一度だけ実行できます。複数グループアクセス権をしようする環境の設定手順については,「2.2.5(4)(b) DocumentManagerサーバで運用するアクセス権の管理方式」を参照してください。
-v
設定済みの複数グループアクセス権設定情報を,-oオプションで指定したファイルに出力する場合に指定します。
-u
設定済みの複数グループアクセス権の設定を,-iオプションで指定したファイルの内容に従って,更新又は削除する場合に指定します。処理結果は,-oオプションで指定したファイルに出力されます。
-o 出力ファイル名称
-vオプションと合わせて指定する場合は,設定済みの複数グループアクセス権の設定情報を出力するファイルのファイル名称をフルパスで指定します。
-uオプションと合わせて指定する場合は,更新又は削除処理の処理結果を出力するファイルのファイル名称をフルパスで指定します。
-i 入力ファイル名称
-uオプションと合わせて指定します。複数グループアクセス権設定を更新するための更新情報を記述したファイルのファイル名称をフルパスで指定します。-uオプションを指定しないでこのオプションを指定した場合,指定は無視されます。
出力形式
-oオプションに指定したファイルに出力される内容について説明します。
出力される内容は,-vオプションを指定した場合と-uオプションを指定した場合で異なります。
設定済みの複数グループアクセス権設定情報が出力されます。
出力項目を次に示します。それぞれのカラムはタブ(0x0a)で区切られて出力されます。
表8-2 複数グループアクセス権設定情報の出力項目
出力項目 | 説明 |
---|---|
オブジェクト種別 | アクセス権を設定したオブジェクトの種別が出力されます。出力される種別を次に示します。
|
オブジェクトID | オブジェクトのIDが出力されます。 |
オブジェクトの名称 | フォルダ,分類索引・分類又は一般文書データベースの名称が出力されます。 |
グループ種別 | アクセス権を設定したグループの種別が出力されます。出力される種別を次に示します。
|
グループID | グループのIDが出力されます。 |
アクセス権 | アクセス権の種類が出力されます。出力される種類を次に示します。
|
なお,グループ種別,グループID及びアクセス権は,そのオブジェクトに対して設定されている情報の数だけ繰り返して出力されます。
出力例を次に示します。
図8-1 複数グループアクセス権設定情報の出力例
複数グループアクセス権の更新又は削除処理の処理結果が出力されます。
処理結果に応じて出力される情報を次に示します。
入力ファイルの記述形式
-uオプションを指定した時に-iオプションに指定する入力ファイルの記述形式について説明します。
入力ファイルの記述形式は,-vオプションを指定した場合に出力されるファイル形式と同じです。
ただし,1バイト目に「#」を指定した行は,コメント行として扱われます。また,一つのオブジェクトに設定されている複数グループアクセス権をすべて削除したい場合は,一つ目のグループ種別に「X」を指定してください。
注意事項