ISregist (一括登録ユティリティ)
形式
ISregist -d 文書格納ディレクトリ -f 定義ファイル名
機能
ユーザの管理する文書を一括して,Document Managerデータベースに登録します。一括登録できる文書は,一般文書だけです。
オプション
-d 文書格納ディレクトリ
文書,登録用属性ファイル及び関連ファイルを格納した,文書格納ディレクトリを指定します。文書格納ディレクトリは,フルパス名で指定してください。
-f 定義ファイル名
登録する文書実体ファイル及び登録用属性ファイル名を指定した定義ファイル名を指定します。定義ファイル名は,フルパス名で指定してください。
注意事項
- このコマンドを実行できるのは,スーパーユーザだけです。
- このコマンドを実行する前に,オブジェクトサーバ,Groupmax Addressサーバ(Groupmax Addressと連携している場合),全文検索サーバ(Bibliotheca/TS又はBibliotheca2 TextSearchと連携している場合),及びDocument Managerサーバを起動しておいてください。
- 文書格納ディレクトリは,任意のディレクトリの下に作成してください。
- テキストデータベースにテキストファイルを登録する場合,Document Manager管理者のユーザ名で作成した文書で全文検索サーバに未登録の文書もすべて登録されるので注意してください。
- このコマンドの起動時,文書を登録する一般文書データベースに定義されている文書ひな形は取り込みません。また,同じく一般文書データベースに定義されているアプリケーションプログラムは起動されません。
- 一つの分類索引に同じ名称の分類が複数ある場合は,分類IDを登録用属性ファイルに指定してください。分類索引に同じ分類名が複数ある場合,分類IDを省略すると,すべての同じ分類名の分類に文書をリンクします。登録用属性ファイルについては,「7.4 文書の一括登録」及び「付録B 属性ファイル」を参照してください。また,分類IDは,分類属性ウィンドウで参照できます。
- 一文書の登録で指定できる分類索引の数は4,095です。
- 一文書の登録に使用する文書実体ファイル,登録用属性ファイル及び関連ファイルは,すべて同じディレクトリの下に作成してください。
- 関連ファイルを登録する場合,文書を登録する一般文書データベースのAP識別子に対応するAP情報管理ファイルに,関連ファイル名を記述しておいてください。
- テキストファイルを登録する場合,文書を登録する一般文書データベースにTS情報IDを設定してください。
- 文書を一括登録したとき,作成日時と更新日時の間に若干の差が生じることがあります。
- 文書の一括登録で発生したエラーは,ISregistコマンド用出力メッセージファイルに出力されます。ただし,ファイルに出力できない場合は,サーバのコンソールに出力されます。したがって,文書の一括登録でエラーが発生した場合は,ISregistコマンド用出力メッセージファイルの内容を調査してください。なお,ISregistコマンド用出力メッセージファイルは,ISregistコマンドを実行するたびに初期化されます。このため,ファイルの内容が必要な場合は,任意のファイルに退避させてください。
- 抽出元サーバ又は登録先サーバの分類索引,分類又はフォルダの名称に半角コンマが含まれている場合,正しく文書を取り込むことができません。発生する障害及び対処方法については,「付録L 分類索引・分類・フォルダ名称に半角コンマを使用した場合に発生する障害」を参照してください。