IStssync(テキストファイルの登録・削除ユティリティ)
形式
IStssync 〔-a {SYNC|CANCEL|CANCELF}〕
機能
全文検索サーバにテキストファイルを登録します。また,Document Managerデータベースから削除された文書のテキストファイルを,全文検索サーバから削除します。オペレーティングシステムのスケジューリング機能と組み合わせて,定期的にテキストファイルを登録又は削除できます。
さらに,登録するテキストファイルに不正がある場合は,不正のあるテキストファイルを全文検索サーバに登録しないよう設定できます。
オプション
-a{SYNC|CANCEL|CANCELF}
全文検索用テキスト登録・削除ユティリティの動作を指定します。-aオプションを省略した場合は,SYNCが仮定されます。
- SYNC
- 全文検索サーバにテキストファイルを登録します。また,文書を削除するとき,全文検索サーバから削除されなかったテキストファイルを削除します。
- CANCEL
- 全文検索サーバに未登録のテキストファイルを全文検索サーバに登録できないように設定します。テキスト自動抽出サーバの設定が非同期モードで抽出されたテキストファイルは対象外となります。ただし,このオペランドを実行する前に「IStssync -a SYNC」を実行した場合,抽出処理が終了していたテキストファイルについては対象となります。
- CANCELF
- 全文検索サーバに未登録のテキストファイルを全文検索サーバに登録できないように設定します。テキスト自動抽出サーバの設定が非同期モードで抽出されたテキストファイルも対象となります。
注意事項
- このコマンドを実行できるのは,スーパーユーザだけです。
- このコマンドを実行する前に,オブジェクトサーバ,Groupmax Addressサーバ(Groupmax Addressと連携している場合),全文検索サーバ(Bibliotheca/TS又はBibliotheca2 TextSearchと連携している場合),及びDocument Managerサーバを起動しておいてください。また,テキストファイルを格納するデータベースをオープンしておいてください。
- このコマンドは,Document Managerサーバを停止後,テキスト自動抽出サーバを停止して,Document Managerサーバを再起動してから実行してください。
- SYNCオプションを指定した場合は,全文検索サーバに登録できなかったテキストファイルの一覧を,テキスト登録エラーログファイルに出力します。
- CANCELオプション及びCANCELFオプションを指定する場合は,全文検索登録対象外ファイルを作成してください。
- 環境設定ファイルのbib_tsオペランドに,全文検索サーバとしてBibliotheca/TSを使用している場合はBIBを指定してください。全文検索サーバとしてBibliotheca2 TextSearchを使用している場合はBIB2を指定してください。
- このコマンドは,夜間など,比較的サーバの負荷が少ないときに実行するようにしてください。