ISinitdb (環境初期化ユティリティ)
形式
ISinitdb -o
{Document Managerデータベース名称|他プログラムのデータベース名称}
機能
Document Managerの環境を初期化します。初期化するとき,Document Managerデータベースが作成されます。
オプション
-o Document Managerデータベース名称
サーバに作成するDocument Managerデータベースの名称を指定します。Document Managerデータベース名称を指定するときの規則を示します。
- Document Managerデータベース名称に使用できる文字は,次のとおりです。
- 1バイトコードの<英大文字>,<英小文字>,<数字>及び「_ 」(アンダースコア)
- 空白以外の2バイトコード
- Document Managerデータベース名称は,63バイト以内で指定してください。
- 「IS_」,「_ 」(アンダースコア)で始まる名称及び「MASTER」は使用できません。
-o 他プログラムのデータベース名称
Groupmax Address/Mail又はGroupmax Workflowの環境が既に初期化されている場合,そのプログラムを初期化したときのデータベース名称を指定します。Groupmax Address/Mailの環境の初期化については,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド 基本操作編」を参照してください。また,Groupmax Workflowの環境の初期化については,マニュアル「Groupmax Workflow Version 6 システム管理者ガイド」を参照してください。
ただし,Groupmax Address/Mail又はWorkflowの環境が既に初期化されている場合,Document Managerの環境を初期化する前に,オブジェクトサーバのファイルのバックアップを取得するなどの手順が必要です。Groupmax Address/Mail又はGroupmax Workflowと同じ環境を使用する場合の初期化の手順及び運用については,「7.12 ほかのプログラムと連携するときの運用」を参照してください。
注意事項
- このコマンドを実行できるのは,スーパーユーザだけです。
- このコマンドは,環境を初めて定義したときに一度だけ実行できます。
- このコマンドを実行する前に,オブジェクトサーバを起動しておいてください。オブジェクトサーバの起動については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」を参照してください。
- このコマンドを実行する前に,オブジェクトサーバの環境変数XODDIR及びXODCONFPATHを設定する必要があります。オブジェクトサーバの環境変数については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」を参照してください。
- このコマンドは,Document Managerサーバを起動する前に実行してください。
- 環境を再構築する場合は,次の手順でファイルを初期化してください。
- オブジェクトサーバのデータベース初期化ユティリティxodbinitを実行する
- /usr/infoshare/doc/*を削除する
rm -rf /usr/infoshare/doc/*
フォルダごとに指定したディレクトリがある場合は,指定したディレクトリの下を削除してください。
- /usr/infoshare/export/users/*を削除する
rm -rf /usr/infoshare/export/users/*
- オブジェクトサーバを起動して,ISinitdbを実行する
1,2及び3の後,クライアントの作業領域をすべて削除して,その後4でファイルを初期化してください。
また,文書配布機能を使用する場合は,次の手順で文書配布作業用ディレクトリを削除してください。
rm -rf /usr/infoshare/replica
- 既にGroupmax Address/Mail又はGroupmax Workflowの環境が初期化されている場合は,このコマンドを実行する前に必ずオブジェクトサーバの初期設定パラメタに定義したファイルのバックアップを取得してください。このコマンドの実行中にエラーが発生した場合は,バックアップしたファイルから回復してください。
Groupmax Address/Mail又はGroupmax Workflowと同じ環境を使用する場合の初期化の手順については,「7.12 ほかのプログラムと連携するときの運用」を参照してください。