付録K エリア再構成時の分割手順
オブジェクトサーバのGroupmaxサーバ環境設定などを使用して,Document Managerシステムを再構成する場合,データベースエリアの見積もりの結果によっては,一部のエリアに対してエリアの追加が必要になる場合があります。また,すでにエリアが追加されている場合でも,各エリアのディスク容量見積もり値が異なる場合があります。そのため,エリアを分割して再構成することが必要になってきます。ここでは,エリア分割の手順を説明します。
- <この節の構成>
- (1) 構成変更時のエリア分割手順
(1) 構成変更時のエリア分割手順
Document Managerの再構成によって,エリアに対する追加が発生する場合のエリア分割の手順について説明します。
エリアの追加が発生する可能性があるのは次に示すエリアです。
- IS_classエリア
- IS_stringエリア
- IS_index_1エリア
- IS_index_2エリア
これらのエリアは,分割されるエリアごとにIS_xxxx_1,IS_xxxx_2,IS_xxxx_3,…のようにエリア名称を設定します(エリア追加していない場合, IS_xxxx_1だけが存在します)。
(a) 既存の構成のエリアが一つの場合の手順
既存の構成にエリアが一つだけある場合,すでに構成されている該当エリア(IS_xxxx_1)のディスク容量と,再構成見積もりで算出される該当エリアの分割されたエリア(IS_xxxx_1)のディスク容量とを比較します。
- 再構成後の分割されたエリアのディスク容量が既存エリアのディスク容量より大きい場合
- 再構成見積もり後のディスク容量でオブジェクトサーバのエリア(IS_xxxx_1)の再作成ユティリティを実行して,該当エリア(IS_xxxx_1)を再作成します。そのほかのエリア(IS_xxxx_2以降)は,オブジェクトサーバのエリアの追加ユティリティで分割数分のエリアを追加します。
- 再構成後の分割されたエリアのディスク容量が既存エリアのディスク容量より小さい場合
- 既存のエリア(IS_xxxx_1)は変更しません。オブジェクトサーバのエリアの追加ユティリティで既存エリア分を除く分割数分(分割数-1)のエリア(IS_xxxx_2以降)を追加します。
(b) 既存の構成のエリアが複数(追加済み)の場合の手順
既存の構成にエリアが複数存在する場合,すでに構成されている各該当エリア(IS_xxxx_1,IS_xxxx_2,…)のディスク容量と,再構成見積もりで算出される各該当エリアの分割されたエリア(IS_xxxx_1,IS_xxxx_2,…)のディスク容量とを比較します。
- 再構成後の各エリアのディスク容量が既存の各エリアのディスク容量より大きい場合
- 既存のエリアについては再構成見積もり後のディスク容量で,オブジェクトサーバのエリアの再作成ユティリティを実行して,各エリア(IS_xxxx_1,IS_xxxx_2,…)を再作成します。そのほかのエリア(IS_xxxx_n以降)は,オブジェクトサーバのエリアの追加ユティリティで分割数分のエリアを追加します。
- 再構成後の分割されたエリアのディスク容量が既存エリアのディスク容量より小さい場合
- 既存のエリア(IS_xxxx_1,IS_xxxx_2,…)は変更しません。オブジェクトサーバのエリアの追加ユティリティで,既存エリア分を除く分割数分(分割数-n)のエリア(IS_xxxx_n以降)を追加します。