7.6.2 文書配布時の一般文書の圧縮

圧縮した一般文書を,文書配布機能で配布できます。

<この項の構成>
(1) 文書配布時の文書実体ファイルの圧縮の指定
(2) 注意事項

(1) 文書配布時の文書実体ファイルの圧縮の指定

文書配布時に配布する一般文書を圧縮するかどうかは,環境設定ファイルに指定します。

環境設定ファイルのReplicaCompressSend(文書配布時の文書ファイル圧縮モード)にuseを指定すると,文書は圧縮して配布されます。

(a) 作成されるエクスポートファイル

環境設定ファイルのReplicaCompressSend(文書配布時の文書ファイル圧縮モード)にuseが指定されていると,エクスポートファイルは文書実体ファイルを圧縮した状態で作成されます。

環境設定ファイルのDocCompress(文書ファイル圧縮モード)にuseが指定されていても,ReplicaCompressSend(文書配布時の文書ファイル圧縮モード)にnouseが指定されていると,エクスポートファイルは文書実体ファイルを伸長した状態で作成されます。

(b) 配布された文書の圧縮

配布されたエクスポートファイルと,配布先サーバでの環境設定ファイルの設定によって,配布先サーバに文書が登録されるときの状態が異なります。エクスポートファイルの状態及び配布先サーバでの環境設定ファイルの設定と,登録される文書の圧縮の状態を,表7-6に示します。

表7-7 エクスポートファイルの状態及び配布先サーバでの設定と登録される一般文書の圧縮の状態

エクスポートファイルの状態配布先サーバでの環境設定ファイルの設定
DocCompress
(文書ファイル圧縮)=use
DocCompress
(文書ファイル圧縮)=nouse
圧縮された状態
圧縮されていない状態×

(凡例)

○:一般文書は圧縮された状態で登録される。

×:一般文書は伸長された状態で登録される。

注※ 一度参照してチェックインすると,一般文書は伸長されます。


(2) 注意事項

配布先サーバに,バージョン02-10以前のサーバがある場合は,データを圧縮したエクスポートファイルは配布しないでください。データを圧縮したエクスポートファイルを配布すると,02-10以前のサーバでは取り込めません。したがって,配布した文書は配布先で参照できません。