付録D ローカルグループの登録

<この節の構成>
(1) ローカルグループ情報ファイルとは
(2) ローカルグループ情報ファイルの定義項目
(3) ローカルグループ情報のキャッシュ化

(1) ローカルグループ情報ファイルとは

Document Managerでは,Groupmax全体でのユーザの一元管理で使用されているグループ(組織グループ)のほかに,サーバ内だけで有効なグループも設定できます。このグループをローカルグループといいます。ローカルグループは,ローカルグループ情報ファイルに設定します。

ローカルグループを設定しておけば,Groupmaxのグループだけでは実現できないような,きめ細かいグループ管理ができます。

ローカルグループを設定しておけば,Groupmaxのグループ(組織)だけでは実現できないような,きめ細かいグループ管理ができます。

(2) ローカルグループ情報ファイルの定義項目

(a) 格納先

/usr/infoshare/etc/localgrp

(b) ローカルグループ情報ファイルの形式

グループID:G-ID:所属情報

(c) 項目の説明

グループID
「@」で始まるグループIDを8バイト以内で指定します。ただし,「@」だけを指定することはできません。使用できる文字は,半角の<英数字>です。
G-ID
G-IDを60000~65534の範囲で指定します。
所属情報
グループに所属するユーザ名またはグループIDを,それぞれ次のように指定します。
  • ユーザ名
    ログインユーザ名の先頭に「U」を付加して,9バイト以内で指定します。
  • グループID
    グループIDの先頭に「G」を付加して,9バイト以内で指定します。
所属情報の各項目は,「,」で区切って指定します。

(d) 規則

(e) 記述例

@Group1:60001:Usuzuki,G@Group2,G@Group3
@Group2:60002:Uhayashi,Usato
@Group3:60003:Uyamada,Uikeda,Ukimura

(f) 注意事項

ローカルグループ情報ファイルの内容を変更した場合,すぐにはその内容は有効になりません。変更した内容は,次回Document Managerデータベースを起動したときに有効になります。

(3) ローカルグループ情報のキャッシュ化

ローカルグループ情報キャッシュユティリティを使用すると,ローカルグループ情報ファイルの内容のチェックと,キャッシュ情報の作成または更新ができます。ローカルグループ情報ファイルのキャッシュ情報を作成することによって,ローカルグループの一覧表示,参照および検索処理を速くすることができます。

ローカルグループ情報キャッシュユティリティの使用方法については「8.35 ローカルグループ情報のキャッシュ化(ISlgrpcc)」を参照してください。