7.13.5 注意事項
- 配布情報を,文書の配布状態表示ユティリティ(ISrpstatコマンド)で初期化する場合,該当する文書配布対象グループの情報に「配信中」「再配信中」「取り込み失敗」の配布状態がないことを確認の上で実行してください。これらの状態が存在する状態で初期化を行うと,配信中又は配布済みの情報を管理できなくなり,再配布ができなくなります。
- 原則として,文書の配布状態管理機能を使用する場合は,すべてのサーバを同時期に対応バージョンにバージョンアップする必要がありますが,システム運用の都合などによって一時的に不整合が生じた場合には,次の現象となります。
- 配布元サーバが,対応バージョンで,配布先サーバが,非対応バージョンの場合,該当サーバの状態が「配信中」のまま変更されません。該当サーバへの配布が正常に行われたかどうかは,配布先サーバで配布ログを用いて確認してください。また,この場合エクスポートファイルの自動削除機能は使用できません。
非対応のサーバを対応バージョンにバージョンアップする場合には,その時点での配布が正常に完了していることを確認した後で,配布情報を初期化してから実行してください。
- 配布先サーバが,対応バージョンで,配布元サーバが,非対応バージョンの場合,配布状態を配布元サーバで確認できません。
配布元では,配布先から配布終了のメールを受けるごとに「KIIS311-E Document Managerサーバでエラーが発生しました。要因:31007」が出力されます。
- エクスポートファイルの自動削除機能を使用している場合でも,以前の配布回で文書配布が取り込み失敗で終了していると,エクスポートファイルは削除されません。
- エクスポートファイルの自動削除機能を使用している場合,正常終了した配布の再配布はできません。
- 配布状態が「配信中」又は「再配信中」のまま,状態が変わらない場合は,次に示す内容を確認してください。
- 配布元サーバ,配布先サーバの文書配布送受信デーモンが起動されているか
- 配布元サーバ,配送元サーバのメールシステムが起動されているか
- 配布先サーバの環境設定で,文書の配布状態管理機能が設定されているか