15.2.1 バックアップ取得の注意事項
- マスタ管理サーバ及びマスタ掲示板を設定したメールサーバのバックアップは,他のサーバのバックアップよりも常に最新にしておいてください。全マスタ掲示板をマスタ管理サーバ又は一つのメールサーバに集約する方が,サーバがクラッシュしたときの回復及びバックアップの運用がしやすくなります。
- Address ServerとMail Serverが使用する全管理ファイルとデータベースファイルのバックアップは同時に取得してください。
バックアップの対象になるディレクトリとファイルを次に示します。
- HI-UX/WE2の場合
- /usr/GroupMail/Groupmax
- /usr/GroupMail/nxcdir
- /usr/GroupMail/nxudir
- /usr/GroupMail/nxrdir
- /usr/GroupMail/nxsdir
- /usr/GroupMail/oafkairan
- /usr/GroupMail/x400/config
- /usr/GroupMail/x400/runtime
- /usr/GroupMail/isp
- Object Serverが持っている全データベースファイル
- HP-UX,AIXの場合
- /var/opt/GroupMail/Groupmax
- /var/opt/GroupMail/nxcdir
- /var/opt/GroupMail/nxudir
- /var/opt/GroupMail/nxrdir
- /var/opt/GroupMail/nxsdir
- /var/opt/GroupMail/oafkairan
- /var/opt/GroupMail/x400/config
- /var/opt/GroupMail/x400/runtime
- /var/opt/GroupMail/isp
- Object Serverが持っている全データベースファイル
- 注意
- /usr/GroupMail/bin/adm(HP-UX,AIX:/opt/GroupMail/bin/adm)ディレクトリはAddress Server Version 3以降からはバックアップ対象ではありません。
バックアップの対象になるデータベースファイルは,初期設定パラメタファイルに記述した次のファイルです。
master01 | data01 |
dictionary01 | oidindex01 |
GMA_LASTSEQNO_Type | GMA_USERCONFIG_Type |
GMA_USERCONFIG_ORNAME | GMA_SENDMAILMAIN_Type |
GMA_SENDRECIPIENTS_Type | GMA_SENDRECIPIENTS_ORNAME |
GMA_KMLT_Type | GMA_RECVMAILMAIN_Type |
GMA_REPORTMAIN_Type | GMA_NOTICEMAIN_Type |
GMA_RODATA_Type | GMA_AORT_Type |
GMA_CMPT_Type | GMA_IORT_Type |
GMA_LORT_Type | GMA_LUST_Type |
GMA_NXCT_Type | GMA_NXIT_Type |
GMA_NXIT_OR_NAME | GMA_NXLT_Type |
GMA_TEMT_Type | GMA_TERMT_Type |
GMA_USRT_Type | GMA_USRT_OR_NAME |
GMA_BDIT_Type | GMA_BRDT_Type |
GMA_KAIRANDB_Type | GMA_HUST_Type |
GMA_UDAT_Type | GMA_UDNT_Type |
GMA_GMAT_Type | GMA_GMAT_ATTR |
GMA_INDEX_MAIL | GMA_INDEX_USER |
- ほかのGroupmaxアプリケーションとデータベースを共有している場合,Object Serverを含めたすべてのGroupmaxサーバ及びアプリケーションのファイルとデータベースのバックアップも同時に取得してください。
- マスタ管理サーバのジャーナルを採取することによって,マスタ管理サーバがクラッシュした場合に,ユーザ情報などのデータを回復できます。マスタ管理サーバのジャーナルを採取するためには,マスタ管理サーバのgmpublicinfoファイルに環境変数MNG_JOURNALを記述します。環境変数MNG_JOURNALについては,「5.8 gmpublicinfoファイルの設定」を参照してください。
- バックアップを実施するには,サーバ上のAddress Server,Mail Server,Object Server及びObject ServerのDBを使用するすべてのGroupmaxサーバのサービスとプログラムを停止する必要があります。そのため,バックアップ中はAddress Server,Mail Server及びObject Serverの全機能が利用できません。
- リストア時,Object Serverを含めたすべての他Groupmaxサーバのデータについては,Address Server,Mail Serverのバックアップデータと同じ時点に取得したデータをリストアしてください。