6.2.1 デフォルト値でMTAを自動設定する
Mail Serverでは,MTAを自動的に設定できます。MTA情報をデフォルト値で設定する手順を次に示します(このデフォルト値は,X.400デフォルト値ユーザ定義ユティリティによって変更できます)。
- 運転席のサーバ一覧ダイアログボックスを開き,MTAを設定するサーバを選択して,[メール設定]ボタンを選択します。
メールサーバの設定ダイアログボックスが開きます。
![[図データ]](figure/h4070020.gif)
- [メール設定]ボタンを選択します。
指定したサーバにMTAが既に設定されている場合は,メール情報設定ダイアログボックスが表示されます。
指定したサーバにMTAが設定されていない場合は,「MTA情報をデフォルト値で設定しますか?手動で設定する場合はMTAボタンを押してください。」と確認のダイアログボックスが表示されます。[はい]ボタンを選択すると,MTA情報が自動的にデフォルト値で設定されます。
- MTA情報を自動的に設定した場合のデフォルト値
- MTA名:選択したサーバのドメイン名又はホスト名の先頭から7文字まで※1
- 国名:JP※2
- ADMD:選択したサーバのMTA名※2
- PRMD:選択したサーバのMTA名※2
- パスワード:なし
- Pセレクタ:MTAの通し番号
- Sセレクタ:MTAの通し番号
- Tセレクタ:MTAの通し番号
- 注※1
- MTA名では,MTA名として使用できる文字以外の文字がドメイン名又はホスト名に含まれている場合,その文字を削除して編集,登録します。また,ドメイン名又はホスト名の先頭7文字が登録済みである場合は,自動的に名称が変更されて登録されます。
- 注※2
- X.400デフォルト値ユーザ定義ユティリティで値を設定した場合は,その値になります。
なお,このデフォルト値の国名,ADMD,PRMDとデフォルトのルーティンググループ名は,ユティリティによって変更できます。操作については,「6.7 X.400デフォルト値ユーザ定義ユティリティ」を参照してください。
デフォルト値を使用しない場合や,既にあるMTAと名前が一致した場合は,[MTA]ボタンによってX.400MHS運転席を起動し,設定をしてください。