14.10.3 エラー本文の設定
S/MIME機能に対応していないクライアントで暗号化・デジタル署名したメールを受信したときに,このメールが署名データ形式または,暗号の場合は本文を参照できません。エラー本文とは,本来の本文に代えて参照できないということを示すメッセージに差替えた本文のことを言います。
エラー本文は,元々システムで定義されたデフォルト文(システム定義エラー本文)もありますが,システム管理者が任意に作成するユーザ定義エラー本文を作成することも可能です。ユーザ定義エラー本文が存在するときはユーザ定義エラー本文を使用します。
- システム定義エラー本文
システム定義エラー本文はリッチテキスト用,プレーンテキスト用の2種類があり,内容は次のようになります。
- リッチテキストシステム定義エラー本文内容
![[図データ]](figure/h9020030.gif)
- プレーンテキストシステム定義エラー本文内容
![[図データ]](figure/h9020040.gif)
- ユーザ定義エラー本文
システム管理者が定義するユーザ定義エラー本文は次のファイル名で作成してください。
エラー本文にはリッチテキスト用,プレーンテキスト用の2種類がありクライアントのモードによって表示されるものが変わります。
- リッチテキストユーザ定義エラー本文ファイル名称
/usr/GroupMail/nxcdir/gmuerbdy.rtf(HP-UX,AIX:/var/opt/GroupMail/nxcdir/gmuerbdy.rtf)
- プレーンテキストユーザ定義エラー本文ファイル名称
/usr/GroupMail/nxcdir/gmuerbdy.txt(HP-UX,AIX:/var/opt/GroupMail/nxcdir/gmuerbdy.txt)
ユーザ定義エラー本文を作成するときは次のことを注意してください。
- プレーンテキスト用のファイルはプレーンテキストで作成してください。
- リッチテキスト用のファイルはリッチテキストで作成してください。
- 文字コードはSJISコードで作成してください。
- 改行コードが不正にならないよう作成してください。
- 文字化けを防止するため,外字は使用しないでください。
- ユーザ定義エラー本文の内容はシステム管理者の責任で作成してください。
- 注意
- ユーザ定義エラー本文は,設定したメールサーバにだけ有効です。メールサーバのサーバの再起動によって反映されます。