システムが個人として扱う単位です。一つの組織には,複数のユーザを登録できます。システム内では,各ユーザが所有する一意なID(ユーザID)によって管理されます。
ユーザには,次の三つの種類があります。
なお,一つのユーザが,複数の組織に所属し,複数の役職を持つこともできます。これを兼任と呼びます。本来所属する組織のほかに所属する組織を兼任先と呼び,兼任先から見たユーザを兼任ユーザと呼びます。兼任ユーザはアドレス帳ユーザ又は宛先ユーザ扱いとなり,メールボックスを持ちません。本来所属する組織にいる兼任元のユーザは,主体ユーザと呼びます。
また,ユーザには,部長や課長などの役職を設定できます。役職を設定すると,Mail Serverのユーザ一覧などで,設定した役職の順番にユーザを表示できます。
組織とユーザの概念を,図1-3に示します。
図1-3 組織とユーザ