7.4 環境テンプレート登録コマンド(mlmakcfg)

POP3クライアントが環境テンプレートファイルに記述された内容で動作するためには,mlmakcfgコマンドで記述内容をサーバに登録する必要があります。 IMAP4機能だけを使用する場合は,デフォルトの設定で動作するため,このコマンドの実行は必要ありません。環境テンプレートファイルの内容が登録される場所は,このコマンドを実行したサーバの/usr/GroupMail/isp/config/common(HP-UX,AIX:/var/opt/GroupMail/isp/config/common)です。

このコマンドは,Mail Server停止中に実行してください。また,このコマンドを初期実行する前は,Mail Serverにデフォルト値が登録されています。POP3クライアントを使用する全てのサーバで実行してください。

次にこのコマンドの書式を示します。

mlmakcfg [-fファイル名] [-oファイル名] [-s] [-eファイル名] [-h]

「-f ファイル名」は,環境テンプレートファイルの内容をサーバに登録する場合に指定します。「-o ファイル名」は,サーバに登録されている内容を環境テンプレートファイルの形式で出力する場合に指定します。他のオプションは,メッセージ及びヘルプ関係のものです。詳細は「16.23 mlmakcfg」を参照してください。

登録された環境テンプレートをPOP3クライアントで利用する場合は,ログインIDの後ろに環境テンプレートの番号を入力します。環境テンプレートの番号の指定がない場合は,デフォルトとして1番の環境テンプレートを使用します。環境テンプレートの指定方法については,「付録B.2 POP3/IMAP4クライアント利用時に必要な設定」を参照してください。