付録I.1 拡張宛先解決機能の概要
サーバ統合によりユーザのO/R名,ニックネームが変更となり,このためO/R名,ニックネームを変更したユーザから受信したメール,送信したメールの宛先表示がO/R名となります。また,宛先がO/R名表示のメールを返信,再送すると不達となります。
サーバ統合などによりO/R名及びニックネームを変更したユーザからの受信したメール,送信したメールについての扱いを下記のようにするため宛先解決テーブルにて解決します。
- <この項の構成>
- (1) 移動したユーザから受信したメールの扱い(INBOX)
- (2) 移動したユーザへ送信したメールの扱い(送信ログ)
- (3) 旧ニックネームの扱い
(1) 移動したユーザから受信したメールの扱い(INBOX)
- 受信メールを取出したときの宛先がニックネーム表示(新ニックネーム)となります。
- 宛先詳細情報を参照することができます。
- 返信することができます。
(2) 移動したユーザへ送信したメールの扱い(送信ログ)
- 送信メールを取出したときの宛先がニックネーム表示(新ニックネーム)となります。
- 宛先詳細情報を参照することができます。
- 送信メールプロパティで表示する宛先がニックネーム表示(新ニックネーム)となります。
- 再送することができます。
(3) 旧ニックネームの扱い
- ローカル宛先台帳に登録している旧ニックネームでメール送信できます。
- 旧ニックネームが宛先に含まれているメールをOUTBOX(後送信)から送信できます。
- クライアントにローカル保存したmlf形式のファイル及び受信控えが旧ニックネームであっても再利用できます。