11.2 アクセス権限の登録と削除

アクセス権を持つユーザ/組織だけが掲示板を参照できます。アクセス権は最上位組織,組織,グループ及びユーザ単位で指定できます。これらのアクセス権を持つものをメンバといいます。

グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティを使用すれば,メンバとそのアクセス権限を一括して登録できます。グループ・掲示板メンバ一括登録ユティリティについては,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド ユティリティ編」を参照してください。

アクセス権限には,読み(R),書き(W),及び削除(D)があります。メンバごとにアクセス権限が与えられます。また,メンバ以外のユーザ/組織には,メンバ以外権限としてアクセス権が指定できます。

アクセス権限の登録,削除ができるのは,トップ掲示板だけです。下位掲示板には,トップ掲示板に登録されたメンバに権限が与えられます。

メンバの種類と範囲を示します。

注意
  • 書き(W)権限が与えられている組織とユーザは,通常自分で掲示した記事を削除できます。しかし,組織略称を変更した組織,又はニックネームを変更したユーザは,変更前に掲示した記事が削除できなくなります。
  • 掲示板へのアクセス権限は,所有者であるユーザと所有者でないユーザとでは異なります。所有者であるユーザに書き(W)権限が与えられている場合,そのユーザは削除(D)権限と同等の権利を持ちます。所有者でないユーザの場合,書き(W)権限が与えられていても,削除(D)権限と同等の権利を持つことにはなりません。
  • 掲示板に対してのアクセス権がサーバをまたがる兼任先の組織に設定されている場合,その兼任ユーザが掲示板を参照することはできません。例えば,2台のサーバA,Bのマルチサーバ環境で,組織1,2はサーバAをホームサーバとするアドレス組織とする。組織1に所属するメールユーザをサーバBに登録し,組織2を兼任させる。組織2に,サーバBで参照可能な掲示板のアクセス権を設定する。組織2に所属し,サーバBをホームサーバとするユーザは一人もいない。このような場合,ユーザAには掲示板のアクセス権が与えられません。組織2でなく直接兼任ユーザBに掲示板のアクセス権を与えてください。または,組織2に所属し,サーバBをホームサーバとするユーザを追加してください。

Mail Serverはアクセス権のモードを2種類用意します。/usr/GroupMail/nxcdir/gmpublicinfo(HP-UX,AIX:/var/opt/GroupMail/nxcdir/gmpublicinfo)ファイルで,次のキーワードを設定した場合としない場合でモードを区別します。サーバごとにこのキーワードを設定をします。

BOARD_ACCESS_WRITE=NO_EDIT_BOARD
注意
自分で作成した下位掲示板だけを削除できます。

まず,掲示板管理ウィンドウの[メンバ]ボタンを選択して,次のメンバ情報ダイアログボックスを開きます。

[図データ]

画面最上段には,掲示板IDと掲示板名が表示されます。その下のメンバ以外権限では,メンバ以外のアクセス権限を設定します。

[登録]ボタン
メンバ登録ダイアログボックスを開きます。
[修正]ボタン
メンバのパーミッション(アクセス権)を変更します。
[削除]ボタン
メンバを削除します。
[ユーザ台帳]ボタン
ユーザ台帳ダイアログボックスを開きます。
[グループ選択]ボタン
グループ選択ダイアログボックスを開きます。
[印刷]ボタン
メンバの一覧を印刷します。
AIX版ではメンバ一覧の印刷機能は使用できません。
[閉じる]ボタン
ダイアログボックスを閉じます。
<この節の構成>
11.2.1 アクセス権限の登録
11.2.2 アクセス権限の削除