5.8 gmpublicinfoファイルの設定
gmpublicinfoファイルは,Address Server及びMail Serverの設定値を定義するファイルです。ファイルの位置は,/usr/GroupMail/nxcdir/gmpublicinfo(HP-UX,AIX:/var/opt/GroupMail/nxcdir/gmpublicinfo)です。ファイルの設定例を次に示します。
MAX_LOGIN_USER=128
NXS_TIMEOUT=86400
SYSTEM_CMP_DISPLAY=NO
RETRY_BOOT_COUNT=100
gmpublicinfoファイルに設定できる環境変数の一覧を表5-5に示します。設定できるサーバが全サーバになっている場合,マスタ管理サーバとアドレスサーバの両方で有効です。アドレスサーバにはメールサーバが含まれます。なお,LOG_DIR_SV_RESPONSE,MNG_JOURNAL及びNXS_REP_DIRでディレクトリを指定する場合は絶対パスで指定します。
- 注意
- gmpublicinfoファイルを編集する場合には,テキストエディタを使用してください。
表5-5 環境変数一覧
各環境変数の詳細な説明を次に示します。
- ADDITIONAL_POSITION_EXP
- 一括登録ユティリティのgmaxexpコマンドで兼任ユーザの情報を出力する場合に指定します。
- マスタ管理サーバのgmpublicinfoファイルに「ADDITIONAL_POSITION_EXP=Y」を指定した場合,ユーザ情報だけでなく登録されている兼任ユーザの情報も出力します。
- ADDITIONAL_POSITION_EXPを指定していない場合,又はADDITIONAL_POSITION_EXPのパラメタにY以外を指定したり,何も指定していない場合は,兼任ユーザの情報は出力しません。
- AGT_STATCIRCLE
- アドレスサーバからマスタ管理サーバに各アドレスサーバの状態を報告するインターバルを指定します。「AGT_STATCIRCLE=55」のように各アドレスサーバに指定してください。設定したアドレスサーバにだけ有効です。
- 5から1,440までの5の倍数で分単位に指定します。5の倍数でない場合は5の倍数に切り上げます。1,440より大きい数を指定した場合や,AGT_STATCIRCLEの指定がない場合は省略値5分を設定します。
- 指定を変更する場合,変更するアドレスサーバのアドレスサービスを停止して行ってください。
- なお,AGT_STATCIRCLEを変更する場合,アドレス管理ドメイン内で一番長く設定されているAGT_STATCIRCLEの2倍以上の値を,マスタ管理サーバのMNG_STATCIRCLEに設定してください。
- この設定は,設定したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。
- AUTO_CANCEL_DEFERRED
- 送信メール削除時の遅延配信指定自動取り消し機能を使用する場合に指定します。本機能を使用した場合,遅延配信日時を指定した送信メールを指定日時前に削除すると,遅延配信指定が自動的に取り消されます。本機能を使用する場合は「AUTO_CANCEL_DEFERRED=Y」と記述します。この設定は,設定したメールサーバの再起動によって反映され,設定したメールサーバにだけ有効です。
- AUTO_FORWARD
- 全ての送信メールを,送信者が指定した宛先とは別に,サーバに設定した宛先へ自動転送する場合に指定します。本機能を使用する場合は「AUTO_FORWARD=user1@gmax.hitachi.co.jp」のように自動転送先のE-mailアドレスを記述します。この設定は,設定したメールサーバの再起動によって反映され,設定したメールサーバにだけ有効です。自動転送の詳細については,「19.16 全ての送信メールを自動転送する」を参照してください。
- BOARD_ACCESS_WRITE
- 下位掲示板を作成,削除できるユーザ/組織を制限します。
- この環境変数を設定するサーバをホームサーバとする,書き(W)権限を持つユーザ/組織には下位掲示板を作成,削除させないで,削除(D)権限を持つユーザ/組織だけに下位掲示板を作成,削除させることができます。
- その場合,メールサーバのgmpublicinfoファイルに「BOARD_ACCESS_WRITE=NO_EDIT_BOARD」と記述します。
- この設定は,gmpublicinfoファイルに設定した直後から有効になります。またこの設定したメールサーバにだけ有効です。
- 注意
- 削除できる下位掲示板は,自分で作成した下位掲示板だけです。
- CHECK_SUPERIOR
- ユーザ登録,ユーザ変更時に設定した上長ユーザIDが実際に存在するユーザであるかのチェックを行わないようにする場合に指定します。
- マスタ管理サーバのgmpublicinfoファイルに「CHECK_SUPERIOR=N」を指定した場合,上長ユーザIDの存在チェックを行いません。
- この設定は,マスタ管理サーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。またこの設定は,アドレス管理ドメインのすべてのアドレスサーバに有効となります。
- CLUSTERING_LEVEL
- アドレスサーバの信頼性を高める機能です。gmpublicinfoファイルに「CLUSTERING_LEVEL=1」を指定すると,設定したアドレスサーバの信頼性が高まります。クラスタ環境を設定した場合は,必ず設定してください。
- この設定は,設定したアドレスサーバのアドレスサーバサービスの再起動によって反映されます。
- DDA_ORTONICK
- O/R名に「/D=RFC-822;」で始まる要素が含まれている場合に,O/R名をニックネームや日本語名へ変換しない場合に指定します。これによって,メール操作のレスポンスを向上させることができます。「DDA_ORTONICK=N」と指定してください。
- この設定は,設定したメールサーバの再起動によって反映されます。この設定は,設定したメールサーバにだけ有効です。
- 備考
- 「/D=RFC-822;」で始まる要素が含まれているO/R名は,Mail - SMTPを経由して受信した他メールシステムのE-mailアドレスです。
- DISPLAY_READ_TIME
- 開封日時表示機能に対応しているクライアントで,送信メール詳細にて開封日時表示を行わない場合に「DISPLAY_READ_TIME=N」と指定してください。
- この設定は,設定したメールサーバの再起動によって反映されます。この設定は,設定したメールサーバにだけ有効です。
- DISPLAY_SUBSTITUTED_USER
- 代行受信者開封表示機能に対応しているクライアントで,送信メール詳細にて本人が開封したか,代行受信者が開封したかの識別を行わない場合に「DISPLAY_SUBSTITUTED_USER =N」と指定してください。
- この設定は,設定したメールサーバの再起動によって反映されます。この設定は,設定したメールサーバにだけ有効です。
- DNAMERFC
- アドレス管理ドメイン内のドメイン名または,ホスト名に,半角の英数字,.(ピリオド),-(ハイフン)以外の文字を使用したアドレスサーバ,及びほかのGroupmaxアプリケーションのサーバがある場合には,マスタ管理サーバのgmpublicinfoファイルに「DNAMERFC=N」を指定してください。この設定は,マスタ管理サーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。アドレス管理ドメインのすべてのアドレスサーバに有効となります。
- DUAL_BODIES
- S/MIME機能を使用する環境で,S/MIME機能に対応していないクライアントでマルチパート署名形式のメールを参照するときに,添付ファイルを参照しない場合に指定します。
- gmpublicinfoファイルに「DUAL_BODIES=N」と指定すると,そのメールサーバをホームサーバとするユーザがS/MIME機能に対応していないクライアントを使用している場合にマルチパート署名形式のメールを参照するときに本文は参照できますが添付ファイルは参照できません。検定はできません。
- 全クライアントがS/MIME機能に対応した環境で指定することを推奨します。「DUAL_BODIES=Y」または指定しないときは,S/MIME機能に対応していないクライアントを使用している場合にマルチパート署名形式のメールを参照するときに本文,添付ファイルとも参照できます。検定はできません。
- しかし,本設定は,マルチパート署名形式で暗号化・デジタル署名したメールのメール容量が通常のメールより増えます。
- この設定は,設定したメールサーバのメールサーバの再起動によって反映されます。またこの設定は,設定したメールサーバにだけ有効です。
- 各々のクライアントから実際にこの設定が反映されてマルチパート署名形式が送られてくるのは,メールサーバの再起動後に個人のメール(暗号化・デジタル署名したメールに問わず)の送信が成功した後からになります。
- EMAIL_UNIQUE_CHECK
- E-mailアドレスのユニークチェックを実行するかどうかを指定します。
- EMAIL_UNIQUE_CHECKをマスタ管理サーバのgmpublicinfoファイルに指定していない場合,又はEMAIL_UNIQUE_CHECKのパラメタに何も指定していない場合,ユニークチェックを実行します。
- 「EMAIL_UNIQUE_CHECK=NO」を指定した場合,ユニークチェックを実行しません。
- この設定は,マスタ管理サーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。
- 途中でユニークチェックを「実行しない」から「実行する」に変更した場合,「実行する」に変更した時点からユーザ情報の登録及び変更でのE-mailアドレスのユニークチェックを実行します。ただし,既に重複しているE-mailアドレスのユニークチェックは実行しません。
- ERROR_LEVEL
- 各アドレスサーバにこの環境変数を指定することで,アドレスサーバからマスタ管理サーバにどのようなメッセージを送信するかを指定できます。
- gmpublicinfoファイルに次のように設定します。
ERROR_LEVEL=[0][1][2][3][4][5]
- どのメッセージを表示するかをオペランドに1から5までの数字で指定します。1から5までの数字は「ERROR_LEVEL=12」のように複数指定してもかまいません。どのメッセージも送信しない場合は0を指定します。0を指定する場合はほかの数字と同時に指定できません。
- ERROR_LEVELをgmpublicinfoファイルに指定していない場合,すべてのメッセージを送信します。この設定は,設定したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映され,設定したアドレスサーバにだけ有効です。
- オペランドの各番号の意味は次のとおりです。
- 0を指定した場合
メッセージを送信しません。
- 1を指定した場合
障害メッセージを送信します。障害メッセージは運用中に発生した障害を報告します。
- 2を指定した場合
警告メッセージを送信します。警告メッセージは,障害ではない,システムで検知した警告を報告します。
- 3を指定した場合
通知メッセージを送信します。通知メッセージは,ある種のデーモンの起動が正常に終了したことなどを報告します。
- 4を指定した場合
要求メッセージを送信します。要求メッセージは,システムからシステム管理者に対して操作を要求します。
- 5を指定した場合
状態監視メッセージを送信します。状態監視メッセージは,各アドレスサーバの状態をマスタ管理サーバに報告します。このメッセージを送信しない場合,運転席に各アドレスサーバの状態が通知されません。そのため,運転席のシステム管理ウィンドウでは該当するアドレスサーバが属するサイトが赤色で表示されます。
- EX_MAILFLOW_MODE
- 回覧メールで次の機能を使用するかどうかを指定します。この設定は設定したメールサーバにだけ有効です。
- リッチテキスト形式の本文を使用する
- ロングファイル名を持つファイルを添付する
- 添付できるファイル数を最大24個まで拡大する。
- これらの機能を使用する場合は「EX_MAILFLOW_MODE=YES」と指定してください。しかし,32ビットクライアントでだけ使用できます。16ビットクライアントでは使用できません。16ビットクライアントを使用するユーザが混在する環境では,EX_MAILFLOW_MODE=NOを指定して,これらの機能を使用できないようにしてください。なお,この設定は,設定したメールサーバのメールサーバの再起動によって反映されます。またこの設定は,設定したメールサーバにだけ有効です。
- FLUSH_NOTIFY
- Address - AssistのGroupmax連携機能を利用する場合に指定します。マスタ管理サーバで「FLUSH_NOTIFY=Y」と指定してください。この設定は,マスタ管理サーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。この設定は,アドレス管理ドメインのすべてのアドレスサーバに有効となります。
- INCREMENTAL
- クライアントでGroupmaxサービスプロバイダを使用するかどうかを指定します。使用する場合は「INCREMENTAL=YES」を,使用しない場合は「INCREMENTAL=NO」を指定します。該当するサーバ単位にこのキーワードを指定してください。Groupmaxサービスプロバイダを使用するかどうかは,運転席のシステムオプションの「クライアントでGroupmaxサービスプロバイダを使用する」でも指定できます。ただし,運転席のシステムオプションがシステム全体に影響するのに対して,gmpublicinfoファイルでの指定は指定したサーバに対してだけ影響します。なお,両方が指定された場合は,運転席のシステムオプションでの指定よりもgmpublicinfoファイルでの指定が優先されます。
- この設定は,設定したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映され,設定したアドレスサーバにだけ有効です。
- IPN_REQUEST_FIX
- メール返信時の同報宛先に対する受信通知要求オプションを選択します。Mail - SMTP経由で受信したメールの受信者毎の受信通知要求は「なし」となるため,これを強制的に「あり」としたい場合に「IPN_REQUEST_FIX=Y」と指定します。この設定は,設定したメールサーバの再起動によって反映され,設定したメールサーバにだけ有効です。
- LDAP_AUTHENTICATE
- アドレス認証からディレクトリ認証に切り替える場合に指定します。「LDAP_AUTHENTICATE=Y」と指定してください。この設定は,設定したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。この設定は,設定したアドレスサーバにだけ有効です。
- LOG_DIR_SV_RESPONSE
- Address Server - Data Collectionが利用するサーバレスポンス用ログファイルを出力したい場合に指定します。保存ディレクトリ名を絶対パスで設定してください。必ず既存のディレクトリ名を指定してください。また,ディレクトリの全オーナーに書き込み権限を与えてください。この設定は,設定したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。この設定は,設定したアドレスサーバにだけ有効です。
- 指定したパス名が不正の場合,又は指定したパス名のディレクトリがない場合はアドレスサービスを起動できません。
- LOG_VALID_PERIOD
- Address Server - Data Collectionが利用するログファイルの保存日数を記述します。省略した場合は2が仮定されます。この設定は,設定したメールサーバのサーバの再起動によって反映されます。この設定は,設定したメールサーバにだけ有効です。
- LOG_VALID_SV_RESPONSE
- Address Server - Data Collectionが利用するサーバレスポンス用ログファイルの保存サイズをメガバイト単位で設定します。1~9の数値が設定できます。省略した場合は1が設定されます。この設定は,設定したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。この設定は,設定したアドレスサーバにだけ有効です。
- MAIL_CACHE_DIR
- メールキャッシュ機能を有効にする場合に設定します。メールキャッシュ機能とは受信メールを取出した際,そのメールをディスクに保存しておき,同じメールを再度参照した場合のレスポンスを短くする機能です。保存先のディレクトリを絶対パスで設定してください。設定するディレクトリは既存のディレクトリで,システム管理者が書込み権限を持っている必要があります。この設定は,設定したメールサーバのサーバの再起動によって反映されます。この設定は,設定したメールサーバにだけ有効です。この設定を変更した場合,旧設定ディレクトリ配下に作業ディレクトリが残る場合があります。この場合,手動にて削除を行ってください。作業ディレクトリの名称は,<mcディレクトリ>および<Trashディレクトリ>です。
- MAX_LOGIN_USER
- 同時ログイン数の最大値を1から1000までの数字で指定します。デフォルト値は256人です。1,000人に変更する場合,MAX_LOGIN_USER=1000に変更してください。なお,組織メール機能を利用する場合,個人メールおよび組織メールを同時に使用するため,1ユーザログインあたりのログイン数は2となります。従って,組織メールを利用する場合は,MAX_LOGIN_USER設定値の半数のユーザしかログインできなくなりますので注意が必要です。この設定は,設定したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。この設定は,設定したアドレスサーバにだけ有効です。
- MAX_MAIL_SIZE
- 送信メールサイズの最大値を1~2,097,151の数字で指定します。単位はキロバイトです。0を指定した場合,及び環境変数を指定しない場合は無制限になります。対象は設定したメールサーバをホームサーバとするユーザです。この設定はメールサーバの再起動によって反映されます。この設定は,設定したメールサーバにだけ有効です。
- MAX_NEWS_SIZE
- 掲示記事サイズの最大値を1~2,097,151の数字で指定します。単位はキロバイトです。0を指定した場合,及び環境変数を指定しない場合は無制限になります。対象は設定したメールサーバをホームサーバとするユーザです。この設定は,設定したメールサーバの再起動によって反映されます。この設定は,設定したメールサーバにだけ有効です。
- MLGETBK_SAVE_OPTION
- メールの稼動中バックアップで,送信メール詳細情報の代行受信者情報と開封日時情報もバックアップする場合に指定します。「MLGETBK_SAVE_OPTION=N」を指定した場合,メールの稼動中バックアップ機能でバックアップとリストアを行なっても,リストアしたメールの送信メール詳細表示で開封日時や代行受信者を表示することができます。この設定は,設定した後のバックアップ取得から有効になります。また,この設定は,設定したメールサーバにだけ有効です。
- MNG_JOURNAL
- マスタ管理サーバのジャーナルファイルを取得するかどうかを指定します。
- ジャーナルファイルはユーザ情報の更新情報を保存する為のファイルで,取得/保存しておく事により,バックアップのリストア時に,最新の状態まで復元する事が可能となります。
- ジャーナルファイルを取得する場合は,マスタ管理サーバのgmpublicinfoファイルにジャーナルファイルの出力先のディレクトリ名を絶対パスで指定します。指定がない場合は,ジャーナルファイルは取得されません。
- なお,一度指定した出力先のディレクトリを変更した場合は,アドレスサーバのアドレスサービスの再起動時に以前の出力先ディレクトリのジャーナルファイルは削除されます。削除されたくない場合,事前にファイルを移動してください。
- 指定したパス名が不正の場合,又は指定したパス名のディレクトリがない場合はアドレスサービスを起動できません。
- この設定は,マスタ管理サーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。
- MNG_STATCIRCLE
- マスタ管理サーバが各アドレスサーバからの応答がないと判定する時間を指定します。「MNG_STATCIRCLE=100」のようにマスタ管理サーバに指定してください。
- 10から2,880までの10の倍数で分単位で指定します。10の倍数でない場合は10の倍数に切り上げます。2,880より大きい数を指定した場合や,MNG_STATCIRCLEの指定がない場合は省略値20分を設定します。
- 指定を変更する場合,マスタ管理サーバのアドレスサービスを停止して変更してください。
- なお,AGT_STATCIRCLEを変更する場合,アドレス管理ドメイン内で一番長く設定されているAGT_STATCIRCLEの2倍以上の値を,マスタ管理サーバのMNG_STATCIRCLEに設定してください。
- この設定は,設定したマスタ管理サーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。
- MOVEADDRESS_MAPPING_TABLE
- 拡張宛先解決機能を使用するかどうかを設定します。使用する場合は,「MOVEADDRESS_MAPPING_TABLE=Y」と設定してください。この設定は,設定したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。この設定は,設定したアドレスサーバにだけ有効です。また宛先解決機能を使用する場合,宛先解決を必要とするサーバで宛先解決データ作成コマンドにより宛先解決データを作成してください。コマンドの詳細については,「16.8 admkmvtb」を参照してください。
- MTA_JOURNAL_FILES
- Mail Serverは,次のファイルにメール転送のログを出力します。
- ・/var/opt/GroupMail/x400/runtime/journal/mds/
- JOURNALS.LOG
- ・/var/opt/GroupMail/x400/runtime/journal/p1mta/
- JOURNALS.LOG
- ・/var/opt/GroupMail/x400/runtime/journal/p1am_tcp/
- JOURNALS.LOG
- これらのログファイルはメールサーバの起動時および起動後6時間間隔で同じディレクトリにバックアップを作成します。このバックアップファイルの数を4~999の数字で指定します。省略した場合は4が設定されます。バックアップ時,指定した数以上のファイルがディレクトリ内に存在する場合,指定した数になるまで古いファイルが削除されます。このため,ログファイルを出力するディレクトリには他のファイルやディレクトリを格納しないでください。
- 設定したメールサーバのメールサーバ再起動によって反映されます。この設定は,設定したメールサーバのみ有効です。
- NICKNAME_CACHE_LIMIT
- O/R名とニックネーム,ニックネームとO/R名などの変換は,DBを直接アクセスするのでは遅くなるため,情報をメモリ上に展開したキャッシュ機能を使用しています。ここでは,キャッシュのエントリ数上限を設定します。3000~1000000の数値が設定できます。アドレス管理ドメインに登録した全ユーザ数以上を設定することをお勧めします。省略した場合は3000が設定されます。この設定を変更した場合は,変更したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。また,この設定を変更した場合は,既存のキャッシュセーブファイルが無効になります。その場合は,admkordtコマンドで新しいキャッシュセーブファイルを作成できます。詳細については「8.8 高速宛先変換のためのメモリキャッシュの設定」を参照してください。この設定は設定したアドレスサーバにだけ有効です。
- NICKNAME_DB_ACCESS
- O/R名からニックネームに変換する際,宛先変換のメモリキャッシュに変換対象のユーザ情報が展開されていない場合に,DBをアクセスするかどうかの設定を行います。この設定を変更した場合は,変更したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。また,この設定を変更した場合は,既存のキャッシュセーブファイルが無効になります。その場合は,admkordtコマンドで新しいキャッシュセーブファイルを作成してください。詳細については「8.8 高速宛先変換のためのメモリキャッシュの設定」を参照してください。この設定は設定したアドレスサーバにだけ有効です。
- NOTEXP_GMAXSYS
- 一括登録ユティリティのgmaxexpコマンドで最上位組織Groupmax_systemの情報だけを出力しないようにする場合に指定します。最上位組織Groupmax_systemに所属する組織やユーザなどの情報も出力しないようにする場合には,NOTEXP_SYSUSERと併用してください。
- マスタ管理サーバのgmpublicinfoファイルに「NOTEXP_GMAXSYS=Y」を指定した場合,最上位組織Groupmax_systemの情報を出力しません。
- NOTEXP_GMAXSYSを指定していない場合,又はNOTEXP_GMAXSYSのパラメタにY以外を指定したり,何も指定しなかったりした場合は,最上位組織Groupmax_systemの情報も出力します。
- NOTEXP_SYSUSER
- 一括登録ユティリティのgmaxexpコマンドで最上位組織Groupmax_systemに所属する組織やユーザの情報(Groupmax_system直下だけではなく,下位組織に所属する組織やユーザの情報も含みます)を出力しないようにする場合に指定します。最上位組織Groupmax_system自身の情報も出力しないようにする場合には,NOTEXP_GMAXSYSと併用してください。
- マスタ管理サーバのgmpublicinfoファイルに「NOTEXP_SYSUSER=Y」を指定した場合,最上位組織Groupmax_systemに所属する組織やユーザの情報を出力しません。
- NOTEXP_SYSUSERを指定していない場合,又はNOTEXP_SYSUSERのパラメタにY以外を指定したり,何も指定しなかったりした場合は,最上位組織Groupmax_systemに所属する組織やユーザの情報も出力します。
- NOTICE_CONTROL
- 受信通知の最大連続配信数を設定する場合に指定します。
- 受信通知はメールよりも数多く発生することから,受信通知が一時期に大量に発生すると,メールの配信が遅れることがあります。受信通知の最大連続配信数を設定することによって,メールの配信が遅れるのを防ぐことができます。
- 1~999の数値を設定することができます。設定した数値の数だけ連続して受信通知の配信が行われた場合は,受信通知の配信が中断されて,先にメールの配信が行われます。
- NOTICE_CONTROLを設定していない場合は,受信通知の配信は中断されません。
- NOTICE_CONTROLの指定を変更した場合は,メールサーバ再起動を行ってください。
- NXCLOG_COUNT
- Address Serverは,/usr/GroupMail/nxcdir/nxclog(HP-UX,AIX:/var/opt/GroupMail/nxcdir/nxclog)にログファイルを出力します。このログファイルのサイズがNXCLOG_SIZEを超えたときにバックアップするバックアップファイル数を4~999の数字で指定します。単位は個数です。省略した場合は4が設定され,nxclog.004までバックアップします。この指定を変更した場合は,変更したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。この設定は,設定したアドレスサーバにだけ有効です。
- 注意
- NXCLOG_COUNTの設定を多くするとログファイルのバックアップ時にディスクアクセスが多数発生するため性能が劣化する場合があります。運用時はNXCLOG_COUNTの設定値を10以内の値にすることを推奨します。
- NXCLOG_COUNTの設定を小さくした場合は,ログファイルをバックアップするときに不要なバックアップファイルを削除します。例えば,NXCLOG_COUNTを10から省略値4に変更した場合は,nxclog.004までしかバックアップされません。nxclog.005~nxclog.010のバックアップファイルは不要なバックアップファイルとして次回のバックアップ時に削除されます。
- NXCLOG_SIZE
- Address Serverは,/usr/GroupMail/nxcdir/nxclog(HP-UX,AIX:/var/opt/GroupMail/nxcdir/nxclog)にログファイルを出力します。このログファイルのサイズを指定します。単位はメガバイト(MB)でデフォルトは10MBです。この指定を変更した場合は,変更したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。この設定は,設定したアドレスサーバにだけ有効です。
- 注意
- ログファイル(nxclog)は指定したサイズになると,バックアップファイルとしてnxclog.001という別名でバックアップします。バックアップされたnxclog.001がある場合にnxclogが指定したサイズになると,nxclog.001はnxclog.002,nxclogはnxclog.001というように拡張子の数字を一つずつ増やした別名でバックアップします。ただし,バックアップファイルはNXCLOG_COUNTが省略値の場合は,nxclog.004までしかバックアップされません。それ以上になると削除されます。
- NXS_REG_NTFCNT
- Address ServerはGroupmaxの各アプリケーションプログラムに対して登録情報の変更を通知します。レプリケーション完了時に保存される一時ファイルを,一定の間隔後に変更通知ファイルとして出力することで変更が通知されます。変更通知ファイルを出力する間隔は,「NXS_REG_NTFCNT」に一時ファイルで保存される更新レコードの件数を指定することで変更できます。「NXS_REG_NTFCNT=500」のように,1から9,999までの数値で件数を指定します。ゼロサプレスで指定してもかまいません。
- 「NXS_REG_NTFCNT」を設定していない場合,一時ファイルの更新レコードが500件になると変更を通知します。
- なお,「NXS_REG_NTFCNT」の設定は,設定したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。この設定は,設定したアドレスサーバのみ有効になります。
- 注意
- マスタ管理サーバ又はアドレスサーバの,登録情報の変更を通知する間隔を変更した場合,そのサーバマシンで運用しているすべてのGroupmaxアプリケーションプログラムに対して有効になります。
- NXS_REG_NTFTIME
- Address ServerはGroupmaxの各アプリケーションプログラムに対して登録情報の変更を通知します。レプリケーション完了時に保存される一時ファイルを,一定の間隔後に変更通知ファイルとして出力することで変更が通知されます。変更通知ファイルを出力する間隔は,「NXS_REG_NTFTIME」に,一時ファイルを作成,変更した後に経過した時間を指定することで変更できます。「NXS_REG_NTFTIME=60」のように,1から1,440までの数値で分単位で指定します。ゼロサプレスで指定してもかまいません。
- 「NXS_REG_NTFTIME」を設定していない場合,一時ファイルを作成,変更した後に60分経過すると変更を通知します。
- なお,「NXS_REG_NTFTIME」の設定は,設定したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。この設定は,設定したアドレスサーバのみ有効になります。
- 注意
- マスタ管理サーバ又はアドレスサーバの,登録情報の変更を通知する間隔を変更した場合,そのサーバマシンで運用しているすべてのGroupmaxアプリケーションプログラムに対して有効になります。ただし,Mail - SMTPだけは例外で,この設定をしても通知する間隔は60分に固定されます。
- NXS_REP_DIR
- アドレスサーバにこの環境変数を指定することで,指定した後に実行されるユーザ・組織・掲示板などの登録・変更・削除の履歴をファイルに出力します。これによって,一括登録ユティリティなどで大量に登録・変更・削除を実行した場合にも,その内容を履歴で確認できるようになります。
- 履歴を出力したいアドレスサーバのgmpublicinfoファイルに次のように設定します(マスタ管理サーバに指定をしても履歴は出力されません)。
NXS_REP_DIR=<出力先ディレクトリ>
- 出力先のディレクトリ名は絶対パスで指定します。指定したディレクトリに作成されたaddress.datというファイルに履歴は出力されます。以降,登録・変更・削除のたびに履歴はaddress.datに追記されます。履歴を初期化する場合やaddress.datのサイズがディスクの空き容量を圧迫している場合は,次の注意を守ってaddress.datを削除してください。
- 設定したアドレスサーバのアドレスサービス再起動によって反映されます。この設定は,設定したアドレスサーバのみ有効です。
- 注
- address.datの削除は,必ずアドレスサービスを終了した後に実行してください。
address.datの中に履歴は次の形式で記録されます。なお,処理区分には,登録の場合「A」,変更の場合「C」,削除の場合「D」が設定されます。
最上位組織の登録・変更・削除
C,処理区分,最上位組織ID,,,,,,,,,,,
組織の登録・変更・削除
G,処理区分,組織ID,,,,,,,,,,,,,,,
ユーザの登録・変更・削除
U,処理区分,,,ユーザID, 以降コンマが34個続きます
グループの登録・変更・削除
T,処理区分,グループID,
グループメンバの登録・削除
M,処理区分,グループID,組織ID,ユーザID
「組織ID」と「ユーザID」は登録・削除の対象によって,どちらか一方だけが設定されます。
掲示板メンバの登録・変更・削除
L,処理区分,掲示板ID,アクセス権,最上位組織ID,組織ID,ユーザID,グループID
「最上位組織ID」,「組織ID」,「ユーザID」,「グループID」はアクセス権の操作の対象によって,どれか一つが設定されます。
「アクセス権」にはread権の場合は「R」,write権の場合は「W」,delete権の場合は「D」,アクセス権なしの場合は「N」が設定されます。
掲示板その他権限の変更
A,処理区分,掲示板ID,アクセス権
「アクセス権」にはread権の場合は「R」,write権の場合は「W」,delete権の場合は「D」,アクセス権なしの場合は「N」が設定されます。
- NXS_TIMEOUT
- サーバ追加時のプログラム内部で使用するタイムアウト値(秒)です。この値は変更できません。
- ORNAME_GEN
- ユーザ登録又はユーザ移動でO/R名が重複しても,システムがO/R名の「/S=」のオペランドを重複しないように自動生成します。
- マスタ管理サーバのgmpublicinfoファイルに「ORNAME_GEN=AUTO」と指定します。
- なお,メールサーバのgmpublicinfoファイルにはこの指定は不要です。メールサーバに指定しても自動生成は実行されません。
- O/R名を確認したい場合は,一括登録ユティリティのgmaxexpコマンドでユーザ情報を出力してください。
- 設定したアドレスサーバのアドレスサービス再起動によって反映されます。この設定は,設定したアドレスサーバのみ有効です。
- 注意
- Groupmaxのメール以外のメールシステムからSMTP経由でメールを送信する場合,宛先の英語姓はO/R名の「/S=」のオペランドと同じにしてください。
- POP3
- マスタ管理サーバのGM_SETUPコマンドで「POP3/IMAP4を使用する」をチェックすると,アドレス管理ドメイン内のすべてのメールサーバ上でインターネットクライアントとの通信を担当するデーモンが起動します。
- 特定のメールサーバでこのデーモンを起動させたくない場合は,該当するメールサーバのgmpublicinfoファイルに「POP3=OFF」を指定します。その場合,そのメールサーバでは,インターネットクライアントとの通信を担当するデーモンが起動されません。
- POP3を指定していない場合,又はPOP3のパラメタにOFF以外を指定したり,何も指定しなかったりした場合は,メールサーバでデーモンを起動します。設定したメールサーバのメールサーバ再起動によって反映されます。この設定は,設定したメールサーバのみ有効です。
- 注意
- マスタ管理サーバで「POP3/IMAP4を使用する」をチェックされていない場合,POP3の指定は無視されます。
- RECYCLED_USERID
- 拡張宛先解決において,サーバ統合後に使用していたユーザIDを別ユーザに割当て再利用する場合に指定します。設定したメールサーバのメールサーバ再起動によって反映されます。この設定は,変換を必要とするサーバすべてに設定してください。
- RETRY_BOOT_COUNT
- プログラムが異常終了したとき,自動的に再起動する回数を指定します(0~2000)。設定したアドレスサーバのアドレスサービス再起動によって反映されます。この設定は,設定したアドレスサーバにだけ有効です。
- RE_CONNECT
- システム管理者がユーザのログインを制御できます。gmpublicinfoファイルに「RE_CONNECT=Y」を設定すると,そのアドレスサーバをホームサーバとするユーザのログインは,すべて後着優先ログインとして扱われます。「RE_CONNECT=N」を設定すると,そのアドレスサーバをホームサーバとするユーザのログインは,すべて通常ログインとして扱われます。この設定はアドレスサービスの再起動によって反映されます。gmpublicinfoファイルにどちらも設定されていない場合は,クライアントの要求に合わせて動作します。つまり,クライアントが後着優先ログインを要求してきた場合は後着優先ログインで動作します。要求されない場合は通常ログインで動作します。
- RMAIL_CACHE_USER_MAX
- メールキャッシュ機能にて保存する,1ユーザ毎の受信メール最大数を1から100までの数字で設定します。省略した場合は2が設定されます。この設定は,MAIL_CACHE_DIRを設定した場合のみ有効となります。この設定は,設定したメールサーバのサーバの再起動によって反映されます。この設定は,設定したメールサーバにだけ有効です。
- SAME_PREVIOUS_PASSWD
- この環境変数で,ユーザがパスワードを変更するときに前パスワードを指定できるようにします。
- 運転席のシステムオプションで「パスワード変更時,パスワードのチェックをする」にチェックした場合に有効になります。gmpublicinfoファイルに「SAME_PREVIOUS_PASSWD=Y」を設定すると,そのアドレスサーバをホームサーバとするユーザは,パスワード変更時に前パスワードと同じ文字列を指定できるようになります。この設定はgmpublicinfoファイルに設定した直後から有効になり,アドレスサービスの再起動は不要です。
- SAME_USERID_PASSWD
- この環境変数で,ユーザがパスワードを変更するときにユーザIDを指定できないようにします。
- 運転席のシステムオプションで「パスワード変更時,パスワードのチェックをする」にチェックした場合に有効になります。gmpublicinfoファイルに「SAME_USERID_PASSWD=N」を設定しますと,そのアドレスサーバをホームサーバとするユーザは,パスワード変更時にユーザIDと同じ文字列を指定できなくなります。この設定はgmpublicinfoファイルに設定した直後から有効になり,アドレスサービスの再起動は不要です。
- SECURE_MIME
- S/MIME機能を使用しない,つまり暗号化・デジタル署名したメールの送受信を行なわない場合に指定します。
- gmpublicinfoファイルに「SECURE_MIME=N」と指定すると,そのメールサーバをホームサーバとするユーザから暗号化・デジタル署名したメールの送受信ができなくなります。
- 通常メールだけ使用する運用を行っている環境では,全てのメールサーバに,この設定をすることを推奨します。
- この設定は,設定したメールサーバのメールサーバの再起動によって反映されます。またこの設定は,設定したメールサーバにだけ有効です。
- SHORT_PASSWD
- この環境変数で,ユーザがパスワードを変更するときに,パスワードの文字列の長さを制限できます。
- 運転席のシステムオプションで「パスワード変更時,パスワードのチェックをする」にチェックした場合に有効になります。gmpublicinfoファイルに「SHORT_PASSWD=数字」を設定しますと,そのアドレスサーバをホームサーバとするユーザは,パスワード変更時に指定数字より短い文字列を指定できなくなります。0~8の数字を指定してください。0の場合はパスワードが無くてもログインを許可します。この設定はgmpublicinfoファイルに設定した直後から有効になり,アドレスサービスの再起動は不要です。
- SRV_ID
- IPアドレスの漏えいを防ぐために,Address ServerのIPアドレスを返すサービスを実行しないようにする場合に指定します。
- gmpublicinfoファイルに「SRV_ID=NAME」を指定した場合,IPアドレス返すサービスを実行しません。
- SRV_IDを指定していない場合,又はSRV_IDのパラメタにNAME以外を指定したり,何も指定しなかったりした場合は,IPアドレス返すサービスを実行します。
- また,本設定はクライアントの"Groupmaxの統合セットアップ"のサブタグにある「アドレス解決モードをクライアントで行なう」をチェックした場合に有効となります。
- なお,この指定は設定したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動によって反映されます。この設定は,設定したアドレスサーバのみ有効になります。
- SUBSTITUTE
- 代行受信者として設定されたユーザが最上位組織又はホームサーバが変わる移動をしても,代行受信者設定したユーザは意識することなくそのまま代行受信者設定を引継げるようにする場合に指定します。「SUBSTITUTE=SUCCEED」をすべてのメールサーバに指定してください。この指定はメールサーバの再起動によって反映されます。
- この指定を行わない場合や,この指定を行う前に代行受信者を設定していた場合は,代行受信者として設定されたユーザが最上位組織又はホームサーバが変わる移動をすると,ユーザが代行受信者の再設定を行うまでメールが配信エラーになります。
- SUBSTITUTE_CONTROL
- 代行受信を設定されたユーザから代行受信を設定したユーザあてに出したメールが代行されないようにする場合に指定します。例えばAさんあてのメールがBさんに代行されるように設定されていた場合に,この設定がないと,BさんがAさんに送ったメールはBさんに戻ってきます。この設定があるとAさんに届きます。「SUBSTITUTE_CONTROL=Y」と指定してください。この設定は,設定したメールサーバのサーバの再起動によって反映されます。この設定は,設定したメールサーバをホームサーバとする,代行設定をしたユーザあてだけに有効です。
- SYSTEM_CMP_DISPLAY
- 最上位組織Groupmax_systemのクライアントへの表示・非表示を選択します。
- 表示する場合は,「SYSTEM_CMP_DISPLAY=YES」と指定してください。この設定は,設定したアドレスサーバのアドレスサービスの再起動で有効になり,設定したアドレスサーバにだけ有効です。