9.1.8 兼任ユーザ情報の設定
複数の役職,及び所属組織を持つユーザを,兼任ユーザとして設定できます。兼任ユーザを設定したユーザを主体ユーザと呼びます。ユーザがアドレスユーザとして登録されている場合だけ,この設定ができます。例えば,日立太郎さんは課長として勤労課に所属しながら,庶務課,及び管財課にもそれぞれ役職を持っている場合,図9-1のように,庶務課と管財課に兼任ユーザとして登録できます。
図9-1 兼任ユーザの設定例
![[図データ]](figure/h5010050.gif)
まず,名前データベースウィンドウでユーザを指定し,[兼任情報]ボタンを選択してください。次の兼任情報ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h5010060.gif)
- [参照/更新]ボタン
- 設定した兼任ユーザ情報を参照,更新します。
- [追加]ボタン
- 兼任ユーザ情報を追加します。
- [削除]ボタン
- 兼任ユーザ情報を削除します。
- [閉じる]ボタン
- ダイアログボックスを閉じます。
- <この項の構成>
- (1) 兼任ユーザ情報の追加
- (2) 兼任ユーザ情報の変更
- (3) 兼任ユーザ情報の削除
(1) 兼任ユーザ情報の追加
- [追加]ボタンを選択します。
兼任情報(追加)ダイアログボックスが表示されます。
![[図データ]](figure/h5010070.gif)
最上位組織ID,組織ID以外の項目には,設定されている主体ユーザの情報が表示されます。
- [組織選択]ボタンを選択します。
ユーザ台帳ダイアログボックスが表示されます。ここで,所属組織を指定してください。最上位組織ID,及び組織IDが設定されます。
- [選択]ボタンを選択します。
兼任情報(追加)ダイアログボックスに戻ります。必要に応じて,ほかの設定項目を変更してください。ただし,ユーザIDは変更できません。
- [了解]ボタンを選択します。
- 注意
- 兼任ユーザのユーザIDは「主体ユーザのユーザID.n」の形式になります。また,ニックネームを主体ユーザと同じままで追加すると,兼任ユーザのニックネームは「英語名n.英語姓」の形式になります。nはシステムが自動的に付ける任意の数字です。なお,このIDでログインすることはできません。
- 兼任ユーザを追加すると,兼任ユーザの所属組織の権利が主体ユーザに設定されます。
(2) 兼任ユーザ情報の変更
- 変更したい兼任ユーザ情報を指定します。
- [参照/更新]ボタンを選択します。
兼任情報(参照/更新)ダイアログボックスが表示されます。
- 兼任情報を変更します。
ただし,最上位組織ID,組織ID,及びユーザIDは変更できません。
(3) 兼任ユーザ情報の削除
- 削除したい兼任ユーザ情報を指定します。
- [削除]ボタンを選択します。
「選択された兼任情報を削除してもよろしいですか?」というメッセージが表示されます。
- [はい]ボタンを選択します。