3.4.1 オブジェクトモードを利用した場合

  1. [図データ](オブジェクトモード)をクリックします。

    [図データ]

  2. 「オブジェクトの選択」として,移動する範囲を四角形の枠で指定します。まず,四角形の角になる1点([図データ])をクリックします。

    [図データ]

  3. マウスを動かすと四角形の枠が現れます。四角形の枠に移動したい図形がすべて入る点([図データ])をクリックします。

    [図データ]

  4. 図面上にマウスの矢印([図データ])を位置付けてマウスの右ボタンをクリックして,ポップアップメニューを表示します。
  5. ポップアップメニュー中の[移動(M)]をクリックします。

    [図データ]

  6. 「移動基準点」として,図形の下の線と図形の中心を示す線が交わっている点([図データ])をクリックします。選択した図形がマウスと一緒に移動するようになります。

    [図データ]

  7. [図データ](ウィンドウ拡大)をクリックします。

    [図データ]

  8. 拡大する範囲をドラッグして決めます。

    [図データ]

  9. 移動基準点で指示した点と重ね合わせる点([図データ])をクリックします。

    [図データ]

  10. 図形の移動が完了しました。

    [図データ]

    注意
    オブジェクトモードとコマンドモード
    HICAD/DRAFT for Windowsでは,作図するためのモードとしてオブジェクトモードとコマンドモードを提供しています。
    • オブジェクトモード
      図面上の要素,図形,または層をオブジェクトといいます。オブジェクトモードとは,オブジェクトを選択した状態でマウスの右ボタンをクリックするとポップアップメニューを表示したり,要素を選択すると表示されるトラッカーで形状を修正できるモードです。
    • コマンドモード
      ビジュアル・アイコンからコマンドを選択してパラメタを入力するモードをコマンドモードといいます。システム標準の場合は,こちらのモードが選択されています。
    注意
    オブジェクトを選ぶ方法
    例題では,移動させる図形をオブジェクトとして選ぶ方法として四角形の枠を使いました。HICAD/DRAFT for Windowsでは,オブジェクトを選ぶ場合,四角形の枠以外にもいくつかの方法を用意しています。
    オブジェクトを選ぶ方法には,次のようなものがあります。
    • オブジェクトをクリックする。
    • オブジェクトをダブルクリックする。
    • 四角形の枠で囲む。
    • 〈Ctrl〉を押したままオブジェクトをクリックする。
    • 〈Shift〉を押したままオブジェクトをクリックする。
      この中のどの方法を使うかによって,選べるオブジェクトの範囲や対象が異なります。
      オブジェクトを選ぶ方法の詳細については,マニュアル「製図システム HICAD/DRAFT for Windows 使用の手引」のオブジェクトモードを参照してください。