2.2 マクロ実行[マクロ(M)/マクロ実行]

【機能】
指定した名称のマクロ(マクロコマンド,またはマクロ図形)を実行します。
【入力パラメタ】
入力順序ガイダンス入力パラメタ種別パラメタ説明
(1)[マクロ名]C実行するマクロの名称を指定します。
【補足説明】
1. マクロ名の指定を省略
マクロ名の指定を省略すると,保管されているマクロのファイル名がすべてマクロ名リストダイアログに表示されます。
このダイアログの一覧の中から実行するマクロのファイル名を選択して[OK]ボタンを押すと,選択した名称のマクロを実行の対象にして[マクロ実行]コマンドが実行されます。
マクロ名リストダイアログの各ボタンの機能は,次に示すとおりです。
 
[OK]:選択した名称で[マクロ実行]コマンドを実行します。名称を選択していないときは,処理をしないでダイアログを閉じます。
[取消]:処理をしないでダイアログを閉じます。
[詳細情報]:選択した名称のマクロの情報を詳細ダイアログに表示します。
 
また,マクロ名リストダイアログでは,ファイル名にワイルドカードが指定できます。ファイル名にワイルドカードを指定して[OK]ボタンを押すと,ワイルドカードの対象となるファイル名だけが一覧に表示されます。
2. ワイルドカード
HICAD/DRAFT for Windows上では,ワイルドカードに*(アスタリスク)と?(疑問符)が使えます。*は,一つの文字,または複数の文字列と置き換えられます。?は,一つの文字と置き換えられます。
ワイルドカードを使った例を次に示します。
 
(例1)ファイル名にm*.*と指定した場合
[図データ]
(例2)ファイル名に*.oと指定した場合
[図データ]
3. 引数の指定
引数に入力する値がある場合,[マクロ実行]コマンドを実行したあとに引数の入力を要求するガイダンスが表示されます。このガイダンスに従って引数を指定してください。
4. 配置位置の指定
[マクロ実行]コマンドでは,マクロ図形も実行できます。この場合,[マクロ実行]コマンドを実行したあとに配置位置パラメタの入力を要求するガイダンスが表示されます。このガイダンスに従ってマクロ図形を配置する位置を指定してください。配置位置パラメタの指定方法については,「2.3.1 図形配置[マクロ(M)/マクロ図形展開/図形配置]」を参照してください。
この[マクロ実行]コマンドで実行したマクロ図形は,配置位置を指定すると,図形形状として図面上に配置されます。このため,[寸法値変更]コマンドや[引数値変更]コマンドは実行できないので注意してください。