1.1.2 引数

HICAD/DRAFT for Windowsで標準で使えるコマンドには,実行するたびに入力するオペランドがあります。例えば,直線を作図するコマンドでは,始点をどこにするか,終点をどこにするかはコマンドを実行するたびに入力します。

ユーザが作成したマクロにも,実行するたびに入力するオペランドを最低一つ設定します。オペランドを設定するために,あらかじめ定義しておくのが引数です。引数は,マクロを実行するときにユーザが入力するオペランドの数だけ定義します。

例えば,長方形を作図するマクロコマンドに,次の三つのオペランドを設定するとします。

このマクロコマンドを実行するとき,三つのオペランドそれぞれに値を入力したい場合は,オペランドに対応した引数を三つ定義することになります。