4.5.3 SATR(ユーザ属性の定義)

【機能】
入力した図形,要素,表,表項目,または層にユーザ属性を定義します。
【構文】
SATR(a:b:c:d:e:f)
【引数】
a I ユーザ属性の種別
b CE 属性を定義する対象
c I 属性番号
d I C種パラメタ設定フォーマット
e I 設定開始アドレス
f CIR*N 属性データ
【戻り値】
I 次回設定アドレス
【解説】
  • ユーザ属性の種別を次のように指定します。
    1:図形
    2:要素
    3:表
    4:表項目
    5:層
  • 属性を定義する対象は,ユーザ属性の種別が表の場合は表名称,層の場合は層ニモニック,またはユーザ層名称でも指定できます。
  • 属性番号で指定できる範囲は1~9999です。
  • C種パラメタ設定フォーマットを次のように指定します。
    0:フリー
     先頭4バイトに文字列長をセットし,5バイト目から文字列をセットします。
    n:固定長
     nバイトの固定長で文字列を設定します。
     1~400の整数で長さを指定します。
     文字列がnより短い場合,後に空白を設定します。
     文字列がnより長い場合,先頭からnバイトに納まる文字まで設定し,後の文字列を無視します。
  • 設定開始アドレスで指定できる範囲は1~2999です。
  • 属性データは文字列,整数,および実数で合計2,999バイトまで指定できます。
  • 入力する属性データが2,999バイトを超えた場合,2,999バイトまでが設定されて,¥¥frtnに-4が返されます。
  • 次の場合,ユーザ属性は設定できません。
    ・指定した図形,または要素に,既にユーザ属性が21個定義されていて,かつ新しい属性番号で定義する場合
    ・指定した図形,または要素に,範囲外の属性番号が定義されている場合
  • この関数は,マクロ図形では使えません。
【例題】

a.i=1 ;
b.e=#300.1(0) ;
c.i=1 ;
d.i=0 ;
e.i=1 ;
f.CIR*N=10,"AB","XYZ" ;
x.i=SATR(&a:&b:&c:&d:&e:&f) ;
g.i=5 ;
y.i=SATR(&a:&b:&c:&d:&x:&g) ;

[図データ]

a.i=1 ;
b.e=#300.1(0) ;
c.i=1 ;
d.i=4 ;
e.i=1 ;
f.CIR*N=10,"AB","UVXYZ" ;
x.i=SATR(&a:&b:&c:&d:&e:&f) ;

[図データ]

(凡例)△:半角文字の空白一つを表します。