3.1 メニューカスタマイズの操作
- 【機能】
- 次に示すメニューを編集します。
- メニューバー:表示するメニューが選択できます。
- ツールバー:表示するボタンが選択できます。
- ビジュアル・アイコン:スケッチ,寸法編集,立体図,およびイメージのビジュアル・アイコンのメニューとは別体系の新しいユーザメニューが10個作成できます。
- 【操作】
- 1. 編集するメニューの選択
- [メニューカスタマイズ...]を選択すると,(1)メニュー編集ダイアログが表示されます。
- (1)メニュー編集ダイアログ
![[図データ]](figure/zu030100.gif)
- 《コンポーネントの機能》
- メニュー:
- 追加,変更,または削除の対象となるメニューを選択します。
- ビジュアルメニューとは,ビジュアル・アイコンを指します。
- [編集...]:
- 選択したメニューを編集するための次に示すダイアログを表示します。
- ビジュアルメニューを選択していたとき
(2)ビジュアルメニュー編集ダイアログ
- メニューバーを選択していたとき
(12)メニューバー編集ダイアログ
- ツールバーを選択していたとき
(13)ツールバー編集ダイアログ
- [OK]:
- 編集したメニュー,およびコマンドを保管して,このダイアログを閉じます。
- [取消]:
- 編集したメニューなどがあっても,保管しないでこのダイアログを閉じます。
- (2)ビジュアルメニュー編集ダイアログ
![[図データ]](figure/zu030200.gif)
- 《コンポーネントの機能》
- システムメニュー非表示:
- スケッチ,寸法編集,立体図,およびイメージのビジュアル・アイコンのメニューを表示しないときに指定します。
- 切り替えメニュー:
- メニューを追加する場合,「ユーザ1」~「ユーザ10」のどの体系に追加するか選択します。ビジュアル・アイコン切り替え用のメニューから「ユーザ1」~「ユーザ10」を削除したい場合は,インストールフォルダ'¥hicad¥etc¥'にある'user?.men'という名称のファイルを削除してください。
- 「スケッチ」,「寸法編集」,「立体図」,または「イメージ」を選択した場合は,参照(コピー)だけができます。
- 活性メニュー:
- 起動時に表示する主メニューを選択します。
- ツールヒント表示文字:
- 切り替えメニューに対応するツールヒント表示文字を設定します。
- メニュー位置:
- 選択した主メニューに,既に追加したメニューがある場合,それぞれのメニューが追加されている位置が表示されます。
- [OK]:
- 編集したメニューを保管して,(1)メニュー編集ダイアログに戻ります。
- [取消]:
- 編集したメニューがあっても,保管しないで(1)メニュー編集ダイアログに戻ります。
- [新規追加]:
- 新しくメニューを追加します。「メニュー位置」で表示されているメニューの一つを指示してからこのボタンを選択すると,指示したメニューの後に新しいメニューが追加されます。「メニュー位置」でどのメニューも指示されていない場合は,最後に新しいメニューが追加されます。このボタンを選択すると,親メニューを追加するか,子メニューを追加するかを選択する新規追加ダイアログが表示されます。
- [コマンド名設定]:
- 追加したメニューに対応するコマンドを選択するため,(4)コマンド設定ダイアログを表示します。
- [ビットマップ設定]:
- メニューとして表示するビットマップを指定するため,(3)ビットマップ設定ダイアログを表示します。
- [コマンド編集]:
- (4)コマンド設定ダイアログでマクロ,またはユーザコマンドを選択してからこのボタンを選択すると,(5)コマンド編集ダイアログが表示されます。
- [コピー],[前に挿入][後に挿入],[削除]:
- 「メニュー位置」で指示したメニューに対して,コピー,挿入,削除の各操作をします。
- (3)ビットマップ設定ダイアログ
![[図データ]](figure/zu030300.gif)
- 《コンポーネントの機能》
- ディレクトリ:
- 常にインストールフォルダ'¥hicad¥etc¥bitmaps'が表示されています。
- ビットマップファイル:
- インストールフォルダ'¥hicad¥etc¥bitmaps'にあるビットマップのファイル名が表示されます。メニューとして表示するビットマップのファイル名を選択すると,ファイルの内容が右の枠内に表示されます。
- ツールヒント表示文字:
- ビットマップに対応する,ツールヒント表示文字を設定します。
- [OK]:
- 選択したファイルを有効にして,(4)コマンド設定ダイアログを表示します。
- [取消]:
- ファイルが選択されていても無効にして,(2)ビジュアルメニュー編集ダイアログに戻ります。
- (4)コマンド設定ダイアログ
![[図データ]](figure/zu030400.gif)
- 《コンポーネントの機能》
- コマンド指定:
- メニュー位置から指定します。
- マクロ指定:
- マクロ一覧から指定します。
- ユーザコマンド指定:
- ユーザコマンドを指定します。
- コマンド名称:
- ビットマップに対応付けるコマンド名称を入力します。
- コマンド番号:
- ユーザコマンドを指定するときコマンド番号を30000~32767の範囲で指定します。
- [OK]:
- 設定内容を有効にして,このダイアログを閉じます。
- [取消]:
- 設定内容を無効にして,このダイアログを閉じます。
- (5)コマンド編集ダイアログ
![[図データ]](figure/zu030500.gif)
- 《コンポーネントの機能》
- コマンド名称:
- (2)ビジュアルメニュー編集ダイアログから呼び出した(4)コマンド設定ダイアログで選択したマクロ名,またはユーザコマンド名が表示されます。ここに表示されているマクロ,またはユーザコマンドが,編集の対象となるコマンドです。
- オペランド数:
- コマンドで入力するオペランドの数を選択します。
- デフォルトオペランド数:
- 入力するオペランドのうち,コマンドを実行したあとも保持するオペランドの数を指定します。
- 回復抑止モード:
- コマンドを実行したあと,メニューバーの[編集(E)]の[取消(U)]を選択することでコマンドを実行する前の状態に戻したい場合,「回復できる」を選択します。
- ビューポート外チェック実行モード:
- ビューポート外を指示した場合,そのデータを取り込みたいとき,「ビューポート外データを取り込む」を選択します。
- 活性図面外指示実行モード:
- 活性図面以外を指示した場合,そのデータを取り込むかどうか選択します。
- コマンド特有モード:
- ユーザコマンドにコマンド特有モードメニューを設定するための(6)コマンド特有モードメニューダイアログを表示します。
- 実行可能モード:
- コマンドが実行できるモードを設定するため,(7)コマンド実行可能モードダイアログを表示します。
- オペランド編集:
- コマンドで入力する各オペランドのパラメタ種別やガイダンスを設定するため,(8)オペランド編集ダイアログを表示します。
- [OK]:
- 編集したコマンドを保管して,(2)ビジュアルメニュー編集ダイアログに戻ります。
- [取消]:
- 編集したコマンドがあっても,保管しないで,(2)ビジュアルメニュー編集ダイアログに戻ります。
- (6)コマンド特有モードメニューダイアログ
![[図データ]](figure/zu030600.gif)
- 《コンポーネントの機能》
- 表示選択モード:
- コマンド特有モードメニューで表示するモードを選択します。
- [OK]:
- 設定したモードを保管して,(5)コマンド編集ダイアログに戻ります。
- [取消]:
- 設定したモードを保管しないで,(5)コマンド編集ダイアログに戻ります。
- [オプション]:
- 設定値を指定するためのダイアログが表示されます。
- (7)コマンド実行可能モードダイアログ
![[図データ]](figure/zu030700.gif)
- 《コンポーネントの機能》
- コマンドの実行できるモード:
- コマンドが実行できるモードを選択します。「マクロ実行中の状態だけ」を選択した場合,「マクロコマンド編集モード」,「マクロ図形編集モード」,および「マクロ図形展開モード」は選択できません。
- [OK]:
- 設定したモードを保管して,(5)コマンド編集ダイアログに戻ります。
- [取消]:
- 設定したモードがあっても保管しないで,(5)コマンド編集ダイアログに戻ります。
- (8)オペランド編集ダイアログ
![[図データ]](figure/zu030800.gif)
- 《コンポーネントの機能》
- オペランド番号:
- 編集しているオペランドの位置が表示されます。一度定義したコマンドのオペランドを変更する場合は,オペランド全体の数も表示されます。
- 要素指示パラメタ:
- このオペランドで要素を指示する場合,選択します。
- 点指示パラメタ:
- このオペランドで図面上の点を指示する場合,選択します。
- 文字入力パラメタ:
- このオペランドで文字を入力する場合,選択します。
- 整数:
- このオペランドで整数値を入力する場合,選択します。
- 実数:
- このオペランドで実数値を入力する場合,選択します。
- 文字列:
- このオペランドで文字列を入力する場合,選択します。
- スクリーン座標点指示入力:
- このオペランドで図面の範囲外でも点を指示する場合,「入力できる」を選択します。「点指示パラメタ」を選択している場合,有効です。
- ラバーを使用しない:
- ラバーバンドを使用しないときに選択します。
- 矩形ラバーバンド:
- このオペランドで点を指示する場合,矩形ラバーバンドを使うときに選択します。「点指示パラメタ」を選択している場合,有効です。
- 直線ラバーバンド:
- このオペランドで点を指示する場合,直線ラバーバンドを使うときに選択します。「点指示パラメタ」を選択している場合,有効です。
- 円ラバーバンド:
- このオペランドで点を指示する場合,円ラバーバンドを使うときに選択します。「点指示パラメタ」を選択している場合,有効です。
- オペランドメニュー種別:
- オペランドメニューを使う場合,どのオペランドメニューを使うか選択します。「整数」だけ,または「整数」と「要素指示パラメタ」だけを選択している場合は,表示させるダイアログを選択できます。
- パラメタ省略:
- このオペランドの入力を省略するときに選択します。
- パラメタ最小個数:
- このオペランドで必ず入力するパラメタの数を指定します。
- パラメタ最大個数:
- このオペランドで何個までパラメタを入力できるかを指定します。パラメタ最大個数には,パラメタ最小個数以上の数を指定します。
- ガイダンス:
- このオペランドを入力するときに表示させるガイダンスを指定します。
- 層・図形・要素・部品ピックモード:
- 要素指示パラメタなどで対象となる層などを指定するための(9)層・図形・要素・部品ピックモードダイアログを表示します。「要素指示パラメタ」,または「点指示パラメタ」を選択している場合,有効です。
- 要素種別ピックモード:
- 要素指示パラメタなどで対象となる要素の種別などを指定するための(10)要素種別ピックモードダイアログを表示します。「要素指示パラメタ」,または「点指示パラメタ」を選択している場合,有効です。
- 最小最大値設定:
- 入力した整数値,または実数値が有効な範囲を設定するための(11)最小最大値設定ダイアログを表示します。「整数」,または「実数」を選択している場合,有効です。
- [OK]:
- 編集したすべてのオペランドを保管して,(5)コマンド編集ダイアログに戻ります。
- [
]: - 一つ前のオペランドがある場合,そこに移ります。
- [
]: - 一つ後のオペランドがある場合,そこに移ります。
- [取消]:
- 編集したオペランドがあっても保管しないで,(5)コマンド編集ダイアログに戻ります。
- (9)層・図形・要素・部品ピックモードダイアログ
![[図データ]](figure/zu031100.gif)
- 《コンポーネントの機能》
- 部品ピックモード:
- 部品を指示できるかどうか選択します。
- ピックエコーモード:
- 指示したときにエコー表示をする範囲を選択します。
- 対象層ピックモード:
- 指示の対象となる層を選択します。
- [OK]:
- 設定したモードを保管して,(8)オペランド編集ダイアログに戻ります。
- [取消]:
- 設定したモードがあっても保管しないで,(8)オペランド編集ダイアログに戻ります。
- (10)要素種別ピックモードダイアログ
![[図データ]](figure/zu031200.gif)
- 《コンポーネントの機能》
- ピック可能形状要素:
- 指示できる形状要素を選択します。
- ピック可能寸法要素:
- 指示できる寸法要素を選択します。
- ピック可能注記要素:
- 指示できる注記要素を選択します。
- ピック可能表項目:
- 指示できる表項目を選択します。
- ピック可能原点:
- 指示できる原点を選択します。
- [OK]:
- 設定したモードを保管して,(8)オペランド編集ダイアログに戻ります。
- [取消]:
- 設定したモードがあっても保管しないで,(8)オペランド編集ダイアログに戻ります。
- (11)最小最大値設定ダイアログ
![[図データ]](figure/zu031300.gif)
- 《コンポーネントの機能》
- 最小値:
- 入力できる範囲の最小値を入力します。右のドロップダウン形式の一覧で>,または≧を選択すると,有効になります。
- 最大値:
- 入力できる範囲の最大値を入力します。左のドロップダウン形式の一覧で,>,または≧を選択すると,有効になります。
- [OK]:
- 設定したモードを保管して,(8)オペランド編集ダイアログに戻ります。
- [取消]:
- 設定したモードがあっても保管しないで,(8)オペランド編集ダイアログに戻ります。
- (12)メニューバー編集ダイアログ
![[図データ]](figure/zu031400.gif)
- 《コンポーネントの機能》
- 表示メニュー:
- メニューバーで表示するメニューを選択します。この一覧中のチェック(
)の付いているメニューがメニューバーに表示されます。
- [標準]:
- 編集したメニューバーの状態をシステム標準の状態に戻します。
- [OK]:
- 編集したメニューバーの状態を保管して,(1)メニュー編集ダイアログに戻ります。保管したデータは,インストールフォルダ'¥hicad¥etc'のmenubar.menファイルに出力されます。なお,メニューバー上から[メニューカスタマイズ]を削除したために,メニューのカスタマイズができなくなったときはmenubar.menファイルを削除してください。メニューバーのカスタマイズが解除されてメニューバーがシステム標準の状態に戻ります。
- [取消]:
- 編集したメニューバーの状態を保管しないで(1)メニュー編集ダイアログに戻ります。
- [ヘルプ]:
- メニューバー編集ダイアログのヘルプを表示します。
- (13)ツールバー編集ダイアログ
![[図データ]](figure/zu031600.gif)
- 《コンポーネントの機能》
- 種類:
- ツールバーで表示するメニューを選択します。
- ツールバー種別:
- 編集するツールバーを選択します。
- ツールボタン:
- ツールバーに表示するメニューのツールボタン,およびコマンド名称が表示されます。一つのツールバーで表示できるツールボタンは,最大32個です。
- [先頭に追加]:
- 種類の一覧で選択しているメニューをツールバーの先頭に追加します。
- [最後に追加]:
- 種類の一覧で選択しているメニューをツールバーの最後に追加します。
- [前追加]:
- 種類の一覧で選択しているメニューをツールボタンの一覧で選択しているツールボタンの前に追加します。
- [後追加]:
- 種類の一覧で選択しているメニューをツールボタンの一覧で選択しているツールボタンの後に追加します。
- [削除]:
- ツールボタンの一覧で選択しているツールボタンを削除します。
- [スペースを挿入]:
- ツールボタンの一覧で選択しているツールボタンの前に空白を挿入します。
- [標準]:
- 編集したツールバーの状態をシステム標準の状態に戻します。
- [OK]:
- 編集したツールバーの状態を保管して,(1)メニュー編集ダイアログに戻ります。
- [取消]:
- 編集したツールバーの状態を保管しないで,(1)メニュー編集ダイアログに戻ります。
- [ヘルプ]:
- ツールバー編集ダイアログのヘルプを表示します。