4.5.4 GATR(ユーザ属性の参照)

【機能】
入力した図形,要素,表,表項目,または層にユーザ属性を取り出します。
【構文】
GATR(a:b:c:d:e:f:g)
【引数】
a I ユーザ属性の種別
b CE 属性を参照する対象
c I 属性番号
d I 取り出し開始アドレス
e I 出力型
f I 取り出し個数
g I C種パラメタ取り出しフォーマット
【戻り値】
CIR*n ユーザ属性情報と次回取り出しアドレス
【解説】
  • ユーザ属性の種別を次のように指定します。
    1:図形
    2:要素
    3:表
    4:表項目
    5:層
  • 属性を参照する対象は,ユーザ属性の種別が表の場合は表名称,層の場合は層ニモニック,またはユーザ層名称でも指定できます。
  • 取り出し開始アドレスで指定できる範囲は1~2999です。
  • 出力型を次のように指定します。
    1:C種パラメタ取り出し
    2:I種パラメタ取り出し
    3:R種パラメタ取り出し
  • C種パラメタ取り出しフォーマットを次のように指定します。
    0:フリー
     先頭4バイトを文字列長と考え,5バイト目以降を文字列と考えて取り出します。
    n:固定長
     nバイトの固定長で文字列を取り出します。
  • 固定長の場合,1~400の整数で長さを指定します。
  • この関数はマクロ図形では使えません。
  • 結果型には次の内容が返されます。

    [図データ]

【例題】
図形#300.1(0)に設定されているユーザ属性(属性番号は1)
[図データ]

a.i=1 ;
b.e=#300.1(0) ;
c.i=1 ;
d.i=1 ;
e.i=1 ;
f.i=2 ;
g.i=0 ;
x.CI*n=GATR(&a:&b:&c:&d:&e:&f:&g) ;
f.i=1 ;
y.CI*n=GATR(&a:&b:&c:&x(3):&e:&f:&g) ;

x(1)には"AB",x(2)には"UVXYZ",x(3)には16が返され,y(1)には"abcd",y(2)には24が返されます。