4.5.5 GDATR(図面指定ユーザ属性の参照)

【機能】
指定した図面の図形,要素,表,表項目,または層のユーザ属性を取り出します。
【構文】
GDATR(a:b:c:d:e:f:g:h)
【引数】
a I 図面番号
b I ユーザ属性の種別
 (1:図形,2:要素,3:表,4:表項目,5:層)
c CE 属性を参照する対象
 bが1,2,または4の時はE種パラメタで指定します。
 bが3,または5の時はC種パラメタ,またはE種パラメタで指定します。
 表のときは表名称を,層のときは層名称(例:M0),またはユーザ層名称を指定します。
d I 属性番号(1~9999)
e I 取り出し開始アドレス(1~2999)
f I 出力型の指定(1,2,3)
 1:Cパラ型
 2:Iパラ型
 3:Rパラ型
g I 取り出し個数(m)
h I C種パラメタ取り出しフォーマット
 0:フリー
  先頭4バイトに文字列長として,5バイト目から文字列として参照します。
 n:固定長(1~400の整数で長さを指定します)
  nバイトの固定長で文字列を設定します。
【戻り値】
CIR*n ユーザ属性情報と次回の取り出しアドレス
 1~m:ユーザ属性データ(取り出し個数分)
 m+1:次回取り出しアドレス
【解説】
  • 図面番号に0を指定すると活性図面を対象にします。図面番号については「4.3.12 SDNO(図面番号)」を参照してください。
  • この関数は,マクロ図形では使用できません。
  • 結果型には次の内容が返されます。

    [図データ]

【例題】
図面番号2の図面上にある図形#200.1(0.0)に設定されているユーザ属性
[図データ]

a.i = 2 ;
b.i = 1 ;
c.ce = #200.1(0.0) ;
d.i = 1 ;
e.i = 1 ;
f.i = 1 ;
g.i = 1 ;
h.i = 0 ;
x.ci*n = GDATR(&a:&b:&c:&d:&e:&f:&g:&h) ;
g.i = 2 ;
y.ci*n = GDATR(&a:&b:&c:&d:&x(2):&f:&g:&h) ;

x(1)には”AB”,x(2)には7が返され,y(1)には”cdefg”,y(2)には”UXYZ”,y(3)には24が返されます。