4.11.7 FWRITE(データの書き込み)

【機能】
指定したファイルにデータを書き込みます。
【構文】
FWRITE(a:b:c:d)
【引数】
a C ファイル名
b C 書き込みモード
c C*N 書き込むデータ
d C 区切り文字
【戻り値】
I 書き込んだデータ長
【解説】
  • 指定した名称のファイルがない場合は,システム起動時のカレントディレクトリに新しいファイルを作成します。
  • 書き込みモードは,次のとおりです。
    c:新しいファイルを作成してデータを書き込みます。
    a:既存のファイルにデータを追加します。
  • 書き込むデータを,*Nごとに区切り文字で区切って1行に書き込みます。区切り文字には,次の表に示す文字から1文字を指定します。
    区分文字
    英字A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K,L,M,N,O,P,Q,R,S,T,U,V,W,X,Y,Z,
    a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k,l,m,n,o,p,q,r,s,t,u,v,w,x,y,z
    数字0,1,2,3,4,5,6,7,8,9
    記号空白,¥,%,#,(,),-,/
    日本語漢字,平仮名,片仮名
    指定できる文字にない文字を区切り文字にしたい場合は,関数CHARを使用してください。関数CHARについては,「4.9.3 CHAR(文字変換)」を参照してください。
  • データの最後には復帰文字,および改行文字が出力されます。書き込むデータに省略パラメタを指定すると,復帰文字,および改行文字だけが出力されます。
  • この関数を使ったマクロの実行を取り消しても,この関数で登録された内容は回復されません。
【例題】
ファイル(sampl)を新しく作成して,ABCという文字列を入力します。
次に書き込むデータとの間はコンマ(,)で区切ります。

c.c*n="ABC","DEF";
x.i=44;
y.i=FWRITE(sampl:c:&c:char(&x))

yには整数7が返り,ファイル(sampl)にはABC,DEFという文字列が書き込まれます。