4.3.17 ELM(E種パラメタ作成)

【機能】
入力した二つの値(端末要素番号,および要素位置座標)を基にして,E種パラメタを作成して返します。
【構文】
ELM(x:y)
【引数】
x I 端末要素番号
y R 要素位置座標
【戻り値】
E E種パラメタ
[図データ]
【解説】
  • 端末要素番号を取り出し,任意の要素位置座標を与えて定義済みの要素を生成し直します。
  • 端末要素番号は,関数ENO(x)を使います(「4.3.19 ENO(端末要素番号)」参照)。
  • 端末要素番号に誤りがある場合,エラーになります。
  • 要素位置座標は,要素長を1とした相対的な値で表します(-1.0~1.0)。符号は,始点から終点に向かうベクトルに対し左側が+(正の値),右側が-(負の値)です。
【例題】
要素として始点(10.0,10.0)・終点(20.0,10.0)の直線の形状要素を指示した場合

e1.e=#200.1(0.726)() ;
p.p=EPNT(&e1) ;

指示位置pは(17.2,10.0)となりますが,直線の中点を指示したようにE種パラメタを作り直すと次のようになります。

e1.e=#200.1(0.726)() ;
e2.e=ELM(ENO(&e1):0.5);
p.p=EPNT(&e2) ;

e2は#200.1(05)()となり,指示位置pは(15.0,10.0)となります。