1.2.2 マクロコマンドの修正

マクロコマンドを修正する手順を次に示します。

[図データ]

上の手順に沿って,先ほど作成したマクロコマンド(hline)を修正して,次に示す水平線を作成するマクロコマンド(wline)を作成してみます。

[図データ]

<この項の構成>
(1) 編集開始
(2) 修正
(3) 保管
(4) 編集終了

(1) 編集開始

マクロコマンドの編集を開始します。

1. メニューバーの[マクロ(M)]メニューで[マクロ編集]を指定して,そのあと何も入力しないで<Enter>を押してマクロ名リストダイアログを表示させます。
2. ファイル名からhline.oを選択します。
このマクロコマンドを修正して,新しいマクロコマンドとして保管します。
3. [OK]ボタンを押します。
[図データ]
4. マクロ編集ダイアログが表示されます。
[図データ]

(2) 修正

マクロコマンドを修正します。垂直線の作成と水平線の作成で異なるのは,基準点のまま使う座標がY座標ではなくX座標である点です。

5. ステートメントの1行目が表示されています。
マクロ編集ダイアログの[▼]ボタンを押して,キジュンテンを指示(*)します。
[図データ]
6. ナガサで次のように入力します。

20<Enter>

[図データ]
7. ステートメントの次の行が表示されています。

00000300 define         ;  x.r= xcor(&bp) ;

マクロ編集ダイアログの[削除]ボタンを押して,この行を削除します。
[図データ]
8. マクロ編集ダイアログの[ツール]ボタンを押して,マクロ編集ツールメニューを表示します。
[図データ]
9. マクロ編集ツールメニューの[変数]ボタンを押してから,コマンドエリアに次のように入力します。

x.r=xcor(&bp)+&len<Enter>

[図データ]
10. [▼]ボタンを押して,ステートメントの次の行を表示します。

00000400 define         ;  y.r= ycor(&bp)+&len ;

マクロ編集ダイアログの[削除]ボタンを押して,この行を削除します。
[図データ]
11. マクロ編集ツールメニューの[変数]ボタンを押してから,コマンドエリアに次のように入力します。

y.r= ycor(&bp)<Enter>

[図データ]

(3) 保管

修正したコマンドを保管します。

12. マクロ編集ダイアログの[▼▼]ボタンを押して,前進ダイアログを表示させます。
13. 行数に0と入力します。
実行を完了した行までが保管の対象になるので,最終行まで前進します。
14. [OK]ボタンを押します。
[図データ]
15. マクロ編集ダイアログの[保管]ボタンを押します。
16. 保管ダイアログが表示されます。マクロ名には参照したマクロコマンドの名称(hline)が表示されているので,次の名称に置き換えて[OK]ボタンを押します。

wline

これで,修正したマクロが新しいマクロとして保管されました。
新しいマクロコマンドとして保管するのではなく,マクロコマンドの修正だけの場合,表示されているマクロコマンドの名称は変更しません。
[図データ]

(4) 編集終了

マクロコマンドの編集を終了します。

17. マクロ編集ダイアログの[終了]ボタンを押します。
これで,マクロコマンドの編集を終了しました。

修正したマクロコマンドを新しいマクロコマンドとして保管したので,使用頻度に応じて新しいビジュアル・アイコンとして登録してください。ビジュアルアイコンの登録の詳細については,「1.2.1(7) メニューカスタマイズ」を参照してください。