拡大・縮小複写(dexczom)
機能
要素,または図形を指定した倍率に拡大,または縮小して,複写します。
入力パラメタ
入力順序
ガイダンス
入力パラメタ種別
パラメタ説明
1
要素・図形
OMDXE4
拡大・縮小する要素,または図形をオペランドメニューで指定します。
2
倍率
C
拡大・縮小の倍率を実数で指定します。
3
[倍率中心]
OMDXP6
拡大・縮小の中心となる点をオペランドメニューで指定します。
補足説明
「倍率中心」の指定を省略した場合,「要素・図形」で指定した内容によって倍率の中心は次のようになります。
図形を直接指示
指示した図形の原点が倍率の中心になります。
複数の図形を指示した場合は,最初に指示した図形の原点が倍率の中心になります。
図形を矩形,または多角形で指示
システムが選んだ図形の原点が倍率の中心になります。
一つ,または複数の要素を指示
図面の原点が倍率の中心になります。
要素,図形が混在
システムが選んだ図形の原点が倍率の中心になります。
同じ図面内で図形を複写するとき,複写した図形は元の図形とは別の図形として,元の図形と同じ層に作成されます。
要素を複写するとき,複写した要素は元の要素と同じ図形の同じ層に属します。
「要素・図形」で指示した要素,または図形にユーザ属性が定義されている場合は,ユーザ属性も複写されます。
直線をトリミングしているシンボルを,要素で指示して複写するとき,複写先が直線上であれば,トリミングします。
図形を複写する場合,指定した図形に接続している寸法を複写するかどうかをコマンド特有モードメニューで選択できます。このとき,寸法が複写されるのは,活性の寸法層です。
隠線領域を持つ図形を複写する場合,隠線領域も複写するかどうかをコマンド特有モードメニュー,またはシステムモードメニューで選択できます。システムモードメニューについては,「8.5 モード変更[環境(
C
)/モード変更]」の「システム」を参照してください。
注意事項
配置部品は指定できません。
「倍率」に1.0や負の値は指定できません。
「倍率中心」が図形原点以外のときは,図形の原点も移動します。
要素がきわめて小さくなるような「倍率」を指定すると,要素の一部が削除される場合があります。