直列寸法(dexcdim)
機能
指定した要素間の寸法を直列に記入します。
入力パラメタ
入力順序
ガイダンス
入力パラメタ種別
パラメタ説明
1
基準要素
E
寸法の基準となる要素を指定します。
2
要素
OMDXP13*N
寸法を記入するほかの要素を一つ,または複数オペランドメニューで指定します。
3
位置
OMDXP8
寸法線を記入する位置をオペランドメニューで指定します。
補足説明
コマンドの実行後にマウスの右ボタンを押すことで,寸法補助線を引き出す方向を切り替えられます。切り替えられる方向は次の三つです。
基準要素を延長した方向
X軸方向
Y軸方向
寸法を記入する「要素」を要素指示で指定する場合,「基準要素」から近い順に指示します。
寸法を記入する「要素」を要素指示で指定した場合,次のように直列寸法を記入します。
寸法補助線は,「要素」の指示点に近い方の端点,中心点,または特異点から引き出して「位置」まで記入します。
矢印が2点間に入りきらないときは,矢印タイプが変更されます。
「基準要素」と「要素」の間に距離がないときは,方向を判定できないのでエラーになります。
寸法値が補助線の間に入りきらないときでも,寸法値の位置は変更されません。
寸法を記入する「要素」を矩形指示で指定した場合,次のように直列寸法を記入します。
直線の形状要素,または円の中心線だけに寸法を記入します。
中心線を持つ円を「要素」に指定したときは,「基準要素」との距離を記入します。
「基準要素」,または「要素」として指定した要素のうち,元も遠い二つの要素の距離を,直列寸法の外側に記入します。
寸法線の間隔は,寸法モードメニューの並列寸法間隔に従います。
「基準要素」に垂直な直線を「要素」として指定しても処理しません。
「要素」として円の中心線を直接指定しても処理しません。中心線のある円を「要素」として指定したときだけ,中心線に寸法が記入されます。
「要素」を矩形指示で指定した場合の例を次に示します。
「位置」を指定するときに,ロケータカーソルの位置から水平方向,または垂直方向に寸法線があると,記入する寸法線の高さが,すでにある寸法線と同じ高さになるように補正されます。
直列寸法の一部を削除すると,隣接している寸法補助線が非表示になることがあります。このときは,「13.22 表示制御」の「寸法表示(dexdvis)」コマンドで,非表示になっている寸法補助線を表示します。
注意事項
「要素」で一度に指示できる数は,最大70個です。