鏡映複写(dexmirc)
機能
要素,図形,または形状層を,対象軸を中心に反転して複写します。
入力パラメタ
入力順序
ガイダンス
入力パラメタ種別
パラメタ説明
1
[複写対象]
OMDXE9
鏡映複写する要素,図形,または形状がある層をオペランドメニューで指定します。
省略すると,活性の形状層を対象にします。
2
対象軸
CE
鏡映複写の軸を指定します。
補足説明
指定した要素,図形,または形状層のデータを「対象軸」に対して鏡映複写します。
「複写対象」が矩形指示の場合,図形の構成要素がすべて含まれるときは,図形単位の複写になります。図形の構成要素の一部しか含まないときは,要素単位の複写になります。
「複写対象」として層を指定する場合,指定できるのは活性,または参照状態の形状層だけです。また,層は層ニモニックでも指定できます。指定できる層ニモニックを次に示します。
形状層:M0~M80の81層です。全形状層を指定するときはMと指定します。
ユーザ層名称
「対象軸」にX,またはYを指定すると,図面の中心を通り,X軸,またはY軸に平行な対象軸を設定します。
「複写対象」の要素,または図形にユーザ属性が定義されている場合は,ユーザ属性も複写します。
要素を複写する場合,複写した要素は元の要素と同じ図形に属します。
図形を複写する場合,複写した図形は元の図形とは別の図形として,元の図形と同じ層に作成されます。このとき,複写した図形の原点は,元の図形の原点と対象の位置に定義されます。
図形を複写する場合,指定した図形に接続している寸法を複写するかどうかをコマンド特有モードメニューで選択できます。このとき,寸法が複写されるのは,活性の寸法層です。
寸法に定義した注釈寸法も複写できます。ただし,寸法に定義した寸法は複写されません。
指定した図形の隠線領域を複写するかどうかは,コマンド特有モードメニュー,またはシステムモードメニューで選択できます。システムモードメニューについては,「8.5 モード変更[環境(
C
)/モード変更]」の「システム」を参照してください。
直線をトリミングしているシンボルを,要素で指定して複写するとき,複写先が直線上であればトリミングします。
注意事項
配置部品,および修正禁止図形の要素は指定できません。
入力例