12.2.5 退避ファイルの削除

<この項の構成>
(1) 退避ファイルの削除
(2) ガーベジ処理
(3) 削除の回復

(1) 退避ファイルの削除

(a) 機能

退避先ディレクトリの退避ファイルを削除します。

削除しても,ガーベジ処理(12.2.5(2)ガーベジ処理)するまでは,回復できます。

(b) 形式

drwbkup delt -sdir 退避先ディレクトリ
       [図面名1 図面名2 ... 図面名N]
       {[-gen 世代番号]
       |[-date 退避日付 [-time 退避時刻]]}

(c) パラメタ
-sdir 退避先ディレクトリ
図面を退避しているディレクトリを指定します。
図面名
削除する図面を指定します。
図面名は,複数同時に指定できます。この場合,各パラメタは1個以上の空白で区切ります。図面名には,ワイルドカードが使用できます。
省略すると,すべての図面が処理対象となります。
-gen 世代番号
削除する世代番号を指定します。世代番号は,指定世代以前の退避ファイルを削除するかを指定します。
このオプションを指定した場合,退避日付の指定はできません。
このオプションと退避日付による回復オプションの両方を省略した場合には,すべての世代の退避ファイルを削除します。
-date 退避日付 [-time 退避時刻]
退避日付により削除する図面を選択する場合に指定します。
指定の日付に一致するか,それ以前の退避ファイルを削除します。
退避時刻を指定した場合は,その時刻に一致するか,それ以前の退避ファイルを削除します。
退避日付はYYYYMMDD,退避時刻はhhmmssと指定します。

(2) ガーベジ処理

(a) 機能

削除した退避ファイルをガーベジ処理します。

(b) 形式

drwbkup garb -sdir 退避先ディレクトリ
       {[-gen 世代番号]
       |[-date 退避日付 [-time 退避時刻]]}

(c) パラメタ
-sdir 退避先ディレクトリ
図面を退避しているディレクトリを指定します。
-gen 世代番号
ガーベジ処理対象の世代番号を指定します。世代番号は,指定世代以前の退避ファイルを削除するかを指定します。1を指定すると,1世代以前の退避ファイルがガーベジ処理対象となります。
このオプションを指定した場合,退避日付の指定はできません。
このオプションと退避日付による回復オプションの両方を省略した場合には,すべての世代の退避ファイルを削除します。
-date 退避日付 [-time 退避時刻]
退避日付によりガーベジ処理対象を選択する場合に指定します。
指定の日付に一致するか,それ以前の退避ファイルをガーベジ処理します。
退避時刻を指定した場合は,その時刻に一致するか,それ以前の退避ファイルをガーベジ処理します。
退避日付はYYYYMMDD,退避時刻はhhmmssと指定します。

(3) 削除の回復

(a) 機能

削除した退避ファイルを回復します。

(b) 形式

drwbkup recov -sdir 退避先ディレクトリ
        [図面名1 図面名2 ... 図面名N]
        {[-gen 世代番号]
        |[-date 退避日付 [-time 退避時刻]]}

(c) パラメタ
-sdir 退避先ディレクトリ
図面を退避しているディレクトリを指定します。
図面名
削除した退避ファイルを回復する図面を指定します。
図面名は,複数同時に指定できます。この場合,各パラメタは1個以上の空白で区切ります。図面名には,ワイルドカードが使用できます。
省略すると,すべての図面が処理対象となります。
-gen 世代番号
削除した退避ファイルを回復する世代番号を指定します。世代番号は,指定世代以前の退避ファイルを対象にするかを指定します。1を指定すると,1世代以前の退避ファイルが回復処理対象となります。
このオプションを指定した場合,退避日付の指定はできません。
このオプションと退避日付による回復オプションの両方を省略した場合には,すべての世代の退避ファイルを対象とします。
-date 退避日付 [-time 退避時刻 ]
退避日付により削除した退避ファイルを回復対象に選択する場合に指定します。
指定の日付に一致するか,それ以前の退避ファイルを回復します。
退避時刻を指定した場合は,その時刻に一致するか,それ以前の退避ファイルを回復します。
退避日付はYYYYMMDD,退避時刻はhhmmssと指定します。