はじめに

このマニュアルは,プログラムプロダクト P-2C82-1134 製図システム HICAD/DRAFT for Windows(Hitachi Computer Aided Design System/Drafting for Windows)の機能と操作方法について説明したものです。

対象読者

パーソナルコンピュータ上で製図システム HICAD/DRAFT for Windowsを使って二次元の図面を作成する方々を対象としています。

また,HICAD/DRAFT for Windowsの基礎的な知識をオンラインヘルプなどで理解していることを前提とします。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す編と付録から構成されています。

第1編 操作
HICAD/DRAFT for Windowsの概要,画面構成,および基本的な操作について説明しています。
第2編 運用
HICAD/DRAFT for Windowsのインストール,運用環境の変更方法,図面データの変換方法,および図面庫・部品庫との接続方法について説明しています。
付録A シンボルコマンド
マウスの操作だけで入力できるコマンドについて説明しています。
付録B 用語解説
HICAD/DRAFT for Windowsで使っている用語について説明しています。

マニュアルでの表記

このマニュアルでは製品名称および名称について次のように表記しています。ただし,それぞれのプログラムについての表記が必要な場合はそのまま表記しています。

製品名称または名称表記
Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition SP2Windows XPWindows
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional SP2
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional x64 Edition SP2
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Standard EditionWindows Server 2003
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Vista(R) BusinessWindows Vista
Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise
Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate

関連マニュアル

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

1.製図システム HICAD/DRAFT for Windows コマンド編(3020-7-605)
HICAD/DRAFT for Windowsのコマンドの詳細について説明しています。
2.製図システム HICAD/DRAFT for Windows マクロ編(3020-7-606)
HICAD/DRAFT for Windowsのマクロ機能を使用する方法について説明しています。
3.製図システム HICAD/DRAFT for Windows 入門編(3020-7-607)
HICAD/DRAFT for Windowsの基本的な使い方について説明しています。
4.製図システム HICAD/DRAFT 運用編(3000-7-620)
HICAD/DRAFT/WXで管理している図面庫や部品庫の保守や利用者名称の登録,およびパーソナルコンピュータをネットワーク上の通信先として登録する方法について説明しています。
5.プロッタサポートライブラリ 使用の手引(3000-7-627)
HICAD/PLT/WXの機能と操作方法について説明しています。
6.HICAD/WXイメージエディタ HICAD/IEDT/WX(2) 使用の手引(3000-7-630)
HICAD/IEDT/WXを使ってイメージを作成,または編集する方法について説明しています。
7.エンジニアリング情報統合システム PDMACE for Windows 使用の手引(3020-7-654)
PDMACE for Windowsの使い方について説明しています。
8.エンジニアリング情報統合システム PDMACE/Programming Library for Windows プログラマーズガイド(3020-7-657)
PDMACEプログラミングライブラリを使用して,PDMACEの業務アプリケーションを開発する方法について説明しています。
9.HICAD/サーバ 使用の手引(3000-7-615)
ワークステーション上のHICAD/サーバの運用方法,および管理方法について説明しています。
10.HICAD/サーバ for Windows NT 使用の手引(3020-7-609)
HICAD/サーバ for Windows NTの運用方法,および管理方法について説明しています。

読書手順

このマニュアルは,利用目的によって,次の個所をお読みになることをお勧めします。

[図データ]

マニュアルで使用している記号

図記号説明
< >文字キーやPFキーを表します。キーの名称がキーの前側面に刻印してあるキーの場合は,<Ctrl>を押したまま,そのキーを押すことを表します。
< >+< >「+」の前のキーを押したまま,後のキーを押すことを表します。
[図面(F)]メニューの名称や項目,またはダイアログボックスのボタンを選択することを表します(この例ではメニューバー上の図面メニューを表しています)。

コマンドの文法に使用する記号

記号意味と例
 |
ストローク
横に並べられた複数の項目に対し,項目間の区切りを示し,「または」の意味を示します。
(例)
A|B|Cは「A,B,またはC」を意味します。
{ }
波括弧
この記号で囲まれている複数の項目のうちから一つを選択することを示します。項目が横に並べられ,記号|で区切られている場合は,そのうちの一つを選択します。
(例)
{A|B|C}では,「A,B,またはCのどれかを指定する」ことを示します。
〔 〕
きっ甲
(括弧)
この記号で囲まれている項目は省略してもよいことを意味します。
(例)
〔A〕は「何も指定しない」か,「Aと指定する」ことを示します。
...
点線
(リーダ)
記述が省略されていることを示します。この記号の直前に示された項目を繰り返し複数個指定できます。
(例)
A,B,B,...では「Aの後ろにBを必要個数指定する」ことを示します。

図中で使用する記号の説明

このマニュアルの図中で使用する記号を,次のように定義します。

[図データ]

常用漢字以外の漢字の使用について

このマニュアルでは,常用漢字を使用することを基本としていますが,次に示す用語については,常用漢字以外の漢字を使用しています。

個所(かしょ) 矩形(くけい) 桁(けた) 楕円(だえん) 貼り付け(はりつけ)

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。