図面庫・部品庫バックアップユティリティを使用する前に,退避・回復処理区分を定義します。「退避・回復処理区分」の定義は,退避・回復処理区分定義ファイル(インストールフォルダ¥hicad¥etc¥draft.bkprof)に以下の形式で記述することにより行います。
処理区分名:[処理区分別名]:退避処理オプション:回復処理オプション
(15バイト) (15バイト) (30バイト) (30バイト) |
(a) 処理区分名
処理を区分するための名称を指定します。
処理区分名は,退避・回復・初期化時の-prパラメタで指定します。
(b) 処理区分別名
処理を区分するための名称を,処理区分名とは別に指定します。処理区分別名は省略できます。
処理区分別名は,退避・回復・初期化時の-prパラメタで指定します。
(c) 退避処理オプション
退避処理オプションを以下に示します。
- -k
- 退避する図面が更新検索状態の場合,更新検索状態を解除して退避します。
- 省略した場合は,更新検索状態のまま退避します。
- -all
- このオプションを指定するとすべての図面を対象とします。
- 図面名指定や条件パラメタファイル名の指定は,無効となります。
- -bef
- このオプションを指定すると退避元の図面の更新日時が,図面庫・部品庫バックアップの環境を初期化した日よりも前の図面は,退避処理をしません。
- -del
- このオプションを指定すると退避処理後,退避元の図面を削除します。
- -told
- このオプションを指定すると退避元の図面の更新日時が,退避されている図面の更新日時よりも古い場合には,退避処理をしません。
- -tsame
- このオプションを指定すると退避元の図面の更新日時が,退避されている図面の更新日時と同じ場合(すでに退避済みの場合)には,退避処理をしません。
- -tnew
- このオプションを指定すると退避元の図面の更新日時が,退避されている図面の更新日時よりも新しい場合(退避元図面が新規登録,更新された場合)には,退避処理をしません。
- -bkdel
- このオプションを指定した場合,退避処理後には退避先に存在し,退避元の図面庫には存在しない図面の退避ファイルを削除します。すなわち,退避元の図面庫から削除された図面は,退避先からも削除されます。
- -pfオプションを同時に指定した場合には,このオプションは無効となります。
(d) 回復処理オプション
回復処理オプションを以下に示します。
- -k
- 回復する図面が更新検索状態の場合,更新検索状態を解除して回復します。
- 省略した場合は,更新検索状態のまま回復します。
- -bkdel
- このオプションを指定した場合,退避ファイルを削除します。ただし,削除する退避ファイルは回復した世代だけとなります。
- -told
- このオプションを指定すると退避ファイルの図面の更新日時が,回復先の図面の更新日時よりも古い場合(回復先の図面が更新されている場合)には,回復処理をしません。
- -tsame
- このオプションを指定すると退避ファイルの図面の更新日時が,回復先の図面と同じ場合には,回復処理をしません。
- -tnew
- このオプションを指定すると退避ファイルの図面の更新日時が,回復先の図面の更新日時よりも新しい場合には,回復処理をしません。
(e) 定義例
Daily:D:-k-told-tsame:-k-told
Weekly:W:-all: |