13.2.2 ユーザ定義情報用図面保管フォーマットソースファイルの作成

ユーザ定義情報用の図面保管フォーマットソースファイルは,Windowsのメモ帳などを使ってテキストファイル形式で作成します。

<この項の構成>
(1) 入力形式
(2) 指定内容
(3) 設定例

(1) 入力形式

ユーザ定義情報用の図面保管フォーマットソースファイルの入力形式を次に示します。

図面保管フォーマットファイル名,フォーマットID
カラム名称,カラム属性,[カラム長],[一覧表示幅],条件入力フラグ,データ入力フラグ,デフォルト値
    :

(2) 指定内容

図面保管フォーマットファイル名
ファイルの名称は,14バイト以内で指定します。
通常はpcusr.dfmを指定します。pcusr.dfm以外のファイル名称を指定したときは,$dfmtrpcコマンドで使用するファイル名称を変更します。$dfmtrpcコマンドについては,「13.3.1 図面保管フォーマットの変更」を参照してください。
フォーマットID
通常は,1を指定します。図面保管フォーマットを複数持ちたいときは,0以外の整数でユニークになるように設定してください。
カラム名称
カラムの名称を20バイト以内で指定します。
カラム属性
格納するデータの形式を次に示すコードで指定します。
char:文字列
long:整数(符号付き4バイト整数)
double:実数(倍精度8バイト実数)
カラム長
カラム属性でcharを指定しているときに,カラムの長さをバイト数で指定します。カラム属性でchar以外を指定しているときは,指定を省略します。
一覧表示幅
ファイル検索時に一覧で表示する場合の表示幅をバイト数で指定します。
条件入力フラグ
ファイル検索時に条件設定ダイアログで表示するときは「S」を指定します。
データ入力フラグ
図面ファイル保管時にユーザ管理データ設定ダイアログで表示するときは「S」を指定します。表示しないときは「U」を指定します。
デフォルト値
図面ファイル保管時にユーザ管理データ設定ダイアログでデータを設定しなかったときに,システムが設定するデータを指定します。

(3) 設定例

ユーザ定義情報用の図面保管フォーマットソースファイルで製品名称,図面番号,および図面尺度を定義した例を次に示します。

pcusr.dfm,1
製品名称,char,16,18,S,S,製品001
図面番号,long,,10,S,S,0001
図面尺度,double,,10,S,S,1.0