データ出力ユティリティは,次に示すコマンドで直接実行できます。
PLTUTL{ { 図面ファイル名〔-local -u 利用者名〔-ps パスワード〕
〔-g グループ名〕〕
| 図面名{ -u 利用者名〔-ps パスワード〕
〔-g グループ名〕
〔-p〕
〔-s 論理図面庫名・論理部品庫名〕
| -sdir 退避先ディレクトリ〔-gen 世代番号〕
}
}
〔-l 出力層〕
〔-ln 非出力層〕
〔-col カラータイプ〕
〔-rot 回転モード〕
〔-rev 反転モード〕
| -pf パラメタファイル名
〔-u 利用者名〔-ps パスワード〕
〔-g グループ名〕
〔-p〕
〔-s 論理図面庫名・論理部品庫名〕〕
}
-dv 出力形式 〔-od 出力先ディレクトリ〕
〔-w〕
〔-ial 表示モード〕
〔-msg 出力メッセージファイル〕
〔-pw 図面パスワード〕
PLTUTLコマンドでは,パラメタの指定をすべて省略すると,データ出力ユティリティのダイアログが表示されます。
出力する図面ファイルを完全なパス名で指定します。ファイル名だけを指定したときは,標準値エディタの実行環境で図面ファイルに設定されているディレクトリ下の図面ファイルとみなします。
出力する図面名を指定します。図面庫・部品庫の図面を出力する場合と,退避図面を出力する場合にこの形式で指定します。
利用者登録簿に登録されている利用者名を指定します。図面庫,または部品庫の図面を出力する場合に指定します。
利用者名に定義されたパスワードを指定します。図面庫,または部品庫の図面を出力する場合に指定します。パスワードが定義されていない場合は省略できます。
利用者の属しているグループ名を指定します。図面庫,または部品庫の図面を出力する場合に指定します。省略時には,"PERMSTD"として処理を行います。
部品庫の部品を出力する場合に指定します。
図面庫,または部品庫の図面を出力する場合に,出力する図面が格納されている論理図面庫名,または論理部品庫名を指定します。-sパラメタを定義しているパラメタファイルを-pfパラメタで使う場合,このパラメタは指定できません。省略した場合は,現在設定されている図面庫,または部品庫が対象になります。
出力する退避図面の退避先ディレクトリを指定します。このパラメタは,-uパラメタと同時には指定できません。
出力する退避図面の世代番号を指定します。このパラメタは必ず-sdirパラメタと同時に指定してください。
出力層と非出力層を次に示す方法で指定します。出力層と非出力層を指定するときの注意事項については,「10.1.6 出力層と非出力層の指定方法」を参照してください。
-lM -lDD
-lM0 -lM1 -lM2
-lM0:10 -lM20:30
出力色を次に示す番号で指定します。このパラメタは,-dvパラメタでwindflt,またはmetadfltを指定しているときに指定できます。省略すると,プリンタ出力時は自動,メタファイル出力時はカラーが設定されます。
0:自動(-dvパラメタでwindfltを指定しているときに指定できます)
1:カラー
2:モノクロ
図面を90度回転するかどうかを次に示す番号で指定します。省略すると,図面は回転されません。
0:回転しないときに指定します。
1:回転するときに指定します。
図面の白と黒の色を反転するかどうかを次に示す番号で指定します。省略すると,反転されません。
0:反転しないときに指定します。
1:反転するときに指定します。
参照するパラメタファイル名を完全なパス名で指定します。このパラメタは,図面ファイル名もしくは図面名と同時には指定できません。
パラメタファイルの詳細については,「10.1.3 パラメタファイルの指定方法」を参照してください。
データを出力する形式を次に示す英字の文字列で指定します。
データを出力するディレクトリを指定します。このパラメタは,-dvパラメタでhpgldflt,dwfdflt,またはmetadfltを指定しているときに指定できます。省略すると,出力先ディレクトリは¥hicad¥usr¥pltになります。
図面枠を表示したいときは,-wパラメタを指定します。省略すると,図面枠は表示されません。
標準値エディタで補助線登録層として設定されている層を非表示にして出力するかどうかを次に示す番号で指定します。
0:表示する。
1:表示しない。
実行結果を出力するメッセージファイルを完全なパス名で指定します。省略,または指定でエラーになったときは,¥hicad¥tmp¥pltut1.msgに出力されます。
部品を含むローカル図面を出力する場合に,利用者名(-u)と合わせて指定します。
パスワード付き図面を出力する場合に使用するパスワードを指定します。
-pfパラメタと図面ファイル名,-l,-ln,-col,-rot,および-revパラメタは,一緒に指定できません。
TIFUTL 図面ファイル名 TIFFファイル名称
〔-paper 用紙サイズ〕-dpi 画像密度 〔-r〕
〔-msg 出力メッセージファイル〕
〔-pw 図面パスワード〕
TIFUTL TIFFファイル名称 図面ファイル名 〔-r〕
〔-msg 出力メッセージファイル〕
TIFUTL -pf パラメタファイル名称 〔-od 出力先ディレクトリ〕
〔-msg 出力メッセージファイル〕
図面ファイル(.hdw)を完全なパス名で指定します。ファイル名だけを指定したときは,標準値エディタの実行環境で図面ファイルに設定されているディレクトリ下の図面ファイルとみなします。
TIFFファイル(.tif)を完全なパス名で指定します。ファイル名だけを指定したときは,標準値エディタの実行環境で図面ファイルに設定されているディレクトリ下のTIFFファイルとみなします。
TIFFファイルでの用紙サイズを次の中から指定します。
A0,A1,A2,A3,A4,A4W,B4,B5
A4はA4縦,A4WはA4横を示します。
省略した場合は,出力元の図面ファイルの用紙サイズと同じになります。
TIFFファイルでの画像密度(DPI)を次の中から指定します。
120,150,180,200,240,300,400
このパラメタを指定すると,出力先に同じ名称のファイルがあった場合,上書きします。同じ名称のファイルがあっても上書きしない場合は,このパラメタを指定しません。
参照するパラメタファイル名を完全なパス名で指定します。
パラメタファイルの詳細については,「10.1.4 パラメタファイルの指定方法(TIFFファイル出力の場合)」を参照してください。
出力先のディレクトリを完全なパス名で指定します。
省略した場合は,¥hicad¥usr¥pltに出力されます。
実行結果を出力するメッセージファイルを完全なパス名で指定します。省略,または指定でエラーになったときは,¥hicad¥tmp¥tifutl.msgに出力されます。
パスワード付き図面を出力する場合に使用するパスワードを指定します。