7.2.3 用紙サイズ標準値変更ファイル

用紙サイズを設定するには,用紙サイズ標準値変更ファイルを作成します。

用紙サイズ標準値変更ファイルのフォーマットを図7-4に示します。

用紙サイズ標準値変更ファイルは,ユーザが必要に応じて作成します。

用紙サイズ標準値変更ファイルは,標準値エディタのユーザ環境でファイル名を変更できます。標準のファイル名は ¥hicad¥etc¥draft.psz です。

図7-4 用紙サイズ標準値変更ファイルのフォーマット

[図データ]

<この項の構成>
(1) パラメタ・識別子
(2) 用紙の番号の指定
(3) 用紙データの指定
(4) 用紙サイズの指定例

(1) パラメタ・識別子

用紙サイズ標準値変更ファイルのパラメタを表7-6に,用紙サイズ標準値変更ファイルに記述する識別子を表7-7に示します。

表7-6 用紙サイズ標準値変更ファイルに記述するパラメタ

パラメタ内容設定できる値
pn用紙の番号1~20
pb略語6バイト以内
pd表示文字2バイト以内
pw横サイズmm単位,またはinch単位
ph縦サイズmm単位,またはinch単位

表7-7 用紙サイズ標準値変更ファイルに記述する識別子

識別子意味
パラメタの区切り
1行分の区切り
1用紙の終了

(2) 用紙の番号の指定

pn = 用紙の番号 ;

用紙の番号
用紙の番号を指定します。
指定できる範囲は1~20です。

(3) 用紙データの指定

pb=略語, pd=表示文字, pw=横サイズ, ph=縦サイズ ;

略語
用紙を設定するときに使う整数値(int型)で指定します。
略語は6バイト以内で指定します。
表示文字
図面情報エリアに表示する用紙サイズの文字を文字列(char型)で指定します。
表示文字は2バイト以内で指定します。
横サイズ
用紙の横サイズを実数値(real型)で指定します。
指定する単位は,寸法の単位系に従います。
縦サイズ
用紙の縦サイズを実数値(real型)で指定します。
指定する単位は,寸法の単位系に従います。

(4) 用紙サイズの指定例

用紙サイズの指定例を次に示します。

(設定値)
用紙番号 = 1
略語 = AA
表示文字 = AA
横サイズ = 320
縦サイズ = 200
(ファイル)

pn=1;
pb=AA,pd=AA,pw=320,ph=200;
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