10.1.5 パラメタファイルの指定方法(HP-GL/2ファイル出力の場合)

ここでは,HP-GL/2ファイル出力の場合のパラメタファイルの指定方法を説明します。パラメタファイルのディレクトリは インストールフォルダ¥hicad¥etc に固定です。初期値はPLTHA.PRMです。

パラメタファイルとは,データ出力ユティリティで指定するパラメタを登録しておくファイルです。

パラメタファイルに登録できるパラメタを次に示します。

FCO
塗りつぶし色・ペン番号対応ファイル名称を指定します。
CAP
線の終端の形状を指定します。
JOI
線の結合部の形状を指定します。
MRG
重なりあった線の出力方法を指定します。
SS1
ベクタデータだけ出力時の出力方法を指定します。
YOS
出力する用紙を指定します。

パラメタファイルへの登録例を次に示します。

FCO = pltflHA.fco
CAP = 1
J0I = 1
MRG = 1
SS1 = 3
YOS = 5
<この項の構成>
(1) FCO
(2) CAP
(3) JOI
(4) MRG
(5) SS1
(6) YOS

(1) FCO

形式

FCO = 塗りつぶし色・ペン番号対応ファイル名

機能
塗りつぶし色・ペン番号対応ファイル名称を指定します。
項目
塗りつぶし色・ペン番号対応ファイル名
塗りつぶし色・ペン番号対応ファイル名称を指定します。標準値はpltflHA.fcoです。
解説
塗りつぶし色・ペン番号対応ファイル形式
  • ファイルを定義するディレクトリは,“インストールフォルダ¥hicad¥etc”です。
  • 塗りつぶし色・ペン番号対応ファイルは,メモ帳などで編集のできるテキストファイルです。
  • 塗りつぶし色とペン番号は,以下のように指定します。

    [図データ]

    [図データ]

  • 省略された色コードは,(省略色コード+1)がペン番号となります。
  • ファイルが存在しない場合は,すべての色コードに対して(色コード+1)がペン番号となります。

(2) CAP

形式

CAP = 線の終端の形状の指定

機能
線の終端の形状を指定します。
項目
線の終端の形状の指定
線の終端の形状を,次に示す番号で指定します。
1:未処理
2:四角
3:三角
4:丸め

(3) JOI

形式

JOI = 線の結合部の形状の指定

機能
線の結合部の形状を指定します。
項目
線の結合部の形状の指定
線の結合部の形状を,次に示す番号で指定します。
1:斜め継ぎ
2:斜め継ぎ/斜め結合
3:三角結合
4:丸め結合
5:斜め結合

(4) MRG

形式

MRG = 重なりあった線の出力方法の指定

機能
重なりあった線の出力方法を指定します。
項目
重なりあった線の出力方法の指定
重なりあった線の出力方法を,次に示す番号で指定します。
0:上書き優先
1:混合出力

(5) SS1

形式

SS1 = ベクタデータだけ出力時の出力方法を指定

機能
ベクタデータだけ出力時の出力方法を指定します。
項目
ベクタデータだけ出力時の出力方法を指定
ベクタデータだけ出力時の出力方法を,次に示す番号で指定します。
0:ロール紙にネスティングして出力
1:ロール紙にネスティングなしで出力
3:カット紙に出力

(6) YOS

形式

YOS = 用紙の指定

機能
出力する用紙を指定します。
項目
用紙の指定
出力する用紙を,次に示す番号で指定します。
0:36インチロール紙
1:24インチロール紙
2:A0ロール紙
3:A1ロール紙
4:A3ロール紙
5:カット紙