オブジェクトモードでオブジェクトを何も選択していない場合,またはコマンドモードで,マウスの右ボタンを押しながら下方向にドラッグすると,ビューポートに対する次のようなポップアップメニューが表示されます。
![[図データ]](figure/zu052500.gif)
ビューポートに対するポップアップメニューの内容を次に示します。
- 取消
- 直前に実行したコマンドを取り消して,コマンド実行前の状態に戻します。
- 再実行
- 取消で取り消したコマンドを再実行します。
- 次要素
- 現在選択している要素の次に,ロケータカーソルに近い要素を選択します。
- 後退
- 一つ前の文字やパラメタを削除します。
- 再描画
- 図面の表示をリフレッシュします。
- 標準
- 拡大や移動などをしたビューポートを標準図面に戻します。
- 拡大
- 指定したビューポート上の領域を拡大して表示します。操作方法の詳細については,「3.4.2 ウィンドウ拡大」を参照してください。
- 全面
- 指定したビューポートを図面の表示領域いっぱいに表示します。
- 削除
- ビューポートを削除します。
オブジェクトモードで,層,図形,要素などのオブジェクトを選択している場合,マウスの右ボタンを押すと,次のようなポップアップメニューが表示されます。
![[図データ]](figure/zu052600.gif)
上の例は,文字を選択した場合に表示されるポップアップメニューです。表示されるメニューは,現在選択しているオブジェクトに対して有効なものです。複数のオブジェクトを選択している場合は,すべてのオブジェクトに対して有効なメニューが表示されます。
オブジェクトを選択している場合のポップアップメニューの内容を次に示します。
- 次要素
- 現在選択している要素の次に,ロケータカーソルに近い要素を選択します。
- 後退
- 一つ前の文字やパラメタを削除します。
- 拡大
- 指定したビューポート上の領域を拡大して表示します。操作方法の詳細については,「3.4.2 ウィンドウ拡大」を参照してください。
- 移動
- 移動基準点を入力すると,選択された要素がドラッグ状態になり,マウスの左ボタンを押すと移動します。
- 複写
- 複写基準点を入力すると,選択した要素がドラッグ状態になり,マウスの左ボタンを押すと複写します。
- 削除
- 選択したオブジェクトを削除します。
- 非表示
- 選択したオブジェクトを非表示にします。
- 編集
- 文字列を編集します。文字,寸法値,または表項目を選択している場合に表示されます。また,複数のオブジェクトを選択している場合は非活性になります。
- 一般図形化
- 一般図形化コマンドを実行します。図形だけを選択している場合に表示されます。一般図形化コマンドの詳細については,マニュアル「製図システム HICAD/DRAFT for Windows コマンド編」を参照してください。
- 図形修正禁止
- 図形修正禁止コマンドを実行します。図形だけを選択している場合に表示されます。図形修正禁止コマンドの詳細については,マニュアル「製図システム HICAD/DRAFT for Windows コマンド編」を参照してください。
- 属性変更
- 選択したオブジェクトの属性変更ダイアログを順に表示します。