シンボルコマンドは,マウスの左ボタンの1番ボタンを押し下げながら移動させることで入力するコマンドです。ラバーバンド,およびドラッギングの表示中はシンボルコマンドは使えません。
シンボルは,図A-1に示す8方向の方向コード列を組み合わせて記述します。方向コード列は,最大8コードです。シンボルとそのシンボルに対応するコマンドの定義は,メニューソースに記述します。
図A-1 シンボル方向コード列
(例)
2倍拡大コマンド……ビューポートを2倍に拡大するシンボルコマンドの方向コードは,'28'と定義します。
システム標準提供のシンボルコマンドを表A-1に示します。
表A-1 システム標準提供のシンボルコマンド
項番 | コマンド名 | 機能 | シンボル | 方向コード |
---|---|---|---|---|
1 | 拡大 (2倍拡大) | シンボルの始点を中心にして,これを含むビューポートの倍率を2倍にして表示します。 | ![]() | 28 |
2 | 拡大 (4倍拡大) | シンボルの始点を中心にして,これを含むビューポートの倍率を4倍にして表示します。 | ![]() | 2828 |
3 | 拡大 (8倍拡大) | シンボルの始点を中心にして,これを含むビューポートの倍率を8倍にして表示します。 | ![]() | 282828 |
4 | 縮小 (1/2倍縮小) | シンボルの始点を中心にして,これを含むビューポートの倍率を1/2倍にして表示します。 | ![]() | 82 |
5 | 縮小 (1/4倍縮小) | シンボルの始点を中心にして,これを含むビューポートの倍率を1/4倍にして表示します。 | ![]() | 8282 |
6 | 縮小 (1/8倍縮小) | シンボルの始点を中心にして,これを含むビューポートの倍率を1/8倍にして表示します。 | ![]() | 828282 |
7 | 標準 | シンボルの始点を含むビューポートの倍率を標準にして表示します。 | ![]() | 7 |
8 | 再描画 (リフレッシュ) | 画面全体を再描画します。 | ![]() | 26 |
9 | 全面 | シンボルの始点を含むビューポートのサイズを最大図面の表示領域サイズに変更し,倍率を標準にして表示します。 | ![]() | 161 |
10 | 移動 | シンボルの始点がビューポートの中心になるように表示位置を移動します。 | ![]() | 2 |
11 | 区切り | コマンド,またはパラメタの区切りとして入力します。 | ![]() | 62 |
12 | 回復 | 実行したコマンドを無効にして,実行前の状態にします。 | ![]() | 16853 |
13 | 活性 | シンボルの始点を含むビューポートを操作対象図面にします。 | ![]() | 285 |
14 | めくり | 前面にあるビューを,いちばん後ろに位置づけます。 | ![]() | 274 |
15 | 部分図 | 部分図を作成,または表示内容を変更します。 | ![]() | 16 |
16 | 次要素 | ピックアパーチャ内で次の要素を選択します。 | ![]() | 1 |