文字スペースコードの文字サイズを変更するには,文字サイズ標準値変更ファイルを作成します。
文字サイズ標準値変更ファイルのフォーマットを図7-3に示します。
文字サイズ標準値変更ファイルは,ユーザが必要に応じて作成します。
文字サイズ標準値変更ファイルは,標準値エディタのユーザ環境でファイル名を変更できます。標準のファイル名は ¥hicad¥etc¥draft.csp です。
図7-3 文字サイズ標準値変更ファイルのフォーマット
文字サイズ標準値変更ファイルに記述するパラメタを表7-4に,文字サイズ標準値変更ファイルに記述する識別子を表7-5に示します。
表7-4 文字サイズ標準値変更ファイルに記述するパラメタ
パラメタ | 内容 | 設定できる値 |
---|---|---|
sn | 文字スペースコードの番号 | 1~32 |
sw | 文字スペースの幅 | mm単位 |
sh | 文字スペースの高さ | mm単位 |
dx | 文字位置X | mm単位 |
dy | 文字位置Y | mm単位 |
cw | 文字幅 | mm単位 |
ch | 文字高さ | mm単位 |
fc | フォントスタイル | 0~3 |
fn | フォント名 | 任意のフォント名 |
表7-5 文字サイズ標準値変更ファイルに記述する識別子
識別子 | 意味 |
---|---|
, | パラメタの区切り |
; | 1行分の区切り |
: | 1スペースコードの終了 |
sn=文字スペースコードの番号;
sw=文字スペースの幅, sh=文字スペースの高さ, dx=文字位置X,
dy=文字位置Y, cw=文字幅, ch=文字高さ
[[, fc=フォントスタイル], fn="フォント名"] ;
スタイル | 値 |
---|---|
標準(Regular) | 0 |
斜体(Italic) | 1 |
太字(Bold) | 2 |
太字,斜体(Bold, Italic) | 3 |
文字サイズの各パラメタの構成を次に示します。
スタイルが太字,斜体の“MS P明朝”を文字スペースコード15に指定する例を次に示します。
sn=15;
sw=2.0,sh=3.4,dx=0.14,dy=0.7,cw=1.71,ch=2.0,fc=3,fn="MS P明朝";
: