3.9 TS2MDISPLAY(検索結果の表示)
- <この節の構成>
- (1) 形式
- (2) 機能
- (3) 引数
- (4) 引数のパラメータ
- (5) 戻り値
- (6) 注意事項
(1) 形式
TS2MDISPLAY(output, textcnt, textid, score, document)
(2) 機能
検索した結果の文書をテキストデータベースから取得します。
(3) 引数
- output《in》
- 検索結果を取得する条件を指定します。指定方法については,「3.14.5 検索結果を取得する条件」を参照してください。
- textcnt《out》
- 文書件数を受け取る変数を指定します。
- textid《out》
- 文書IDを受け取る1次元配列を指定します。
- score《out》
- スコアを受け取る1次元配列を指定します。
- document《out》
- 検索結果文書の本文を受け取る1次元配列を指定します。
(4) 引数のパラメータ
引数のパラメータには,指定する値が決められているものがあります。それらを次に示します。
- 検索対象ファイル名
- BIB_FindFile
- 関連情報ファイル名
- BIB_PartialText:文書の先頭から255バイトを格納しています。
- BIB_UrlPath:文書の保管先を格納しています。
- BIB_FileSize:文書のファイルサイズを格納しています。
- BIB_ModifyTime:文書の更新時間を格納しています。
(5) 戻り値
- 0
- 検索結果の表示が正常終了したことを示します。
- 負の整数値
- エラー番号を示します。詳細については,「付録C エラーステータス」を参照してください。
(6) 注意事項
- この関数を使用する前に, TS2MSTART関数でテキストデータベースの使用開始を宣言する必要があります。
- この関数で取得できる実行結果は最大1メガバイトです。このため,実行結果が1メガバイトを超える場合は,合計が1メガバイト以内となる文書までを取得します。例えば,二つの文書を取得した時点での合計が550キロバイトのとき,三つ目の文書が400キロバイトの場合は取得できますが,三つ目の文書が500キロバイトの場合は取得できません。