付録B 検索に使用できる文字

ここでは,Bibliotheca21 Standardの検索に使用できる文字について説明します。

<この節の構成>
(1) 検索および登録に使用できる文字
(2) 使用できない文字に関する注意

(1) 検索および登録に使用できる文字

Bibliotheca21 Standardで検索に使用できる文字を,表B-1に示します。

表B-1 検索に使用できる文字

文字種長さ(バイト)配置
2バイトコードの1バイト目2バイトコードの2バイト目
文字コード1バイト
文字コード
1バイト0x20~0x7E
0xA1~0xDF
2バイト
文字コード
2バイト0x81~0x9F
0xE0~0xFC
0x40~0x7E
0x80~0xFC
制御コードJIS制御
文字コード
1バイト0x09

注 上記以外の文字が登録文書中に含まれていても登録エラーにはなりません。ただし,上記以外の文字は検索できません。


(2) 使用できない文字に関する注意

Bibliotheca21 Standardでは,文字列中に表B-1に示す文字以外(無効文字)が含まれている場合は,検索タームを指定してもヒットしません。ただし,無効文字が登録文書中に含まれている場合でも,登録は正常に処理されます。このため,文字列中に無効文字が含まれている場合は注意が必要です。無効文字が不可視文字として含まれているときの検索を例に説明します。

(例)連続した文字列中に,無効文字が不可視文字として含まれているときの検索
次の文字列を登録したとします。
  • 表示されている文字列:日立
  • 実際のデータ:日<無効文字>立
    この場合,「日」と「立」の間に<無効文字>が含まれているため,1文字目は「日」,<無効文字>は検索対象ではないので無視され,2文字目は「立」として登録されます。つまり,連続した文字列「日立」ではなく,「日」と「立」の独立した文字として登録されます。

このとき,検索タームに「日立」を指定して検索を実行しても,登録データが「日」と「立」の独立した文字のためにヒットしません。また,検索タームに<無効文字>指定しても,<無効文字>は登録されていないためヒットしません。
このため,「日<無効文字>立」をヒットさせるには,検索タームを次のように指定してください。
  • 「日?立」
  • 「日*立」
  • 「日」と「立」の近傍条件