3.14.4 ソートの条件
ソートの条件には,検索結果を,指定した関連情報ファイルに登録されているテキストデータでソートするための条件を指定します。
- <この項の構成>
- (1) 形式
- (2) オプション
- (3) 注意事項
- (4) 指定例
(1) 形式
SET(検索結果集合ID),関連情報ファイル名[,{ASC|DESC}]
〔,LIMIT 上限件数〕
(2) オプション
- 検索結果集合ID
- ソートする検索結果集合IDを指定します。
- 関連情報ファイル名
- ソート対象とする関連情報ファイル名を指定します。範囲指定検索を設定している関連情報ファイルを指定してください。
- ASC|DESC
- ソート方法を指定します。指定を省略した場合は,ASCが仮定されます。
- ASC
- 昇順のソート結果を取得する場合に指定します。ソートキーとなるテキストデータが同じ場合は,文書IDの昇順にソートされます。関連情報ファイルにソートキーとなるデータが登録されていない文書IDは,ソート結果の後方に文書IDの昇順に並びます。
- DESC
- 降順のソート結果を取得する場合に指定します。キーとなるテキストデータが同じ場合は,文書IDの降順にソートされます。関連情報ファイルにソートキーとなるデータが登録されていない文書IDは,ソート結果の後方に文書IDの降順に並びます。
- LIMIT 上限件数
- ソート対象となる検索結果集合IDの結果に含まれるヒット件数(ソート対象件数)の上限値を,0以上の整数で指定します。ソート対象件数が上限値を超えている場合はソートを実行しないで,関数はエラーステータス-200001(エラーマクロ名TS2DEL_ERR_IN_SERVER)となります。このときのBibliotheca21 Standardサーバのエラーコードは2082となります。0を指定した場合は,ソート対象件数に関係なく,ソートを実行します。
- 指定を省略した場合は,10,000が仮定されます。
(3) 注意事項
- LIMITに0や大きな値を設定したときにソート対象件数が多かった場合,処理時間が長くなります。
- ソートキーとなるテキストデータは,関連情報ファイルに登録されている各データの,先頭から32文字までです。「付録B 検索に使用できる文字」の表B-1に示す文字以外の文字がある場合は,その文字の直前までがソートキーとして使用されます。データが32文字未満の場合は,登録されているだけのデータでソートします。また,2バイト文字コードも1バイト文字コードもそれぞれ1文字として扱われます。
(4) 指定例
- 検索結果集合ID3の検索結果を,「登録日時」関連情報ファイルで昇順にソートする
SET(3),登録日時,ASC
または
SET(3),登録日時
- 検索結果集合ID5の検索結果を,「登録日時」関連情報ファイルで降順にソートする
SET(5),登録日時,DESC
- 検索結果集合ID10のソート対象件数が1,500件以内の場合,「登録日時」関連情報ファイルで昇順にソートする
SET(10),登録日時,ASC,LIMIT 1500
または
SET(10),登録日時,LIMIT 1500
- 検索結果集合ID15のソート対象件数が何件の場合でも,「登録日時」関連情報ファイルで降順にソートする
SET(15),登録日時,DESC,LIMIT 0