Hitachi

DABroker


1.1.1 マルチスレッドによる高性能な処理を実現

従来のデータベースアクセスを実現するミドルウェアは,アプリケーションからのデータベースアクセス要求をプロセス単位(シングルスレッド)で実行するため,同時に実行するプロセスの増加に伴い,システムリソースの消費が増大し,処理性能を劣化させていました。

DABrokerは,アプリケーションからのデータベースアクセス要求をスレッド単位で実行します(マルチスレッド)。マルチスレッドでは,一つのプロセスで使用するメモリ領域で複数のスレッド用のメモリ領域が確保でき,システムリソースの消費を軽減できます。したがって,従来のシングルスレッドでの実行に比べて,システムリソースの利用効率が向上します。