4.2.4 データベース接続を中断させない運用方法

HTTPSで接続している時に,データベースからデータ抽出を中断した場合,Webシステムの構成などにより,WebクライアントとWebサーバ間で正しく認証が行えずにエラーとなります。その影響で,データ抽出を中断できない場合があります。そのような環境ではデータベース接続を中断させない運用をしてください。

ここでは,HITSENSER5 Webにおけるデータベースアクセスを中断させない運用方法について説明します。

<この項の構成>
(1) データベースアクセスを中断させない設定
(2) データベースアクセスを中断させない設定を有効にする方法

(1) データベースアクセスを中断させない設定

Webサーバ上で次のレジストリキーのエントリ名「UnableRDBFetchCancel」に「True」を設定してください。

HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥HITACHI¥HITSENSER5 Web¥VVRR¥AnalyzerOption

注意
  • エントリ名「UnableRDBFetchCancel」が存在しない場合は,データベースアクセスの中断機能を有効にします。
  • VVRRにはバージョン番号が表示されます。例えば,発行するバージョンが02-80の場合は,「0280」と表示されます。

(2) データベースアクセスを中断させない設定を有効にする方法

設定を有効にするには,次の操作をしてください。

  1. Webサーバのレジストリを変更する
  2. クライアントのブラウザを終了させる
  3. 再度ブラウザでHITSENSER5 Webを起動する

なお,WebサーバのIISは再起動する必要はありません。