3.6.3 その他の設定
HITSENSER5 Webのオプション情報の管理方法やアクセスログの出力先などの設定をします。この設定は,[HITSENSER5 Web環境定義]ダイアログで設定します。[HITSENSER5 Web環境定義]ダイアログは,タスクバーから[スタート]-[プログラム]-[HITSENSER5 Web]-[環境定義]を選択して表示します。
[HITSENSER5 Web環境定義]ダイアログは,[Cosmicubeサーバ],[Cosmicube RPC],[Cosmicubeセッション],[RDBセッション],[RDB最大抽出件数],[オプション情報の管理方法],[アクセスログ出力],及び[RDB抽出タイムアウト]タブの八つのタブで構成されます。以降,それぞれのタブで設定する内容について説明します。
ダイアログ中の表示内容はデフォルト値になっています。ここでは,[オプション情報の管理方法]タブ及び[アクセスログ出力]タブで設定する内容について説明します。各タブの設定は,デフォルト値のままでかまいません。
- <この項の構成>
- (1) オプション情報の設定
- (2) アクセスログの設定
(1) オプション情報の設定
Webクライアントマシン上で,オプション情報をマシン単位で管理するか,又はWindowsユーザ単位(ログインユーザ単位のレジストリ)で管理するかを選択します。デフォルトは「マシン単位に管理」が選択されています。オプション情報とは,[ツール]-[オプション]から開く[オプション]ダイアログで設定する情報のことです。オプション情報は,[HITSENSER5 Web環境定義]ダイアログの[オプション情報の管理方法]タブで設定します。
図3-26 [オプション情報の管理方法]タブ
![[図データ]](figure/zu032100.gif)
- マシン単位に管理
- Windowsシステムフォルダ下のhs5wopt.iniファイルでオプション情報が管理されます。Webクライアントマシンのレジストリで管理されている場合,HITSENSER5 Webを使用する際,レジストリからファイルに自動的に移行して,Windowsシステムフォルダ下にhs5wopt.iniファイルを作成します。
- Windowsユーザ単位に管理
- レジストリ(HKEY_CURRENT_USER¥SOFTWARE¥HITACHI¥HITSENSER5 WebClient¥Analyzer)でオプション情報が管理されます。Webクライアントマシンのファイルで管理されていた場合に,HITSENSER5 Webを使用するときは,ファイルからレジストリに自動的に移行し,hs5wopt.iniファイルは削除されます。
- 注意
- WebクライアントマシンがWindows 2000,Windows Server 2003,及びWindows XPの場合,Windowsユーザの権限の設定により,Windowsシステムフォルダ下のhs5wopt.iniファイルの作成,削除又は,オプション情報の書き込みができないことがあります。作成,削除又は,書き込みができない場合,[ツール] -[オプション]からメニューを操作するとき又は,HITSENSER5 Webを終了するときに毎回エラーダイアログが表示されます。
- このような場合,次のどちらかの設定をしてください。
- Windows 2000又はWindows Server 2003ではPowerUser以上の権限を持っているWindowsユーザで使用します。Windows XPでは,アカウントの種類に「コンピュータの管理者」を指定したWindowsユーザで使用してください。
- Windowsシステムフォルダ(C:¥WINNTなど)に「読み取り」「書き込み」属性で,hs5wopt.iniファイルに「読み取り」「書き込み」「削除」属性でアクセスできるWindowsユーザグループを作成して,そのユーザグループに属するWindowsユーザ上で使用してください。
- マシン単位に管理
- Windowsシステムフォルダ(C:¥WINNTなど)
- Windowsシステムフォルダ下の hs5wopt.ini ファイル(存在する場合)
- Windowsユーザ単位に管理
- Windowsシステムフォルダ下の hs5wopt.ini ファイル(存在する場合)
各Webクライアントで上記の設定ができない場合,「4.2.3 エラーダイアログを非表示にする方法」の設定を行うことで,このエラーダイアログを非表示にできます。
(2) アクセスログの設定
どのユーザがどのデータにアクセスしたのかを示す情報(アクセスログ)について設定します。アクセスログについては,[HITSENSER5 Web環境定義]ダイアログの[アクセスログ出力]タブで設定します。アクセスログについては,「4.6 アクセスログの取得」を参照してください。
図3-27 [アクセスログ出力]タブ
![[図データ]](figure/zu032200.gif)
- アクセスログを出力する
- アクセスログを出力する場合,チェックします。デフォルトでは,チェックされていません。
- 出力先フォルダ
- 「アクセスログを出力する」チェックボックスをチェックすると,アクセスログを出力するフォルダを指定できます。[参照]ボタンで,出力先フォルダを選択できます。「アクセスログを出力する」チェックボックスをチェックした状態で,[出力先フォルダ]を指定しなかった場合,「HITSENSER5 Webのインストール先フォルダ¥trace」が仮定されます。
- [出力先フォルダ]に指定できるフォルダは,HITSENSER5 Web がインストールされているマシン上のフォルダです。ほかのマシンの共有フォルダは指定できません。
- Windows 2000又はWindows Server 2003で,「HITSENSER5 Webのインストール先フォルダ¥ trace」以外にアクセスログを出力する場合,「HITSENSER5 Webのインストール先フォルダ¥ trace」と同じアクセス権を設定してください。