4.4.3 セットアップ

外部ユーザ認証機能を使用する場合,Webサーバ(マネージャ)で環境の設定が必要です。

<この項の構成>
(1) ActiveXコンポーネントのWindowsへの登録
(2) オブジェクト名のレジストリへの登録
(3) 管理情報の格納先の設定

(1) ActiveXコンポーネントのWindowsへの登録

ここでは,Windowsのregsvr32コマンドを使用する場合について説明します。次に示すコマンドを実行して,外部ユーザ認証用のActiveXコンポーネントをWindowsに登録します。

Windowsインストール先フォルダ¥system32¥regsvr32 "ActiveXコンポーネントのファイル名"

regsvr32の使用方法については,Windowsのヘルプを参照してください。

(2) オブジェクト名のレジストリへの登録

ユーザ認証モードとActiveXコンポーネントのオブジェクト名をレジストリに登録した時点で,外部でのユーザ認証ができるようになります。レジストリに登録する項目は,「ユーザ認証モード」と「ActiveXコンポーネントのオブジェクト名」の二つです。

ユーザ認証モードとActiveXコンポーネントのオブジェクト名を,「HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥HITACHI¥HITSENSER5 Web¥

VVRR¥Manager¥UserManage」キーに登録します。

注意
VVRRには,HITSENSER5 Webのバージョン名が表示されます。01-20のバージョンの場合は,「0120」と表示されます。
(a) ユーザ認証モードの登録

次に示す形式でユーザ認証モードを登録します。

書式

OutSideMode=[NONE|IDOUT]

標準値
省略した場合,標準値として「NONE」が仮定されます。
説明
ユーザ認証の方法(ユーザ認証モード)は,「NONE」又は「IDOUT」で指定します。
ユーザ認証モード説明
NONE
(通常モード)
外部ユーザ認証機能を使用しないで,HITSENSER5 Webがユーザ認証をします。
IDOUT
(HITSENSER5 WebユーザID取得,外部ユーザ認証モード)
HITSENSER5 Webのログインダイアログで入力したユーザIDとパスワードで,ユーザ認証メソッドを使用した外部ユーザ認証をします。
(b) ActiveXコンポーネントのオブジェクト名の登録

次に示す形式でユーザ認証用のActiveXコンポーネントのオブジェクト名を登録します。

書式

OutSideLib=[ActiveXコンポーネントのオブジェクト名]

標準値
省略した場合の標準値はありません。
説明
ユーザ認証用のActiveXコンポーネントのオブジェクト名は,「プロジェクト名.オブジェクト名」の形式で指定します。OutSideLibに設定した内容は,OutSideModeが「IDOUT」の場合に有効となります。
(例)
HS5OUMAN.OutUsrMng

(3) 管理情報の格納先の設定

HITSENSER5のマネージャのメインウィンドウの[管理情報]ボタンを選択すると表示される[管理情報設定]ダイアログで,管理情報の格納先を設定します。設定することで,外部ユーザ認証用のActiveXコンポーネントのレジストリ情報を含んだ環境定義ファイル「hs5mng.h5e」が作成されます。

注意
ユーザ認証を外部でする場合でも,分析情報ファイルをHITSENSER5 Webで管理するので,ユーザ及び分析情報ファイル管理情報の格納先は必ず設定してください。