リレーショナルデータベースから抽出したデータを基に作成されるROLAP用のキューブ情報を,ファイルとしてローカル環境に保存しておくことができます。このローカル環境に保存しておくROLAP用のキューブ情報をローカルキューブといいます。ローカルキューブを利用すると,データベースにアクセスしないでROLAPを実施できるようになります。ローカルキューブの利用イメージを次に示します。
図2-25 ローカルキューブの利用イメージ
ローカルキューブを利用して分析を実施する場合,あらかじめ分析対象データからローカルキューブを作成しておきます。作成したローカルキューブを分析対象のデータとして,ビューアを表示します。
なお,ローカルキューブには,分析データベースの更新が反映されません。そのため,最新のデータを参照したい場合は,ローカルキューブのデータを更新する必要があります。
ローカルキューブの利用方法については,オンラインヘルプを参照してください。