2.2.2 分析対象データの構成要素

MOLAPの場合の分析対象となる多次元データベース「Cosmicube」のデータは,分析次元とキー次元を組み合わせて構成されます。ROLAPの場合の分析対象となる分析データベースのデータも,仮想的な多次元データベースであるため,このマニュアルでは,分析次元とキー次元を組み合わせて構成されるものとして説明します。

それでは,分析次元,及びキー次元とは何でしょうか。ここでは,売上高について分析する場合を例に説明します。

売上高について分析する場合,「販売店ごとに分類して比較する」,「商品ごとに分類して比較する」,「販売時期別に分類して比較する」などの切り口が考えられます。この「売上高」のような分析対象が分析次元です。また,「販売店」,「商品」,「販売時期」など,分類のための条件がキー次元です。