2.3.4 元データを表示する -ドリルスルー -

企業などの組織では,日々発生する受発注情報,在庫情報のようなデータをリレーショナルデータベースに格納しています。分析対象データは,このデータベースのデータを集約,抽出して構築します。

HITSENSER5 Webでは,階層表のセルに表示された分析対象データの集約値から,基となった集約前のデータベースのデータを参照できます。これをドリルスルーと言います。

例えば,階層表で分析対象データを分析していて,分析対象データからは分からない集約前のデータや最新のデータが必要となった場合,ドリルスルーを利用できます。

ドリルスルーをするには,あらかじめマネージャで分析対象データの集計値と,その基となったデータベースのデータとの間の関連を定義しておきます。

この関連の定義内容を基にアナライザでデータベースのデータを検索します。検索結果は,その一部を画面に表示して確認したり,CSVファイルに出力して利用したりできます。

なお,データベースの検索に掛かる時間は,検索対象のテーブルの内容や個数に影響される場合があります。

図2-15 ドリルスルー(MOLAPの場合)

[図データ]