MOLAPの場合,接続ユーザ数及び接続期間はCosmicubeの設定に依存するため,Cosmicubeでの設定を確認した後に設定してください。
HITSENSER5 WebがCosmicubeと接続するときの接続ユーザ数及び接続期間の設定は,[HITSENSER5 Web 環境定義]ダイアログの[Cosmicubeセッション]タブで設定します。ここでは,[HITSENSER5 Web 環境定義]ダイアログの[Cosmicubeセッション]タブの表示方法を示し,接続ユーザ数及び接続期間の設定方法について説明します。
図4-6 [HITSENSER5 Web 環境定義]ダイアログの[Cosmicubeセッション]タブ
システムで使用するユーザ数の増減に合わせて,接続ユーザ数を設定する方法について説明します。
HITSENSER5 Webで設定する接続ユーザ数は,[HITSENSER5 Web 環境定義]ダイアログの[Cosmicubeセッション]タブで設定します。HITSENSER5 Webで設定する接続ユーザ数は,Cosmicubeで設定する接続ユーザ数を超えた数を設定できません。Cosmicubeの接続ユーザ数を確認してから,HITSENSER5 Webの接続ユーザ数を変更してください。なお,システムで使用するユーザ数がCosmicubeの接続ユーザ数を超える場合には,Cosmicubeの接続ユーザ数を変更した後で,HITSENSER5 Webの接続ユーザ数を設定してください。
図4-7 [環境定義]ダイアログ
HITSENSER5 WebがCosmicubeと接続する期間は,HITSENSER5 WebがCosmicubeから情報を取得してから,Webブラウザを終了するまでの期間です。
例えば,HITSENSER5 Webで階層表を新規に作成する場合,[ビューアの形態]ダイアログで表示形態を選択したときに,HITSENSER5 Webは必要な情報を取得するためにCosmicubeに接続します。それ以降,Webブラウザを終了するまでCosmicubeと接続しています。
図4-8 Cosmicubeとの接続期間
Cosmicubeに接続している状態で,通信障害やWebブラウザの障害などが発生した場合,システムではそのユーザがCosmicubeに接続している状態として扱われます。そのため,ユーザがCosmicubeに接続していない状態にもかかわらず,接続状態として継続しているため,システムに負荷が掛かります。
HITSENSER5 Webは,Cosmicubeとの接続状態を監視します。接続状態を監視した結果,Cosmicubeと接続していない状態と判断された場合,最後にCosmicubeにアクセスしてからタイムアウト時間が経過した時点で,HITSENSER5 Webが自動的に接続を解除します。
ここでは,HITSENSER5 WebがCosmicubeと接続している状態かどうかを監視する間隔,及びHITSENSER5 Webが自動的に接続を解除する時間の設定について説明します。なお,設定後はIISを再起動してください。
HITSENSER5 Webがユーザの接続状態を監視する間隔を[HITSENSER5 Web 環境定義]ダイアログの[Cosmicubeセッション]タブの「監視間隔」に1~120(単位:分)の範囲で設定します。
最後にCosmicubeにアクセスした時点から接続を解除するまでの時間を[HITSENSER5 Web 環境定義]ダイアログの[Cosmicubeセッション]タブの「タイムアウト時間」に1~120(単位:分)の範囲で設定します。「タイムアウト時間」経過後にHITSENSER5 Webが接続を監視した結果,接続していない状態と判断された場合は,HITSENSER5 Webが自動的に接続を解除します。
HITSENSER5 Webが自動的に接続を解除した場合は,接続を解除されたユーザの接続情報がCosmicubeマネージャクライアントから削除されます。