付録B FAQ


分析対象データベース選択のダイアログで[Cosmicube]タブか[RDB]タブかどちらかだけを表示させるようにしたい

ROLAP機能だけを使用する場合は,インストール時に「ROLAP機能」を選択してください(MOLAP機能だけを使用する場合は「MOLAP機能」を選択)。
なお,[ツール]-[オプション]メニューの分析環境タブで表示される接続先のデフォルト値は変更できません。

ドリルスルー環境定義ファイルをHITSENSER5 Webの「Conf」フォルダにコピーした場合,WebサーバのIISは再起動が必要か

HITSENSER5 Webではログイン時にWebサーバ上のドリルスルー環境定義ファイルの情報を取得します。ドリルスルー環境定義ファイルをHITSENSER5 Webの「Conf」フォルダにコピーした場合,Webブラウザを終了してHITSENSER5 Webを再起動する必要があります。
なお,WebサーバのIISを再起動する必要はありません。

環境定義ファイル(hs5mng.h5e)をHITSENSER5 Webの「Conf」フォルダに格納する契機

HITSENSER5 Professionalのマネージャで構成を変更した場合に必要です。格納後,WebサーバのIISを再起動してください。

頒布ファイルをダウンロードするaspファイル名を間違えた

OSに依存する頒布ファイルがあるので,再度ダウンロードが必要です。
Windows Server 2003,Windows 2000,Windows XP,及びWindows NTの環境でWindows 95,Windows 98,及びWindows Me用の頒布ファイルをダウンロードした場合は,次の手順でファイルを削除し,再度Windows Server 2003,Windows 2000,Windows XP,及びWindows NT用の頒布ファイルをダウンロードしてください。
インターネット一時ファイル中のプログラムファイルの削除
Internet Explorer 5.0以降の場合
  1. Webブラウザのメニューから[ツール]-[インターネットオプション]メニュー-[全般]タブを選択する
  2. インターネット一時ファイルの[設定]をクリックする
  3. 設定ダイアログでインターネット一時ファイルのフォルダの[オブジェクトの表示]を選択する
  4. プログラムファイルの「HS5WRTDL.RTLibDownLoad」を選択し,メニューから[ファイル]-[削除]を選択する
  5. 「HS5WRTDL.RTLibDownLoadは完全に削除されます。削除しますか?」のダイアログが表示されるので,[はい]を選択する
Internet Explorer 4.01の場合
  1. Webブラウザのメニューから[表示]-[インターネットオプション]-[全般]タブを選択する
  2. インターネット一時ファイルの[設定]を選択する
  3. 設定のダイアログでインターネット一時ファイルのフォルダの[オブジェクトの表示]を選択する
  4. プログラムファイルの「HS5WRTDL.RTLibDownLoad」を選択し,メニューから[ファイル]-[削除]を選択する
  5. 「HS5WRTDL.RTLibDownLoadは完全に削除されます。よろしいですか?」のダイアログが表示されるので[はい]を選択する
OSに依存する頒布ファイルの削除
  1. レジストリ登録を削除する
    regsvr32 /U Windowsシステムフォルダ¥system(32)¥atl.dll
  2. エクスプローラで次のファイルを削除する
    Windowsシステムフォルダ¥system(32)¥atl.dll
    Windowsシステムフォルダ¥system(32)¥MSVCRT40.DLL

Windows 95,Windows 98,及びWindows Meの環境でWindows Server 2003,Windows 2000,Windows XP,及びWindows NT用の頒布ファイルをダウンロードした場合,Internet Explorerがエラーメッセージを出力することがあります。この場合,再度Windows 95,Windows 98,及びWindows Me用の頒布ファイルをダウンロードしてください。

ActiveXコントロールがダウンロードされるタイミング

初めてHITSENSER5 Webを使用する際にダウンロードされます。同一バージョンのHITSENSER5 Webを使用する場合,ActiveXコントロールを一度PCにダウンロードしたら,2回目以降はダウンロードされません。
バージョンアップして,新しいバージョンのHITSENSER5 Webを使用する場合は,再度ActiveXコントロールがダウンロードされます。

HITSENSER5 Webをバージョンアップした場合,頒布ファイルのダウンロードは必要か

HITSENSER5 Webをバージョンアップした場合,頒布ファイルをダウンロードする必要があります。新しいバージョンの頒布ファイルは,自動的にダウンロードされます。

「KFHS70004-E WWWサーバと通信中にエラーが発生しました。WWWサーバの動作環境を確認してください。」メッセージが表示され,ログインダイアログが表示されない<Webクライアント>

Webサーバのシステム環境変数「Path」に「インストール先フォルダ¥HITSENSER5 Web¥Program」を設定していないか,設定後にマシンを再起動していないためです。
「3.5.1 システム環境変数の設定」を参照して,システム環境変数を設定してください。設定後は,Webサーバを再起動してください。

「KFHS70004-E WWWサーバと通信中にエラーが発生しました。WWWサーバの動作環境を確認してください。」メッセージが表示され,分析情報ファイルが保存できない<Webクライアント>

WebサーバがWindows Server 2003の場合,IISのメタベースプロパティの値が適切な値に設定されていないためです。IISのメタベースプロパティの設定を確認してください。分析情報ファイルをHITSENSER5の管理情報に保存する場合,AspMaxRequestEntityAllowedプロパティの値を適切な値に変更してください。値の変更方法については,「3.5.5 Windows Server 2003の場合の設定」を参照してください。

「KFHS20028-E 管理情報にアクセスできませんでした。」メッセージが表示され,ログインダイアログが表示されない<Webクライアント>

考えられる原因を次に示します。
  1. HITSENSER5 WebがWebサーバ上で動作するアカウント(USR_コンピュータ名及びIWAM_コンピュータ名)に「Administrator」権限がないためです。
    WebサーバとしてWindows 2000をご使用の場合は,「3.5.4 アクセス権限の追加及び変更」を参照して,権限を追加してください。
  2. 「Webサーバのインストール先フォルダ¥HITSENSER5 Web¥Conf」フォルダに環境定義ファイル(hs5mng.h5e)がないためです。
    「4.3 HITSENSER5での設定」を参照し,環境定義ファイル(hs5mng.h5e)を「インストール先フォルダ¥HITSENSER5 Web¥Conf」フォルダに格納してください。

サーバからの応答を受信しているダイアログが出力し続け,ログインダイアログが表示されない<Webクライアント>

WebサーバのOSがWindows NTで,IISのバージョン4.0でない(IIS3.0以下のバージョンである)ためです。対策を次に示します。
Webサーバ
旧バージョンのIISをアンインストールし,Option Pack4.0(IIS4.0)をインストールしてください。
Webクライアント
Webブラウザを終了し,HITSENSER5 Webを再実行してください。

Internet Explorerで「このページのActiveXコントロールは安全ではありません。」メッセージが出力された<Webクライアント>

「5.1.1 Webブラウザでのセキュリティレベルの設定」を参照し,セキュリティレベルを「中」以下に設定してください。その後,Webブラウザを終了し,HITSENSER5 Webを再実行してください。

メインウィンドウ全体が灰色になる<Webクライアント>

頒布ファイルをダウンロードしていないためです。
「5.1.2 頒布ファイルのダウンロード」を参照し,頒布ファイルをダウンロードしてください。

ブラウザを再起動しても「KFHS20400-E HITSENSER5 Webに再ログインする場合,ブラウザを一度終了してください。」メッセージが表示される<Webクライアント>

Internet Explorer 4.01の場合,「新しいプロセスでブラウズを開始」の設定がチェックされていないとInternet Explorerを起動しても新しいプロセスが生成されず,エクスプローラのプロセスとして起動されるため再ログインできません。
Internet Explorer 4.01のアクティブデスクトップ機能を使用している場合,デフォルトでは「新しいプロセスでブラウズを開始」の設定がチェックされていないので注意が必要です。また,使用していない場合でも設定を変更すると発生します。
Internet Explorer で次の設定をしてください。
  1. ブラウザのメニュー[ツール]-[インターネットオプション]-[詳細設定]タブを選択する
  2. 「新しいプロセスでブラウズを開始」をチェックする
    設定後はWebブラウザを終了し,HITSENSER5 Webを再実行してください。

分析情報ファイルを開くと,「KFHS20052-E 分析情報ファイルの処理中にエラーが発生しました。」メッセージが表示される<Webクライアント>

IISの認証が匿名認証でないためです。対策を次に示します。
「3.5.3 認証方法の設定」を参照して,HITSENSER5 Webの仮想ディレクトリの認証方法を「匿名認証」に設定してください。
設定後は,Webブラウザを終了し,HITSENSER5 Webを再実行してください。

HITSENSER5 Web起動時に「ページが見つかりません」メッセージが表示される<Webクライアント>

WebサーバがWindows Server 2003の場合,IISの「Active Server Pages」を有効にする必要があります。設定方法を次に示します。
  1. タスクバーから[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[管理ツール]-[インターネットインフォメーションサービス (IIS) マネージャ]を選択する
    コンソールツリーが表示されます。
  2. コンソールツリーで,[Webサービス拡張]を選択する
  3. ウィンドウ領域で,「Active Server Pages」が[禁止]に設定されている場合,[許可]を選択する

「KFHS20044-E Cosmicubeへの接続ができませんでした。」メッセージが表示される(MOLAPの場合)<Webクライアント>

HITSENSER5 Webの環境設定で接続先のCosmicubeを設定していないか,又は設定内容が誤っているためです。
「3.6.2 Cosmicubeでの設定(MOLAPの場合)」を参照して接続先のCosmicubeを設定し,IISを再起動してください。設定後は,Webブラウザを終了し,HITSENSER5 Webを再実行してください。

「KFHS20044-E Cosmicubeへの接続ができませんでした。」メッセージが表示される(ROLAPの場合)<Webクライアント>

HITSENSER5 Webインストール時の指定が誤っています。ROLAP機能だけしか使用しないのに,「標準」インストールしているためです。対策を次に示します。
Webサーバ
IISを停止し,HITSENSER5 Webを更新インストールしてください。更新インストールでは,「カスタム」インストールを選択し,「ROLAP機能」をインストールしてください。
Webクライアント
Webブラウザを終了し,HITSENSER5 Webを再実行してください。

MOLAP新規作成時に[分析対象データ選択]ダイアログで[RDB]タブが表示され,分析対象データに何も表示されない<Webクライアント>

HITSENSER5 Webインストール時の指定が誤っています。MOLAP機能だけしか使用しないのに,「標準」インストールしているためです。対策を次に示します。
Webサーバ
IISを停止し,HITSENSER5 Webを更新インストールしてください。更新インストールでは,「カスタム」インストールを選択し,「MOLAP機能」をインストールしてください。
Webクライアント
Webブラウザを終了し,HITSENSER5 Webを再実行してください。

「KFHS60001-E WWWサーバと通信中にエラーが発生しました。要因:仮想ディレクトリが見つかりません。HITSENSER5 Webのエイリアスが作成されているかWWWサーバの管理者に確認してください HTTPリターンコード:404」メッセージが表示された<Webクライアント>

HITSENSER5 Webの仮想ディレクトリに対して実行権限を追加する必要があります。また,WebサーバがWindows Server 2003の場合,「ISAPI拡張機能」を有効にする必要があります。操作方法を次に示します。
Webサーバ
Windows 2000の場合
  1. タスクバーから[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[管理ツール]-[インターネットサービスマネージャ]を選択する
  2. コンソールツリーからHITSENSER5 Webの仮想ディレクトリを選択する
  3. マウスを右クリックして,プロパティを選択する
  4. 実行アクセス権でスクリプト及び実行可能ファイルを選択する
Windows NTの場合
  1. タスクバーから[スタート]-[プログラム]-[Windows NT4.0 OptionPack]-[Microsoft Internet Information Server]-[インターネットサービスマネージャ]を選択する
  2. コンソールツリーからHITSENSER5 Webの仮想ディレクトリを選択する
  3. マウスを右クリックして,プロパティを選択する
  4. アクセス権で実行(スクリプトを含む)をチェックする
Windows Server 2003の場合
  1. タスクバーから[スタート]-[設定]-[コントロールパネル]-[管理ツール]-[インターネットインフォメーションサービス (IIS) マネージャ]を選択する
    コンソールツリーが表示されます。
  2. コンソールツリーからHITSENSER5 Webの仮想ディレクトリを選択する
  3. マウスを右クリックして,プロパティを選択する
  4. 実行アクセス権でスクリプト及び実行可能ファイルを選択する
「ISAPI拡張機能」を有効にする方法については,「3.5.5 Windows Server 2003の場合の設定」を参照してください。
Webクライアント
Webブラウザを終了し,HITSENSER5 Webを再実行してください。

分析情報ファイルを開くときに「KFHS70001-E サーバからデータを取得する処理中にエラーが発生しました。要因:送受信データの内容が不整合です。対処:WWWサーバの動作環境を確認してください。」メッセージに続いて「KFHS20051-E 分析情報ファイルの読み込みでエラーが発生しました。(-101:WWWサーバ通信エラーが発生しました。キャンセルされました。)」メッセージが表示され,分析情報ファイルが開けない<Webクライアント>

WebサーバがWindows Server 2003の場合,IISのメタベースプロパティの値が適切な値に設定されていないためです。IISのメタベースプロパティの設定を確認してください。HITSENSER5の管理情報で管理している分析情報ファイルを開く場合,AspBufferingLimitプロパティの値を適切な値に変更してください。

イベントログに「KFHS80001-E ユーザ・ファイル管理でエラーが発生しました。」メッセージが表示され,ログインダイアログが表示されない<Webサーバ>

考えられる原因を次に示します。
  1. HITSENSER5 WebがWebサーバ上で動作するアカウント(USR_コンピュータ名及びIWAM_コンピュータ名)にAdministrator権限がないためです。
    WebサーバとしてWindows 2000をご使用の場合は,「3.5.4 アクセス権限の追加及び変更」を参照して,権限を追加してください。
  2. 「Webサーバのインストール先フォルダ¥HITSENSER5 Web¥Conf」フォルダに環境定義ファイル(hs5mng.h5e)がないためです。
    「4.3 HITSENSER5での設定」を参照し,環境定義ファイル(hs5mng.h5e)を「HITSENSER5 Webインストール先フォルダ¥HITSENSER5 Web¥Conf」フォルダに格納してください。