トレース情報の取得モードには,通常トレースと拡張トレースの二つがあります。拡張トレースモードで障害状態を再現することで,詳細なトレース情報がトレースファイルに記録されます。
「HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥HITACHI¥HITSENSER5 Web¥VVRR¥Common」
次に,トレース取得モードの変更方法を説明します。
Webサーバの場合,トレースファイルは次のフォルダに出力されます。
(HITSENSER5 Webインストール先フォルダ)¥Trace
Webサーバ上で障害が発生した場合,システムの環境が正しくないために起こる障害について,トレース情報を出力します。これによって,障害の内容によっては管理者が問題を解決できるようになります。
トレースファイルに記録された障害情報の取得方法を説明します。
hs5wtrce△/E△>△(既存フォルダ)¥出力ファイル名 |
操作3で指定した名称でトレースファイルが作成されて,トレース情報が記録されます。
トレースファイルは,Webサーバ上で出力します。出力形式は次のとおりです。
Edit Trace File:C:¥Program Files¥HITACHI¥HITSENSER5 web¥Trace¥hs5wser.dat |
出力するエラー情報の種類は次のとおりです。
項番 | エラー情報分類 | 出力例 |
---|---|---|
1 | HITSENSER5管理情報(分析情報ファイル,ユーザ管理情報)アクセス時のエラー情報 | HITSENSER5管理情報(ユーザ管理情報)アクセス時のエラー 22:30:31.172 3928 3556 hs5wsasp:Usman_Execute:Authenticate Code = 10004:Number = 10700 Description = ODBCドライバでデータベースにアクセス中にエラーが発生しました。 |
HITSENSER5管理情報(分析情報ファイル)アクセス時のエラー 22:37:58.205 3776 1592 modHS5RFileFunc:AddFileInfoRDB:Code = 10004:Number = 10700 Description = ODBCドライバでデータベースにアクセス中にエラーが発生しました。 | ||
2 | DABrokerインタフェースでのエラー情報 | DABrokerインタフェースでのエラー情報(ROLAP管理情報アクセス時) 10:38:43.620 3540 3200 Detail = 100,2005,10061 DABrokerとの接続に失敗しました。 |
DABrokerインタフェースでのエラー情報(RDBデータ抽出時) 18:24:46.683 760 3600 [ERR]DABrokerとの接続に失敗しました。関数名:dbpSvInitialize error ActiveDB = 16777472 rc = -1009 Detail = 10061 | ||
3 | HITSENSER5 Web起動時のエラー情報 | HITSENSER5 Web 起動時のエラー情報 20:41:58:997 1372 3532 hs5wsasp:Usman_Execute:GetUserMnEnv(Manager:レジストリキーの作成に失敗しました。実行に必要なアクセス権がありません。) |