付録B ユーザ外字変換ファイル
ここではユーザ外字変換ファイルの作成方法について説明します。
ユーザ外字変換ファイルは,DBPARTNER ODBC 3.0 Driverのインストールされたマシン(クライアント)で作成された外字と,DBMS(サーバ)で作成された外字の対応付けを指定します。外字コードを変換するときは,次に示すテキスト形式のファイル(~.txt)を作成します。
- <この節の構成>
- (1) 形式
- (2) 規則
- (3) ユーザ外字変換ファイルの記述例
- (4) 注意
(1) 形式
![[図データ]](figure/zu0b0100.gif)
(2) 規則
- 行の先頭に半角スペースを入れないでください。
- クライアントPC側外字コード,サーバ側外字コードとも,16進数表記で指定してください。16進数を示す先頭の「0x」は付けないでください。
(例)「0xF040」は「F040」と記述してください。
- コードに小文字は使えません。
(例)「0xf040」は「F040」と記述してください。
- 使える文字は,半角英数字と半角スペースです。使える文字数を次に示します。
サーバがEUCコードの場合:4文字又は6文字(例:F040,8FA1A1)
サーバがシフトJISコードの場合:4文字(例:F040)
- 指定できる外字コードの範囲を次に示します。範囲については,サーバのOSがサポートする外字コードの範囲を確認してください。
クライアントPCの文字コード:F040~F9FC(ただし,外字エディタで使える範囲に限ります)
サーバの文字コード:任意(指定が妥当かどうかは,チェックされません)
- 「=」の前後に半角スペースを記述できます。
- 1行に複数のコードを記述できます。複数のコードを記述するときは,「,」で区切ってください。
- 改行は区切りを示す「,」の直後でだけできます。
- 同じ変換前直後コードを複数回定義したときは,最後に定義したコードが有効になります。
- 「#」から改行するまでは,コメント行とみなされます。コメント行も,行の先頭に半角スペースを入れないでください。
(3) ユーザ外字変換ファイルの記述例
![[図データ]](figure/zu0b0200.gif)
(4) 注意
- ユーザ外字変換ファイルに指定したコード範囲が妥当かどうかは,チェックされません。また,変換する外字として使える文字コードの範囲は,サーバ側のシステムに依存します。ユーザ外字変換ファイルに文字コードを指定するときは,サーバ側のシステムのOSやDBMSのマニュアルを参照して,サポートする文字コードの範囲を事前に確認してください。
- ユーザ外字変換ファイルは,サーバ側のシステムとの接続を開始するときに読み込まれます。このため,ユーザ外字変換ファイルの内容を変更したときは,サーバ側のシステムをいったん切断してから,再び接続してください。