2.2.1 [DBPARTNER ODBC 3.0 Driver セットアップ]ダイアログボックス

[DBPARTNER ODBC 3.0 Driver セットアップ]ダイアログボックスで設定する項目の詳細について説明します。

<この項の構成>
(1) [一般]タブ
(2) [データベース]タブ
(3) [オプション]タブ

(1) [一般]タブ

[一般]タブでは,データソースの接続に関する情報を指定します。

[図データ]

(2) [データベース]タブ

[データベース]タブでは,接続するデータベースに関する情報を指定します。

[図データ]

(凡例)
-:不活性となり,入力できません。
注※1
データベースが一つでPCサーバにHiRDBのポート番号が設定してあるときは指定しなくても接続できます。省略すると,PDNAMEPORTの値が仮定されます。
注※2
接続文字列を指定します。データベースが一つの場合は省略できます。省略すると,ORACLE_SIDの値が仮定されます。

(3) [オプション]タブ

[オプション]タブでは,データソースのオプションを設定します。

[図データ]

送受信領域サイズは,取り扱うデータが長大データの場合以外,変更しないことをお勧めします。
  • DBPARTNER ODBC 3.0 Driverでは,指定されたサイズの送受信領域を使用するSQLステートメントごとに送信用,受信用それぞれ一つずつ確保します(1ステートメントサイズごとに指定サイズのメモリを使用)。そのため,使用するマシンの性能を考慮し,適正な値を指定する必要があります。
  • DBPARTNER ODBC 3.0 Driverでは,指定されたサイズの受信領域に格納できる行数分の結果データをサーバから一度に受け取り,処理を行います。そのため受信領域サイズを大きくすると一度に取得できるデータ数は多くなり,通信の発生頻度は減少します。しかし,受信領域サイズの指定が大き過ぎると,メモリエラーの発生及びメモリの圧迫による性能劣化のおそれがあります。また,1回のデータ通信量の増大によって,バッファ境界でのフェッチ性能の劣化を招くおそれもあります(ただし,結果的に通信オーバーヘッドは変わりません)。したがって,この項目を指定する場合は,上限1024キロバイト(1メガバイト)程度までに抑えて,使用するマシン性能などを考慮し,適正な値に設定する必要があります。受信領域サイズ指定の目安を次に示します。

    [図データ]